竹内大輔の写真日記(~2009)
ピアニスト竹内大輔の、2009年までの日々を綴った日記です。
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Generation Gap & The Linda カップリング・ツアー、北海道編(2007.9.13~9.17)
 遅くなってしまいましたが、やっとカップリング・ツアーの北海道編に取り掛かる事が出来ました。このツアーは、今まで行ってきたツアーの中で最も特徴的で、そして最も思い出に残るツアーになったのではないかと思います(自分だけかもしれませんが…笑)。これまで何度か触れてきましたが、男11人がツアーの為に、JRの普通電車だけで北海道を往復したなんて、他に話しを聞きません…。安さのため…と言ってしまえばそれまでなのですが、それ以上に仲間意識は高まり、そしてバンドの良さを痛感したツアーにもなったと思うのです。…とにかく印象的だった北海道ツアー、どうぞご覧下さい。

   9月13日(1日目)
 この日、バンドのメンバーが集合したのは赤羽駅で、時間は朝の6:30というものでした。これからJR東北本線の普通電車を乗り継いで行き、同日21:00くらいに青森駅に着くという行程を辿ります。まず第1の目的に、青森駅22:45発の札幌行き、急行『はまなす』号に乗る…というものがあったので、そのためには赤羽駅7:01発の電車に乗らなくてはいけませんでした(次の7:10発でも良いのですが、余裕をもって前述の電車にしました)。ここで出てくる急行『はまなす』号や、普通電車のみの旅の経緯については〔北海道往復10000円の“Live Train”〕を参照して頂くとして、とにかくその朝7:01発の電車というのが、当日中に急行『はまなす』号に乗れる“最終電車”となっていたのです。

   まだ気持ち的にも余裕な頃です…赤羽駅にて

 それは当の皆も理解していたのか、集合時刻に遅れた人は誰1人としていませんでした。また、都合により飛行機で次の日に現地入りを果たす予定だった上杉君も、わざわざこの為に赤羽駅まで自宅からやってきたそうです(赤羽駅にこの時間に着くには、上杉君の自宅は5:00頃に出なければいけないはずなので…ご苦労様です)。まさしく、これからの険しい道のりに相応しい幕開けとなっていましたが、まず初めに乗った電車というのが、自分もよく利用しているE231系という車両で(湘南新宿ラインに使われている車両です)、本当にこれから北海道に行くのか…と感じさえありました。また、車内も予想以上に混んでいて、どちらかというと都心に向かうような気分にもなってしまったのですが、普通電車の旅なんて、東京近郊はこんなものです。とりあえずはペースを守って、北に北にへと向かいました。

   ツアーの1番列車は宇都宮線の宇都宮行き   しばらくは車内はこのような状態でした

 宇都宮までは殆どの人が座れる事はなかったのですが、それより先は沿線の人口密度も低くなるのか、乗り継いだ列車は全員が座れました。この列車は黒磯という所まで行くのですが、終点近くになると、1両はほぼ自分達が占領しているという状況になり、願わくばこのまま青森まで行ってくれという感じさえしました(笑)。
 その思いも虚しく、列車は黒磯に到着してしまったのですが、この駅は関東圏から東北圏に入る関所のような駅で、普通列車は必ず乗換えを必要とする駅でもあります(車両もガラリと変わります)。つまり、鉄道の旅?はここから特に感じてほしいものなのですが、それをメンバーに上手く伝えるのは困難でした。恐らく、全部で10回のうちの3回目の乗り換え…ぐらいにしか思ってないでしょう。…というか、それが通常の人間の考えです。
 ここから先はグッと列車の本数も減って、仙台近郊を除いて1時間に1本程度となります。故に乗り換えは結構シビアではあるのですが(繰り返し言いますが、乗り換えの列車を1本でも逃がすと、急行『はなます』号の発車には間に合いません)、それは驚くほど順調でした。基本的に乗り換えの待ち時間は10分以上はありましたし、心配されていた白石駅の3分乗り換えも、ホームの反対側の電車に乗り移っただけなので、むしろ余裕さえ感じられました(バリトンサックスを担いだ高橋賢さんは分かりませんが…)。

   宇都宮~黒磯間で乗った車内の風景   こちらは白石~仙台間で乗った車内の風景

 ところで、この自分達が乗っている東北本線、どの列車に乗っても、車内は殆どロングシート(窓を背にして座る長めのシート…左上写真参照)というのが頂けません。やはり旅情を感じられるのはクロスシート(ボックスシートに代表される、向かい合わせのシート…右上写真参照)であり、これなら駅弁なども広げて“旅”を感じられるのですが、今回乗り継いだ列車は、白石~仙台間を除いて、全てロングシート・タイプの車両でした。一ノ関~青森間は基本的にロングシート車(例外が稀にあるくらい)しか走ってないので仕方無いとして、それ以外の区間では、もう運が悪かったとしか言いようがありません。まるで通勤列車と変わらない雰囲気で東北を駆け抜けましたが、車両が違えば、それなりに印象は変わったのではないかと思います。

   束の間の買い出し…という感じでした   浮かれている賢さんの顔を見るのは好きです(笑)

 仙台駅で買った“牛タン弁当”(熱する事が可能です)も、ロングシートの車内で広げるのは少々気まずいため、ある人は長時間停車(…とは言っても、10分強)で、ある人は車掌室の空いている側で食していました。これは、ワンマン運転の列車(運転手だけが乗務してる、車掌無しの列車)だったからこそ可能だった処置で、ある意味上手く利用していたとも思います。逆に気まずかったという説もありますが…(笑)。

 そして、東北第2の関所駅、一ノ関駅に着きました。ここも黒磯駅と同じように、普通列車は必ず乗換えが必要な駅でもあり、車両も仙台カラー(銀色に、緑・白・赤の線)から北東北カラー(銀色に紫の線)になります(これも恐らくメンバー達には興味の無いところでしょう…笑)。言うならば、ここまでが東北南部で、いよいよここから東北北部という感じでしょうか。自分が学生時代の時は、ここまでが電車で、ここから先の普通列車は機関車が車両を引っ張るという、客車列車が運行されていました。関東から北に上がってくると、ここでいよいよ東北も奥に入ってきたな…という感じがしたものです。もちろん今では全て電車になっていて、車内は相変わらずのロングシートです。そして、列車はいよいよ2両編成!…ローカル度もかなり増してきました。

