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竹内大輔の写真日記(~2009)
ピアニスト竹内大輔の、2009年までの日々を綴った日記です。
好きなCD紹介 2.
 久しぶりにこのコーナーをやります…“好きなCD紹介”(約1ヶ月振り)。

 今回紹介するのは、前回、自分の好きなピアニストの第4位(順位なんかどうでも良いんですけど…)に挙げたミシェル・ペトルチアーニという人のアルバム、『Solo Live』です。

   紫色でまとめているのが面白いです   8割方オリジナル曲で占められています

 タイトル通り、最初から最後まで完全な1人での演奏です。日にちは1997年2月27日、ドイツのフランクフルトでのライブだそうです。
 ミシェル・ペトルチアーニという人は、写真を見てもお分かりのように、身長が1メートル程度しかありません。先天性骨疾患という病気のため、身長がそれ以上伸びなかったのです。また、ちょっとした衝撃から骨折してしまうことから、歩行も困難な状態でした(幸いにも、腕から手にかけては大丈夫だったのです…まさにピアノをやるために生まれてきたのではないかと思ってしまいます…)。
 この人は生まれのフランスだけではなく、全世界で人気のピアニストでした。ハンディキャップを背負ったピアニストだから…と考えがちですが、全くそうではありません。確かに身体は小さく、ハンディは背負っていたかもしれませんが、もし写真を見ないで彼のCDを聴いたら誰もそうとは思わないでしょう。むしろ身体のイメージは大きく、巨人のような人が弾いてるんじゃないか?と思うのではないでしょうか。

   ピアノのペダルも彼仕様です

 このCDではカバー曲が3曲(うち1曲はメドレー中に使用)で、他は彼のオリジナル曲となっていますが、すべてが格好良く、豪快であり、そしてロマンチックであり、時にはリリカルであり、さらには痛快さもあり…。1人でこれだけ多彩な表現のできるピアニストという事に、以前に紹介したチック・コリアとはまた違った意味で、すごいと感じざるをえません。
 ペトルチアーニはまた、色々な編成でやるのも特徴で、ソロはもちろん、エディー・ルイスというオルガン奏者とのデュオ、ステファン・グラッペリというバイオリン奏者とのデュオ、ホーンも交えたセクステット(6人編成)での演奏、そしてピアノトリオ…等、なかなか顔ぶれもバラエティーに富んでいて面白いのですが、やはり彼の究極はソロ演奏にあるのではないかと思います。ピアノの端から端まで使い切るように鳴らし、1人だけで作り出すリズムやメロディーには彼の世界観がたっぷり!もはや、酔いしれるしかないですね。
 彼のソロライブにはもう1つ、『Au Theatre Des Champs-Elysees』というお勧めのアルバムがあって(フランス語です…邦題は“シャンゼリゼ劇場のミシェル・ペトルチアーニ”)、今回どちらを紹介しようか迷ったものですが、個人的には『Solo Live』の方が好きなので、これはまた違う機会にでも紹介することにしましょう(笑)。

 ペトルチアーニは、若い頃から体質上「寿命は20歳程度まで」と言われていた身でした。実際はそれよりはるかに長く活躍していましたが、ニューヨークで急性肺炎を起こし、1999年1月6日、36歳で亡くなりました。
 実は彼はこの1ヵ月後ぐらいに日本に来日することが決まっており、自分もそのライブに行くつもりでしたが、突然の悲報…。とてもショックを受けた事を覚えています。

 「朝起きると生きてるという事を実感し、呼吸をすることを楽しむ」

 生前にペトルチアーニがインタビューで述べてた言葉です。確かに、彼のピアノのメッセージには“生きることの喜び”というのがあったような気もしてなりません。

テーマ:音楽 - ジャンル:日記

好きなCD紹介 1.
 たまにはミュージシャンらしいことでもしようと思い、自分の好きなCDを紹介するコーナー?を設けました。やはり自分は根っからのピアノ好きなので、好きなCDもピアノ物が多くなってしまうのですが、これは仕方ない。勘弁して見てください。

 さて、自分の好きなピアニストを順に挙げろといわれれば、自分は…

1、オスカー・ピーターソン
2、チック・コリア
3、ハービー・ハンコック
4、ミシェル・ペトルチアーニ

 …となります。全員ジャズミュージシャンと言われている人です。なぜ4番目まで記したかというと、これ以上とこれ以下では明確な差が自分にとってはあるからです。音楽をやってないとあまり聞かない名前かもしれませんが、とにかく自分の中でこの4人は特別です。
 さて、その中で今回は2位に挙げた、チック・コリアという人の初のリーダーアルバム、『Now He Sings,Now He Sobs』というアルバムを紹介します。

   今聴いても新鮮ってすごい   参考にして下さい


 これは1968年の3月に録音されたものですが、今なお聴いてもその斬新さが素晴らしい作品だと思います。自分がこのCDを初めて聴いたのは大学2年生の頃。当時は“斬新なフレーズ!”というよりは、とにかくピアノの響きが印象的で、生き生きとしていて躍動感があり、しかも鮮明な音だったことに聴き惚れました。ここまで表現力の幅が広いピアニストには、今まで出会ったことがありませんでした。
 特に1曲目の“Matrix”という曲なのですが、これが12小節のFブルースだとわかる事自体が発見という感じです。最初は自由奔放で、何を弾いているかわからないという印象だったのですが、しだいに斬新なフレーズの集まりということがわかり、またそれを1個1個とっても衝撃的で、今でも強いインスピレーションを受けます。
 チック・コリアには“Spain”という有名なオリジナル曲があります。今回紹介したCDはそれが作られる前の作品なので、この曲は入ってませんが、Spain とは違ったチック・コリアの世界がそこにはあり、自分はこちらの方が好きです。
 というか、チック・コリアは数々のアルバムを出していますが、世の中の批評では、この第1作以上の作品はまだ登場していないと言われています。確かにそうなのかもしれませんが、これは人それぞれなので難しいところです。批評とは、ただ単に“好きだから”というわけにはいかないですからね…。
 まあ難しい話しは抜きにして、これは普通にお勧めできるCDだと思います。

テーマ:音楽 - ジャンル:日記



プロフィール

竹内

Author:竹内
1980年1月29日生まれのO型。
3歳からクラシックピアノを始め、
高校ではジャズに目覚め、大学では
バンドも経験する。現在は関東を
中心に、ライブハウスやホテルの
ラウンジ、レストラン等で演奏を
行っている。また、写真好きが興じて
簡単な写真撮影の仕事もしている。
…そんな29歳です。



次回のリーダーライブ

2010年2月7日(日)
外苑前 Z・imagine
Open…18:00~(予定)、
1st.…18:30~、2nd.…20:00~、
Charge…2700円(ドリンク別)
(Pf)竹内大輔
(B)池田暢夫
(Ds)佐々木俊之



竹内大輔トリオCD発売中(試聴可)!

   cd-pictures-mini.jpg
       Pictures

     ☆試聴はこちら



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