竹内大輔の写真日記(~2009)
ピアニスト竹内大輔の、2009年までの日々を綴った日記です。
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旅日記 15.(イタリア、ローマ・フィレンツェ編…2007.7.21~7.27)
 長い間お待たせしましたが、ついに旅日記イタリア編に取り掛かろうと思います。思い起こせば、日本を出発したのが先月の21日…。あれから1ヶ月が経ってしまうという感じですが、当時の事を思い出しながら、ゆっくりと書いていきたいと思っています。しかし、前から「また行きたい!」と考えていた場所だけに、記憶を蘇えらすのはそう難しい事でもなさそうです…。それではどうぞご覧下さい!


 ●まずはイタリアへの航空券選び

 ヨーロッパに向かう時にいつも頭を悩ませるのが、現地への航空券です。今回の目的地はローマ、フィレンツェですが、フィレンツェには大きな空港は無いので(…といっても、近隣ヨーロッパ諸国からの国際線くらいはありますが)、航空券の目的地は基本的にローマになります。ただ、成田からローマへの直行便というのは、日本航空とアリタリア航空(イタリアを代表する航空会社)がそれぞれ週に3便ずつ飛ばしているのみで、しかも値段が高いのが難点です。実際、7月21日(土)出発を見てみると、ちょうどアリタリア航空の便があったにはあったのですが、表示されている値段は高い上に、航空会社のホームページ上には“満席”の文字が書かれていました。
 これで直行便の選択は断たれてしまいましたが、アリタリア航空には、同じイタリアのミラノを行き先とする便が成田から毎日出ています。これでミラノで乗り継いでローマに行く手も考えてみましたが、これはまだ満席ではなかったものの、いまいち納得のいく値段にはなっていませんでした…。さらに付け加えれば、ローマ到着が20:30以降と、遅い時間になってしまうのも、予約を躊躇してしまう一因になっていたような気がします。
 やはり、夏というヨーロッパのオンシーズンでは、直行便、特に現地のアリタリア航空はどうしても人気が高くなってしまい、それが値段にも影響してしまうようです。…しかし、自分は元々直行便には期待していませんでした。この時期ポピュラーな行き方は、やはり各国の乗り継ぎ便です。さすがに所要時間は延びてしまいますが、それでもプラス1、2時間といったところです。元々アリタリア航空使用でも、結局はミラノ乗り継ぎしか空いてなかったわけですから、つまりはどこを経由しようが、結局は同じ…という事ですね。
 実はヨーロッパへの航空券は、香港やタイを経由する、いわゆる“アジア乗り継ぎ”という選択も無くは無いのですが、これは7日間という旅行にしては時間が掛かりすぎです(基本的に、成田を午前中に出発して、次の日の午前中に向こうに着く感じです…ヨーロッパ経由だと、その日のうちに着けます)。また、やはりローマへの便数というのは、各航空会社ともそう多くはないようで、物理的に無理な場合が殆どでした。
 …ということで、自分の中ではもう“ヨーロッパ経由”…という選択に決めていました。これでもまだ色々あって、アエロフロート・ロシア航空のモスクワ乗り継ぎ、KLMオランダ航空のアムステルダム乗り継ぎ、オーストリア航空のウィーン乗り継ぎなど、調べていくだけで旅気分になってしまいましたが、その中でドイツ経由のルフトハンザドイツ航空(以下ルフトハンザ)には特に興味を惹かれました。

   飛行機にも風格が感じられます…成田空港にて   機内を見ても、ブランド力の高い会社だなと思わせます

 ルフトハンザは言うまでも無くドイツを代表する航空会社ですが、それだけに留まらず、世界でも有数な航空会社としても知られています。ドイツらしい正確な運航や、機能的なスケジュールが特徴で、乗り継ぎの利便性も世界では定評があります。実は、日系航空会社を除いて日欧間で最も座席の供給数が多いのがルフトハンザで、それは単に日本からドイツに向かう人だけではなく、ドイツで乗り継ぎ、その先の国に行く利用者も多いという事を示しています。
 値段的にもヨーロッパ経由の便の中では安い方で、しかも自分はルフトハンザに関しては、前から気になっていた航空会社だっただけに、トントン拍子でその予約を済ませてしまいました。また、自分はアメリカのユナイテッド航空という航空会社のマイレージカードを持っているのですが、ルフトハンザも含め、これらはスターアライアンスという連合に加盟している為(他、日本の全日空や、韓国のアシアナ航空等も参加しています)、今回のフライトでもマイルが溜める事が出来るというのも、予約を後押しする原動力になりました。
 しかし、最も決め手になったのは、そのフライト・スケジュールでしょう。実はルフトハンザにすると、現地での滞在時間を最も有効に使えるという事が判明したのです。
 基本的に、ヨーロッパから日本に乗り入れている航空会社というのは、ヨーロッパから成田に降り立った飛行機がそのまま折り返して本国へ飛ぶ…というスケジュールを組んでいます。これは何を意味するかというと、日本を早く発つ便ならば、帰りの便も早くなってしまう…という事です。
 旅行ではなるべく現地での滞在時間を多くしたいところですが、その為には、日本発をなるべく早い時間に設定してある飛行機を探したいところです。例えば、オーストリア航空の成田発は10:55と、わりと早く日本を出発するので現地ウィーンには夕方には着き、乗り継いでローマにも19:00頃には着くのですが、反対に、帰路の成田着は朝の8:20です。これはウィーンを14:00頃出発するという計算になるのですが、そうなるとローマ発は10:30になってしまい、これだと早過ぎです。…というのは、自分はイタリアの最終日はフィレンツェにしてあるからです(フィレンツェからローマの空港までは3時間ぐらい掛かり、空港には出発の2時間前には着いている必要があるため…厳しいですね)。
 反対に、アエロフロート・ロシア航空利用だと、帰りのローマ発は12:00くらいで大丈夫なのですが、つまりは成田での出発時刻が遅め(…とは言っても12:00発ですが…)になっているために、ローマ着は21:30と、夜の到着になってしまうのです(夜のイタリア到着は、何となく避けたい気持ちがあります)。
 この感じですと、現地に早く着くか、現地を遅めに出るか、どちらかを選択するしかないように思えるのですが、そこを解決してくれたのがルフトハンザでした。ポイントは、ルフトハンザのフライトが、成田から2都市へ向けて便が設定されているという事です。
 1本はフランクフルト行きで、こちらは成田が9:55発と、ヨーロッパ行きの中ではかなり早めの設定です。この便は成田着7:45の便がそのまま折り返しになるものです。もう1本はドイツ第3の都市ミュンヘンへ行く便で、こちらは遅めの12:25発です(成田着10:15のものが折り返しになっています)。つまり、現地での滞在時間を長くしたいのならば、行きはフランクフルト経由、帰りはミュンヘン経由にすれば良いのです。この場合、乗り継いでローマ着は17:20と、かなり早めに到着する事ができ、そのうえ帰りのローマ発は13:00で大丈夫なのです。…こうなると、行きはフランクフルト行き、帰りはミュンヘン発の便に乗客が集中しそうですが、これはヨーロッパから日本に来たい人の立場で考えると、その条件は逆になってくるわけなので(成田に早く着いて、遅く出発したいので…)、これで成り立っているという事なのでしょうね。確かに効率的な運航だと思いました。

 このように、結果だけ見ればルフトハンザのドイツ経由(行きはフランクフルト、帰りはミュンヘンで乗り継ぎ…)でローマへの往復航空券を買っただけなのですが、その道中は航空会社の戦略も垣間見えるような、大変興味深い航空券選びにもなっていたと思いました。何だか、ヨーロッパへの旅はこの時既に始まっていたような気もします。…というか、航空券選びこそがヨーロッパ旅行の醍醐味?なのかもしれませんね。


