竹内大輔の写真日記(~2009)
ピアニスト竹内大輔の、2009年までの日々を綴った日記です。
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ブルートレイン“はやぶさ・富士”廃止
 去る3月14日(土)、全国的にJR各社がダイヤ改正を行いましたが、その中で一番衝撃的だったのは、やはりブルートレイン“はやぶさ・富士”号の廃止でしょう…。これは、東京駅から出発する(必然的に西に向かう)ブルートレインの全廃を意味し、また、九州に到達する夜行列車の全廃をも意味するダイヤ改正であったのです。
 “はやぶさ・富士”については今更記すまでもありませんが、昨年6月に北九州にツアーに行った際に乗車する機会も作ったので、まずは見て頂ければと思います〔竹内大輔、北九州ツアー(2008.6.5~6.9)参照〕。この時に思ったのは、お世辞にも時代にマッチした列車とは言い難く、乗る人というのは随分限られそうな事(実際かなり空いてましたし…)。恐らく九州新幹線が全通するまでの命か…という事でした。
 しかし、廃止は予想よりも早く、九州新幹線全通よりも前に来てしまいました。思えば、今から20年前の東京発のブルートレインと言えば、博多行の“あさかぜ1号”、下関行きの“あさかぜ3号”、長崎・佐世保行きの“さくら”、西鹿児島(現鹿児島中央駅)行きの“はやぶさ”、長崎・熊本行きの“みずほ”、宮崎行きの“富士”、高松行きの“瀬戸”、出雲市行きの“出雲”。計8本も運転されていたのです(厳密にはブルートレインとは言い難いですが、大阪行きの夜行急行、“銀河”というのも運転されていました)。
 この体系に変化が訪れるのが、1994年の“みずほ”の廃止です(この時、“あさかぜ1号”も臨時列車に格下げされました)。思えばこれが寝台特急削減政策の始まりだったのですが、まだ“みずほ”は行き先を見ても分かるように、前から運転されていた“さくら”と“はやぶさ”の補完的な意味合いが強く、そんなに事件的なものは感じていませんでした。
 しかし、それは事件ではなく、この先“傾向”となって表れてくるのです。辛うじて“瀬戸”と“出雲”は新型夜行特急電車となって生まれ変わるのですが、ブルートレインでは無くなってしまいました。“さくら”は1999年に佐世保行きが廃止され、東京~鳥栖間は“はやぶさ”と連結して運転されましたが、2005年に廃止されてしまいました(この時に、“はやぶさ”の併結相手は“富士”になります)。“あさかぜ”はブルートレインの先駆けとして登場した栄誉ある列車でもあったのですが、これも2005年に廃止されてしまいました。
 そして今年の3月14日、最後の砦であった“はやぶさ・富士”が廃止されたのです。ブルートレイン最盛期と言われた1980年頃は、それこそ1列車が14両編成という、とても長い編成で運転されていましたが、この廃止時の編成はというと、“はやぶさ”が6両、“富士”も6両というもので、もう往年のような堂々たる姿は見られないような状態だったのです。夜行列車の現実を垣間見させられますね。
 また、これらの出来事は何も東京発に限ったものではなく、関西発九州行きのブルートレインも、時が経つに連れて削減されていき、これは2008年に全廃されています。

 そんなわけで、ダイヤ改正前の3月13日は、“はやぶさ・富士”の最後の姿を見に、東京駅は大変な人出になるだろうと思いました(ニュースで言ってましたが、約3000人くらいだったそうですね)。見にいきたいですが、そこまで人が多過ぎるのも若干考えものだったので、、、

   ヘッドマークも、ギリギリ見えますかね…   期間限定で、記念駅弁も売っていました!


 さらに前日の、3月12日に東京駅に行ってきました(笑)!


 それでも、凄い人出ではありましたが…。

 …さて、“はやぶさ・富士”号は東京駅18:03発ですが、ホーム入線は、その約40分も前の17:21に到着します。これは機関車の付け替え(車庫のある品川方向から到着して、列車は品川方向に発車していくので、機関車を反対側に付け替えなければならないのです)作業等がある為ですが、さすがに夕方ラッシュの時間帯に、こんなに長くホームを占有しているというのは、他の利用者から見たら迷惑な存在だったのかもしれませんね…。

   行き先に旅情が掻き立てられます   独特の窓配置が特徴な個室寝台『ソロ』を連結しています(9号車側で、手前の8号車は『シングルデラックス』になります)

 もちろん当日の寝台券は既に満席となっており、これは最終日も同じ事でしょう(聞くところによると、最終日の列車の寝台券は、発売開始から10秒で完売したとか…)。運良くこの日の切符を手にした人達は、ドアが開くと共に車内へと吸い込まれていきました。それをホームにいる人達は、とにかく、カメラで撮って、撮って、、、撮りまくっております…(笑)。

   最後尾側は『富士』となっています   機関車との連結風景には、この人だかりでした!

