竹内大輔の写真日記(~2009)
ピアニスト竹内大輔の、2009年までの日々を綴った日記です。
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北海道往復10000円の“Live Train”
 明日(正確には今日)から Generation Gap と The Linda の北海道ツアーが始まりますが、前回の静岡ライブでのアンコール時に、突如上杉君から「北海道往復の移動手段は、計10000円の鈍行列車」との発表をした事から(自分とは打ち合わせをしていましたが…笑)、各地で色々と反響を呼んでしまいました。北海道ツアーに行く前に、改めてその移動手段について、色々と述べておきたいと思います。

   静岡でのライブ時に皆に渡された“旅のしおり”…笑

 実は今更ながら、北海道ツアーは当初は飛行機で行くつもりでした。ツアーというのは、なるべく経費を抑えて行きたくなるものなのですが、あの(?)さばいばる伊藤さんでさえ、飛行機を使って札幌まで行ったくらいですから〔さばいばる伊藤、札幌ツアー(2007.6.8~6.10)参照〕、意外にも飛行機は値段を安く行く為の手段であったりするのです。このブログではお馴染みのスカイマークを使えば、片道は約10000円から手に入りますし、それを組み込んだパッケージ・ツアーに参加しても、飛行機往復とホテル代込みの1泊3日(もう1泊は個人で手配をするという内容です)で22000円くらいからあったのです。むしろ、自分の中では飛行機で北海道に11人で行く絵を想像しては、勝手に楽しんでいたものです。
 しかし、その情勢が変わってきたのが8月の中旬頃でした。空席が無いというのです。よく考えてみると、9月という時期は北海道のベスト・シーズンでもあり、しかも自分達が行く期間というのは、連休が組み込まれていた時期でもあったのです。安い航空券は瞬く間に売り切れになってしまい、あれよこれよと言っている内にパッケージ商品も安いのが無くなってしまったのです。ここで注意して頂きたいのが、完全に満席ではなく、安い席が無くなってしまった…という事です。初めに言った通り、なるべく安く抑える事が至上命題のこのツアーにとって、もう既に行き方は別の方法へと考えられていっていたのです。
 この時に出た案が、フェリーで北海道へ向かおうというものでした。茨城県の大洗から、北海道の苫小牧まで、1人約8000円くらいで渡れるというもので、確かに安く行ける方法ではありました。…しかし、これだと大洗までの交通手段と、苫小牧からの交通手段も考えなければならなくなります。北海道内での移動は、知り合いの車を1台使わせて貰えて、もう1台はレンタカーを使う事で解決はしているのですが、やはり大洗までの移動(帰りもですね)がネックになりました。自分達の車で行く事も考えましたが、フェリー乗り場の方が言うに、車を置いておくのは良いけど、盗難の被害には責任が持てないと言われてしまい、さすがに気が引けてしまいました。

 そんな時、自分はある切符の存在を思い出しました。それは、JR北海道とJR東日本が中心になって売り出している“北海道&東日本パス(普通列車限定)”という切符で、5日間連続で使えて1人10000円という切符です。基本的に普通列車しか使えないものの、約1日で東京から札幌まで行けるのは過去に確認した事がありました。フェリーを使っても、どちらにしろ約1日掛かるので、こんな切符もありますよと、メンバーに打診してみたのです。
 ここで、この切符について説明をしておきたいと思います。普通列車限定というと、過去にこのブログでも説明した“青春18きっぷ”に似ていますが〔旅日記 10.(津軽・日本海編・…2007.1.7~1.9)参照〕、自分達にとっては別物と言って良いくらい、異なる点は存在しています。

 ところで、この“北海道&東日本パス”が生まれたのは2002年と、比較的新しい時期でした。これには、東北新幹線の盛岡~八戸間の延伸や、青森~函館間の全列車特急化、函館~札幌間の『快速ミッドナイト号』の廃止が影響しているかと思われます。自分が学生の頃、“青春18きっぷ”を使って東京から北海道には何度か行った事があるのですが、その時幾度と無くお世話になったのが青森~函館間の『快速海峡号』と、函館~札幌間の『快速ミッドナイト号』でした。…というか、これらの列車を使わないと、普通列車(快速も含みます)だけでの東北~北海道への移動は、格段に不便になってしまいます。特に後者は夜行列車で、時間を無駄に使わないという点でも便利な列車でした。
 これが、2002年に全て状況が変わってしまいます。青森~函館間は全列車が特急での運行になり、それではという事で、途中の蟹田~木古内間の利用のみに限り、特急列車でも青春18きっぷでの利用が認められたのですが、これが相当不便な事になっており、乗り継ぎの良いチャンスは1日に3回くらいしか無く、基本的に青森~函館は全て特急で移動してくれ…と言っているようなものでした(快速海峡号の時は、1日に7往復運行されていました)。また、快速ミッドナイト号も廃止され、青春18きっぷで函館~札幌間を夜に移動するのは不可能になりました…。さらには東北新幹線の延伸により、既存のJR東北本線は第3セクター化(要するに私鉄化)され、この区間の在来線は、青春18きっぷでは乗れない事になってしまいます。この辺りは、奥羽本線や羽越本線という、日本海側での移動で何とか切り抜けられるのですが、とにかく青春18きっぷによる東北~北海道の移動は、以前と比べて格段に不便になったのです。

