竹内大輔の写真日記(~2009)
ピアニスト竹内大輔の、2009年までの日々を綴った日記です。
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旅日記 28.(飛騨高山編…2009.2.24~2.25)
 先日、2日間の休みを利用し、岐阜県は高山を旅行してきました。目的はもちろん“温泉”で、しかも冬の季節中に行っておきたい気持ちがありました…。今年は暖冬なのか、東京では冬らしくない日が続いたりして(たまに寒くなったりしますが…)、これぞ“冬の景色”というのを体験しておきたかったのです。
 また、実は高山というのは、自分は未だに足を踏み入れた事の無い土地でした(通過すらありません)。やはり場所柄、東京からはどうも行きにくいのです。地図を見れば分かるのですが、鉄道で高山に向かう場合、まずは名古屋か富山が入口になるわけで、ここまで行くのにも1日がかりなのに、更に先には、、、という感じで、どうも今まで足が鈍っていたのでした。…しかし、今回は2日間あります。とりあえずは、ゆっくり癒されに向かう(笑)という事で、のんびりと高山風情を楽しめたらと思い、まずは新幹線で名古屋に向かったのです。


 ●特急『ワイドビューひだ号』で高山へ…

 東海道新幹線というのは、やはりビジネス路線の性格が強いのか、東京から名古屋までの間は、どうも温泉に行くような気分が湧いてこなかったのですが、名古屋から乗った特急『(ワイドビュー)ひだ号』は、周りのお客さんの様子も相まって、これから温泉地に向かうぞ!…という雰囲気が漂ってきました。
 高山というのは、名古屋からもまだまだ遠く、特急を使っても名古屋からは約2時間半も掛かります。新幹線で東京~名古屋間が約1時間40分ですから、列車のスピードに差はあれど、それよりも1時間近くは掛かるわけですね。しかし、これが旅気分というのを盛り上げてくれるのです。簡単に行けては旅情も湧きません…。もちろん、自分も初めての乗車となりました。

   名古屋駅にて…これから乗車します   最初に見えてくるのは木曽川です

 この『(ワイドビュー)ひだ号』に使われている車両はキハ85系というもので、国鉄がJR化(ここはJR東海)されて間もない1989年に登場しました。“ワイドビュー”と謳っているだけに車両の窓は大きく、座席も通路から一段高い位置に設置され(右上の写真を見ますと、前の座席のひじ掛け部分が、ちょうど窓の下くらいの高さまで来ている事が分かります)、本当に眺めの良い車両です。この車両の登場と、路線の改良もあってから、先代の特急車両より40分ものスピードアップが図られたそうです(名古屋~高山間の場合)。つまりは、もっともっと高山が遠かった時代もあったという事ですが、今では強敵ともなる高速道路も出来たので、更なるスピードアップが望まれている感じでしょうか。この特急はJR高山本線という路線を走るのですが、なかなか険しい場所を通るのにも関わらず、意外にもスピードが出ているのは、こうした事情がある為だと思います。

   こちらは飛騨川の飛水峡にて…   下呂温泉付近を走ります

 反面、各地で車掌による沿線案内があるのも、観光を意識した列車であると言えます。これは高速道路を走るバス等には出来ない芸当です。若干遠くに望む犬山城に始まり、鵜沼付近の木曽川の日本ライン下り、白川口付近の飛水峡(左上写真参照)、そして下呂温泉(右上写真参照)等、場所によっては徐行運転も行うので、大きな窓から見られる景色にしばし見惚れてしまうかもしれません。言わば、それだけ風光明瞭な所を走っていくわけですが、逆に自分なんかは、よくこんな所に線路を敷いたな…と思ってしまいますね(笑)。

   高山側に出ましたが、雪の少なさといったら…   名古屋から約2時間半の旅でした!

 そして、名古屋を出てから約2時間半、長かった山間部の旅を終え、山に囲まれた飛騨の里、高山へと列車は到着しました。この日は自宅を出たのが朝7:00前で、8:00頃の新幹線に乗り、名古屋で乗り換えてここまでやってきたわけですが、もう時計は12:00を回ったくらいになっていました。やはり高山は遠いのですね…。
 列車はまだこの先まで行きますが、殆どの人がここ高山で降り、それぞれの目的地へと向かっていました…。恐らく、普段は静かな駅なのでしょうが、この時ばかりは賑やかさが目立った雰囲気になっていましたね。ただ、どうも雪の少なさが気になります…。高山の市街は仕方無いのかもしれませんが、周りの山々にもそんなに雪が残っている痕跡は無い感じでした。少々拍子抜けでしたが、この後はレンタカーでも借りて色々見ようとも思っていたので、安全的には一安心…という見方にしておきましょう。


