竹内大輔の写真日記(~2009)
ピアニスト竹内大輔の、2009年までの日々を綴った日記です。
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さばいばる伊藤、中部・関西ツアー(2009.5.2~5.5)
 5月のゴールデンウイークの過ごし方…。それはここ数年、ボーカル・ギターのさばいばる伊藤さんのツアーに回ると決まっています。メンバーは自分と伊藤さんと、もちろん、もう1人は伊藤さんの息子であるジャンベの樹明です。樹明も今年でついに中学3年生となり(受験生です!)、さすがに学校を休んでのツアーは行かせるわけにはいきません。つまりゴールデンウイークというのは、伊藤さんにとって貴重なツアー可能期間というわけで、よりまとまった演奏を追求できるチャンスでもあるという事です。
 今回のライブは4日間(もちろん毎日)で、また色々と大きなものを得られました。これは自分だけではなく、皆そう思った事でしょう。それでは順に日程を追って見ていきたいと思います!

   5月2日(1日目)
 今回は中部・関西を回るという事で、もちろん車での移動となっていたのですが、ここで前から問題視されていたのが、高速道路における“渋滞”でした…。この日はゴールデンウイークのピーク時でもあり、折りしも土休日の高速料金はETC限定で割引(基本的に1000円!)されるという事で、いつも以上に車が混んでいる、又は意外な所で混む事が予想出来たのです。初日は長野県の飯田という所でのライブで、自分達のいる関東からは中央自動車道で向かうのですが、渋滞の名所である小仏トンネル付近(左下写真参照)はもちろん、意外にも甲府の先で14kmの渋滞…という洗礼に合ってしまいました…。

   ここは渋滞の名所です…中央道の小仏トンネル付近にて   中央道から八ヶ岳を臨みます

 また、これは自分達はそんなに影響は受けなかったのですが、現在は長野市の善光寺の御開帳期間にあたるようで、名古屋方面から来る上り線が、岡谷ジャンクションを先頭に10km以上も渋滞しているという光景を見かけてしまいました、本当に今回は気が抜けないツアーになりそうだと確信したものです。
 とりあえずこの日、自分達は10:00前に伊藤さん宅の最寄駅前に集合し、そのまま車で移動…、なんとか予定の14:00には目的地に着く事が出来ました。…後から考えれば、これは昨年の同じ区間の移動時間と殆ど変わっていなかったので〔さばいばる伊藤、中部・関西ツアー (2008.5.1~5.6)参照〕、実はETC割引の効果による渋滞は思ったほど影響は無かったわけなのですが(笑)、途中の道路の混雑状況(特に反対車線)は、そうは思えない自分達を構築するに十分な光景を展開してくれていたように思いました。さあ、とりあえずは今回1発目のライブ会場、飯田 Space Tama に到着です!

 このお店は昨年の同じ時期に初めて伺わさせて貰って、今回で2回目の訪問となります。着いて早々昼ご飯を戴けまして(!)、その後に長めのリハーサル、そしてリハ後には昨年同様、少しまったりとした時間を過ごしたのですが、こういった自然の中に身を置くという時間は最高で、良い気分転換にもなっていたと思います。そして午後19:00を回り、ライブの時間がやってきました。

   腹ごしらえは重要なイベントです(笑)   こちらはリハ後の腹ごしらえ…爽快感満点です♪

 昨年にも言った通り、このお店は市街地の中にあるのではなく、少し山を登ったような場所に位置しています。なので、本当に人が集まるのかどうか、最初は結構心配になったりもするのですが、それでもライブの時間が近付いてくると、どこからともなく車が集まってきて、そのままお客さんがゾロゾロとお店に入っていくのですから驚きです。恐らく、事前にお店から相当な宣伝が行っているのかと思いますが、本当に感謝したいところでもありますね。自分達もこれに応えなければならないのは言うまでもありません!
 さて、昨年同様オープニング・アクトの方々もいまして、それは“きよし&こういち”というユニット名だったのですが、地元の方らしい、和やかな曲をやっていました。こちらの方からも自分達は歓迎を受けていて、これは演奏にも気合いが入るというものでした。ここは音響設備も完璧なので、照明やスモーク(!)まで付いているので、より迫力のあるステージがお届けできる事でしょう。

   ここは本当に照明が綺麗です   やはり親子だなぁ…と思う瞬間(笑)