 ●ルフトハンザでドイツ経由、ローマ行き

 …という事で7月21日当日、朝8:00頃には成田空港に着き(家を出たのは朝6:00くらい…)、早々とチェックインを済ませ、その2時間後には機上の人になったのですが、機内は満席で、しかも座席が予想以上に狭い印象でした。これは、自分が窓側でも通路側でもない席になったというのも一因だと思いますが、これで10時間以上も乗っていると思うとヘコむ以外にありません(笑)。フライト中は機内映画、音楽なども楽しめますが、映画は大勢で見るスクリーンのタイプで、どうも個人で集中できるような雰囲気はありません。ここは、機内食の時にドイツの地ビールを注文し、酔いつつ眠って過ごす事にしてしまいましょう。

   ドイツの地ビール(…だと信じたい…笑)

 しかし、長時間もジッとしている訳にはいかず、トイレに行くわけでもなく席を立ったりして(ももちろん、通路に出るには横の人の前を通らなければなりません)、それはそれは気分転換に励みました。自分は後ろの方の席だったのですが、機内の一番後ろのドア付近では、同じ様な状況で“避難”して来ている人が多く、ヨーロッパ行きへの過酷さを物語っているようでした。

 そうして成田を出発して約11時間半後、現地時間で14:35、無事にドイツはフランクフルト国際空港(マイン空港といいます)に到着しました。ルフトハンザの本拠らしく、ここには成田から乗ってきた飛行機と同じ塗装をした飛行機を数多く見かける事が出来ます。ここは成田のように国際線専門ではなく、国内線もバンバン飛ばしているので、同じルフトハンザながらサイズの異なる飛行機も多くて、本当に見ていて飽きません。しかも、ルフトハンザ専用ターミナルというのもあるくらいなので、そのブランド力は極めて強いものだと思いました。ここでは乗り換えるだけなので、空港の外に出るという事は出来ませんが、いつかドイツにも降り立ってみたいと思わせてくれるに十分な空港でした。

   フランクフルトの空港にて…ルフトハンザばかりです   飛行機の発着案内表示はクラシカルでした

 次に乗る飛行機は16:30発のローマ行きでしたが、実はローマ行きは15:30発にも運航されていました。予約の段階ではこれに乗る事も出来たのですが、初めての国際空港で乗り継ぎで1時間弱というのは、何だか不安にさせるものがあり、自分は16:30発の便を選んでいたのです。しかし、乗り継ぎの手続きというのは予想以上に簡単でした。航空券は成田発の時点でローマまでのものを発券して貰っているので、この空港では手続きは不要で、決められた動線でEU入国手続き、そして乗り継ぎの為の荷物検査を受けるだけです。手続き後、15:10過ぎにはローマ行き飛行機の搭乗ゲートに行けた為、結果的には15:30発でも悠々間に合った…という事になりましたが、ここはゆっくりコーヒーでも飲みつつ、ドイツ発着の飛行機でも眺めている事にしましょう。

 優雅?な時間を過ごしていると、16:30まではあっという間でした。搭乗ゲートに案内され、ローマ行きの飛行機へ…。こちらの飛行機はエアバスA320という機種(日本のスターフライヤーで使っている飛行機と同じです)で、160人くらいが乗れる飛行機です。成田から乗ったのはボーイング747で、こちらは国際線でも300~400人は乗れてしまう訳ですから、この時のサイズの小ささは否めませんでしたが、実はA320はヨーロッパ内の国際線のメイン機種で、本当にどこに行ってもよく見かける飛行機です。確かに、ローマ行きはこの1時間前にもあったのですから、『小さめの飛行機で多頻度に』…といった運航がなされているのでしょう。ここにもヨーロッパ的な戦略が表れているようです。
 フランクフルトに別れを告げ、一路ローマへと飛行機は飛び立ちました。離陸後は一面森だらけという感じで、確かにドイツは森が多いものだと感心しましたが、やがてそれらは起伏の激しい地形になり、所々に雪が残っているのが見える程の山地の上を飛ぶようになります。恐らくスイス上空でしょう。そしてそれらの山々を越えると、今度は眼下には茶色の大地が一面に見えてきます。これこそがイタリアで、その景色の変化には更に興味が湧きましたが、これは帰路時にレポートをするのでお楽しみに…。とにかく、フランクフルトからの便の席は窓側にして貰っていたので(成田で可能でした)、ほぼ自分は窓の外に釘付けだった訳なのです(笑)。

   オレンジというのはパッケージの柄を指してました   眼下にはイタリアの大地が…あと少しでローマです

 そんなこんなでイタリア時間で18:50(ドイツと時差はありません…日本との時差は、今回は夏時間を使用するので7時間です…本来は18:20着だったので、少し遅れて到着したようです)、ついに飛行機はローマの空港(フィウミチーノ空港といいます)に到着しました。今度はイタリアの代表的な航空会社、アリタリア航空ばかりが目に入ったのが面白かったですが、若干西日に照らされた空港ターミナルは、久しぶりに訪れたローマを感慨深く思わせるに相応しい姿だったと思いました。さあ、いよいよローマです!


 ●険しい道のりだった、空港⇒ホテル

 ローマに着きましたが、別に初めての訪問ではありません。ここは冷静に、効率的に市内へ向かおうではありませんか(笑)。ローマの空港にはイタリア国鉄が乗り入れていて、レオナルド・エクスプレスという列車が、9,5€(約1600円)で約30分でローマ・テルミニ(Termini)駅(日本で言えば東京みたいな、ローマの主要駅です)まで結んでいます。この列車は30分毎の運転なので、乗り遅れると若干大変ですが、空港の荷物受け取り場にその出発時刻は表示されていて、事前に計画が立て易かったのは良かったです。
 しかし、この預け荷物…。到着から10分待っても20分経っても出てきません。ヨーロッパ特有の時間の流れ方なのかもしれませんが、これではせっかく早い時間に空港に着けたのに、辺りが暗くなってきてしまうではありませんか…。一瞬、ロスト・バッケージの文字も過ぎりましたが、それから更に20分後ぐらいに、ようやく荷物が運ばれてきました。この気の長さ…早速イタリアの洗礼を受けてしまったようです。
 遅れに遅れて、ローマ・テルミニ駅に着いたのは20:40頃でした…。さすがに日も暮れてきましたが(この時期のヨーロッパは日が長く、基本的に21:00頃までは暗くなりません)、そろそろ自分は焦りが出てきました。この駅からは地下鉄A線に乗り換えるのですが、現在地下鉄A線は路線延長工事の関係で、21:00以降は地下鉄の運行を休止し、代替バスでの運行となっているらしいのです。イメージですが、代替バスというのは分かりにくく、自分のようにスーツケース等を持った観光客には不向きな感じがします。また、ガイドブックには“21:00以降”と書いていましたが、よく考えたらこの表現こそが曖昧で、どの駅を基準に21:00なのかが分かりません。
 …ここは急ぐに越した事は無いようです…が、地下鉄の自動券売機では1台が故障していて、もう1台はお札が使えない状態でした。まあ、イタリアとしては珍しくない光景なのですが、このタイミングで起きるとは何とも運が悪いです。お陰で切符を買うだけで5分程を要し(1つの故障していない機械に何人も並んでいました)、重いスーツケースを抱え、今度は走ってホームまで向かいました。ローマの地下鉄は遺跡を避けている為か深い場所を通っていて、それでもエスカレーターの数は少ないので、急いでホームに向かうという作業すら億劫に感じてしまいますが、なんとか営業時間内に地下鉄に乗る事は出来ました。
 今回泊まるホテルの最寄駅は、地図的にはA線のスパーニャ(Spagna)駅とバルベリーニ(Barberini)駅の中間ぐらいに位置し、どちらで降りようかと迷いましたが、スパーニャ駅の方は、いわゆるスペイン広場の最寄駅でもある為、せっかくなのでこちらの駅を使ってみました。テルミニ駅からは3つ目なので、そんなに時間も掛からず、21:00前には着けていたと思います。
 しかし、改札を出ると狭い通路が続いていて、ろくな地図も無く、どちらに行くとホテル方面に行ける道に出るかは全くと言って良いほど分かりませんでした。仕方無く勘を頼りに進みましたが、これが大間違いでした…。地下通路自体が長かったせいか、地上に出た時には見当も付かない感じで、今来た道を逆戻り…。アップダウンの激しい通路でしたが、何故かエスカレーターはどこも動いていなく、スーツケースを手に持って階段を上り下りしていきます。
 なんとか地上に出ましたが、ここで更にがっくりさせられてしまいます。いわゆるここはスペイン広場の下に位置する所だったのですが、ホテルの場所をガイドブックの地図で確認すると、広場の上にある道沿いにあるようなのです…。ここまでアップダウンをしてきた自分にとって、この階段を上がるという事実には、流石にもうギブアップ寸前でした(ギブアップしても何もならないのですが…)。地下鉄で1駅戻って…いやいや、もう運行は取りやめてしまっています。タクシー…ここまで来て使うのも…しかも遠回り過ぎる…。結局は階段を上がるしかないわけですね。しかも世界中から来た観光客を掻き分けて…です。
 とにかく、後は根性と気力でホテルには着きましたが、時刻はもう22:00になるところ…。とても無事に着いたとは思えないような行程でした。なかなか観光客に優しくない体制の中、ホテルには辿り着きましたが、こんな疲労感溢れる状況下でも、この後ご飯を食べに行ったのは自分でも大したものだと思っています(結果的にはこれが良かったのですが…)。道中での写真が1枚もない事に、行程中の危機感を窺わせてくれますが、とりあえずは着いてくれて良かったです。ホテルの受付の人が優しかったのが本当に忘れられません。