 あとはもう、写真を見れば雰囲気は分かって頂けるかと思います。自分も含め、ここにいた人達の“はやぶさ・富士”に懸ける想いは素晴らしいものでした(…右上の写真なんか、隣の新幹線のホームから写真を撮っていた人も相当いますしね…)。

 とにかく、“はやぶさ・富士”は廃止されました…。これで事実上、東京駅から出発するブルートレインは全滅し、夜行列車全体で見ても、残りは新型電車化された“サンライズ出雲・瀬戸”が残るだけとなりました。しかも、夜行列車削減に関しては、これは東京駅発に限った事ではありません。全国で見ても、残っている夜行特急列車というのは、上野から札幌に向かう“カシオペア”、“北斗星”、上野から青森に向かう“あけぼの”、上野から金沢に向かう“北陸”、大阪から札幌に向かう“トワイライト・エクスプレス”、大阪から青森に向かう“日本海”…。以上6本のみです。このうち、“カシオペア”と“トワイライト・エクスプレス”は毎日運転ではなく、ブルートレインでもありません。また、夜行“急行”列車も含めれば、青森~札幌間の“はまなす”と、大阪~新潟間の“きたぐに”も入りますが、それを入れても計8本です…。
 今回の3月14日改正では、夜行快速列車である“ムーンライトながら”と“ムーンライトえちご”も臨時列車化されてしまいましたので、今後は夜行列車自体が貴重な列車となるのかもしれません。その中でもブルートレインは特に、今回のダイヤ改正で更に希少価値が高まったと見ても良いでしょう。今後は青森や金沢にも新幹線が到達する事が決まっていて、その地域に関連する夜行列車は廃止になるのは止むを得ないと思うので、本当に乗るなら今のうち…なのです!

テーマ:鉄道 - ジャンル:趣味・実用

この記事に対するコメント

あ!さすがに、乗らなかったのですね(笑)
ですが、きちんと、写真におさめてくるところが
さすがです!!


ちょうど、14日のダイヤ改正で
いつも隣のホームでムーンライトながらが出発するのを見送って
自分が乗る電車が出発。だったのですが、
臨時列車になることを
先日、知り、あ~だから、ながらがいなかったんだぁ~と。
そのいつもの光景もなく、
また、いつものホームではなく、1番から3番ホームに
乗る電車も変わってしまって、
いつもどおりに1番に行き、あれ?となってしまいました(苦笑)
今は夜行列車より夜行バス利用者も増えているのも原因かもしれませんが
(山陽新幹線も高速代金値下げで同時に値下げもしますし)
寂しいですね~(TT)

【2009/03/17 08:05】 URL | まーちゃん #mQop/nM. [ 編集]

Blue Train
おひさしぶりです。
ライブに行けなくてすみません。
次回こそはと思って、毎日遅くまで働いとります。

夜行列車の廃止、本当に悲しいですね。
新幹線も好きですが、新幹線が発展するゆえに夜行列車のコストが無視できない状況による今回の廃止は、他の夜行列車にも影響を与えますね。
東北新幹線が新青森に延伸、さらには北海道新幹線への直通、青森出身の自分としては嬉しいことなんですが、これにより、日本海やあけぼのも廃止に追い込まれること間違いない気が・・・。
ゆくゆくは北斗星も臨時扱いになってしまうんだろうか??

日本も欧州なんかと同様に夜行列車が生活の一部であればこんなことはなかったと思いますが、日本の国土とその発展から考えると、古き良きものは残りずらい環境なのが、悲しいですね。。
【2009/03/17 11:53】 URL | PYTHON357 #- [ 編集]


>まーちゃんさん
 夜の名古屋駅でも変化が訪れていたわけですね。
 恐らく、“効率化”というベクトルに向けての変化だと
 思われますが、やはりどこか寂しいですよね…。

>PYTHON357さん
 お久しぶりです。また良かったらライブにお越し下さい!

 青函トンネルが開通して、“北斗星”という新しい寝台特急が
 出来た時、今後更に夢のような列車は増えるのではないかと
 思っていたりしたものですが、現実はそうはいかないようです。
 もはや夜行列車は、旅情を感じる為に乗る…というだけでしか
 生き残れないのでしょうかね…。なかなか難しい問題です。
【2009/03/17 15:34】 URL | 竹内 #- [ 編集]


夕飯時、家族3人でニュースを見ながら、
「絶対、行ってるよね。絶対、居るよ。。」と、
画面に君の姿を探していました。
やっぱりね。
【2009/03/18 14:53】 URL | りこ #- [ 編集]


だから前日に行ったんだってば…。
【2009/03/18 15:35】 URL | 竹内 #- [ 編集]

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このコメントは管理人のみ閲覧できます
【2009/03/19 01:11】 | # [ 編集]


やはりイメージでは「行ってそう」なんですね。
まあ、そうですよね…(笑)。では今度からは、
進んで前に出ていきたいと思います(笑)。
【2009/03/19 01:29】 URL | 竹内 #- [ 編集]

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【2009/03/19 01:48】 | # [ 編集]


なんか新線が開通した辺りが狙い目ですね(笑)。
【2009/03/19 02:47】 URL | 竹内 #- [ 編集]

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【2009/03/19 09:19】 | # [ 編集]


はは…、よろしくです(笑)。
【2009/03/19 12:42】 URL | 竹内 #- [ 編集]


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プロフィール

竹内

Author:竹内
1980年1月29日生まれのO型。
3歳からクラシックピアノを始め、
高校ではジャズに目覚め、大学では
バンドも経験する。現在は関東を
中心に、ライブハウスやホテルの
ラウンジ、レストラン等で演奏を
行っている。また、写真好きが興じて
簡単な写真撮影の仕事もしている。
…そんな29歳です。



次回のリーダーライブ

2010年2月7日(日)
外苑前 Z・imagine
Open…18:00~(予定)、
1st.…18:30~、2nd.…20:00~、
Charge…2700円(ドリンク別)
(Pf)竹内大輔
(B)池田暢夫
(Ds)佐々木俊之



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