竹内大輔の写真日記(~2009)
ピアニスト竹内大輔の、2009年までの日々を綴った日記です。
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さばいばる伊藤、中部・関西ツアー(2007.5.2~5.6)
 今年のゴールデンウイークは、さばいばる伊藤さんのツアーに付きっ切りという形になっていました。ライブをやる日にち的にも、2日~6日の毎日と、まあいつものようにギリギリに詰め込んでいたので(笑)、休日を過ごしたという印象は全くありませんでしたが、今回は自由時間を自分でも工夫できたというか、そういったツアーにもなっていたので、詳しくはとりあえず見てみて下さい!

   5月2日(1日目)
 まず最初の日ですが、この日は静岡県の浜松市にある Lucrezia というお店にて、ライブをやる予定になっていました。当日はお店に17:00入りとの事だったので、自分の家に12:00に伊藤さんが車で迎えに来てくれるという手筈にしていましたが、前にもお伝えしたように〔ゴールデンウイーク半ばで…参照〕、時計が12:30になってもまだ迎えが来てくれません(笑)。
 いつもの事なので、まあ気軽に待っていたのですが、よく考えたらこの時期はゴールデンウイークの真っ只中でもあります。行き方としては東名高速で向かうわけですが、渋滞が気になるところでもあり、12:30を過ぎた頃はさすがに大丈夫かと思わずにはいられませんでした…。結果的には12:40ぐらいに自宅に到着してくれ、途中あまり渋滞にも遭わず、奇跡的にも?時間通りお店には着いてしまったのですが、この日は運に助けられたとでも言いましょうか…。順調過ぎて怖いくらいでしたね(笑)。

   このビルの5階がライブハウス会場でした

 ライブハウスはビルの5階にあり、ライブハウス兼バーという感じでしたが、地元での知名度はなかなかのものなのだそうです。ところで、今回は全部で5バンド出演するそうで、その中で自分達はトリを務めるというものでした。自分達だけが他の地域からの参加者で、他の出演者の皆さん達は地元勢という事でしたが、それでも自分たちが最後だったのは、他の皆さんが殆どソロ(たまにデュオも…)での弾き語りだったからです。特に、ジャンベやドラムという打楽器を使うバンドは自分達しかいなく、確かにトリでも仕方無い気はしましたが、初めての場所でのこういった状況には少々驚きました。初日にして気合いが入れられてしまった感じでしたが、それでも「やる気」が損なわれる事はありませんでした。
 さて、この日は久しぶりの出会いがありました。数年ほど前まで、自分は Dixie Pork というバンドに参加していたのですが(確か現在は“休止中”…という名目らしいですが…)、そこで担当していた渥美というドラマーが、ここ浜松で暮らしているのです。彼は大学時代のサークルの1学年下の後輩でもあり、色々と話す事も多かったのですが、諸事情〔2005年を振り返る(8月)参照(何だか今見ると懐かしい)〕によりバンドを抜け、住まいも彼の地元である浜松に移ってしまいました…。
 実は、それ以来彼とは1度も会っていなく、それは年月にすれば1年半は経ってしまうくらいでした…。なので、今回浜松でライブをするというのは、久しぶりに会うチャンスだと思って、ライブをやるから来てくれ…と、自分は事前に連絡をしておいたのです。そして、それは実現しました。
 渥美は仕事後だったのか、スーツという格好で来たので、就職生活丸出しの出で立ちでしたが、話す時の仕草や口調が前の時そのままで、自分は半ば笑いそうになってしまいました。まだ本番までには時間があったので、早速2人で近くのお店(…と言っても、そこは渥美の父親が開いている居酒屋だったのですが…)に行く事にしました(父親には会えませんでしたが…)。話す内容と言えば、やはりお互いの近況然り、Dixie Pork についても然り…。楽しいひと時を過ごしてしまいました。
 そして、この後は渥美を連れ Lucrezia へ…。渥美は Dixie Pork 時代?に伊藤さんとは顔見知りなので、そこももちろん久しぶりという感じだったのですが、もしかしたら少し戸惑っていたのは、これからジャンベやドラムを叩くという樹明だったのではないでしょうか…。昔ですが、やはり樹明も渥美のドラムは見ていて育った(ちょっと言い過ぎ…)わけですから、その大先輩?が見に来たというからには、緊張の色は若干あったのだと思います。実は、自分がこのように思ったのは正に演奏中の時で、自分でピンと来ては成程と思ったものでした(笑)。