 ●2日間でローマを観光!

 今回のイタリア旅行は5泊7日という行程でしたが、つまりは1日中使える日は4日間という事です。これは案外短いもので、しかも今回はローマとフィレンツェという2都市に行きますから、本当に限られた時間で観光をしなくてはいけません。ローマに与えられた時間は丸2日間でしたが、それでも頑張って色々と見て、そして回ってきました(笑)。ダイジェストでお送りしたいと思います。

   時間的にはむしろ、夜の24:00に近かったかも

 まずはトレビの泉です。有名すぎて説明するまでもありませんが、これはローマに着いた日、疲労感はかなりのものでしたが、せめてどこかローマらしい所を見ておこうという事で(ホテルに向かう途中にスペイン階段は通ったのですが、気分的に他の場所に行きたかったのです…笑)、夜ご飯を食べに行きがてら寄ったものです。この時は夜の23:00を過ぎていましたが、まだまだ人だかりは絶えなかった事を覚えています。以前来た時は日が明るい時だったので、ライトアップされた夜の光景というのもまた印象的でした。「ローマへもう一度戻りたいと願うなら、後ろ向きにコインを投げよ」…という言い伝えがある為(なんてロマンティックな…笑)、それはもう世界中から観光客が同じ仕草をしていましたが、相変わらずそれらの観光客を狙った物売りが多いのには閉口しました。まあ、これもローマの観光地の1つの光景ではあるのですが…。

   閑散としている状態はあまり見ません

 そして改めて2日目の朝、ホテルから程近いという事で、まずはスペイン広場をどどっと下り、進路を南西の方に向けました。以前ローマに来た時は、北側とヴァチカン市国(今回は行っていません)が中心で、あまり見てなかった地域に足を延ばしておきたいという気持ちがあったのです。それにしても…スペイン広場を振り返って見てみると、よく昨夜はスーツケースを抱えてここを上れたなと思いましたね(笑)。

   街の中に、突然として現れるパンテオン   トラステヴェレにて…蚤の市は賑やかでした

 現存するローマ建築の最も大きな遺構であると共に、世界最大の石造り建築のパンテオン(現在の建物は、今から約1900年も前に建てられたものです)を見ながら、更に南西へと向かい、ローマ市内を流れるテヴェレ川も超え、トラステヴェレ(テヴェレの向こう側…という意味らしいです)という地区にやってきました。ここは今回特に訪れたかった場所で、“ローマの下町”とも呼ばれている所です。この付近ではポルタ・ポルテーゼという蚤の市が毎週日曜日の午前中に行われおり、たまたまこの日は日曜日だったので行ってみたのです。
 確かに凄い賑わいで、しかも露店の数が相当のものでした。売っているものにしても、鞄や靴はもちろん、古地図やアンティークな雑貨から食べ物の屋台まで…。豊富過ぎてよく分からなくなりそうでしたが、来ている人達も地元の人から観光客まで、実に豊富な感じでした。
 しかし、この時に注意したいのが“スリ”です…。こういう場所では特に警戒をしなければならないのですが、そう思っていた矢先、中東っぽい顔立ちの子供達3、4人ぐらいに、いきなりガバッと抱きつかれました。一瞬呆気にとられてしまいましたが、これこそ巧妙なスリのやり方ではないですか!…容赦なく自分は子供達を突き放しましたが(笑)、きっとどこかで大人達も見ている事でしょう。本当に気を付けなければいけない場所だと思いました。

   教会も本当に沢山あります   床や後方の天井のモザイクが素晴らしいです

 上の写真はサンタ・マリア・イン・トラステヴェレ聖堂といって、おそらくローマで最初に建てられた公式な教会だとか。それは4世紀の半ばという、とてつもない時代にまで遡ってしまうのですが、現在の建物は12世紀の当時の姿が基本となっているらしいです。もちろん中は自由に入れて、ちょうど礼拝が行われているところでした。こういった文化にすぐ触れられるというのは、やはり良いですよね。

   これが可愛いんです(笑)   常に観光客で賑わうナヴォーナ広場

 トラステヴェレには大きな道があまりなく、小型の電気バスも走っているのですが、これがローマの風景によく溶け込んでいて、自分は好ましい印象を受けました。電気を動力としているので音も静かで、ローマの小路を小回りを効かして走っている姿は可愛いとしか言いようがありません(笑)。もちろん、トラステヴェレだけでは無く、ローマの大通り以外のところで活躍してますが、それだけに路線が複雑なのも厄介です(笑)。こんなバスの旅ももしかしたら良いのかもしれません。
 そしてトラステヴェレを離れ、ローマを代表する広場の1つ、ナヴォーナ広場にやってきました。ここはその昔は競技場で、階段席に3万人をも収容する事が出来たらしいです。現在は庶民の憩いの場という感じですが、広場の中央にある3つの噴水は特に有名かもしれません。これら噴水にも、色々意味が籠められているので、歴史を紐解いて観察していくのも面白いかもしれません。

   工事中ではあった、ヴェネツィア広場とヴィットリアーノ

 今度はバスでヴェネチア広場へ向かいます。ここはローマの旧市街のほぼ中心に位置するのですが、この広場の奥に堂々と立つヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂には圧巻でした。工事中なのは残念でしたが、それでもローマのランドマークとだけあって立派なものでした(辺りが広く見渡せる為もあるかと思いますが…)。

 ここからはいよいよ、古代ローマを偲ばせる地区へと入ってきます。それはもちろんフォロ・ロマーノとコロッセオで、ローマ観光の目玉と言っても過言ではありません。古代ローマ時代の市民の集会、裁判、そして商業活動や政治討論の場として設けられたこの場所は、古代ローマの発展の中枢でもありました。やはりカエサルを始めとする数々の皇帝や、歴史に名を残す遠い過去の人々と同じ場所を歩くというのは感慨深く、それだけでのローマに来た甲斐があったというものです。

   この辺はもう暑さのピークでした   壮大な眺めのコロッセオ内部

 しかし、この日の暑いこと暑いこと…。見所も沢山あって、色々見て回るべき場所もあるのですが、肝心の体力が厳しい感じでした。この日の気温は35℃を超えていて日差しも強く、しかも意外に蒸し暑いときたものです…。水分をいくらとっても足りないのですが、このミネラル・ウォーターも1€(約170円)、氷入りなら2,5€(約420円)と、ペットボトル500ml にしては値段が高過ぎるのもネックでした。ところで、ローマには噴水が沢山あるのですが、そこに空のペットボトルを突き出し、お水を溜めている人もしばしばいました。自分もあまりの暑さにやってみましたが、これが意外にも美味しかったのを覚えています。ただ、日本人には慣れない硬水でもあるため、飲み過ぎには注意…といったところでしょうか(体内に石が溜まってしまう事があるようです)。