 早速、今回は樹明のジャンベ・ソロからスタートしました。これは恒例のやり方でもあるのですが、ステージ設備が整っている分、より耳を傾けてしまいます。いつもより長めに叩いていた感じもありますが、こういった環境なら無理もないでしょう(笑)。お客さんも、昨年に比べると随分と足を運んでくれた方が多いようで、盛り上がる事必至な気もしました。…そして自分のキーボードも加わり、伊藤さんのギターも入って、3人全体での演奏が幕開けとなったのです。
 今回は1時間強ぐらいの、少し長めのステージを予定していました。ゆえに、選曲・曲順に関しては色々と緩急を付けてみたり、いきなり伊藤さんがカバー曲をやり始める等(これは予定外でしたが…笑)、お客さんを飽きさせないような工夫が随所に見られたのも何だか目新しかったです。そして、幾つか新曲も用意していたので、本当に盛り沢山のライブとなりました。
 出ている音にしても、本当にそれぞれの輪郭がはっきりと聴こえるので演奏がとてもしやすく、それは自分の出す音にも(良い方向に)影響が出ていたと思います。ツアー初日のライブというと、大体はまず、その場の雰囲気に慣れるまでの時間が結構掛かったりするものなのですが、今回はそんな事は無く、リラックスなムードと真剣さが溢れる時間が、良い具合にミックスされている感じでした。曲間のソロ回しにしても、それぞれが攻めに徹している部分もあり、凄く良いライブだったと思います。
 アンコールも起こり、そんなこんなで演奏した曲というのは全部で12~13曲ぐらいだったでしょうか。気付いたらライブを始めてから1時間半も経っていました…(笑)。これにはビックリでしたが、意外にもそんなに長く演奏していたという実感は湧きませんでした。やはり勢いのあるライブをやると、時間なんて忘れてしまうのでしょうね。何だかツアー初日にして、もうベストを尽くせたような、そんな感じもあったのですが(笑)、もちろんツアーはまだまだ続きます。体力を温存して、次に繋げられるように出来ればと思いました。

   なかなか暴れてくれました!   ライブ後にも腹ごしらえ(笑)!

 そして、結局夜ご飯もここで戴いていったのですが(昨年同様、今夜はここに泊らせて貰っています)、その時の伊藤さんはというと、とあるお客さん方の前でギター1本を持って、「何を歌いましょうか」…みたいになっているではありませんか(笑)。これは、いわゆる“流しギター”というやつですね。歌謡曲を中心に何曲か歌っていたようですが、これにもまたお客さんに喜んで頂けたようで…。飯田の夜は長くなりそうでした(笑)。良い初日を迎えられたと思います♪

   5月3日(2日目)
 朝9:00頃起きると、今度は朝ご飯が用意されていました。最後まで至れり尽くせりだと思ってしまいますが、本当にツアーをやる者にとっては有難い事でもあります。結局、昨日から今朝まで、3回も食事を戴いてしまった事になるわけですが、これからも良い関係を作っていきたいお店だと思いました。そして10:00過ぎには、次の目的地に向け出発を開始しました。

   ハナミズキを見て、飯田を後にします   朝食も!…真ん中の子は、ここのオーナーの子です!

 次の目的地は、一気に大阪です。しかし、飯田という場所は中央自動車道が通っている所なので、道順的にはそんなに大変ではありません。ただ今回は、伊藤さんのお姉さんが住んでいる三重県の四日市、伊藤さんの友人が住む大阪府の八尾(今夜はここに泊らせて頂きます)に寄りながら行ったので、少しのんびりとした足取りで向かっていった感じでした。
 飯田は、それこそ山の中という雰囲気の場所ですが、そこを抜け、名古屋、三重、奈良と通過していき、大阪が見えてくるとやはり、大都市という喧騒に突入していく…という感じはありましたね。この日演奏するお店の入り時間は18:00でしたが、今日の午前中には、あんなに自然の中に包まれていたのに…と思うと、日本の広さを痛感してしまいます。また、それだけ日本という国は、各地域の風土色が強いという事なんでしょうね…。こうしてツアーをやっていくと、普段では感じられないような事も思い起こさせてくれるので、そこが醍醐味でもあるように自分では思います。

   伊勢湾岸自動車道からナガシマスパーランドを望みます   最近、馴染みになってきた桃谷 Anie(笑)