   一ノ関駅では、同じ東北本線での乗り継ぎでも結構歩きます   盛岡発の電車は相当混んでいました

 この辺りまで来ると、何だか周りに見覚えのある人が多数いる事に気付きます。それはメンバーも気付いているようで、福島を過ぎた辺りから、「あの人、自分達と同じ行動取ってない?」とか、「あそこの隣りに座っている人、宇都宮くらいから見ている気がする」…という声を聞くようになってきました。明らかに、鉄道ファンと呼ばれる人達が増えてきているのです。
 皆、背中には重たそうなリュックを背負っており、手には時刻表、服は長袖のチェック、2人に1人はキャップと、正に絵に描いたような鉄道好きの青年たちが、自分達と行動を共にしているのでした。メンバー達は、まさかこの人達も『はまなす』が目的?…という感じで見ていましたが、自分的には既に答えは出ていました。


 …ぶっちゃけその通りです(笑)


 この旅に出る前から予想はついていましたが、自分達が使っている“北海道&東日本パス”は、この日に使い始めれば、ギリギリ有効期限まで丸々5日間乗っていられるという事で、首都圏から北海道に向かう人が他にも沢山いるのです。ついでに言うと、ここ一ノ関駅から先は、さらに本数も少なくなるので、どんなに首都圏を朝早く出ても、今から自分達の乗る電車(一ノ関15:27発、盛岡行き)に乗らざるを得ない状態になっています。つまり、“首都圏から北海道に普通列車で行く組”…が、ここで終結したとも言えるでしょう(ある記事では、“まるで篩にでも掛けられたように”…とありましたが、本当にそんな感じです…笑)。
 盛岡を過ぎると、その密度はさらに濃さを増してきました。恐らくもっとゆっくり旅をしている人がいて(東北を2日間かけて北上する人とか…)、その人達が盛岡、八戸と、主要駅で乗ってくるのです。そして、青森までの最後の列車となる八戸発青森行きの電車は、やはり2両という事もあって、車内は半分以上が鉄道ファンではないかと思う程でした(笑)。ふだんはそこまで混んでないであろう電車も、この時ばかりは夕方のラッシュ時並で、乗り込んできた地元の学生達は、さぞや驚いていただろうと思います。…いや、切符の有効期間は幾日にも渡っていますから、もう慣れてしまっているのかもしれません。いずれにせよ、青森駅には20:43、定刻通りに到着しました。とりあえずは皆さんお疲れ様でした。

 …しかし、ここから先は大きな仕事が待っています。それは、急行『はまなす』号の席取りというもので、自分達が乗ってきた電車が青森駅に着いたと同時に、自分は智也君を引き連れ、隣りのホームに走り出しました。
 青森駅到着の電車は、2両編成で結構混んでいて、しかも半分以上が鉄道ファン。…という事は、自由席が全部で2両しかない急行『はまなす』号の座席争奪合戦は、かなり厳しい戦いになる事は間違い無いのです。青森駅のホームからホームへの階段は一ヶ所しか無いのですが、何回も訪れている自分にとっては、その場所は朝飯前です。階段を昇り、そして下り、急行『はまなす』号が発車する青森駅4番線に降り立ちました。

 …ふむふむ、どうやらセーフのようです。とは言っても、既に並んでいる人は何人かいて(1つのドアにつき3、4人くらいでしたが)、自分は一番列の少ない場所を陣取り、皆の到着を待ちました。
 皆からすると、青森駅に到着した瞬間自分は走り出したため、一体何だろうと思っていたらしいですが、自分が既に荷物を置いて陣取っている姿を見て、すぐに状況を掴んだようです。やはり後からゾロゾロと『はまなす』目的の人はやってきて、それぞれ15人くらいの列になってしまいました(自分達の列は、既に10人以上の荷物を置いていたので、何となく避けられているような気もしましたが…笑)。この時点で、『はまなす』入線の約1時間半前です。いやはや…恐ろしいものです。

   平仮名表記が特徴的な青森駅   だんだん“さばいばる化”してきたような気もしました

 そして、ここでは全員が移動するわけにはいかないので、ここで班を2つに分け、夕食をそれぞれとる事になりました。せっかく青森まで来たのですから、何かそれっぽいものを…と思ったのですが、時間は21:00を回ったところで、そういったお店を見つけるのも一苦労…という状況でした。結局、自分達はラーメン屋を見つけて入ったのですが、お店のメニューをよく見ると、“青森名物、ホタテラーメン”との文字が…。そんなものがあったのかと思いましたが、時既に遅く、自分は焼きそばを頼んだばかりでした。他のメンバーは安さ重視で普通のラーメンを頼んでいましたが、またまた印象の薄い食事となった事は確かでしたね(笑)。

 さて、自分達は第2班…即ち後に食事に行った組だったのですが、駅のホームに戻ると、既に急行『はまなす』は入線していました。今まで2両編成の電車ばかりに乗っていた自分からすると、今回の7両(機関車を入れれば8両)という編成はとても頼もしく、これで次は北海道か…と思えるようにもなりました。
 自由席を覗いてみると、既に殆どの座席は埋まっていましたが(やはり半数…いや、7割方以上は鉄道ファンの方々です…)、そこは第1班のメンバーが席取りをしてくれていました。もう見る限り空いている席は無く、後から乗ってきたお客さんなどは、札幌まで立つのかと、途方に暮れている感じでした。見ると可愛そうになってしまうのですが、ここで自分の席を譲るわけにもいかないのが虚しいところです。ここは心を鬼にしないといけない場なのかもしれません。

   青森駅で出発を待つ急行『はまなす』   あとは座っていれば札幌!…の言葉に喜ぶ戦士達

 そんなこんなで22:45、急行『はまなす』号は定刻に青森駅を発車しました。あとはこのまま乗っているだけで札幌に着いてしまいます。そう考えると、どうもワクワクしてくる自分がいましたが、もしかしたら他のメンバーもそう思っているのでしょうか。青森と函館を結ぶ青函トンネルに入るのは、恐らく23:40頃…。他の皆が眠っている中、自分はその瞬間を見逃しませんでした!