   ジャンベもドラムもやっておりました   ある意味、若くなったんじゃないかという意見も…

 それでも、この日は良い演奏になっていたと思います。渥美自身も、何だかバンドが急にやりたくなってきたと言っていましたし、また何かライブで来た時には呼んでほしいとの事も言っておりました。ほんの1年半前と言えば、まだお互いに余裕が感じられなかった時期でもありましたが、まだまだ先は長いですし、バンドがやりたいと思いつく程の余裕が出てきた頃にでも、一緒にバンドがやれたら面白いのかな?…等とも思ったりしました(例え一夜限りだったとしても)。音楽から離れて生活しているからこそ、バンドの楽しさが分かる…。こういった意見も大切だなと思いましたね。

 さて、浜松でのライブが終わり、次の日には名古屋でのライブが控えていたわけなのですが、いつもの通り?伊藤さんは宿をとってはいません(笑)。まあ、車でパーキングかどこかで睡眠をとるという事ですが、名古屋というのは浜松からは結構近く、電車でも新幹線を使わずに行ける距離でもあります。せっかく渥美とも会えた事ですし、自分はこのまま渥美宅に泊まって、次の日自分の足で名古屋のお店に行くように出来ないだろうかと考えました。その事を伊藤さんに告げるとOKが出たので(まあ駄目と言われても…笑)、いったん伊藤さんとはここで別れ、自分は浜松に残る事になりました。
 この後自分達は、浜松市内でもう1件居酒屋に行き(ここがまた安くて美味しかったです♪)、そして渥美の自宅に行ったわけですが、この日浜松市内は『浜松まつり』という大々的な祭りが催されていて、夜12:00を過ぎても市内は人通りが絶えない感じでした(これは地方では珍しい現象です)。しかし、祭りは3日~5日の筈なのに、今日は2日…。渥美に言わせると、今日は前夜祭で盛り上がっていて、ついでに言うと、祭り後の6日もかなり盛り上がるそうです(笑)。浜松市民達は、1年のうち、この日を盛り上げる為に日々頑張っている節も無くは無いそうで、それは街全体に波及している文化でもあるそうです。その話しを聞いた時、やんちゃ振りの浜松市民は、渥美の性格そのものだと思ってしまいました(笑)。成程、こうした環境で育ったのかと…。

   これでも前夜祭らしいのです…   渥美お勧めのメニューを取り揃えました♪

 1日目にして、色々な事が盛り沢山な日になってしまいましたね。ツアーとは、その旅先での出会いがやはり楽しみの1つだとは思うのですが、こういった“再会”的なものも心を豊かにしてくれるような気がします。結果的に、渥美とは深夜3:30くらいまで話していましたね。楽しい1日だったと思います。

   5月3日(2日目)
 渥美宅に泊まって次の日ですが、この日は祝日ながら渥美は仕事があるらしく、朝9:00には家を出、そのまま浜松駅まで送ってもらう事になりました。伊藤さん達の車はというと、昨夜は東名高速の浜名湖SAで夜を明かしたとの事…。そのまま先に向かっているそうなので、今日は名古屋での演奏場所で落ち合う事にしました。
 そんなわけで、朝9:30には浜松駅に着いてしまいましたが、名古屋での入り時間は18:00を予定しているので、今から真っ直ぐ向かってしまうと、時間があまり余ってしょうがありません。…となると、自分が行動する事はただ1つ…色々な鉄道を乗りつつ、ゆっくりと名古屋に向かうことです(笑)。折りしも、この浜松周辺を走っている遠州鉄道、天竜浜名湖鉄道はまだ1度も乗った事が無く、これは良いチャンスだと思いました。