   見るからに荘厳な雰囲気が漂っています   内部は更に荘厳な感じでした

 ここからは3日目の行程になります。まず向かったのはサン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ大聖堂という所で、教皇座がヴァチカンに移るまで、長い間カトリックの教会の中心的存在であった場所です。もちろんその歴史は古く、今から1700年も遡る話しになってしまうみたいですが、確かに建築物も重厚なものばかりで、当時を偲ばせてくれるに相応しいものばかりだったような気がします。

   下にある道が一方通行なのはご愛嬌?   まだまだ石畳の道が残っているアッピア旧街道

 ここから向かったのがアッピア旧街道とサン・カッリストのカタコンベです。アッピア旧街道はローマで最初に敷かれた執政官道路(ローマと他の都市とを結ぶ街道)で、それは紀元前312年の話しですから驚かされますが、左上の写真はその起点ともなっているサン・セバスティアーノ門です。ローマは城壁で囲まれていて、18の門が造られているらしいのですが、その中でも最大のものだとか…。ここにも歴史が感じられますね。
 カタコンベは、いわゆる共同地下墓地というものなのですが、ここは英語のガイド付きで見学をする事ができました(時間の申し込みにギリギリ滑り込みでの参加となりました…笑)。つまりは地下に降りていく形をとったのですが、中は冷んやりとしていて(もちろんこの日も、ローマは猛暑と言って良いくらいの暑さでした)、予想以上に通路が沢山あったのが印象的でした。これは日本では見られない文化なので、何だか不思議な気もしましたが、変に神聖なものも感じられましたね。

   色々な人種の人達が観光に来ていました

 また、カタコンベの位置付けとしても重要なところらしく、世界の様々なところから観光に来ている人が多かったのも印象的に映りました。“死”に対して真正面から考えている…そんな人達が多かったのも興味深かったです。日本ではこういった考えはあまりありませんが、ここは文化の違いだけでは済ませたくないな…と思わせる場所にもなった気がしました。

   行列ができているサンタ・マリア・イン・コスメディアン教会   順番待ちの人達はご覧の通り…

   どこの国の人達も、写真の撮られ方は一緒です(笑)   あまり知られてませんが、この教会の内部はこんな感じです

 そして、特に有名なのがやはり真実の口でしょう。これはサンタ・マリア・イン・コスメディアン教会内にあり、映画『ローマの休日』であまりにも有名になってしまいましたが、あのお馴染みの言い伝えは、ちゃんと中世のものだそうです。それでもここを訪れる人は本当に多く、特に入場料があるわけでもないので(寄付金用の箱は置いてありますが)、午後以降は行列は必至…という感じです。
 この日も、ざっと20分~30分は並んでいたような気もしますが、世界各国からの観光客が真実の口を前にする行動と言えば、必ず“口の中に手を入れて写真を撮る”…で、言葉は分からなくても目的は同じ!…という状況には少なくとも感動を憶えました。皆さん本当に楽しそうに写真を撮っていて、何だか微笑ましくも感じられる光景ではありましたね。やはり一度は行くべき所なのかもしれません。

   自宅での撮影ですが、何だか懐かしい気にさせられます

 …というわけで、ローマを2日間かけてザザッと見て回りましたが、その間にお世話になったのが、上の写真の“ローマ・パス”でした。値段は20€(約3400円)でしたが、その効力はイタリアにしては?なかなかのものがありました。それらを挙げてみますと、、、

・有効期限は3日間
・地下鉄・バス乗り放題
・ガイドブックに記載されている有効なローマの美術館・施設のうち2つが無料
・以降は割引

 まず、3日間有効というのが今回では理想的です(ローマから移動の日の地下鉄も使えましたしね…)。そして、地下鉄・バス乗り放題というのは本当に大きく、バスの料金体系が面倒云々より、1回1回チケットを買わないで乗れる魅力というのが、時間効率の面からしてもお勧めなのです(前述の通り、自動券売機は故障している事が多々あるので…笑)。
 3つ目に書いてある“有効なローマ美術館・施設”…というのが若干分かりにくいですが、旅行者には必須とも言える“コロッセオ・パラティーノの丘”が11€(約1870円)、ボルゲーゼ美術館(今回記事には書いていませんが、行った場所の1つです)が8,5€(約1450円)なので、これで十分元は取れてしまう事になります。ボルゲーゼ美術館は予約料込みの値段ですが(予約必須の場所です)、これもローマ・パスを見せれば払う必要はないです。また、混雑必至のコロッセオにはローマ・パス所有者専用の入口が設けられていて、行列を横目に入れるというのも良い感じです(笑)。
 このように、お得感溢れるカードなのですが、ある意味でイタリアらしくない?…と思ってしまったのは贅沢な悩みでしょうか(笑)。まあ、観光がしやすくなるというのは素直に喜ぶべきで、お陰で時間の効率にも役立ち、今回の観光が実現できたのかもしれません。とにかく、丸2日間で予定通りの場所に殆ど行けたというのは、ローマ的には奇跡に近いとも思いました。それがイタリアという国なのです。


 ●ローマのレストランとホテル

 旅行に欠かせないのが“食”と“住”なのは当然ですが、イタリアでは特に大事と思っても良いかもしれません。食はもちろんの事、ホテル等も昔からある建物を使っていたりするので、いつも以上に拘りたい部分も出てくるというものです。ここでは、ローマで印象的だったレストラン、そして今回泊まったホテルを紹介したいと思います。

   夜の24:00くらいに行ったのですが、良い対応をして頂きました   写真の撮られ方も若干浮かれ気味かも…(笑)

 まずはピッツェリア(いわゆるピッツァの店です)、チーロ(Ciro)です。ここは何を隠そう、ローマに夜遅くに着いた日で、ホテル到着後に頑張って向かったお店だったのですが(時間的には23:30を過ぎていました)、カジュアルな雰囲気で、店員も暖かく迎えてくれたのを覚えています。ここで食べたマリナーラ(トマトとガーリックとオレガノのみのシンプルな味で、チーズを全く使っていないのが特徴です)というピッツァが絶品で、ローマに着いた日に来た甲斐があったというものでした。チーズ無しのピッツァというのも新鮮な気はしましたが、身体に重くなく食べる事が出来たので、時間的にも丁度良いという感じでした(また、やはりマルゲリータもお勧めらしいです)。もし、また夜にローマに到着する事があったとしたら、また寄ってみたいと思うお店の1つになったと思います。

 ※どうやらHPが無いようなので、以下を頼りに探してみて下さい!(中央郵便局の近くです)
  『Pizza Ciro』  住所 :Via Della Mercede 43   電話 : 06-6786015   ~2:00am(無休)

   なかなか雰囲気の良いお店でした   イタリアにはやはり色々な料理がありますね

 そしてもう1軒がラ・カンパーナ(La Campana)です。ここはローマの郷土料理を中心に、幅広いメニューが自慢のお店ですが、ここで自分はアーティチョーク(イタリアでは“カルチョーフィ”とも言うそうです…ついでに、和名は“朝鮮あざみ”と言います)という物を初めて食べました。ユリの根っこにも近い感じがしましたが、新しい食感でもあり、とても美味しかったです。
 初夏が時期の野菜でもあり、今回はこちらのレストランではよく見かけましたが、日本では気候が栽培に適していない為、あまり見かける事はないようです(観賞用が多いそうです)。茹でて食べる事が多いようですが、今回のように揚げて食べたのが絶品でした。これがまたワインが進むこと進む事…。実は、美味しいアーティチョークを食べられるレストランというのは、ここローマでもそんなに無いらしいのですが、ここは地元の人も好んで訪れるお店らしく、味には自信有りと見て良いと思います。

   この道は緩やかな下り坂で、下りきった所に駅があります

 そして、今回泊まったホテルがここ、インテルナツィオナーレ(Internazionale)です。イタリア語読みなのでこんな感じですが、用はインターナショナル…という事ですかね。前述の通り、スペイン広場に近い場所にホテルは位置しますが、駅的には地下鉄A線のバルベリーニ駅からの方がアクセスしやすいです。
 古い修道院の建物を利用したホテルで、客室の内装はそれぞれ異なるみたいですが、どれも雰囲気は良くて、年代を超えた魅力というものを感じさせてくれました。しかし何よりも、遅く到着したにも関わらず、暖かく迎えてくれたフロントの方にまずは好印象で、それはイコール、ローマの好印象にも繋がったくらいでした。
 ところで、このホテルのHPには日本語サイトもあるという事で驚いたのですが、日本人の利用者がやはり多いのでしょうか…。結局それは分からずじまいでしたが、フロントの人が「日本語で10は何て言うんだっけ?」など、日本語に対して興味を持っている素振りがあったのは確かで、それが何となく嬉しくも思ったりしました。こちらもお勧めのホテルと言って良いかもしれませんね!