   9月14日(2日目)
 列車の進行方向が変わった函館駅では、眠っていた目も1回開いてしまいましたが、その後完全に深く眠ってしまい、次に気付いた場所というのは、朝方の北海道の原野を走っているところでした。周囲にはこれといって特徴はなく、どこを走っているか分かりませんが、時間的には苫小牧を過ぎた辺りだと予測できました。
 そして進行方向左側に、広い敷地内にある数機の飛行機が見えてきます。千歳空港です。今は朝の5:30くらいですが、今日飛行機で羽田を朝一番で出発すると、この空港には8:00前には着く事が出来てしまいます。飛行機の凄さを実感してしまい、若干恨めしくなってしまいますが、そんな事はお構い無しとばかりに列車は坦々と札幌駅を目指していきました。

   北海道らしい風景を走ります(これでも札幌近郊ですが…)   豊平川を渡り、札幌中心部が見えてきます

 そして外は徐々に明るくなっていき、列車の旅?も2日目を迎えてしまいました。急行『はまなす』号の札幌到着は6:07。定刻通りに着きましたが、これからライブを行う身にとっては、どう考えても早すぎる到着です。この時はむしろ、全然列車が遅れても構わないぐらいでしたが(笑)、メンバーの顔色を窺うと、疲れと同時に安堵の表情も浮かべている感じでした。

   ついに札幌駅に着き、安堵の表情が窺えるメンバー   格好良く列車から降りてきても、所詮“自由席”です(笑)

 ホームに降り立っていきなり、驚かされる事がありました。前回のツアー時に、北海道でお世話になった佐藤旭君(通称サトアキ君)が、ホームまで迎えに来てくれていたのです。彼は GG のメンバーとは大学が同じで(秋航と同級生)、現在は北海道の旭川に住んでいるのですが、前回もお世話になり、今回はメンバーの為に北海道内での車移動を請け負ってくれていたのです。
 しかし、まさかこんな朝早い時間から、しかもホーム上でスタンバっているとは、、、もう最高過ぎます。さらに言えば、彼の自宅の旭川からここ札幌まで、車で高速で飛ばしても約1時間半…。現在の時刻は6:07…。どれだけ自分達の為に尽くしてくれているのでしょう。感謝以外に言葉が見つかりませんね…。

 さて、察しの通りまだまだライブには時間がある自分達でしたが、どこかで時間を潰そうという事になり、とりあえずは札幌の繁華街である大通り、すすきの方面へと向かいました。荷物は殆どサトアキ君の車に積ませて貰い、かなり身軽になりましたが(特に賢さん)、いきなりお世話になってしまい、申し訳ない感じもしてしまいます。

   朝から観光!(写真を見ても分かる通り、まだ7:00前です)   札幌の街を堪能します!(朝早いですが…)

 すすきのに着いたものの、予想通り殆どの店が開いていなく、いきなり途方に暮れてしまうわけですが、かろうじてマクドナルドが開いていました。仕方無くここで時間を潰しましたが、この時のテンションの低さと言ったら、、、この日のピークだったと言っても過言ではないでしょう(まあ、夜行列車明けの朝ですからね…)。言葉数も自然と少なくなってきてしまいます(笑)。

 さて、ここで時間を潰したのは、目星を付けていたスーパー銭湯に行きたいから…という思いがありました。ここのオープンは朝10:00からだったので、どうしてもそれまでに時間を潰す必要があったのです。
 テンションの低い時間が長く続きましたが、やっとの思いでスーパー銭湯に行く時間になりました。ここから若干歩く場所にあったのですが(どちらかと言うと、札幌駅の方が近かったような…)、そんな事言ってられません。…早く銭湯に行って、早く休みたい…。その時の気持ちは明らかにそれが優先されていました。
 ここでのお風呂は本当に気持ち良く、気分的にも相当リフレッシュしたと思うのですが、そこで緊張?の糸が切れたのか、急に眠気が襲ってきてしまいました。幸いにも(いや、下調べ済みだったかも…)、ここには横になって休める場所が設けてあり、自分は一気に爆睡してしまいました。これがまた、お風呂以上に気持ち良かった気がしてなりません(横になって足を伸ばせる事が、こんなに幸せだったとは…)。

 さて、目が覚めたのは14:00を過ぎたところだったのですが、ふと気付くと GG のサックスメンバーがいません。既に起きていた智也君に聞くと、上杉君と合流しに、もう現場に向かったとの事でした。置いてかれた?…と思いましたが、今日は GG 側に、ゲストのサックス・プレイヤー、平賀真奈美という方がいらっしゃって、GG メンバーとサックス四重奏をライブで披露するという事で、先にリハーサルを始めているのだそうです。疲れているだろうに、さすがだな…と思いましたが、よく考えたら自分達もゆっくりしているわけにはいきませんでした。なんせ、この日の入り時間は15:00だったのですから(笑)。すぐさま支度をし、今日のお店へと向かいました。

   やはり札幌味噌ラーメンは外せません!   美味しそうな写真に仕上がりました!

 …の前に、腹ごしらえも忘れてはいけません(笑)。ここは、札幌駅の地下街の一角にあった“よし乃”という札幌ラーメンのお店でしたが、これがまた美味でした。しかも“学生はトッピング無料”という貼り紙がしてあって、秋航がお店の人に「自分達は、まあ学生みたいなものなんですけど、トッピング無料になりますか?」みたいな交渉をしていたのには目から鱗でした(笑)。そして、その通りになったのもビックリしました。札幌…素敵な街です。

 …さて、そんなこんなで今日の会場に着きました。場所は YAMAHA『Muse Club Sapporo“Fields”』という所で、ホールのような、とても綺麗な場所でした。中に入ると、既に上杉君は来ていて(今日の昼頃に無事千歳空港に到着し、実はサトアキ君が車で迎えに行っていたそうです)、確かにリハーサルを行っているようでしたが、自分達もセッティングを始めないといけません。ここで、立山さんが事前にこの場所に送っておいた自前のキーボードと対面する事になりましたが、あ…ちゃんと届くんだ…という感動さえ感じましたね(笑)。送ったのは1台だけで、もう1台は YAMAHA から借りる事になっていましたが、それを見ると、何とそのキーボードは立山さんの持っているのと同じシリーズのキーボードではないですか…。これは Motif シリーズというキーボードで、自分も持っているものですが、その2台仕様とは…、なかなか豪華です。

   この日ライブを行った YAMAHA のホール   YAMAHA Motif シリーズを2台というのはまた豪華です!