 …さて、この日のお店は桃谷の Anie です。ここは大阪という場所にありながら、自分達にとっては昨年の12月〔さばいばる伊藤、中部・関西ツアー (2008.12.27~12.30)参照〕以来の訪問と、たっの5ヶ月振りの場所でもあるので、もうお馴染みと言っても良いお店かもしれません。お店のママとも挨拶を交わし、今回の対バン相手であるちあきさんとも既に3回目くらいの顔合わせです。自分の地元である東京からこんなにも離れた場所で、こうした知り合い同士のコミュニティに入れるというのは、何だかホッとしますよね…。ここ Anie も、そんな場所の1つというわけなのでしょう。今夜も良いライブを期待したいところです。

   ジャンベの皮を張る作業中の樹明   ここでも食事を戴いています(笑)

 そんな中、樹明は、自分のジャンベの音に不満を覚えていました。リハーサル中からそうだったのですが、どうも高音の抜けが悪くなっているようで、これはもしかしたら湿気にも関係があるのかもしれません。早速ジャンベの紐をきつく結び直し(これがまた、相当の力を必要とするのですが…)、なんとか満足のいく音色にまで修正する事が出来ました。樹明は、最近特に自分の音に拘りを見せ、やはり耳も確かなものになってきたのだと感心させられます。高音の抜けが元に戻ったジャンベを、「全然違くなった!」と嬉しそうに叩く様は、もうミュージシャンその物の表情でした。微笑ましい出来事でもあります(笑)。

 そして、ちょっと時間を押して始まった Anie ライブ…。1番手のちあきさんは、今回はコンガ奏者の方と一緒に出演をしており、また前回とは違った雰囲気で演奏をしていました。曲はオリジナルあり、そしてスタンダードを自分なりにアレンジした曲ありで、なかなか盛り沢山です。その歌声は艶っぽく、また歌謡曲とも違います。今回はコンガも入っているので、よりオリジナリティが垣間見えるようでした。

   ここでは何回も対バンしている、ちあきさん   音量に制限がありながらも、やり切りました!

 そして自分達です。このお店は実は、音量的に若干制限があるお店なのですが(付近は住宅街ですしね…)、そこは大人の自分達にかかれば大した問題ではありません(笑)。さすがに前日のライブのようにはいきませんでしたが、お店はお店なりに“合った”ライブというのがある筈です。その辺りは意識して演奏したつもりです。
 また、振り返ってみると、今日の出演者的には『コンガVSジャンベ』…的な見方も出来たように思います。要するに、“歌+民族打楽器”という事ですね。もちろん、似て非なる楽器なので、編成のポジション的には全然異なるとは思うのですが、お互いに興味津々だったのが見ていて面白かったです。そして、全体的な雰囲気で見れば、“VS”というより“共存”で、それこそが対バンの真髄でもありましょう!…今回のライブは綺麗にまとめたところがあり、飯田とは違った意味で良いライブだったように思いました。このまま次の日にも繋げていきたいですね!

 この日は、色々と懐かしい方にも出会えて、なかなか印象深い1日にもなったと思います…。ライブを終えると、そのまま前述した八尾の友人宅まで戻って就寝の準備をするまでなのですが、眠りにつくまで、何故か今までのツアーの事を沢山思い浮かべてしまい、何だか1人で楽しい時間を過ごしてしまいました(笑)。変なタイミングではありましたが、こういった時間も、時には人を穏やかにさせてくれますね。さあ、明日は京都でのライブです!

   5月4日(3日目)
 この日の演奏場所は京都は嵐山の音やで、ここも昨年の12月以来になるお馴染みの場所なのですが、とりあえずの入り時間は16:00に設定されていました。しかし、大阪から京都は車で1時間程の距離にあり、午前中には泊まらせて貰った場所から離れなければならなかったので、幾らかの余分な時間が生まれてしまいます。
 これは、、、自分の時間を作るしかありません!…と、つまりは自分は鉄道に乗りに行くわけですが(笑)、最近の大阪の鉄道は新線が目白押しという関係もあって、これらの路線を一通り乗ってみる事にしました。午前中にはスーパー銭湯に寄った事もあって、11:30ぐらいの遅めの出発になってしまいましたが、やはり自分の時間という有難味は感じられましたね。順に見ていく事に致しましょう…。