 ●ローマからフィレンツェへ…

 2日間でローマを満喫した後、向かった先はフィレンツェでした。これは4日目の行程になるのですが、朝早くにローマを出発し、フィレンツェでの滞在時間が長くなるように列車を予約しておいたのです(予約はイタリア国鉄の自動券売機でも可能な為、実はローマに着いた時にやっておきました)。そのローマ発は朝6:52とさすがに早く、ホテルは6:00過ぎには出ておきましたが、ローマのテルミニ駅には6:30前には着く事が出来ました。最初ローマに着いた時と違って、ここでは余裕さも見られた感じです(笑)。

   Uscita はイタリア語で『出口』の意味です   A線の車両は近代的でしたが…やはりどことなく暗さが…

 もちろん、ホテルからは地下鉄A線のバルベリーニ駅を利用し(切符もローマ・パスで済みました)、朝の空いている地下鉄というのも満喫できました。それにしても…やはりローマの地下鉄はどこも薄暗いですね…。そんなに長く乗りたいような環境ではないのが残念です(これが地下鉄B線になると車両も古く、車体は落書きだらけなので、まだA線の方が救われてはいるのですが…)。

   ヴェネチア行き…という文字が旅情をそそります   ローマのテルミニ駅は本当に大きいです

 さて、ローマの玄関口であるテルミニ駅に着きましたが、まずは自分の乗る列車の番線の確認です。とにかく広い構内を持つ駅のため(ホームも確か30番線近くまであります)事前確認は必須でもあり、いきなり予定が変わる事もあるので細心の注意は必要です。小まめに発車番線を確認しつつ、駅で飲み物とパンを購入し、いざ列車に乗り込みました。この列車はユーロスター・イタリーと呼ばれており、イタリア国鉄を代表する特急列車でもあります。車両はETR500型と呼ばれているもので、最高速度は300km/時!(今のところは250km/時で運転していますが…)です。自分の心が浮かれるのも当然とも言えますね(笑)。
 ところで“ユーロスター”というと、イギリスのロンドンとフランスのパリを結ぶ高速列車の名前なのですが、実はイタリアの方が“ユーロスター”という名前は先に使おうとしていました。当初はイタリアの高速列車はペンドリーノと呼ばれており(左下写真の車両がそうです)、それがETR500型の登場を機に、ユーロスターという名前をにしようとしたのですが、ここでイギリスとの名称争いが生まれ、結局はイタリアが譲歩し、“ユーロスター・イタリー”と呼ばれるようになったという事です。この“譲歩”…という結果も、何だかイタリアらしい感じがしてしまうので不思議です(笑)。ちなみに、イタリア語ではローマ字読みそのままで、“エウロスタル”と発音します。

   こちらは初期の“ペンドリーノ”時代のETR450型車両

 さて、列車は6:52と、定刻に発車しました。イタリア国鉄では遅延が目立つというイメージが未だに拭えませんが(実際そうですが…笑)、高速列車に関しては概ね時刻通りに運行しています(逆に、早く着いてしまう場合もあります)。駅を出ると、まずはゆっくりと構内を進んでいくという感じで、本当に高速列車なのか…とも思ってしまいますが、やがて高速専用路線(イタリアでは“ディレティッシマ(一直線という意味です)”と呼ばれています)に入るとスピードを上げていき、いつの間にか近くの高速道路を走る車を軽々抜いていく速さになっていました。
 日本の新幹線は、いわゆる専用の線路で運行しているわけですが、イタリアを始め世界の殆どの高速鉄道は、高速の“専用線”を区間毎に設けてあって、そこに入るとスピードを上げる…といった運行をとっています。つまり都市部では在来線と一緒になって走っているわけですが、確かにこれだと都市部での建設が安上がりですし、何より在来線に簡単に乗り入れられるのが便利です。ただ、日本のように列車の本数が多くなってくると厳しくはなりそうですが…。

   朝早い出発だったので、とりあえず車内で空腹を満たします   車窓は、基本的にはこんな風景が続きます

 乗った列車は、ローマ・テルミニ駅を出ると次はもうフィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ駅で、正に超特急という感じですが、所要時間は1時間40分といったところです。イタリア国鉄の時刻表によると、その両駅間の距離は316kmらしく、これは日本の東京~仙台間に相当します。しかし、東北新幹線の“はやて”でも同じくらいの所要時間なので、スピードはいい勝負…といったところかもしれません…。ただ、値段的にはイタリアが2等クラス(普通車)で約43€(約7300円)なので、日本よりも割安感はあるように思います(東京~仙台間は、新幹線だと1万円以上は掛かりますので…)。しかも、割引料金も多々ありますしね。イタリアは、物価に比べて鉄道料金は安めと考えて良いかもしれません。
 さて、そんな勘定をしつつ、列車はスピードを緩めてきました。いつのまにか車窓は原野から台地に変わっていましたが、これがトスカーナ地方の風景の特徴でもあります。そして、列車は結局5分遅れで(笑)サンタ・マリア・ノヴェッラ駅に到着しました。さあ、いよいよフィレンツェです!


 ●フィレンツェも2日間で観光!

 フィレンツェの駅に着いたのは8:40ぐらいでした。これで予定通り、この日も丸々1日観光する事ができますが、それを含めても残された日はあと2日間です。とりあえずホテルに行き荷物を置かせて貰い、フィレンツェ観光へと繰り出しました。
 フィレンツェで一番見るべきものと言えば、やはり街のシンボルともなっているドゥオモですが、ここは前回行った事がある場所でした。また行っても良い場所ではありますが、2日間という限られた時間で行くには勿体無いため、その横に隣接している“ジョットの鐘楼”に行く事にしました。また、今が朝早い時間だった事も幸いしてたと思います(午後以降になると、ドゥオモや鐘楼は観光客の長蛇の列が出来てしまうのです)。
 ジョットの鐘楼は高さが約85mあるらしく、もちろん階段でしか上がれませんが、この頂上からの眺めは抜群でした。眼下にはフィレンツェの街並みがよく見え、しかもドゥオモからでは絶対に見れないドゥオモ自身も見る事が出来ます。以前はドゥオモから見た景色でしたが、眼下に広がる建物の赤い屋根がやはり印象的で、“バラ色の街並み”、“花の都”と呼ばれるのも分かる気がしました。

   ドゥオモ前は常に人で一杯です   人の小ささからも、ドゥオモの大きさが窺えるというものです

   街中にはこんな移動手段も!?   フィレンツェのバスはオレンジ色が多いです

 フィレンツェの街並みを上から拝見した形になりましたが、今度は、もっと遠くからフィレンツェを俯瞰してみたくなりました。それが出来るのが、フィレンツェ郊外にあるフィエーゾレという小さな町です。ドゥオモのバス停留所(イタリア語でバス停は“フェルマータ”と言います…音楽用語と同じです)から7番バス(約20分毎の運行でした)で約30分といったところでしょうか。場所的にはフィレンツェから北に8km、高さ300mの丘に位置し、エトルリアの都市国家に起源を発しています。今ではフィレンツェの格好の展望台としても人気があるらしく、遺跡を見ながら散歩するにも良い環境だと思います。ただ、丘の上に位置する町のため、坂ばかりというのが難ですが(笑)、それもこの町の魅力にも繋がっているとも言えそうです。
 例のフィレンツェの街並みは、フィエーゾレの町の広場から更に坂を上り、サン・フランチェスコ教会に行く途中から見えるのですが、この坂の傾斜もなかなか半端ではなく、やはり良い景色を見るには、それなりの苦労も必要だという事でしょうか…。ですが、その分そこからの景色は素晴らしいものでした。手前にはトスカーナの田園風景が広がり、その向こうにはバラ色のフィレンツェの街並み…そして、よく見るとドゥオモも薄っすらと見る事が出来ます。この景色だけでも、来た甲斐があったというものですね。一生忘れられない光景になりそうです。