 ●レンタカーで遠出

 早速高山観光…といきたいところですが、敢えて今回はレンタカーを使ってみました。…というのも、高山観光といえば世界遺産に登録されている白川郷は外せないのですが、ここは高山市内からバスで1時間強掛かる場所にあり、ちょっと気軽に行ける感じではなかったのです。…それならば、と思い付いたのがレンタカーだったわけですが、これなら時間の短縮にも繋がりますし、何より自由度が大きいと思いました。すぐさま駅前のレンタカーで“24時間プラン”の手続きをすると、「高山市内の観光だったら、車は不便だよ」と念を押されました。成程、高山でのレンタカー利用は、遠出だけに留めておいた方が良さそうですね。
 車を借り、高山市内から進路を西へと進めました。向かうは山…といった感じですが、実は最近、高山市内から白川郷に抜ける高速道路が完成しており、意外にも現在は簡単に行けるようになってしまったのです。それまでは山を迂回するルートを通らなければならなかったそうですが、今ではその山々を、10km長のトンネル(国内の道路のトンネルでは、関越トンネルに次ぐ日本第2位の距離だそうです)で抜けてしまっています(これまでより約1時間も短縮されたのだとか)。世界遺産登録効果…とも言えそうですが、便利は便利なものの、若干複雑な思いは否めません。秘境こそが白川郷の魅力でもあったのですが、今では高速のインターから車で10分弱で行けてしまう程の距離に位置するのです(高速道路は山の上の方にあって、そこから回り道して降りてくるので、直線距離だったら更に近いかも…)。願わくば、これ以上は変わらないでいてほしいとも思います。

   白川郷全景…本来ならば、屋根の上にも雪が積もっているイメージを思い浮かべていたのですが…   一番手前の建物が“和田家”です

 まずは、その白川郷が一望できるポイントに向かいました。これも車があると相当楽な道のりです。これはもう写真の通りなのですが、この合掌造りと言われる集落が特徴で、独特な景観が広がっているのが分かります。合掌造りは、江戸時代からの養蚕のため、屋根裏に棚を設置したのが始まりと言われていて、なお且つこの地域は豪雪地帯に位置しているため屋根の傾斜がきつく(この造りは、屋根裏の敷地の拡大に繋がる為、一石二鳥だったわけです)、こんなユニークな建物になったのです。
 そして、屋根に満遍なく日が当たるようにする為と、集落の南北に細い谷があって、南北それぞれの方向から強い風が吹く為、合掌造りの屋根はどれも東西に向いているというのも興味深いところです。これは展望台からの景色で納得でしたが、他の世界遺産との異なる特徴として、ここで現在人々が普通に生活しているというのも大きいのではないでしょうか。考えてみれば当たり前なのですが、この建物群は観光用ではなく、普通に住民のものなのです。観光用に開放されている建物もありますが、建物内には「この先は生活空間となっています」と仕切られた場所もあり、ここの人々の生活に根ざした場所なのだと強く感じました。

   2階(3階?)は、このような造りになっていました   歴史と伝統を感じさせてくれますね

 自分は“和田家”という建物の中に入ってみましたが(写真上参照)、このような空間が、未だ現役の建物として成り立っているのが白川郷の凄いところだと言えるでしょう。世界遺産に登録されているのも分かる気はしました(街そのものが世界遺産というのは、例えばイタリアのフィレンツェやベネチアなんかがそうですよね)。
 …となると、あまりにも観光客が増え過ぎるのも難しい問題のような気もします。実際、高速道路が開通したばかりのこの場所ですが、それだけでも自分は複雑な気持ちになってしまいました。元々この合掌造りの建物は、豪雪地帯である地域の特色と、それゆえに道路の整備が遅れた関係で奇跡的に残っているとも言え、そこに高速道路の開通というのは、何とも矛盾性を感じたものでした。しかし、そんな事を言っている自分でさえ、この開通したばかりの高速道路を使って、1泊2日の旅行の中に白川郷を組み込めたわけで、かなりの恩恵も受けているのは確かなのです。大切なのは、こういった場所があるという事を知った事実と、それらを残していきたいと思う気持ちなのかもしれません…。しかし、雪は思った以上に少なかったですね…。