 リハーサルを済ませ、いざ本番へ…。ホールのような雰囲気の場所だったので、ライブと言うよりはコンサートみたいな空気が漂っていましたが、なかなか良い時間を過ごせたような気がします。
 この日のライブは、今ツアーの中でもかなり特殊な形態のライブとなったと思います。ゲストに平賀さんがいらっしゃって、サックス四重奏をやった事もそうですし(1曲、GG のオリジナル曲も吹いて下さいました)、現在一番お世話になっているとも言える、サトアキ君にも登場をして貰いました。
 彼が担当しているのはドラムで、秋航と交代という形での出演だったのですが、なかなか面白い演奏にもなっていて、この日の札幌らしい場が作れたのは良かったと思います。特に、サトアキ君は秋航と同期で、そして同じ楽器という仲ですから、色々と話した事も多かったのではないでしょうか。北海道ツアーのメインのライブとして、思い出深い時間にする事ができました。

   The Linda は熱が入っていました   今回のツアーでは珍しい形態となった、サックス四重奏

   サトアキ君、緊張しながらも良い感じでした!   やはり人数が多いのは単純に凄いです

 ただ、全体的に疲労感が絶えなかった…というのは、正直自分でも分かりました。精神的には疲れてないのですが、肉体的にはどうしても疲れが出ているようで、1ステージ丸々の時間には限界があったようです…。また、普段使い慣れてないキーボード編成でもあるため、演奏に若干違和感を感じてしまったりと、集中力が散漫になっていた事も事実です。列車の旅のせいだとは、個人的には言いたくないのですが、疲れの理由は誰が考えても明らかでした。とにかく、良いライブにしようという思いはありましたが、楽しかった反面、色々と反省すべき点もあったライブだったと思います。ツアーはまだ終わってませんから、その反省も次に生かすべく、ライブは終えさせて頂きました。

   共同作業でキーボードを包装していきます   サトアキ車組、深川へ向け出発

 ライブが終わると、急ぎで片付けが待ってました。立山さんのキーボードは再度包装をし直し、改めて配送手続きへ…。今日この時間の為だけに送られてきたキーボードの身になると大変な感じがしてしまいますが、自分の身を軽くするには仕方の無いところです。
 ここで、GG のサックス隊のメンバーとは、いったんのお別れです。サックス隊は、今日出演して頂いた平賀さんの御好意で自宅に招かれていて札幌に留まるのですが、自分を含む他のメンバー達は、今日の宿に向かわねばいけません。これがまた深川という、札幌から旭川方面に向かって1時間ぐらい行った場所にあるので、着くのが遅くならない為にも、今回のお店をなるべく早めに出発するという事は必須だったのです。
 それでも、何だかんだでお店を出れたのは23:00前…。深川にある宿に着いたのは24:00過ぎでした。宿の周りはもう真っ暗で、ここはどこに位置しているのかも分からない感じでしたが、通された2階の廊下の窓には、2匹の蛙が張り付いていました…。どうやら自然たっぷりな所のようです(笑)。

   ある意味?微笑ましい風景です   こちらも楽しく盛り上がりました♪

 さすがに疲れたので、軽く打ち上げでもして寝るか…という感じだったのですが、ここで上杉君から写真付きのメールが送られてきました。内容はというと〔Yuichi's Nikky『北海道を食す』〕を参照して頂きたいのですが、どうやら向こうは相当盛り上がっている様子。それならば、こっちも盛り上がっている様子を送ってやれ!と、コンビニで買った発泡酒、カップヌードルを並べては、携帯のカメラで写メールを送るという作業が始まりました。…結局のところ、夜は長かったです(笑)。

   9月15日(3日目)
 自分が朝起きたのは、大体8:00ぐらいだったでしょうか。既に起きていたのは立山さんと永井くらい(要するに、昨日の宴会に参加していない)で、しかも永井は外に出て縄跳びを始める等、朝から少々キツい光景を見させられます。しかし、窓から外を見てみると、この宿がいかにも北海道らしい風景の中にあるという事が分かり、しばしその雰囲気を堪能していました。…とはいっても、ここは朝食付きの宿だった為、すぐさま皆を食堂の方に行かせなければならなく、早速宿内はザワザワとしてきました(笑)。

   縄跳びをする永井…変に姿勢が良いような気も…   学生サークルの合宿の朝みたいですね…

 この日の予定といえば、夕方から夜にかけて、これから行く士別南中学校でリハーサル(本番はこの次の日でした)を行うのみで、あとは何も入っていませんでした。ですが、せっかくの北海道…何かをせずにはいられないという事で、早速行ってきました、旭山動物園!…こちらにはサトアキ君の車があり、この宿は旭川からもそう遠くない場所にあるはずなので、そこに行ってみるというのは、当然と言えば当然の選択だったとも言えます。
 旭川に向かう途中で雨に降られてしまいましたが、これが昨日だったら大変な事でした。誰も傘は持ってきてなかったので、旭山動物園の園内用…という名目で、急遽100円ショップで4本だけ購入しましたが、こちらの人数は今現在サトアキ君も入れて8人…。常に2人で行動しろという事なのでしょうか(笑)。

   2人仲良く共用傘   動物園は斜面に位置している事が分かります

 動物園は旭川の市内からは若干離れたところにあり、これは車で良かったと思いましたが、途中、園内の敷地らしい所に着く付近で、有料駐車場への誘導が多いのには辟易しました。サトアキ君曰く、この先に動物園用の無料駐車場があるらしく、いつもこの状況には疑問を感じるとの事…。正にその通りですね…。
 さて、園内に入ったのは大体11:00頃だったと思いますが、この日は土曜日だった事もあり(よく考えたら、連休シーズンでもあったのですね)、結構混んでいる様子でした(雨が降っていたにも関わらずです)。特に、人気の動物の前の人出といったら凄まじく、上野動物園より全然賑わっているとさえ思ってしまいました。
 メンバーは皆、かなり子供心に戻って楽しんでいたみたいですが、いや…、自分も最初はそうだったのですが、どうも人で混雑しているという場所は苦手で、最後の方は単独で行動し、駆け足でひと通り見て、あとは出口の前でボーっとしているという、何とも勿体無い事をしてしまいました(笑)。いや、それでも自分的には楽しんだので、良かったのではないでしょうか。出口では約1時間弱は待っていましたが、その間に行き交う観光客を見ているだけでも結構面白かったです(笑)。

 せっかくなので、動物達の写真を一部載せておきましょう。一応、ひと通り見ていますからね!