   新しい駅という感じがしますね   車両はJR関西線でも使われている103系でした

 まずはJR西日本の、おおさか東(ひがし)線です。これは、JR片町線(学研都市線)の貨物支線である城東貨物線というのを改良して誕生した路線で、現在は放出(はなてん)駅~久宝寺駅間を結んでいます。いずれは北側に延びて新大阪駅まで達する予定で、大阪外郭環状線としての役割も果たすのだそうです。
 2008年の3月15日に現在の旅客線が開業したので駅設備はさすがに新しく、完璧な新駅には喫煙コーナーが無かったり、ホームには柵が設けてある等、付近の鉄道路線とは完全に異なった新しい雰囲気がそこにはありました。反面、使用車両はJR関西本線(大和路線)で使われている103系と201系のみで(朝夕には、223系を使った“直通快速”という列車も走ります)、リニューアルはされているものの、新型車両!…という感じはありませんでした。
 路線は大部分が高架で、途中で放射状に延びてきている路線(近鉄等)と幾つか連絡できる等、新線らしい雰囲気は出ていたのですが、車両が車両だけに、ただ1つのJRの路線に乗っている…という感じもしなくはありませんでした(笑)。まだ1時間に4本ぐらいの運転と、本数もそんなに多くはない路線ですが、正にこれからの路線でしょうね!

   JR片町線との接続駅、放出にて…   こちらはJR関西線との接続駅、久宝寺駅にて…おおさか東線には、写真右の201系も使われています

 次に乗るのは、阪神電鉄の阪神なんば線です(“なんば線”ではなく、“阪神なんば線”が正式名称です)。これは2009年3月20日に西九条駅~大阪難波(旧近鉄難波)駅が開通して、既存の尼崎駅~西九条駅間の西大阪線を含めて、尼崎駅~大阪難波駅間として列車を走らせたもので、本当に新しい路線でもあります。
 この路線は、尼崎駅~大阪難波駅間こそ10km程度の路線でもありますが、これを介して、近鉄奈良線と阪神本線が直通運転を始めたのが特筆すべき所だと言えます。開通当初から“快速急行”が走り始め、それは阪神の三宮から近鉄の奈良までを結んでいるのです。従来、この区間はどうしても乗り換えが必要になった場所同士でしたが、阪神なんば線の開通により、直通で結ばれる事になったのです。阪神なんば線のダイヤは、近鉄奈良線のダイヤとほぼ一体化しており、車両の企画は結構違うものの(近鉄は20m4扉車、阪神は18m3扉車…)、直通はスムーズに行われているようです。
 実は、この路線は以前〔旅日記 29.(高野山、奈良編…2009.4.13~4.14)参照〕にも乗った事があるのですが、当日の天候等、色々とレポートにならない理由がありまして(笑)、今回改めての乗車となったものです。おおさか東線から乗り継いで、起点は近鉄の鶴橋駅にしました。

   近鉄の鶴橋駅で、阪神電鉄の車両が見れるのは新鮮!   とてもモダンな駅です…阪神なんば線ドーム前駅にて

 鶴橋駅は、JR大阪環状線とも乗り換えが出来る、近鉄の大阪側の玄関口駅ですが、ここで阪神の車両が見られるというのは新鮮でした。名古屋行きの近鉄特急アーバンライナー〔やらまいかミュージック・フェスティバル in Hamamatsu参照〕や、三重県の賢島行きの特急など、元々沢山の顔触れが見られる駅でもありましたが、今回更に新しい顔触れが加わった形になりました。左上の写真は阪神車両だけの写真ですが、粘れば近鉄車両と並走している写真も撮る事が出来ると思います。なかなか夢が広がる話しでもありますね(笑)。
 ここから西側へ向かう為に地下へと潜っていき、大阪難波駅を過ぎて、新線区間を通りつつ、西九条駅の手前側で地上に出ます。そして、休日の快速急行は、ここから尼崎駅までノンストップなので、後はひたすら快走!…という感じです。自分は、阪神なんば線の開通以前の尼崎駅~西九条駅間は乗った事が無かった為、その変化を体感する事は出来なかったのですが、以前は4両編成の普通列車が線内を往復運転していたに過ぎなかったので(それよりもっと以前には三宮から直通の“西大阪特急”という列車もありましたが)、今回の開通では、それこそ大変化だったでしょう。今では日中は6両編成の電車が、西は三宮、東は奈良まで直通で走り、ラッシュ時には10両編成も走る路線へと変化しているのです。