 …ここからは少々旅日記っぽくなってしまいますが(笑)、自分の時間が作れるというのはやはり嬉しい事です。とりあえず、浜松から遠州鉄道に乗り(遠州鉄道は新浜松駅となっています…)、終点である西鹿島という所まで往復してみることから始める事にしました。
   
   送ってもらった車からの風景…正面が浜松駅です   浜松まつりも手伝って、非常に乗客が多かったです

 遠州鉄道は分類的には地方鉄道ですが、他のそれより成績は優秀で、よく地方鉄道の有り方でお手本にされています。車両は2両編成(ラッシュ時は4両編成)ながら、12分毎と高頻度の運転で、時刻表も見やすく、市民の足代わりに利用されているようです。自分は午前中の時間帯に新浜松→西鹿島…つまり、下り線に乗ったわけですが、意外と途中駅からの乗降もあり、通勤通学だけではない感じがありました。
 また、車両に関しても全てオリジナルで通していて(地方私鉄の車両というのは、大手私鉄からの払い下げ車両が多いのです)、自分の会社の拘りが感じられるというものです(車両が赤いことから、地元の人からは“赤電”とも呼ばれています)。それに対して、このあと乗った天竜浜名湖鉄道というのは完全にローカル線で、経営は苦しい感じもあるようなので(この日は連休だったせいか、車内は観光客で満員でしたが…)、近い所を走っているわりには、両社は雲泥の差とも言えるでしょう。そういえば渥美が、天竜浜名湖鉄道沿線の家を勧めても売れないが、遠州鉄道線沿線の家は喜ばれる…と言っておりました(渥美は不動産関係をやっているので…)。もちろん、景色的には天竜浜名湖鉄道の方が良かったのですが、地元の人に気に入られないと、鉄道会社としては厳しい状況に立たされるというのは、どこも同じという事しょうね…。とにかく、これで浜松付近の鉄道を制覇できたのは良かったです(笑)。

   天竜浜名湖鉄道…天竜二俣駅にて行き違う車両たち   車窓からは浜名湖が目の前に見える区間も!

 遠州鉄道、天竜浜名湖鉄道を乗り終えると、次は自分は豊橋に向かいました。ここから名古屋までは、JR東海道本線で行くのと名古屋鉄道(以下名鉄)で行く方法があるのですが、やはり地域的な鉄道は押さえておきたいという事で、自分は名鉄に乗る事にしました(時間は両者ともほぼ互角で、料金は名鉄の方が若干安いです)。
 名鉄は初めて乗る路線ではありませんが、ここ数年で車両はどんどん変わってきたようにも思います。特に、昨年2006年に中部国際空港駅が開業したことで、運転系統も色々変わってきました。それまで豊橋~名古屋~岐阜…というのがメインの路線だったのですが(もちろん今でもそうですが)、現在では名古屋~中部国際空港間にも、かなり力が注がれているような気がします。また、今まで名鉄と言えば“赤色”の車両でしたが、この空港アクセス用に造られた車両は、なんと“青色”で登場しました。さらに、最近は通勤型用にステンレス車両が登場したこともあって、赤1色…とは言えない状況になっています。それでいて、名鉄と言えば多種多様な車両群で有名でしたが、現在は車両の標準化が進んでいるようにも思います。これも時代の流れなのだと思いますが、自分としては少し寂しい気もしますね。
 多種多様と言いましたが、名鉄で最も特徴的な車両として、パノラマカーは紹介しなくてはいけません…。これは1961年と、かなり昔に登場した、かつての特急型車両なのですが、運転席を2階にあげ、1階席を客室にし、前面展望を良くしたという事が最大の特徴です。今でこそ、運転席が2階にあるというのは小田急ロマンスカーのイメージですが(関東だけかもしれませんが…)、日本ではこのパノラマカーが最初です。現在でも十分通用するデザインなのですが、車齢的にも古いし、2扉車両であることからラッシュ時に敵さず(パノラマカーは現在は急行や普通に使われているので…)、2009年には全廃されるそうです。往年の名車であるだけに残念な現実ですが、今後見守っていきたいところでもありますね。
 今回、金山という駅の近くで、名鉄の行き交う列車を多数撮っていたのですが、パノラマカーも収める事が出来たのは良かったです。ただ、今後乗れる機会があるのかというと、微妙なところかもしれませんね…。