   名物の白クマは常に人だかりがある感じでした   アシカのショーは人気です

   ペンギンは最高に可愛かったです♪   鹿も北海道らしい感じですね

 さて、北海道に来たら、ラーメン以外に食さなければいけないものがあります。それは何と言っても寿司です!前回、このメンバーで北海道に来た時、やたらと感動する寿司に巡り合いましたが〔2005年を振り返る(11月)参照〕、それは実はここ旭川で食べたものだったのです。この動物園からもその寿司屋は近く、全員一致でその店に行く事に決めました。お店の名前はトリトンと言い、まあ北海道の中でのチェーン店なのですが、やはり感動的な味は健在でした。

   ポーズ、特に意味無し   もちろん、これは2人分です

 やはり重要なのがウニです!…これを食べないで北海道に来たとは言えません。明らかに本州とは違う、ウニ本来の味がここでは楽しめるのです。ただ、値段的には他より若干高いので(…とは言っても2巻で420円程度ですが)、メンバー全員が頼むという事態にはなりませんでした。
 しかし、ここで全員を凌駕させたのがサーモンです。これが脂が乗ってて美味しく、しかも具の1個1個が大きいのです。シャリから食み出てしまっています。そして、値段が驚きの136円(もちろん2巻分です)!…このコストパフォーマンスには恐れ入りました…。ここでは心から皆満足していたでしょうね。

 この後は車を走らせ、明日の演奏場所である士別へと向かいました。意外と早く着いてしまい、近くのデパートで(何故デパートだったのやら…)時間を潰していましたが、その頃の GG サックス隊はというと、実は札幌から鈍行で士別まで向かっている最中で、まだまだ現地到着には時間が掛かるようでした…。繰り返し言いますが、列車移動では皆“あの切符”を使っているので、見方を変えればタダ同然で来れているのです。改めて凄い切符だと思いました(そして、いかに自分達がその切符の利点を生かしているか…という事にも、自分で感心してしまいました…笑)。
 学校には17:30頃に入り、The Linda の方からリハーサルをやっていきました。前回同様、学校の体育館で演奏をするのですが、まずはステージの組み立てから始めるという状況でした(生徒がやってくれていました)。
 ここで、この学校の吹奏楽部の顧問である村山先生を紹介しておかなくてはいけません。村山先生は上杉君の先輩にあたる方で(サックスを吹いています)、現在はこちらで教職をされている方なのですが、またここで自分達が演奏できるというのは、他ならぬこの方のお陰です。前回は“授業”という名目で自分達は出演させて頂きましたが、今回は“文化祭の中の締めのライブ・イベント”という状況で推薦して下さいました。「もう、暴れてやって下さい」との言葉も頂き、俄然やる気が増してきます(笑)。

   体育館というのは、人がいないと相当広く感じますね   GG サックス隊到着の瞬間を捉えました(笑)

 GG サックス隊が到着したのは結局19:00過ぎという(やはり、サトアキ君が士別駅まで、車で迎えに行ってくれています)、もう日も沈んでしまった時だったのですが、どうやら列車の旅を(トランプで)楽しんで過ごせていたみたいで、意外にも表情からは疲れの欠片もありませんでした。そして村山先生も交えて GG のリハーサルを行います。この村山先生、本来はクラシックのサックスを吹かれていた方なのですが、GG の曲ではソロにも挑戦するなど、その意欲的な姿勢には見習う部分が多くありました。挑戦した曲は上杉君作曲のバラード“今宵ナニ思フ”だったのですが、これは先生本人の希望だったらしく、本当にその曲が気に入っている様子でした。…これは良いライブになると、その時確信したものです。

 そんなこんなで無事リハーサルも終わり、自分達はいったんホテルに(ここではホテルも用意されていました!本当に有り難い事です)行きます。依然雨は止む様子はありませんでしたが、こんな雰囲気の夜の北海道も悪くはありません。
 そして、その後は村山先生に招待され、近くにある焼肉のお店へと移動しました。前打ち上げという感じでしたが、このお店の焼肉がまた出てくる出てくる、、、。酒も結構入っていたせいもありますが、ここでメンバーのお腹は皆、限界点に達していた模様です。

   村山先生(左)も飲みます!   明日の演奏に備えて、たらふく食べておきます!

 ところで、この席で村山先生が、「ちょっと教師臭いセリフになっちゃうけど…」と、前置きをして話された言葉が印象的でした。前に演奏しに来て貰った時の生徒は、それこそ盛り上がって聴いてくれていたけど、どうも今の生徒には、そういった“感動”を感じられる心が鈍っている気がする…と。…だから、自分は今の生徒に“感動”という感情を思い起こさせてあげたい。ロボットのような、ただ言われた事を右から左に流すだけ…ではなく、ちゃんと“人間”として学校を卒業させてあげたい。だから、今回のライブは本当に楽しみなんだ…と。


 泣かせるじゃないですか…o(ToT)o


 絶対、明日のライブは盛り上がらせてみせる…と、皆が改めて団結した時でもありました。

   9月16日(4日目)
 さて、用意されたホテルがあまりにも居心地が良かった為、部屋の電話が鳴るまで皆熟睡していましたが、その電話の内容はというと「フロントですけども、もうチェック・アウトの時間を過ぎてますが」…というもので、一気に目が覚めてしまいました(笑)。時計を見ると、朝の10:00を回っています。…確か昨日の宴会での話しで、チェック・アウトは朝11:00というように聞いていた気もしたのですが、これは完全に気のせいだったようです(笑)。今後気を付けたいものです。
 ただ、学校に入るのは昼頃で良いと言われていた為、幸いにも遅刻…という事にはなりませんでした。変に時間を持て余してしまいましたが、早めに学校に行くと、もう自分達の楽屋的なスペース(事務室っぽい感じの所でしたが…)は用意されていました。

   殆どの人は車で来ているようです   とにかく本番に備えます

 とりあえずは本番までここで待機…という感じでしたが、せっかくの文化祭なので、何か見て回りたいという気持ちも少なからずありました。すると、そろそろ体育館で、全校生徒による合唱コンクールみたいなのが行われるというではありませんか!…しかもその審査員の1人に、自分達を代表して上杉君が呼ばれているとの事(さらに、一昨日共演したの平賀さんも、この日の為に駈け付けてくれていたようです)。これは…見過ごすわけにはいきませんね(笑)。