  阪神の尼崎駅で、阪神電車からの接続を受ける近鉄車両   阪神電鉄の線路で、近鉄車両と山陽電鉄の車両が顔を合わせました!…尼崎駅にて

 さて、そんなこんなで阪神本線との接続駅、尼崎駅に到着するわけですが、ここでは阪神本線とのホーム上での乗り換えが容易となっていて、例えそれぞれが尼崎駅止まりの列車でも、すぐにその駅の先に行く列車に乗り換える事が出来るのです(…というか、それを考慮したダイヤになっています)。これは利用者にとっては便利ではありますが、反面、ダイヤには余裕が無さそうにも見えてしまいます。実際、現在は朝ラッシュ時を中心に遅れが慢性化しており(尼崎駅で車両の増解決を行うので…)、従来とは違い、その遅れは他社線にも影響を与えてしまう事になるので、これからの問題ともなってくるでしょう。
 しかし、今回の阪神なんば線の開通で、近鉄の名古屋駅(又は賢島駅)から、阪神を経由して山陽電鉄の山陽姫路駅まで、1本のレールで結ばれたのは事実で(距離的には300kmを超えます!)、近鉄等は直通の特急列車を走らせようと意気込んでいますが、これが実現すれば、私鉄の特急としては最長の運転区間ともなります。姫路はまだしも、三宮までは結構需要がありそうな気もしますし、今後に期待したいところですね。
 このように夢が広がる路線(笑)ではありますが、実際尼崎駅で、近鉄車両と山陽電鉄車両(共に阪神に乗り入れいている鉄道です)が一同に介した光景を見た時(写真右上参照)、直通運転の効果はやはり凄いな…と思いました。少し前では考えられなかった光景です。今後はこれが“当たり前”になるのでしょうね。

   中之島駅付近は、新線的な雰囲気が漂います   駅の造りも、さすがに新しいですね

 さて、最後には京阪電鉄中之島線です。こちらは中之島駅から天満橋駅の3kmを結ぶ路線で、2008年10月19日に開業しました。従来、中之島という所は鉄道が通ってない所だったのですが(…とは言え、付近の駅から歩けない距離でもありませんでしたが…)、今回の開通により便利になった場所でもあるのでしょう。さすがに新しい路線!…という感じで、まだ駅設備は新品そのものという感じでした。
 基本的に全ての列車が京阪本線に直通しますが、30分に1本は京都の出町柳駅まで行く快速急行が運行されています。この列車は、中之島線が開通した時に登場した新車、3000系が基本的に使われ、従来の京阪車両には無い色使いが特徴ともなっており、なかなかインパクトのある車両でもありました。今回はこれに乗って、京都まで向かおうと思います。

   中之島線開業と同時にデビューした3000系   車内もシックにまとめてありました

 新路線部分は3kmだけなので、中之島線乗車は短く終わってしまいましたが、今回は新車の3000系の乗車体験にもなっていたので、たっぷりとその乗り心地を味わう事が出来ました!…京都に近付く頃には16:00が目前となってきて、この後は急いで嵐山に向かう事になるのですが、今回、新線である3路線を無事に乗り終える事が出来て良かったです。本当に、千差万別…という感じでした。それぞれ、各会社の特徴を受け継いでいて、その特徴は自分でも分かる部分があるので、乗っていて「成程」と思う感じなのです。…とまあ、このように心から楽しんでしまいましたが(笑)、そろそろ音やに向かわなくてはいけない時間です…。また気持ちを切り替えて、ライブに臨んでいきましょう!

 京阪沿線から嵐山に行くのは、実は結構大変です。自分は祇園でお土産を買っていこうと思い、四条駅で降りて阪急の河原町駅まで歩いたのですが(わりと至近の距離にあります…)、ゴールデンウイークという事もあり、かなりの人出になっていました。大袈裟では無く、人の身動きがとれない程です…。
 それでも頑張ってお土産は購入し、阪急に乗って進路を西へ向けます。…そして最後にはタクシーを駆使して、16:20くらいに音やに到着しました。若干の遅刻になってしまいましたが、お店の外では、また樹明がジャンベの皮を張らせる作業をしていて、何となくホッとします。今日は自分達を含めて3バンドの出演なので、時間のやり繰りはなんとかなっていたようですね…。

   ここでもジャンベの皮を張る作業を…   渡月橋に人が沢山いるのが分かるでしょうか?