   快速ミッドナイト号…深夜の長万部駅にて1998年に撮影

 そこで生まれた“北海道&東日本パス”。名前の通り、JR北海道とJR東日本エリアでしか使えないのですが、この切符はさらに、新幹線によってJRから切り離された“IGRいわて銀河鉄道”と“青い森鉄道”の乗車が認められるようになったのです(今回の旅では関係ありませんが、北越急行の乗車も認められています)。これによって盛岡~八戸間も、この切符でクリアする事が出来ます。また、これが一番大きいのですが、青森~札幌を結ぶ『急行はなます号』という列車の自由席(指定席は、別に指定席券を買っても乗れません)にも乗る事が出来る措置が取られているのです。“急行”というのは、青春18きっぷでは乗れない種別の列車だけにこの措置は大きく、さらにはこの列車が夜行列車というのが、昔の『快速ミッドナイト号』を補完してくれる役割を持っているという意味で、大変重要な列車になっているのです(また、特急券を別途払えば、青森~函館間の特急にも乗れるようになりました)。
 つまりは、この切符は首都圏から北海道を移動するのに一番メリットがある切符と言え、自分達に正にピッタリだと思ったのです。また、青春18きっぷと違い、切符の有効期間は、最初に使い始めた日から連続した5日間…というのが、ある意味デメリットでもあるのですが(青春18きっぷは、有効期間内での任意の5日間…複数人数で使う事も出来ます)、このルールは、自分達の行動に照らし合わせると、まるで問題の無い事が分かってしまいました(今月の13日に出発し、17日に戻ってくるので)。さらに感動的なのが利用可能期間です。青春18きっぷと同じく、この切符にも利用期限があるのですが(青春18きっぷりより、若干長めになっています…)、これが何と9月17日まで!!…正に、自分達の為に作られた切符か?と、正直思ってしまったくらいです(笑)。

 さて、メンバーにここまでは説明しませんでしたが、とにかく10000円で往復できる事の安さをアピールすると、Generation Gap のリーダー上杉君は、ついに北海道ツアーへの採用を決定してしまいました。そして、当の静岡ライブでの発表をしたという事に繋がっていくのです(そしてこの瞬間、メンバー全員がこの切符の本採用という事実を知るのです)。
 切符は採用になったにしても、やはり殆どが鈍行列車という移動には、メンバーは恐れをなしている事でしょう。いや、自分もそんな気持ちです。鈍行列車の旅というと、向かい合わせのボックス・シートで弁当でも広げながらのんびり…というイメージがあると思いますが、今回利用する路線の大多数を占める東北本線の列車というのは、このタイプの車両が極端に少なく、その殆どが山手線のようなロング・シートのタイプの車両なのです(旅日記の津軽・日本海編に出てきた、701系という車両がその代表です)。
 これでの移動というのは、キツい以上の何物でも無いのですが、そんな状況にも関わらず、普通列車限定の切符を用意してくるというJR、、、これは自分達への挑戦状と見ても良いのかもしれません(笑)。何が起こるか分からないような北海道ツアーになりそうですが、とにかく楽しんで行ってきたいと思います。自分達の“Live Train”は今正に始まったばかりです!

 ☆北海道&東日本パス情報サイト(参考程度に)…http://homepage3.nifty.com/gogo-happytrip/index.html

テーマ:北海道 - ジャンル:旅行

この記事に対するコメント
お気をつけて
それにしても、すごい経緯(笑)。
そういえば、伊藤さんですら、飛行機でしたね(笑)。
BOXシートも案外、足が長い11人の男性では
きつい感じもしますが、いずれにしても、
かなりの長旅。
こっそり、電車の中で動いておかないと、体がおかしくなりそうです。
この電車の旅も楽しみにしています♪
あれ?ライブは?(笑)。

【2007/09/13 06:50】 URL | まーちゃん #- [ 編集]

長旅なので…
とりあえずは疲れない程度に楽しむ…という感じでしょうか。
ただいま1本目の電車に乗っていますが、混んでて
車内は通勤電車のようになっております(泣)。
【2007/09/13 07:48】 URL | 竹内 #- [ 編集]

お・・・・おつかれさまです
残念ながら、明日のライブは 他の用事とぶつかってしまい
行けませんが、頑張ってくださいね!!