   主に中部国際空港~岐阜間の特急に使用される2200系   名鉄の特急車といえばこれ…パノラマスーパー1000系です…右側に走っているのはJR東海の313系です

   かつての名鉄の標準通勤型6000系列(写真は6800系)   名鉄もステンレス車の時代に!?…3150系

   あえて“青”を使った、空港アクセス快速特急用の2000系   パノラマカー7000系は、名鉄どころか、日本を代表する車両と言っても過言ではないでしょう…2009年までに全廃の予定

 ※上の6枚の写真は、全て金山~神宮前間にてです

 …さて、かなり本題からずれてしまいましたが(笑)、時間にもなってきたので、自分は今日の演奏場所である Hibiki=En という所に出向きました。そこは桜山という所でしたが、地下鉄を乗り継いで行った為、名古屋のどの辺りか…というには難しい印象も受けました。駅から歩いていって、店の前には入り時間の1時間前には着いたのですが、そこには既に見慣れた車が…。どうやら伊藤さん達も早く着いてしまったらしく、ここで睡眠をとっていたようです(まだ店は開いてなかったのです)。とりあえずは合流できたということで、残りの時間で早めの夕食をとり、再度お店に向かいました。
 お店はライブハウス…よいうよりレストラン…というよりダーツバー?という感じで、なかなか面白そうな雰囲気を醸し出していました。店内は綺麗で、自分達の音楽にピッタリかどうかは分かりませんでしたが(笑)、なかなか良いお店だとは思いました。
 しかし、ここでは1つの制約がありました。場所的にマンションの1階ということで、あまり大きな音を出してはいけないようなのです。樹明が使っているジャンベという楽器は、特に低音に迫力があり、そこが魅力でもあるのですが、お店的には少々力を抜いて叩いて欲しいとの事(他の楽器とのバランスを考えても、明らかにジャンベだけ音量が大きくなってしまう)…。しかし、それでは楽器本来の音が出ないと、樹明は少々不服な表情になってしまいました(笑)。

   マンションの1階にあった、Hibiki=En   音をセーブして演奏するのも、やり方としては大切です

 そんな中でライブに臨んだのですが、樹明はよく我慢して叩いておりました。周りの事も気にして演奏している感じも受け、ここは大いに誉めてあげたいところです。環境に準じた演奏が出来るというのも、プロとしては大事な所ですから、樹明にとっては良いステップアップに繋がったのではないかと思います。この日の演奏が自分達だけで、ステージ的にも2ステージとゆったりでしたが、最後の方には、ただ静かに演奏しているだけではない!…というような感じも出せたと思うので、やり切った気持ちもありました。そういう意味では良いライブになったと思います。次にここで演奏できるかどうかは分かりませんが…(笑)。

 さて、この日も自分達は宿をとってなかったのですが、運良く?この日ライブを見に来ていた伊藤さんの知り合いの方の家に泊まらせて頂ける事になり、そのまま皆で三重県は四日市の方へと車を走らせました(…よく考えたら、随分遠い所から見に来て頂いていたのですね…)。この方の家は広く、正に至れり尽くせりで、何度お礼を言って良いのか分からないくらいです。また明日からツアーを頑張っていこうという気持ちにも、より力が入ったような気がしました。