 相変わらず、音やの周辺の景色は喉かで良いですね。来る度にそう思うのですが、今回は混雑期真っただ中でもある為に、お店から遠くの方に見える渡月橋が人で一杯なのが目に飛び込んできました。このまま、お店にもその賑やかさを頂きたいところですよね(笑)。

 そしてリハーサルが終わり、いよいよ本番が始まりました。まず1番手はギターの弾き語りで、鈴木康之さんという方でした。聴いた感じ、ジャンルで言えばフォークなのでしょうが、あの財津和夫さんの“チューリップ”を思わせるような(1人ですが…)、そんな雰囲気が漂っていました。わりと、この日のお客さんの好みにも合ったライブだったと思います。

   やはり、ここでも食事は戴きます!   いわゆる弾き語りの鈴木康之さん

 そして2番手は、かるあ&のうこさん…。最初は、かるあさんが1人で出てきて、ウクレレ1本で弾き語りを行っていました。基本的にオリジナルの曲を演奏していて、ちゃんと自分の世界の音楽を持っている感じでした。そして何曲か演奏してから、のうこさんが加わるわけですが、のうこさんが最初に取り出したのはリコーダーで、いわゆる小・中学生で習わされる“たて笛”です。これでどこまで音楽が表現出来るのか興味をそそられますが、やはり素朴な音色が広がっていて、かるあさんの歌、そしてオリジナル曲がよくマッチしている感じでもありました。その後はピアノに移り、一気に深みの増す音楽へと発展していき、順序良く、聴きやすいステージだったと思います。お客さんが喜んでいるのも、その表情を見れば一目瞭然でしたね。

   個性的な編成だった、かるあ&のうこさん   爽やかなジャンベ・ソロが始まります(笑)

 …さて、自分達です。実は今回の音やのスケジュールには、“爽やかに歌う”というタイトルが付けられていたのですが、“爽やか”とは180度違うのが我々の演奏もある中、一体どのようなライブになるのか(笑)。正に蓋を開けてみなければ分からない状態でもありました…。
 しかし、それは樹明がジャンベ・ソロを始める時に、「じゃあ、爽やかに…」と言って叩き出してから変わりました。明らかにいつもと違うソロです。自分でも驚きでしたが、これは面白いなと思いました。良い意味で力を抜いているのでしょうが、聴いている方もリラックスした感じで見る事が出来ます。そう言えば自分達のライブというのは、最初から全力投球という感じが無きにしも非ずでした。しかし今回のはそれとは全く違います…。この後は自分のピアノも入るわけですが、「そう来たか♪」とばかりに、自分もいつもとは違う感じで弾いていきます。もちろん最初のジャンベ・ソロを受け継いだ雰囲気にしているというのは、言うまでもありません。
 こうして、この日のライブの方向性は決まりました。そして実際に、その雰囲気は最後まで持続出来たと思っています。こういったライブの作り方というのは、実は自分達的には初めてだったのではないでしょうか…。最初に樹明が雰囲気を作り出し、後からその空間に合わせて音を重ねていく…。いつもとは違う、若干緩い感じではありますが、正にその場でしか出来ないライブをやっていったのだと思います。そしてその切っ掛けを作ったのが、他でも無い樹明というのがまた面白いではないですか!…これは、今後ますます面白いライブが出来そうですね。まだまだ将来の可能性を感じたライブでした。

 …さあ、最終日に向けて、もうひと頑張りやっていきましょう!

   5月6日(4日目)
 4日目となる最終日のライブは、静岡県の修善寺にてです。今まで関西系でライブをやってきて、最終日が静岡県とは面白いですが、要は帰路の途中に位置している場所でもあるので、移動的に効率が良いのでしょう。修善寺なら、東京からは日帰り圏内で、実際、今回も修善寺でライブを終えた後、そのまま帰宅する予定でもあるのです。

   まさかの渋滞!…亀山付近にて

 そして京都から修善寺への道のりですが、色々と渋滞が心配された為に、夜のうちに移動してしまおうという事になりました(宿をとってない理由もありますが…笑)。京都から名神高速道路に乗って、新名神高速道路経由で東へと進路を向けます…。ここは新しい道なので、それこそ順調な滑り出しだったのですが、東名阪自動車道に合流する亀山という所で、意味不明の渋滞に巻き込まれてしまいました(写真左上参照)。
 2つの道が合流する所でもあるのですが、何故こんな所で…という感じです…。恐らく事故渋滞だとは思うのですが、やはりゴールデンウイーク期間中は、こういった予期しない渋滞も付き物で(運転に慣れない人が多く出てくるので…)、これは目的地に着くまで気が抜けないと思いました。