ちなみに私も結構 東京へ行くこともあるので、
いつか普通列車での旅を楽しんでみたいと思います(笑)。
【2007/09/13 15:05】 URL | AKI #hG7ZF4t. [ 編集]

お…それはまた…
相当大変だとは思いますが、是非実現させてほしいと思います。

東京から電車に乗り継いで約9時間…ようやく岩手県に入れました。
【2007/09/13 15:38】 URL | 竹内 #- [ 編集]

管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
【2007/09/13 15:59】 | # [ 編集]


はい、楽しみにしております!
【2007/09/13 16:16】 URL | 竹内 #- [ 編集]

ほんとに お疲れ様です。
朝から満員電車だったり、乗継ぎも大変そうですね。
私もいつもそんな感じです(笑)。
益々、この旅の日記が楽しみです♪
頑張れ~(^^)
【2007/09/13 16:38】 URL | まーちゃん #- [ 編集]

頑張ります
ただいま盛岡付近ですが、今度は夕ラッシュに
巻き込まれたようです。なかなか思うように座れません…。
【2007/09/13 16:41】 URL | 竹内 #- [ 編集]

今ごろは…
八戸でしょうか?
兄さんBlogのスケジュール見るとホント分刻みですね。
無事津軽海峡を越えることを祈ってます。
【2007/09/13 19:07】 URL | タカユキ #d9gczlYo [ 編集]

気を付けて下さい。
お疲れ様です。是非楽しいツアーにしてください。
【2007/09/13 19:08】 URL | 父 #- [ 編集]

北海道&東日本パス
長旅お疲れ様で~す。
うわ~そんな切符があるんだぁ~@@。自動改札が使えるのも嬉しいですね!
いつかお世話になるかも^^。
実は、お盆過ぎ位まで北海道の友人に会いがてら札幌に行けないかと作戦ねってたんだけど、今回は調整かなわず断念><。
美味しい物でも食べて、ライブ頑張って下さいね♪
そして北海道の旅の様子が日記にアップされるのを楽しみに待ちたいと思います^^。
【2007/09/14 01:56】 URL | K。 #1wIl0x2Y [ 編集]

色々声援ありがとうございます!
>タカユキさん
 無事津軽海峡は乗り越えられました。
 もうすぐ千歳という感じですから、やっと飛行機に
 追い付いた感じになりますね…。頑張ります!

>父
 勿論そのつもり!せっかく北海道に来たしねえ。

>Kさん
 なかなか面白い切符ですよね。そして、東京~札幌なら
 お得感も倍増です。今度は冬休みの時期に発売されると
 思うので、今回のような旅?を企画してみては如何でしょうか(笑)?
【2007/09/14 05:20】 URL | 竹内 #- [ 編集]

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【2007/09/14 07:57】 | # [ 編集]

とりあえず…
ゆっくり身体を休めます!
【2007/09/14 08:02】 URL | 竹内 #- [ 編集]

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【2007/09/15 22:14】 | # [ 編集]


有り難いお言葉…、お気を付けて!
【2007/09/15 22:17】 URL | 竹内 #- [ 編集]

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【2007/09/17 05:43】 | # [ 編集]


はい、お気遣いありがとうございます!
【2007/09/17 06:08】 URL | 竹内 #- [ 編集]


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新幹線新幹線(しんかんせん)は、旧日本国有鉄道(国鉄)が1964年(昭和39年)10月1日に営業運転を始めた東海道新幹線を初の路線とし、現在JRグループが運行する高速鉄道路線およびそれに用いられる車両、並びに関連する鉄道輸送システム全体をも指す呼称である。、新幹線3 新幹線ナビゲーション【2007/09/13 14:17】

プロフィール

竹内

Author:竹内
1980年1月29日生まれのO型。
3歳からクラシックピアノを始め、
高校ではジャズに目覚め、大学では
バンドも経験する。現在は関東を
中心に、ライブハウスやホテルの
ラウンジ、レストラン等で演奏を
行っている。また、写真好きが興じて
簡単な写真撮影の仕事もしている。
…そんな29歳です。



次回のリーダーライブ

2010年2月7日(日)
外苑前 Z・imagine
Open…18:00~(予定)、
1st.…18:30~、2nd.…20:00~、
Charge…2700円(ドリンク別)
(Pf)竹内大輔
(B)池田暢夫
(Ds)佐々木俊之



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