   明らかに異質な人が1人交じっています(笑)   学校からの景色にしては羨ましいばかりです

 体育館は人で一杯で、如何に合唱コンクールに重きを置いているかが窺えましたが、確かに、審査員の席には上杉君が座っているではありませんか!…なかなか新鮮な光景で興味深かったのですが、自分達が密かに期待していた“審査員から一言”…的なコーナーは無く、そのまま自分達の出番へと流れていきました。その間には昼食も頂き、体調的にも万全です。最初は The Linda からの出演となりました。

 お客さん(…というか生徒達)は、最初から期待していたみたいで、メンバーが登場するやいなや大拍手で迎えてくれました。それに応えるように永井も大声で「帰ってきたぞ!」と叫びます。そして曲を始めると同時に皆を立たせ、いつも以上に動きのある姿勢で歌い始めました。
 生徒達も何かを掴んだのか、永井に負けないように体に“動き”が出てきました。それがまたお互いを刺激して、体育館の中はダンスホール?のような雰囲気になっていきます。しかも、動きがあるのは体育館の中にいる全員で、正に自分達とお客さんが一体になっていたライブとなっていました。これは GG も負けていられません。

   いきなりテンションを上げていく永井   よく見ると照明の人も振り付けをしています(笑)

 GG はインスト・バンドなので、The Linda のようにボーカルで煽る事は出来ませんが、そこはちゃんと用意はしてあるのです。今まで何度となく今回のツアーで使ってきた“Keep On Dancing”という曲は、正にこの体育館での状況に相応しい曲でした。「とにかく、生徒の皆の声を聞かせて!」という上杉君の言葉通り、素晴らしく盛り上がりを見せてくれました(そして、この曲が今回発売されたCDのタイトルというのが憎いです)。
 音楽はもちろん、楽しくやるに越した事は無いのですが、それを生徒達に説明するにはどうすれば良いのか…。よく考えてみると難しい事なのかもしれませんが、こんなにも近くに答えはあったのです。それは、音楽で楽しんでいる自分達を精一杯見せること…。余計な説明等は不要なのです。これらの姿勢が通じたかどうかは、生徒達の気持ちに任せますが、ライブが終わった後の生徒1人1人の表情を見てみると、やはりやって良かったと思わずにはいられません。士別南中学校…ここは間違い無く、人間らしい心を持った生徒が沢山いる学校でした。

   GG も負けじと振り付けを敢行していきます!   極めつけ的な“絵”でもあります(笑)

 さて、ライブは無事終わりましたが、実はゆっくりとしているわけにはいきませんでした。今夜は札幌22:00発の急行『はまなす』に乗り、そのまま東京に戻らなければならないのです。ライブが終わったのは15:40頃で、まだまだ時間があると思うかもしれませんが、札幌までの行程は、再度“車班”と“列車班”に分かれなければならず、しかも列車班の場合、ここの最寄の士別駅を16:12に発車する列車に乗らないと、普通列車だけで急行『はまなす』に間に合うように札幌駅に着く事は出来ないのです。
 これはかなりタイトでした。列車班は自分と立山さん、そして智也君と池田君という、偶然にもキーボーディストとベーシストという組み合わせになっていましたが(笑)、またサトアキ君に駅まで送って貰い、何とか目的の列車には乗る事が出来ました。列車は宗谷本線の旭川行き…という、名前的には雄大な感じがしますが、車両的には1両編成で、それでいて結構空いています。周囲の風景は喉かの一言で、つい30分前までは、あんなに盛り上がっていた場所にいたのに(どうやら、CDは双方のバンドとも完売したらしいです!)…と思ってしまいますが、それもまた北海道の魅力として、自分の心に刻まれた気もしました。

   さっきまでの盛り上がりが嘘みたいな士別駅   旭川行きの列車がやってきました

   北海道らしく、鉄道林が立ち並ぶ風景を走ります   こちらも北海道の秋という感じで、味のある景色です

 途中、旭川と岩見沢で乗り換えがありましたが、この区間は今回の数ある列車区間の中で、特に良い雰囲気のある区間だったとも言えそうです。車内が空いていたという理由もありましたが、北海道という雰囲気がそうさせるのか、急いでいるわけでもなく、それでもどこまでも続く原野が車窓には広がり、いつまでも見ていたい感じがありました。それも、札幌に近付くにつれて灯りが多くなってくるのですが(札幌着は20:18だった為、もう日は暮れている時間でした)、それもまた幻想的で良い車窓風景を作り出している気がしました。
 ところで、この札幌までの間には驚く事がありました。なんと、自分達が3日前に乗った『はまなす』に同乗していた客が、札幌に近付くにつれ、何人か見かけるようになってきたのです。これにはここにいた4人全員が慌てましたが、さすがにもう、この人達は『はまなす』に乗って本州に行くのだなと、予想がついてしまいましたね(笑)。帰ってきたオールスター集結みたいで面白かったです。

 札幌駅に着く20分ぐらい前に、上杉君から「車班、札幌駅着きました」との連絡が入りました。車は18:00頃に学校を出てきたそうなので、車の速さを痛感してしまいますが、すぐその後に、「やべえ、並んでる!」と、電話越しに聞こえてくるのが分かりました。
 時刻は現在20:00くらいで、『はまなす』出発の約2時間前…という感じでしたが、やはりもっと早めに着いているべきだったのでしょうか。確かに、自分達が使っている“北海道&東日本パス”は、明日で有効期限が切れてしまうため、乗り得列車である『はまなす』に乗れるチャンスは今日が実質的に最後で、混んでしまう事も十分に考えられます。そんな事を思っていると、さらに電話越しに「うわー、どこも3人くらい並んでる」…との声が…。


 …3人…?


 大丈夫ですって!!