   渋滞中なので、待機中です…

 これは東名高速道路に入ってからも同じで、どこかのサービスエリアで夜を明かし、次の日になってから車を走らせてはいたみたいですが、所々で事故渋滞が発生しており、なかなか先に進める見込みが無いので、敢えてパーキングエリアに入って一休み…という事も何回かありました。このように牛歩スタイルではありましたが(笑)、なんとかお昼過ぎには修善寺の入り口である、三島インターに到着しました。予想以上に長い道のりだったと思います…。

   懐かしい!   伊藤さんは、お気に召したのかどうか…

 そして小腹が空いたという事で、せっかくなのでスマル亭を自分は案内しました(偶然見付けたのですが、伊藤さんが毎回行こうとするガストやマック…よりは良いかと思いまして…笑)。ここは〔Generation Gap & The Linda カップリング・ツアー{さばいばる伊藤、松阪ツアー(2007.9.1)}、中部編(2007.8.31~9.2)〕以来なので相当久しぶりでしたが、やはり静岡に来た実感が湧きましたね。伊藤さんがどう思っていたかは不明ですが…(笑)。

 その後、国道136号線という道で、一路南下します。三島から修善寺への道のりというのは、基本的にはこの道を使う意外に方法は無いようで、片側1車線という設備からも、既に東京方面(つまり、修善寺方面とは逆方向)へは渋滞が発生しているようでした。ライブ後にはこの道を使って帰らなくてはならないので、何となく渋滞への恐怖を感じてしまいますが、とりあえず修善寺には順調に着く事が出来ました。あまり華やかな場所…とは言い難い雰囲気がありましたが、更に小雨もパラついてきて、変な寂しさを覚えてしまいます。
 この時、時間的には14:30頃だったのですが、今日伺うお店が開いている筈もなく、それは早くても16:00を過ぎるという事でした。とりあえずはお店の前で車を停め、伊藤さんは、とにかく車で寝たい…と言っています(笑)。しかしそうもいかない自分は、何かで時間を潰したいと考えるのですが、そこで思い付いたのが、ここ修善寺から三島を結ぶ、伊豆箱根鉄道駿豆線の存在です。確か三島までは30分強の道のりで、三島駅まで往復してくると時間的に丁度良く、まだ完乗していない路線でもあったので、これはチャンスでもありました。早速その旨を伊藤さんに伝え、お店から歩いて5分程の所にある修善寺駅まで向かったものです。

   修善寺温泉を川越しに望みます   修善寺駅を発車した、特急“踊り子”号

 この駅には、東京駅から特急“踊り子”号も乗り入れていて(本数は少ないですが…)、駿豆線内は“快速”として運転されているので、普通運賃のみで乗車する事も出来るのですが、敢えて自分は鈍行列車で往復する事にしました。やはり1駅1駅に停車して、お客さんの入れ替わり等を見ている方が、その沿線の性格が分かるというものです。列車は約15分毎に走っていて、地元の人にも結構利用されている印象はありましたね。

   西伊豆の玄関口ともなっています   元西武鉄道の101系です

 特に、伊豆長岡駅から北側は、本当に近郊路線という感じで、ローカル線にありがちな閑散としたイメージとは全く違うものがありました。普通列車は全て3両編成と、決して長い編成ではありませんが、運転本数もそれなりに多い事が、利用者の維持に繋がっているのかもしれません。また、車両的にも興味深い事柄が多く、最も主力の3000系は、登場年代によってアコモデーションが異なっていたり、設備が若干?豪華な7000系という車両があったり、元西武鉄道の新101系〔地下鉄副都心線開業、その後(西武線編)参照〕を譲渡された1300系という車両が走っていたり(写真右上参照)、距離は短いものの、なかなか面白い鉄道なのではないでしょうか。

   この昭和な感じがたまりません!   なかなかレトロな雰囲気だった三島広小路駅

 そして、三島駅から1つ目の、三島広小路という駅は、この時代において、何とも年代的な雰囲気を醸し出しており、ついつい自分は途中下車もしてしまいました(笑)。片側1面のホームで、所狭しと存在する駅ですが、決してローカルな風情はなく、本当に昔の街中の駅…という感じでした。乗降客もそれなりにいましたし、もちろん普通に現役として営業している駅なわけで、何となく雰囲気が良かったのでしょうね。こうした発見は、乗車中に突然起こったりするので(笑)、それがまた、鉄道の旅の魅力でもあるような気がします。