   セルフのガソリンスタンドが可愛いです   先程のドゥオモも、遥か彼方に見えます

 さて、再びフィエーゾレからバスで戻り、早速フィレンツェの街の探索を始めます。フィレンツェはそこまで大きい街ではないのですが見所は多く、ルネッサンス絵画、特にボッティチェリの名画“春”・“ヴィーナスの誕生”が見れるウッフィッツィ美術館や、ダヴィデ像のオリジナルが置いてあるアカデミア美術館、フラ・アンジェリコの代表作“受胎告知”があるサン・マルコ美術館、ルネッサンス期の最大規模を誇る邸宅ピッティ宮、かつてのフィレンツェ共和国の政庁でもあったヴェッキオ宮など、挙げればキリがありませんが、実は今挙げた所は前回に既に行った所でもあり(笑)、今回は外観を眺めるだけに留めました。

   あまりにも有名なポンテ・ヴェッキオ   ポンテ・ヴェッキオは、常に観光客が行き来する場所です

   映画『ハンニバル』でも登場したヴェッキオ宮   鼻の頭を撫でると幸せが訪れる?“ブロンズの猪”

 それでも、アルノ川を渡っているヴェッキオ橋(ポンテ・ヴェッキオ)は、何度通ってもフィレンツェ情緒を醸し出してくれます。これはフィレンツェでも最古の橋でありますが、フィレンツェらしく、橋の上には貴金属などの商店が並び、人の往来は途絶えません。前回ももちろん来ましたが、個人的には、ドゥオモと並ぶフィレンツェの街の象徴だとも思っている程なのです。

   土地柄、やはり革製品が多いです   ここが世界に名立たるグッチの本店です

 また、買い物派にもフィレンツェは重要な所です。ここは革製品が特に有名で、市場の露店を覗くと、鞄や靴などが所狭しと置いてあるのが目に付きますが、それとは別に、グッチやフェラガモ等、世界的名店が本店を置いてある場所である事も見逃せません。他、イタリアを代表する陶器であるリチャード・ジノリや、ハンドメイドの高級靴タニノ・クリスチ等も、ここフィレンツェ生まれですから、さすがブランドの国イタリアだとも思わせますね…。

 ところで、フィレンツェの駅はサンタ・マリア・ノヴェッラ駅…というのですが、これは駅のすぐ近くにある、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会からきています。この教会は、ゴシック様式を踏襲しながらも、フィレンツェ独自のスタイルを確立した点で特筆され(フィレンツェ・ゴシックと呼ばれます)、これは前述のドゥオモやジョットの鐘楼にしても同じ様式が取られていると思います。
 残念ながら今回は工事中で、その華麗なファサード(建物の正面を表します)を見る事は出来なかったのですが、この教会と隣接した薬局(サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局)がまた特筆できる場所なのです。ここは1612年に薬局としてスタートし、フィレンツェに咲く花や香草を使った香水や石鹸等を扱っているのですが、中は美術館のようで、ここも教会の内部なのかと思ってしまうほどです(右下の写真は別の教会の内部の写真ですが、引けをとらない感じですね)。ここは商品を手にとって選ぶのではなく、カタログ(日本語もあります)から選んで持ってきて貰うという手法を取っており、現在の普通の薬局とは違った伝統的な部分も感じられました。

   これが薬屋とは…思えません!   こちらは、サント・スピリト地区にあった教会です…

 このように、2日間丸々フィレンツェの街に費やしたのですが、前に1回来ているにも関わらず、まだまだ見るべき所は沢山あるという感じです。それでも、今回で大体の場所には行く事が出来たのではないでしょうか。ただ、それもガイドブックに載っている範囲というだけの話しで、街を歩いていくと、興味を惹かれそうな場所は本当に幾つも存在しています。

   街中で見かけた、芸術的な風景…   現地スタイル?で、街のスーパーでお土産を探しています(笑)

 個人的には、街中にある普通のスーパーで、お土産を探している時間も楽しかったですし、究極的には街をただ歩いているだけでも楽しいのです。そういった魅力を感じさせてくれる街というのは、他ではなかなか無いように思います。そして、それがいつまで経っても飽きないというのも素晴らしい事だと思います。フィレンツェはもちろん観光で有名な場所ではありますが、それだけには留まらない魅力があるというのを再認識したように思いました。フィレンツェ観光の最後には、ミケランジェロ広場からの街並みをお楽しみに下さい(夕日時ですが、時間的には夜の20:30頃のものです)!

   この景色を見たいが為に、フィレンツェを訪れる外国人観光客は後を絶たないのですが…納得の景色ですね   展望スポットにはご覧の通り


 ●フィレンツェのレストランとホテル

 ここもローマと同じように、印象的だったレストラン、そしてホテルを紹介します。特に、レストラン事情はローマより全然良いかもしれません。本当に美味しく、そしてどれもがイタリアらしいお店ばかりです。個人的な思いではありますが、是非参考にして頂ければと思います。

   常に賑やかな雰囲気の Zaza   これで前菜ですから驚きです

   室内の方もやはり賑やかな感じ   パスタも美味しかったです!

 まずは地元でも有名なトラットリア(カジュアル・レストラン)、ザザ(Zaza)です。ここは前回来た時にも寄ったお店なのですが、イタリア通の知り合いに教えて貰ったお店で、その時はまだ日本ではあまり知られていませんでした。最近は日本のガイドブックにも載るようになったので、日本人観光客も多く訪れるようですが、やはりここの料理は最高です。今回は昼も夜も来てしまいましたが、量といい質といい、全てに満点を上げたいくらいです。
 何を頼んでも美味しいのですが、特に“Zaza 風…”となっている料理なら間違い無いです。前菜にしてもパスタにしても、そういった料理が必ず用意されており、昼なら前菜だけでも十分という感じはあります。以前と変わらず気取らない感じが好ましいお店ですが、いつの間にかお店の入口には、案内役をする若い女性の人が立っている事に驚きました。これはザザの隣りにある店も同じ事を行っており、黙認の客引き合戦が繰り広げられていたように感じられました。何だか、時代だ…と思いましたね(笑)。

   店員が気さくで良い感じでした(笑)   このお店オリジナルのワインも用意されています

 お次はトラットリア・アンジョリーノ(Trattoria Angiolino)です。ここは、トスカーナ料理と言えば真っ先に名前が挙がるぐらい有名なお店らしく、そして気軽にそれを味わう事が出来ます。自分が行った時は14:00過ぎと、ランチが終わりそうな時間だった為に、そんなに人はいなかったのですが、ここのパスタ(アンジョリーノ風ペンネ…写真右上参照)は美味でした♪…ここのお勧め料理は、フィレンツェの代表料理“ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ(フェレンツェ風Tボーンステーキ)”だったのですが、さすがに昼からこれはキツイので頼まずじまいでした。店員には「ここのビステッカを食べないなんて勿体無い!」と言われてしまいましたが…(笑)。お店独自のHPは無いようなので、ここは日本の“ぐるなび海外版”を参照という事で…。