 やはり上杉君、1人だけ飛行機で来ただけの事はありますね(笑)。この時点で、自分達は完全に座れると確信を得たのでありました。

   これから控える長旅に備え、休息の時間でもあります

 そして列車班も札幌に着き、車班と札幌駅5番線(急行『はまなす』が入線するホームです)で落ち合いました(ついでに、賢さんは北海道でまだ所用があるために、途中でお別れとなりました)。何人かはご飯を食べに行っているようで、まだホームは閑散としていましたが、時間が経つにつれ、段々と並ぶ人も増えていきます。そして、『はまなす』入線直前の21:30頃には、、、

   皆のテンションも最高潮に達しております(笑)

 こんな感じになってしまいました…。やはり、今日は混む日なのかもしれません。

 これに乗れば東京まで近付く!…そういった思いが気分を高揚させたのか、『はまなす』入線時には、自分達だけで拍手と歓声を湧き起こさせました。他の人達はさぞかし驚いた事でしょう(笑)。

   一生の思い出になりそうな急行“はまなす”号   乗客の荷物の多さには驚かされます

 いよいよ札幌駅を出発する時がやってきました。これは同時に、北海道を出発する…という事でもあるのです。窓の外には、サトアキ君が自分達を見送ってくれている姿が見えています。そして、発車間際になり、彼の目から涙が出ているのは見逃せませんでした。きっと、自分達が北海道に来たのは、相当嬉しかったのだと思います。彼には大変お世話になりましたし、もしかしたらこれからもお世話になるかもしれません。ここにもまた1つ大事な出会いがあったのだという事を、自分は忘れてはならないんだと思いました。

 さて、札幌を発車して間もなく、自分達はお酒で乾杯という感じでしたが、前の席から1枚の紙が回ってきました。内容を見てみると、そこには“2007 Summer Express 旨かったモノ選手権!!”とあり、1位から5位、そしてワースト1位の欄が書いてありました。これは、今までのツアーを振り返ると同時に、今の酒の絶好の肴にもなりますね(笑)。北海道を後にしてしまいましたが、自分はもう少し、ツアーの余韻を楽しむとしましょう♪

   それぞれ色々と分かれましたね(笑)

   9月17日(5日目)
 途中、やはり函館ぐらいで目が覚めてしまいましたが、本格的に覚めたのは朝5:00頃で、青森まであと30分というところでした。列車はいつの間にか本州に入っており、なお坦々と走行中…といった感じです。外を見ると少しずつ薄ら明るくなってきている感じでしたが、どうやら雨が降っているようで、何だか冷たそうな印象を受けます。北海道とは違った風景がそこにはあったわけですが、やはり日本というのは何だかんだで広いのですね。
 青森に着いたのは定刻の5:35。車外に出ると雨と風で寒く、何だか北海道より奥地に来た感じがしてしまいましたが、もちろん自分達は東京に近付いてきています。まだまだ先は長いと思わざるをえませんでした…。

   まだ完全に目が覚めていない感じです   青森~八戸間では、割りとゆったりしていました

 ここから八戸までは4両編成のディーゼル車で、他の路線の間合い運用で使われていた車両のようでしたが、おかげでゆったりと車内で過ごす事が出来ました。しかし、それ以降の区間というと、電車ではありますが、2両編成でロングシート、そして車内は結構混雑…等など、これは仙台地区まで続いていきました。その間、途中の盛岡では、わんこ蕎麦に挑戦する…という案も出ていたのですが、ちょうどその時は大雨の真っ最中で、駅の外に出るのも厳しい感じでした。また別の機会があれば…と思います。

   ちょうど4日前と同じ場所にて撮影をします(一ノ関駅にて)

 さて、そんなこんなで仙台には14:24に着きました(ここまで本当に長かったです)。このまますぐに乗り継いでも良いのですが、少しぐらいは気分転換が必要かとも思います。元々、休み無しで乗り継いでいくと、今回の最初の集合場所だった赤羽には21:00頃に着くのですが、別に22:00頃着いても差し支えないだろうという事で、仙台で1時間程の休憩をとる事になりました。
 仙台と言えばやはり牛タンです。行きの時には駅弁として食べましたが、やはり本格的な店に行ってその味を確かめたいものです。牛タンの有名店は駅中にも沢山あるのですが、そのどれもが混んでいました。確かに、この日は連休の最終日だったので、仕方なかったとも言えそうですが、ここで活躍したのが仙台出身の永井です。永井は皆を連れ駅の外に出て、駅から徒歩5~6分ぐらいのお店を探してくれたのですが、これが見事に空いてまして(“きすけ”という、結構有名なお店です)、永井に連れられた全員が席に着く事が出来ました。うむ、やる時はやるようですね笑)。おかげで時間内に牛タンを堪能する事が出来ました。やはり駅の中のお店より、駅の外のお店のようです!

   こんな寄り道も時には必要!   やはり仙台は好きな町です!

 さて、次に乗るのは仙台発福島行きの快速列車でしたが、発車案内の表示を見ると、これがまたお馴染み?の2両編成です…。また混むのか…と半ば諦めモードでいましたが、これが予想以上に空いてる空いてる。どういう事なのかと思いましたが、周りの客層を見て理解出来ました。


 自分と同じ目的の人達が乗っていないのです!!


 この日、青森(正確に言えば札幌から)から仙台まで、出来る限り乗り継ぎの早いルートで乗ってきましたが、周りには明らかに“北海道&東日本パス”で鉄道の旅を行っている人が見受けられました。しかし、今この列車にはそういう人達は皆無です。つまり、先ほどの一番早く乗り継げる列車で、皆先に行ってしまったという事です…。これはある意味発見で、鉄道好きの性格をよく表しているな…とも思いました(せっかく早く乗り継げるなら、それを実行しないと気が済まない…たぶん…笑)。…とにかく、この後はわりと空いている車内を堪能でき、福島県、栃木県と渡ってきて東京に近付いてきた事もあって、皆車内では元気な姿を覗かせていました。…北海道の旅ももうすぐ終盤です。

   それぞれ列車を待つ姿にも慣れが見られます(福島駅にて)   ラスト・スパートの黒磯~宇都宮間はこんな感じでした

 そして、ついに皆で行う最後の乗り換え駅、宇都宮に着きました。時刻は20:30頃になっていましたが、列車の行き先に表示されている「上野」の文字が、何とも眩しく映ります。列車は15両編成と長く、もちろん混んでいるわけがありません。ここにいる10人のメンバーによって、車両の一部分が占拠されたような形になってしまいましたが、空いているのであまり問題は無さそうです…。
 この列車は快速だったので、その分所要時間も幾分かは短くなっていましたが、駅を通過するごとに、何だか名残惜しい気分も沸き起こってくるので不思議です。それは皆も同じだったようですが、もしかしたら、今こそ皆で列車の旅を楽しめているという状況なのではないでしょうか。もう残り僅かではありますが、最後の最後だからこそ思えた…というのもあるのだと思います。

 そして21:56、自分達を乗せた列車はついに赤羽駅へと到着しました。札幌を出てから丸一日、自分に至っては士別駅を出たのが前日の16:12でしたから、約30時間、鉄道に乗り尽くめだった事になります。この数字は自分は初めての経験ではないですが、メンバー皆、偉業だと思います(笑)。本当にお疲れ様でした。

   次に会うのはツアー・ファイナルですね!