   所狭くして、主力の3000系がやってきました   ひと昔前の雰囲気の、3000系鋼製車の車内

 こうして16:00を若干過ぎた頃に、改めて自分は修善寺駅まで戻ってきました。先ほど小雨だった天気は、どうやら本格的に雨へと変わってしまい、客足の入り状況が心配されます…。時間的には少し遅れてしまいましたが、急いでお店まで戻ると、もう既にオーナーの方は来ていて、伊藤さんとお話しをされているようで、自分も中へと入っていきました。ここではコーヒーを出され、そして食事も(また…笑)戴きましたので、雰囲気的には落ち着きを取り戻してきた感じがありました。…というわけで、ここが今回のツアー最後の演奏場所となる、Cafe De Schiele(かふぇ・ど・しーれ)というお店です。

   修善寺駅近くにお店はあります   名物?納豆パスタを戴きます

 ここは、伊藤さんと樹明は2回目のお店で、もちろん自分は初めてでした。お店のオーナーの方は、自らも歌われるというミュージシャンで、もしかしたら伊藤さんと今後共演…なんて事もあるかもしれません。そんなわけで、リハーサルも終わって寛いでいたのですが、外を見ると、もう土砂降りとも言って良いくらいの雨になってきて、これは人自体が外に出たくなくなるような天気でもありました。
 そして、それはライブの時間になってもまだ人が来なかったので、徐に伊藤さんが、歌謡曲の弾き語りを始めてしまう始末です。恐らく、最近、伊藤さんはお客さんの歌の伴奏を頼まれる事が多いと言っていたので、その練習も兼ねているのかもしれません。しかし、それを聴いているのは、自分と樹明とオーナーのみ。なんともシュールな空間です(笑)。
 そんな中、お客さんが1人、2人とお越し頂いて、なんとかライブが出来る状況になってきました(この日は自分達のみの出演でした)。恐らく地元の方なのだとは思いますが、本当に有難かったです。そして、ライブはいつも通り、樹明のジャンベソロから始め、きっちり2ステージやり切り、4日間のツアーに終止符を打つ演奏が終了しました。本当にお疲れ様でした。

   恒例?伊藤さんの流しが始まりました(笑)   子の成長に、父は感激です…!?

 振り返ってみれば、今回のツアーは、樹明の成長が大きなポイントともなっていたような気がします。ジャンベという楽器を始めて、まだ3年くらいですが、ただ叩く…だけではなく、歌や伴奏との共存を図り、今では自らが工夫を凝らしながらライブを進めていけるレベルにまで達しました。彼は今中学3年生ですから、今年は受験があり、そして来年には高校生です(若干信じられません…笑)。これから、どう転がるのか分かりませんが、今の気持ちで演奏は続けていってほしい…。そう願わずにはいられない今回のツアーでした。
 修善寺からの帰路は思ったより空いていて、国道136号線は順調、そして、心配されていた東名自動車道も、殆ど渋滞が無く家路に着く事が出来ました。幾重にも連なった渋滞を覚悟していただけに、何だか拍子抜けな出来事ではありましたが、皆ゆっくりと休む時間が増えて良かったとは思います。さて、今度は自分達はどういった所に向かうのでしょうか…?

 ☆さばいばる伊藤さんのHP…http://su-zan.net/survival/

 ☆桃谷(大阪)Anie のHP…http://www5.plala.or.jp/livecafe-anie/

 ☆嵐山(京都)のHP…http://otoyalive.web.fc2.com/

 ☆修善寺(静岡)Cafe De Schiele のHP…http://blog.livedoor.jp/qx_ginga_xp/

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プロフィール

竹内

Author:竹内
1980年1月29日生まれのO型。
3歳からクラシックピアノを始め、
高校ではジャズに目覚め、大学では
バンドも経験する。現在は関東を
中心に、ライブハウスやホテルの
ラウンジ、レストラン等で演奏を
行っている。また、写真好きが興じて
簡単な写真撮影の仕事もしている。
…そんな29歳です。



次回のリーダーライブ

2010年2月7日(日)
外苑前 Z・imagine
Open…18:00~(予定)、
1st.…18:30~、2nd.…20:00~、
Charge…2700円(ドリンク別)
(Pf)竹内大輔
(B)池田暢夫
(Ds)佐々木俊之



竹内大輔トリオCD発売中(試聴可)!

   cd-pictures-mini.jpg
       Pictures

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