   駅からのメイン通りに面しているので、探しやすい筈です   見るからに瑞々しさが伝わってきます…

 ここは前回、あまりにも美味しくて2回行ってしまったというお店です。フィレンツェの駅からドゥオモに行くメイン通りに面しているので、簡単に見付けられると思うのですが、ジリオ・ロッソ(Giglio Rosso)というお店です。ここは別に何の当ても無く、ただフラッと入っただけだったのですが、これが自分的には大当たりで、今回も含めて必ず“トマトとモッツァレラチーズのサラダ”は頼まざるを得ない逸品です。ここに来て初めて、イタリアは野菜とチーズが美味しいという事が分かりました。他にも美味しいメニューはあるのですが、個人的に想いが強かったお店という事で、選ばせて頂きました(笑)。

   地元でも有名な“Grom”   やはりイタリアの街歩きにはジェラートですね(笑)

 そして、やはり(ジェラテリア)ジェラート屋は欠かせないでしょうね…。ここはグロム(Grom)というお店で、恐らくフィレンツェで一番有名なジェラテリアかもしれません。地元から観光客まで大人気で、常に人で賑わっているという感じです。お勧めは“Crema Come Una Volta(昔ながらのクリーム味)”で、自分もこれを食べてみましたが、これが予想以上に美味しかったです。フィレンツェもやはり一日中暑かった為、ジェラートも一際美味しく感じられましたが(笑)、日本のアイスとは一味違う感じはありました。お店には日本人の店員もいて、頼みやすかったのが(ジェラテリアでは、基本的にコーンかカップ、そしてサイズ等、細かく選んで注文するのです)良かったです。ただ、フィレンツェ(もちろん他の町にも)には何軒もお勧めとされるジェラテリアがあるようで、ここは自分のお気に入り店を探すのも楽しみの1つになるかもしれません。自分は何となく入った店が実は開店記念だったらしく、無料でジェラートを頂いてしまいましたし…(イタリア語が分からなく、貰って初めて気付きました…笑)。

   サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局も、この通り沿いにあります   意外とモダンな客室でした

 フィレンツェで泊まったのが、ホテル“アルバ(Alba)”という所です。駅から歩いて2、3分くらいの所にあり、幾分重くなってきたスーツケースで移動していた自分にとっては、好都合の場所にありました。駅から近いのは便利だとしても、観光に行くには不便では…と思うかもしれませんが、繰り返し言うようにフィレンツェはそう大きな町ではないので、どこに行くにも徒歩で十分なのです。だとしたらホテルは駅に近い方が便利なのかもしれません。
 外観は昔ながらの感じですが、内部は驚くほどモダンで、部屋に壁掛けの液晶テレビがあった事には驚いてしまいました。ホテルのスタッフの方も優しく、初日に預けた荷物に関しても快く引き受けてくれました。…何となく、ロビーに置いてあったピアノが気になりましたが(笑)、また利用してみたいホテルの1つになりましたね。全ての部屋にバスタブがあるわけでは無さそうですが(これはヨーロッパの中級ホテルだったら、どこでもそうだとは思います…)、総じて心地良く過ごせたので、特に問題は無いでしょう!

 ところで、今回はホテルを個人で取りましたが、ここで役に立ったのが“Venere”という海外ホテル予約のサイトです。これは、海外(特にヨーロッパとアメリカ)のホテルを検索するのに便利で、そのまま予約もそのサイト上で行えるという優れものです。支払いは現地で現金で行っても良いので、自分は2002年にヨーロッパに行った時にも使わせて頂きました。
 そして、今回そのサイトを久しぶりに見たら、いつの間にか日本語ページが出来てて(!)、自分にとっては更に使いやすくなっていました。今後もヨーロッパ・アメリカ旅行の際に使えるサイトとして、頭の片隅にでも置いて貰えたらと思います。


 ●帰路もまだまだ旅気分!

 ローマ3日間、フィレンツェ2日間の行程を終え、ついに日本に帰る時がやってきました。正直言って名残惜しいですが、そうもいきません…。また来れる日まで、しばしイタリアとはおさらばです。この日のフライトはローマを13:00に出る便で、自分は今フィレンツェにいるわけですから、実は飛行機に乗るまでもが長旅でもあります(笑)。朝8:00発ぐらい(これも、ゆっくりと言えばゆっくりの時間ですよね…)のユーロスター・イタリーで、まずはローマ・テルミニ駅へと向かいました。

   朝のサンタ・マリア・ノヴェッラ駅は眩しく見えました   前面部には特別塗装が施されていました

 列車は遅れる事もなく、優秀に?テルミニ駅へと着きました。この時点で時刻は9:45くらいで、ここで空港行きのレオナルド・エクスプレスに乗り換えて、一路空港へと向かいます。接続も上手くいき、空港には10:30頃には到着する事が出来ました。通常、国際線は出発の2時間前に空港に着く事が目安とされるので、もはや余裕とみても良いくらいです。

   ローマの空港は意外にも雑然としています   やはり地元のアリタリア航空が目立ちます

 ルフトハンザのカウンターで早々にチェックインを済まし、荷物も預けて、自分はしばし空港探索へと繰り出しました。イタリアの国際空港という事で色々と見るべきものはありそうな気はするのですが、実はそんなに目立った施設は無いというのがローマの空港の実情です。あまり観光的な空港という感じはしなく、取り合えず飛行機に乗る為に通過する場所…という感じなのが残念ですが、それでも免税店には寄らせて頂きました。…というか、それくらいしかやる事は無いんですよね(自分は飛行機の写真を撮るという“遊び”がありますが…笑)。
 さて、出発時刻も迫ってきたので搭乗ゲートへと向かい、そのまま案内されるように人が行く方へと進みます。どうやら今回はバスで飛行機の駐機場まで行くらしく、皆言われるがままにバスへと乗り込みました。…しかし、このバスがいつまで経っても動き出しません。エンジンを掛けてないのでクーラーもろくに効かず、満員のバスの中は蒸し風呂状態…となりかけたのですが、やがて荷物を両脇に抱えた1人の女性がバスに乗り込むと、バスはエンジンを掛け、駐機場へと動き出したのです。この女性1人の為に、皆15分以上も待たされたとは…。イタリアの最後の最後まで、マイペースの文化にやられたという感じでしたね(笑)。

 結局飛行機は20分遅れくらいで出発し、乗り継ぎ場所であるドイツのミュンヘンへと向かいました。自分は窓側の席を指定したので(これは乗り継ぎ後のミュンヘン⇒成田間でもそうでした)、移り行く眼下の景色を見ながら、まずはのんびりとした昼下がりのフライトを楽しみました。

   イタリアの大地は緑と土と…という感じです   スイスっぽいですが、オーストリア上空です

 ルート的にはイタリアの真ん中を北上し、そのままオーストリアを経てドイツのミュンヘン…という感じだったと思います。特にオーストリア上空は山が連なる景色で、本当に絵に描いたような素晴らしさでした。これでは誰しもが飛行機の窓に釘付けになってしまう事でしょう(この時は、行きと同じでスイス上空かな?…と思っていたのですが、後で調べてみるとオーストリア上空だったようです)。

   オーストリアの山並みを終え、ドイツ上空に入りました   森が多いドイツですが、ミュンヘンはなかなか大きな都市です

 そしてその山も越え、平地に入ってくるとドイツに入ったと実感させられます。周辺は緑が急に多くなり、森の多い国ドイツを象徴させる光景でした。この時点で飛行機は既に高度を下げ始めていたので、もうすぐミュンヘンに到着するのかなと思いましたが、予想通り、それらしい街並みも視界に入ってきました。ミュンヘンは、ドイツの中でもベルリン、ハンブルグに続く第3の大都市で、人口も130万人くらいですが、それでも緑は豊かそうな感じがしました。聞くところによると、ミュンヘンはドイツの中でも治安は1、2番目くらいに良く、世界的に住みやすい都市にも決まって上位にランクされているそうです。時間があったら寄ってみたい…という衝動に駆られたのは言うまでもありません(笑)。

   ミュンヘン空港は、かなり整然とした雰囲気があります   ミュンヘン空港を離陸…目指すは日本の成田です!