   白川郷のメインストリート?です   この明膳寺の鐘楼門は“ゆく年くる年”にもよく登場します

 それではもう、本当に雪がたっぷりある所にいってしまおうと思いました。それが、奥飛騨に位置する平湯大滝というところです。高山からは東の方向にあり、現在いる白川郷とは真逆の場所にあるのですが、ここもレンタカーの特権を生かし、一路東へと向かってみました。
 とにかくここは標高の高い場所で気温も低く、この季節は滝が凍ってしまう程のものなのだとか…。そして期間限定で夜にライトアップがなされており、これは是非見てみたいではないですか。時間もこのまま行けば18:30前には着きそうな感じで、ライトアップには適した時間と言えるでしょう。あとは車の運転の根気だけです(笑)。

 …とまあ、白川郷から高山市内まで約1時間半(途中で眠くなって、約30分の休憩有り…笑)、そして高山市内を過ぎ、また標高を上げていって、途中峠を越えたところで約1時間弱、平湯大滝公園までやってきました。流石にもうここは銀世界という感じで、車の運転が心配になる程でしたが、メインの道では除雪がしっかりとされており大丈夫でした。むしろ、その道から駐車場までの道のりが雪の小道を上がっていくといった感じで、ここはもう久しぶりに神経を使いましたね。これは眠気も吹き飛んでしまいます(笑)。

   幻想的な世界ですが…寒いです(笑)

 …という事で、見れた光景は上の写真の通りです!…ここがまた、駐車場から徒歩で10分くらいの距離にあるのですが、道も凍結していて、着くまではなかなか大変でした(笑)。ですが、こういった景色を目の前にすると、転んでも笑ってられるというのですから不思議なものです。遠くでは、微かに「ゴーッ!」…という水が落ちる音が聞こえ、滝は完全に氷結というわけではなさそうですが、良いものを見させて貰った感じがしました。

 …さて、さすがにもう寒いです(笑)。続きの観光は高山市内からお届けする事にしましょう。


 ●高山市内観光

 高山に来る事自体が初めてだったのですから、この高山市内を観光しないことには意味がありません…。市内観光は今回の旅行の2日目にあて、若干小雨という天気でもありましたが、午前中は昨日のレンタカーの効果の残りを生かし?車で回り、午後は徒歩で回る事にしました。ただ、レンタカーで回る…とは言っても、市内を車で回るには駐車場の確保等が大変なので、殆ど走りながら見て回る…という感じになっていました。ただ、小雨という天気にはこれが丁度良かったように思います…。昔ながらの街中の風景を探しながらのドライブは、なかなか楽しいものでもありました。

   こういった細道が良い感じです   街の素の風景が窺えますね

 そして、午後は徒歩を生かしての観光です。この時には雨も上がり、何とも運が良いのだと思いました!…高山市内での観光は“歴史を感じさせる街並み”を感じる事が大切だと思うのですが、これはやはり歩きでないと体験した事にはならないと思います。街並みの1つ1つの細かい所を探し出すのが面白く、建物の造りを見ても興味深く感じ、これらが良い具合に残っているのが高山の魅力なのではないかと思いました。
 もちろん、観光化されてしまっている…という見方も無くは無いのですが、ここも白川郷と同様、それまでの施設を利用しながら、現代風にお土産をやっていたり、喫茶店をやっていたりするので、正に生きた観光地と言っても良いような気がしました。こういった風景もあれば、本当に素朴な、地元に利用されている横丁風な場所もあったりして、そんな雰囲気が自分はツボだったりします。

   この横丁は素晴らしい雰囲気ですね(笑)   お店の看板1つ1つにも個性が光ります

   高山観光には欠かせない、その名も中橋   高山陣屋の入口付近にて…

 高山観光のパンフレットでよく紹介される、左上写真の“中橋”や、右上写真の“高山陣屋”等、いわゆる高山観光のメインにもなる所?にも行ってみましたが、やはり自分が好きなのは、素朴な街並みを感じさせる雰囲気や、町の人の動きが感じられる所なのかもしれません。そこは、高山という場所は良いバランスで残っている気がしたのです。今回泊まったところは町の中心部ではなく、高山駅から車で7~8分の距離と、少し離れた所だったのですが、この高山の街の雰囲気が感じられる所に泊まってみるのも有りだと思いましたね。また、夜になると雰囲気も変わりそうですし(中橋周辺等、ライトアップされている所もあるのだとか…)、色々な高山の側面を体験してみたい気もしました。
 飾らない観光地だからこそ、色々と興味は尽きないのだと思います。高山の魅力は、それまでの歴史で重ねてきた住民たちの文化そのものだから…かもしれませんね。