 ここで立山兄弟は駅を降り、上杉君は湘南新宿ラインのホームへ、智也くんは別方面と、1人1人その人数は減っていきます。他のメンバーは埼京線でしたが、自分も途中の池袋で降りてしまい、ついにここで大人数の移動はピリオドを打つ事になりました。今までずっと大人数でいたためか、1人での乗り換えに何故か不安を感じましたが(笑)、それだけ今回のツアーは特徴的なものだったと言えるのだと思います。

 ツアーというは多くの出会いがあり(行程中の車内でも多くの出会いがありましたが…笑)、音楽以外でも身になる事が沢山起こります。今回も例外ではありませんが、このツアーこそ、“良いツアーだった”と声を大にして言いたいです。普通列車での往復という、普通の人からしたら本当に辛い状況ではあったと思うのですが、自分達はやり切りました。そして、良い結果を残せました。これで、自信を持ってツアー・ファイナルに臨めるのではないでしょうか。…カップリング・ツアーのライブは残りあと1回、張り切って演奏していきましょう!

 そして、赤羽に向かっていた列車で、皆で感想を言い合っていた時に出た一言。


 「北海道…次回は飛行機で行きましょう」


 …そりゃそうだ(笑)。

 ☆Generation Gap のHP…http://www.generation-gap.jp/

 ☆The Linda のHP…http://www.thelinda.jp/

 ☆Muse Club Sapporo“Fields”のHP…http://www.muse-club.biz/index.html

テーマ:ライヴレポ・感想 - ジャンル:音楽

この記事に対するコメント
いよいよ~
わーい、北海道編始まりましたね!
誰も触れてくれなかった・・・とライブで
嘆いていた上杉社長のこともちゃんと書いてあります(笑)
ゲームボーイ二人も確認しました~
続きが楽しみですーv-237
【2007/09/29 21:20】 URL | 桂子@広島 #pQfpZpjU [ 編集]


はい、自分でもかなり気を遣いました(笑)。
長い長い旅であったので、一緒に楽しんで頂けると幸いです。
【2007/09/29 22:54】 URL | 竹内 #- [ 編集]

ついに
始まりましたね「Live Train」編。

たのしみにしてます!

【2007/09/30 18:53】 URL | タカユキ #d9gczlYo [ 編集]


お、そう聞くと一層特別な感じかも!
楽しんで下さいませ♪
【2007/09/30 21:46】 URL | 竹内 #- [ 編集]


なんか既に懐かしい感じがするのは俺だけでしょうか??

濃厚な日記を期待してます。
【2007/10/02 05:59】 URL | 智也 #- [ 編集]

まあ…
どこか夢のようなツアーだったからね…。
現実味が無いというか…。また曖昧な
記憶を蘇えらせていきます(笑)。
【2007/10/02 06:09】 URL | 竹内 #- [ 編集]


はやく続きが読みたいよー  笑
【2007/10/09 02:48】 URL | U1 #- [ 編集]


まあまあ、ここは気長に…(笑)。
【2007/10/09 03:07】 URL | 竹内 #- [ 編集]


いつのまにか、、、少し、更新してる!!
疲れてるのにお疲れ様です。

ライブも無事に終えて、何よりです。

【2007/10/24 22:26】 URL | #- [ 編集]

はい、こっそりと…(笑)
これからジワジワ更新していく予定です!
【2007/10/25 02:57】 URL | 竹内 #- [ 編集]


あ、kousin sareteru!!
your bery Fantastic bloger! It came super quickly.
Great pianist.and train mania. Perfect!













sakiha mada nagaiyo...hayakune!
【2007/10/27 03:21】 URL | tateyama #mQop/nM. [ 編集]


mata koushinn shiteimasu!
tashikani madamada sakiha nagaidesuga,,,





gannbarimas-su!
【2007/10/27 04:16】 URL | 竹内 #- [ 編集]

いつのまにか
また、更新してる!!
泣かせるね~♪
どんな、感動があったのでしょう・・・
更新また、こっそりしてください(笑)。
【2007/11/11 18:49】 URL | #- [ 編集]

また気付かれましたね(笑)
まだまだゆっくりと更新していきます♪
【2007/11/13 01:16】 URL | 竹内 #- [ 編集]

うわっ
アトスコシデスカ?
ガンバッテクダサイネo(^-^)o
コウシンタノシミニシテマス!!!
【2007/11/14 20:11】 URL | YU~MI #1n9Tsjm2 [ 編集]

いいところで見ましたね
あともう少しです。
しかし今回も書く事が多かった…(笑)。
【2007/11/15 01:33】 URL | 竹内 #- [ 編集]

本当に旅も日記もお疲れ様~♪
飛行機だったら、どれだけ、短かったか(笑)。
書くのは大変だったと思いますが、
読むほうはとっても、楽しく読ませてもらいました~。

一緒に旅して、ライブした気分です(笑)。


【2007/11/15 13:15】 URL | #- [ 編集]


確かに、飛行機で行ったら、このツアー日記も
半分くらいの量になっていたかもしれません。
その分、思い出が残ったという事ですね(笑)。
【2007/11/15 14:32】 URL | 竹内 #- [ 編集]


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プロフィール

竹内

Author:竹内
1980年1月29日生まれのO型。
3歳からクラシックピアノを始め、
高校ではジャズに目覚め、大学では
バンドも経験する。現在は関東を
中心に、ライブハウスやホテルの
ラウンジ、レストラン等で演奏を
行っている。また、写真好きが興じて
簡単な写真撮影の仕事もしている。
…そんな29歳です。



次回のリーダーライブ

2010年2月7日(日)
外苑前 Z・imagine
Open…18:00~(予定)、
1st.…18:30~、2nd.…20:00~、
Charge…2700円(ドリンク別)
(Pf)竹内大輔
(B)池田暢夫
(Ds)佐々木俊之



竹内大輔トリオCD発売中(試聴可)!

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