 しかし、今回のミュンヘンの滞在時間は、空港にての僅か40分のみ!(本当は1時間だったのですが、乗った飛行機はそもそも20分遅れで出発したので)…ルフトハンザの接続の良さを逆に恨んでしまいますが(笑)、この空港は大きいもののシンプルにまとめられていて、乗り継ぎにはそう時間は掛かりませんでした。…とは言ったものの、出国審査(自分の場合乗り継ぎ便なので、出発地のローマではなく、次の行き先がEU圏外になる空港で出国審査を行います)と免税現金払い戻し(タックス・リファウンド)の手続きを終えると、残り20分ぐらいになってしまったのも事実であります。出発20分前というと、もう搭乗ゲートは開いている時間で、確かに殆どのお客さんが機内へと移動している感じでした。ここで最後の土産を…と、懲りずに色々と店内を見て歩いていたのですが、いつしか「ミスター・タケウチ~」と、遠くから空港スタッフの方に呼ばれてしまうではありませんか!…結局何も買えないまま成田行きの飛行機の機内へ…。少々後ろ髪を引かれたミュンヘン乗り継ぎでしたが、そこは飛行機が離陸した後に空港を撮影する事で落ち着きました(笑)。


 こうして成田に着いたのは翌日の10:20頃(ほぼ定刻の到着でした)…。イタリアと日本の時差は7時間(今回はサマータイム適用期間でした)なので、フィレンツェを出てから約20時間の行程がここに終了したわけです(空港から自宅までの道のりも含めたら、ほぼ1日がかりになってしまいますね)。確かにイタリアは遠かったですが、それでもまた行きたいと思ってしまう魅力…。やはり伝統と文化は偉大なのですね!
 それにしても…こんなに長々と読んで頂いてありがとうございました(しかも相当更新が遅れましたし…)。個人的にも思い出深い(感慨深い?)ブログになったと思います。こんな記事ですが、何らかの形でお役に立てましたら幸いです!

 ☆海外ホテル予約 Venere の(日本語の)HP…http://ja.venere.com/

 ☆ルフトハンザ航空の(日本語の)HP…http://www.lufthansa.com/online/portal/lh/jp

 ☆Roma Pass のHP…http://www.romapass.it/

 ☆Hotel Internazionale のHP…http://www.hotelinternazionale.com/

 ☆La Camapana のHP…http://www.ristorantelacampana.com/

 ☆Hotel Alba のHP…http://www.hotelalbaflorence.com/

 ☆Zaza のHP…http://www.trattoriazaza.it/

 ☆Gilgio Rosso のHP…http://www.ristorantegigliorosso.com/

 ☆Grom のHP…http://www.grom.it/

テーマ:ヨーロッパ旅行記 - ジャンル:旅行

この記事に対するコメント

本当の旅は航空券選びからなんですね~。
「まだまだ続く」ものの、この日記内で出発くらいするかなーと思ったのですが、甘かった!!
さすがですねi-189
【2007/08/17 13:50】 URL | ケイ #- [ 編集]


いや、最初書いている時は出発まで
持っていきたかったんだけど、、、
結果1回目の書き込みでは無理でした(笑)。
それだけ盛り沢山な内容という事です!
【2007/08/17 16:24】 URL | 竹内 #- [ 編集]


この日記書くときってなんか見ながら書いたの?覚えてたの?
すごいねw

今度旅行行くときは大輔にツアコンお願いしてもいい?
お土産買ってくるからv-45

ってかまだ飛行場にもたどり着いてないじゃんwww
【2007/08/17 16:27】 URL | raban #- [ 編集]


まあ、それぞれの航空会社のホームページくらいは
見てるけどさ…。実際それらは一度調べてるからね。

確かにツアコン向きな性格ではあると思う(笑)。
【2007/08/17 16:47】 URL | 竹内 #- [ 編集]

少し更新してる!!
さて、この日記もどれくらいの量が書かれるのでしょうか?(笑)
時間を全く予測できないなんて、
全く知らない観光客が行ったら(私みたいな)、
おかしくなりそうです。
さすが、写真は撮っていないものの
どこか旅慣れしてる冷静さが文章に表れてますね~。
写真ない分、いろんな意味で?想像しちゃいます。
スーツケースを持って、階段を…(笑)。笑い事じゃないですね。
お疲れ様でした!!
この先も頑張って、めげずに更新して行ってください。
【2008/01/05 08:56】 URL | まーちゃん #- [ 編集]

見つけるの早いですね~
さすが!…やはり次に海外に行く前には
この記事は更新しておかなくてはと思い、
筆をとった次第です。長く…なりますかね。
【2008/01/05 15:16】 URL | 竹内 #- [ 編集]


まだまだ、ですか~。頑張って下さい(笑)。

【2008/01/18 20:24】 URL | #- [ 編集]


そうですね…(笑)、いつもありがとうございます~。
【2008/01/19 01:57】 URL | 竹内 #- [ 編集]


はい。いよいよフィレンツェです(笑)。
なんだか、電車が日本のにも似ている感じがしたんですが。。。
【2008/01/20 21:52】 URL | #- [ 編集]

あれ、そうですかね…
間近で見ると違うものですよ♪
…とはいえ、何を根拠に違うと言われると
難しいのですが…。まあ雰囲気ですね。
【2008/01/21 01:45】 URL | 竹内 #- [ 編集]


よく見ると違いはなんとなく違うんですが
ぱっと見た印象ですよ。。
【2008/01/21 07:11】 URL | #- [ 編集]


自分は、やはりヨーロッパの車両だなー思いますが…。
まあ、近代的な車両はどこも似たような感じなのかも。
【2008/01/21 14:59】 URL | 竹内 #- [ 編集]

あと、少しですか?
ほんとに良く覚えてますね~。
すごいです。

あと、少し、頑張って!
【2008/01/26 08:57】 URL | #- [ 編集]


ホントそうですよね…。そろそろ
自分で自分を褒めたいと思います(笑)。
【2008/01/27 02:10】 URL | 竹内 #- [ 編集]

おつかれさま~
次の旅までに間に合って良かったですね~
もしや、計算しました?(笑)。

ツアコン顔負けの日記でした~。
もしかしたら、旅行会社の人よりも詳しい気がします(笑)。
【2008/01/28 09:39】 URL | #- [ 編集]


計算は…しました(笑)。
でも、終わるかどうかはギリギリのところでした。

これからも旅行会社に負けないような内容でやっていきます!
【2008/01/28 10:52】 URL | 竹内 #- [ 編集]

お疲れ様でした!
今頃ですが、続きを読ませてもらいました^^。
今回も興味深く拝見しました。7年前に私がイタリアを訪れたときは、日程の都合で(旅程の半分はフランスだったので)、ミラノとフィレンツェしか回れなかったから、いつかローマやヴァチカン市国や南イタリアに行ってみたいという思いがありまして。。。
その時の参考にさせてもらいますね~(いつ行けるかわかんないけど;;)。
でもフィレンツェはまた行きたい街ですね!ミラノの駅もすごかったですよ☆


【2008/02/02 03:45】 URL | 和♪ #1wIl0x2Y [ 編集]

お疲れ様でした(笑)
ミラノもいいですよね!自分も2002年に
ヨーロッパ旅行をした時にはミラノに行きました
(実はそのミラノが、初のヨーロッパ上陸になりました)。

今度は南イタリアが気になるところですが、
その前に他のヨーロッパの国々も
気になってしまう自分がいるところです(笑)。
【2008/02/02 08:34】 URL | 竹内 #- [ 編集]


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プロフィール

竹内

Author:竹内
1980年1月29日生まれのO型。
3歳からクラシックピアノを始め、
高校ではジャズに目覚め、大学では
バンドも経験する。現在は関東を
中心に、ライブハウスやホテルの
ラウンジ、レストラン等で演奏を
行っている。また、写真好きが興じて
簡単な写真撮影の仕事もしている。
…そんな29歳です。



次回のリーダーライブ

2010年2月7日(日)
外苑前 Z・imagine
Open…18:00~(予定)、
1st.…18:30~、2nd.…20:00~、
Charge…2700円(ドリンク別)
(Pf)竹内大輔
(B)池田暢夫
(Ds)佐々木俊之



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