 ●高山の食

 こういった風情の良い所では、“食”の部分は欠かせません。古い街並み内で、建物の景観とマッチさせた雰囲気の喫茶店でお茶をするというのも良いですし、町の至る所で見られる団子屋を覗いて、食べ歩きをするというのも悪くありません。そんな中、こんな2軒を紹介させて頂きます。

   ・鍛冶橋そば

   堂々とした造りです   自分の好きな感じの味でした

 まずは有名な高山ラーメンですね。醤油ベースのシンプルなラーメンですが、見た目以上にあっさりしているのが特徴でしょうか。市内には本当に沢山のラーメン屋があり、はっきり言って、どこに行けば良いのか分からないくらいの状態になっています。
 そんな時でしたら、ここは高山駅からも徒歩10分弱くらいですし、鍛冶橋という場所自体が高山観光の真っただ中の位置にあるので、1泊2日くらいの旅行でしたら組みやすいのではないかと思います。若干観光っぽい感じも無くは無いですが、店員の方もいい感じで、とても入りやすい雰囲気です。味も、豚骨好きの自分から見ても美味しいと思えたので、とりあえず高山ラーメンを試したい方には良いかもしれませんね。ただ、2度、3度となると、やはり違うお店に行きたくなりそうですが…(笑)。

   ・みちや寿司沖村屋

   通りからちょっと外れた所にあるのもまた良し(笑)   これを食べずして、飛騨高山は語れない?

 やはり飛騨牛は外せない存在でしょう。…ただ、どうしても牛ですから、なかなか食事がヘビーな内容になってしまうのは否めないと思います。1泊2日という行程が、1日目の夕食と2日目の朝食が旅館内での食事なってしまう事を考えると(例外もありますが…)、意外と外で食事が出来る機会というのは限られていたりするのです…。そんな中に飛騨牛ステーキなんてものを加えてしまうと、他の食事計画に与える影響が懸念されしまうわけです(大食いの方は除くとして…笑)。
 そこでお勧めなのが、寿司屋での“飛騨牛にぎり”です。これなら、そこまで大量でもありませんし、飛騨牛の良さを十分に堪能出来てしまうわけです。高山という、かなりの山間の町で“寿司”というのは変な感じもしますが、これが意外にも雰囲気的に合うんですよね。今回行った、みちや寿司というお店は、先ほどの鍛冶橋そばからも近い場所にあって、明治38年の創業という、高山でも老舗のお店です。飛騨牛にぎりというのは初めて食べた気もしますが、相当美味しかったですね♪…ありがたい事に、飛騨牛にぎりを加えたセットメニューなんかもありますので、昼間あたりに行ってみる事をお勧めします!


 これで結構十分だったりしますね(笑)。元々、高山自体が遠い場所にありますから、1泊2日の滞在時間というのは、実質約24時間くらいなのです。そうなると、かなり効率の良い旅が求められるような気がします。願わくば2泊3日の行程にして、中で丸一日使える日があっても良いなと思いましたね。

   隙間無く鰻が載っています!

 また、東京からの行程は、どうしても名古屋を通る事になりますので、今回の帰路では名古屋で途中下車し、前々から行きたかった、ひつまぶしの“蓬莱軒”に行ってきました(何せここが元祖ですからね)!名古屋で2時間くらいあれば、本店がある熱田まで往復してくる事も可能でしょう。良い旅の締め括りにもなったと思います(笑)。

 ☆白川郷観光協会のHP…http://www.shirakawa-go.gr.jp/

 ☆鍛冶橋そばの(食べログの)HP…http://r.tabelog.com/gifu/A2104/A210401/21001703/

 ☆みちや寿司沖村屋の(ぐるなびの)HP…http://r.gnavi.co.jp/n149400/

 ☆あつた蓬莱軒のHP…http://www.houraiken.com/

テーマ:温泉旅行 - ジャンル:旅行

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プロフィール

竹内

Author:竹内
1980年1月29日生まれのO型。
3歳からクラシックピアノを始め、
高校ではジャズに目覚め、大学では
バンドも経験する。現在は関東を
中心に、ライブハウスやホテルの
ラウンジ、レストラン等で演奏を
行っている。また、写真好きが興じて
簡単な写真撮影の仕事もしている。
…そんな29歳です。



次回のリーダーライブ

2010年2月7日(日)
外苑前 Z・imagine
Open…18:00~(予定)、
1st.…18:30~、2nd.…20:00~、
Charge…2700円(ドリンク別)
(Pf)竹内大輔
(B)池田暢夫
(Ds)佐々木俊之



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