   5月4日(3日目)
 この日は奈良県の高田市という所でライブです。前日泊まった家に別れを告げ、車は名阪国道を抜け奈良県に入っていきました(なぜかこの間は自分は爆睡でした…)。四日市を出たのは昼過ぎだったので、奈良盆地に抜けたのは14:00前くらいだったのですが、やはりこの日も時間がありました。せっかくなので、観光地の1つや2つは行きたいものです。
 そこで思いついた場所が東大寺でした。東大寺はもちろん奈良の大仏(国宝です)で知られていますが、世界的にも世界文化遺産に登録され、日本屈指の観光地と言っても良いでしょう。この場所はよく中高生の修学旅行地に選ばれていますが、自分はまだ1度も訪れた事が無かったので、今回奈良で時間が作れるというのは本当に嬉しい限りでした。
 しかし、奈良市あたりに近づくにつれ、道路はひどく渋滞してきました。やがてそれは皆、東大寺に向かう車だと分かります。確かにこの日は連休の真ん中…。それは混むに決まっています。しかし、この渋滞の状況ですと、着いたところですぐ駐車場に入れるのかという懸念と、それより時間的に大丈夫なのかという問題は避けられません。今日ライブをするお店には17:00入りだったのですが(後になって、16:30入りだと分かってしまいます…)、時計は既に15:30を回るところで、だんだん余裕が無くなってきてしまいました。
 奈良から高田までは車で1時間弱はみたかったので、やはり16:00過ぎには東大寺を出ていないといけません。そう考えると、これから駐車場に車を入れ、東大寺を歩いて往復するという行程は、時間的にもなかなか厳しそうな感じです。しかし、ここで運転中の伊藤さんが、自分がこの付近で車を走らせてるから、お前らだけでも行って来い…と言ってくれました。伊藤さんには申し訳ないですが、もうそれくらいしか方法は無いとも思いました。何とか東大寺近くの交差点までは来れたので、ここで自分達は車を降り、一目散に東大寺へと向かったのです。

   この渋滞が十字全体に及んでいます   裏手の方から東大寺に向かいました

 交差点から近いと思いきや、10分くらいは歩いたような気がしましたが、ふと、門の向こうにある東大寺が姿を現してきました。…これはでかいです。中には大仏があるくらいですから大きいのは当たり前なのですが、ここまで巨大な建造物とは思いませんでした。
 近くに来ると、尚でかいです(笑…注:笑ってしまうくらい大きい)。中はもう人で一杯でしたが、皆大仏を見ようと必死な感じです。周りには外人さんが多かったのも印象的でしたが、やはり奈良の大仏は凄いですね…。その大きさもあるのでしょうが、何と言っても迫力が違います。これを見るために、日本中から観光客がやってくるのか…と思っても、自分もその1人ですから何とも言えません。もう少しゆっくり見たい気もしましたが、伊藤さんを外の道で待たせているので、東大寺内は5分くらいいただけで、すぐに出てきてしまいました。今度こそ、空いている時にじっくりと回りたいと思いましたね。

   想像を超えた大きさでした   人生で初めて見ただけに、やはり感動♪

 東大寺を離れ、車で奈良市を出た頃には、既に時計は16:00を過ぎていました。これは時間通りに着くのは厳しいな…と思っていたのですが、高田市という場所は予想以上に遠く、結局お店に着いたのは17:50頃でした。元は16:30入りでしたし、自分達が思っていた入り時刻も17:00だったので、どちらにしろ大遅刻だったわけですが、お店の方は暖かかく(たぶん…)迎えて頂きました。
 今日やる所は Scar Face というお店で、駅前の商店街の一角にありましたが、この日は連休の最中という事もあって、他に開いているお店は殆どありませんでした。商店街のわりには人通りも少ない気はしましたが、やはりJR側の駅前というのが原因なのでしょうか…。
 ここはJR西日本の和歌山線、桜井線という路線が通ってる駅なのですが、ここから大阪に向かう路線が1時間に3本、ここから奈良や和歌山に向かう路線は1時間に1本と、かなりローカル度の強い駅であるという事が分かります。この付近はJRより近畿日本鉄道(以下近鉄)の方が強く、JRの高田駅からすぐ近くにある、近鉄の大和高田という駅は、1時間に6~8本は電車がやってきます。なので、JR側が雰囲気に寂しいというのは、位置的な問題があるのかもしれませんが、お店的にはこういった風情が似合っているのかもしれません。
 それでも伊藤さんのライブはいつだってパワフルです。この日も樹明はジャンベのみでしたが、今回に関しては力一杯叩いて良かったので、ステージ的にも思い切り度があったと思います。お客さんは伊藤さんの知り合いの方(この辺りにも知り合いがいるというのは凄いですが…)4人だけでしたが、良いものが見せられたライブだったとは思います。店の雰囲気とも相まって、印象に残ったライブとなりました。

   連休のせいか、商店街はひっそり…   狭いながらも、味のあるお店でした

 このライブの後はそのまま京都に向かいました。何故なら、京都には泊まる場所が確保してあるからです。…と言っても、そこはホテル等ではなく、いわゆる空き部屋になっている場所なのですが、これは5月6日に行われるイベント(これの出演が目的で、今回はツアーを組んでいったのです)で使わせてくれる部屋で、空いていればいつでも使って良いみたいなのです(ただし、部屋には椅子や机ぐらいしかありませんが…)。そこで、今日、明日とそこに泊まる予定にしていて、自分達は京都に向かったという次第なのです。
 さて、ここで1本の電話が入りました。電話の相手は、最近よく伊藤さんと一緒にツアーを回っている、北九州の Daddy 津田さんです〔2007年春ツアー、千秋楽参照〕。どうやら、この日の京都でのライブを終え、自分達が泊まる所と同じ場所に、今から向かうとの事でした。そう、実は Daddy さんも今ツアー中で、5月1日に神戸、2日、3日と大阪で、そして4日で京都と、これまでに4本ライブをやってきていたのでした。そして5日、6日は京都で、伊藤さんと一緒にライブを回る…という予定になっているのです。Daddy さんとは約1ヶ月振りですが(意外とまだ経っていませんね…笑)、この後のツアーも楽しくなりそうな予感がしたものです。京都に着いたのは夜中の12:30過ぎでした。

   5月5日(4日目)
 京都で泊まった場所は百万遍(ひゃくまんべん)という所だったのですが、そう言われても自分はピンと来ない地名ではありました。それでも色々と情報を仕入れるにつれ、京都大学の近くである事、鉄道で言えば出町柳駅(京阪電鉄、叡山電鉄)が近い事、そして銀閣寺の近くであるという事が分かってきました。

   とりあえず、昼まではダラダラと…(笑)

 この日もお店の入り時間までは結構間があったので、せっかくですから、自分はまたどこかへ行こうと決心してしまいます。普通ですと至近距離にある(…といっても、バスで2,3駅目ぐらいですが…)銀閣寺に行くのかもしれませんが、自分が真っ先に思ったのは、先程の出町柳駅から出ている叡山電鉄の事でした(笑)。
 叡山電鉄は、鞍馬方面に行く鞍馬線と、比叡山方面に行く本線の2路線からなっているのですが、自分はまだ鞍馬線にしか乗ったことがありませんでした。今いる場所が出町柳駅に近いというのは、もう行くしか無いという事です(今回こんなのばかりですね…笑)。出町柳駅は歩いて10分くらいの所でした。
 出町柳駅に着くと、早速比叡山方面への電車が停まっていて、自分はすぐさまそれに乗り込みます。この日はゴールデンウイークという事で特別ダイヤで運行しており、通常比叡山方面へ行く電車は20分毎の運転なのですが、この日は12分毎の運転でした(鞍馬方面へも同じでした)。
 ところで、観光客はどちらかというと、鞍馬へ行く場合の方が多いのかもしれません。使われている車両を見てみると、鞍馬方面へは2両編成、比叡山方面へは1両編成という感じでしたし(こちらは15分ぐらいで着いてしまいますしね)…。やはり鞍馬は、貴船神社による知名度が高いのかもしれません(自分も、以前はこれ目当てで乗ったものです)。
 さて、出町柳駅を発車した電車は、確かに終点まで約15分と、比叡山観光の入り口である八瀬比叡山口駅に着いてしまいました。しかし、車窓に関しては面白く、終点の1つ手前までは京都市街の中を走るのですが、そこから一気に山の中に入るという感じでした。さすが山と隣り合わせの京都だという印象を受け、路線が短いわりに(八瀬比叡山口駅は、起点の出町柳駅から5,6kmの距離です)変化の激しい路線だとも思いました。

   一気に旅気分?が盛り上がった叡山電鉄八瀬比叡山口駅   八瀬から京都市内へはバスで行きました

 写真を見ての通り山の中なのですが、ここから比叡山へは、近くにあるケーブルカーで移動するのだそうです。そこまで行ってしまうと、この日は完璧な観光となってしまうので、すぐさま自分は折り返しました。
 …とは言っても、同じ叡山電鉄で帰るのもあまり芸がないので、復路はバスを使ってみることにしました。これは偶然バス停を発見したからなのですが、これだと、直通で京都の中心である四条河原町へと向かう事ができます(叡山電鉄ですと、途中で乗換えと“歩き”が必要です)。京都市内には地下鉄や私鉄が通っているものの、その殆どが一直線の路線のために、市内を斜めに移動する際には意外と不便だったりするのです。
 そんなわけで、バスは途中渋滞にも巻き込まれましたが、難なく四条河原町に到着できました。しかし、この時思ったのは、とにかく人が多いこと多いこと!…さすがゴールデンウイークという感じですが、実はこの日、次の日である6日は天気が悪くなるという予報がなされていたので、実質天気の良い休日はこの日まで…という考えがあったのでしょう。皆、最後のゴールデンウイークを楽しんでいるようにも見えました。
 自分はと言うと、今日の演奏場所である Le Depart(ル・デパール)というお店を見ながら周辺を散策し、昨年の5月にも話題に出した〔旅日記 4.(関西編…2006.5.9~5.11)参照〕都路里にも行き(今回は祇園店にてで、専らお土産が目的です)、1人で空き時間を満喫していた感じでした。こういった行為が、自分には良いライブを作る原動力にもなっているというわけです(笑)。

   四条より少し南側から撮影   周囲の雰囲気が良かった Le Depart

 さて、時刻も17:00になって、自分は泊まっている場所へと戻り、今度は車で皆で Le Depart へと向かいました。もちろん Daddy さんも一緒です。このお店はシャンソンを基本的に聴かせているお店なのだそうですが、そんな場所で自分たちがやっても良いのかと、少々不安にもなってしまいます。しかし、ここのお店の方は(シャンソン・ボーカルでもあるらしいのですが)快く自分達を迎えて下さり、京都の人の暖かさに触れた瞬間でもありました。
 お店の方針的には、普段は3ステージを行っているらしいのですが、今回は自分達2組だけの出演という事で、全部でステージを4回に分け、伊藤さんと Daddy さんとで、短めのステージを2回ずつ行う事になりました。順番は Daddy さんが1,3番目、自分たちが2,4番目という感じです。何だか徐々に盛り上がっていきそうな雰囲気も漂ってきました。

   何回聴いても面白い Daddy さんのライブ♪   伊藤さんも張り切っております!

 Daddy さんのライブを見るのは約1ヶ月振りになりますが、やはり相変わらず楽しいですね。しかもこの日は Daddy さんだけでも2ステージですから、色々な曲を聴く事ができるわけです(中には今回初めて聴く曲もありました←新曲とかではありません)。特に3ステージ目、つまり、2回目の Daddy さんのステージの時にはお客さんが満席になり(自分たちの1回目のステージ時に、Daddy さんは店の外に出て、お客さんの呼び込みをしていたのです!)、それはそれは盛り上がりました(Daddy さんの歌詞ゆえに、最初は驚いていた?お客さんも少なからずいましたが、最後には皆で歌の掛け合い等をしていましたしね!)。
 これらのお客さんは、その半分以上が Daddy さんのライブが終わると帰ってしまったのですけれど、それでも、この日最後のステージに立った伊藤さんは、負けじとその場を盛り上げます。お客さんも良い感じで曲に集中して頂いて、数は少ないものの、お店の中は皆で1つになれた感じがありました。やはりこういった雰囲気は、いつ感じても本当に良いものですね。
 何だかんだでお店の方にも気に入って頂け、恐らく、京都にツアーで通った際には、またやってしまうような気もします。それくらい、自分達も気に入ってしまうようなお店でした。途中でお客さんが帰られてしまったのは残念でしたが(特に樹明が残念がってました…笑)、それはまた次回頑張ろうという事で、明日のツアー最終日に向け、早々と身体を休める事にしました。

   5月6日(5日目)
 ついに5日目、ツアーの最終日です。この日は昼間、京都の新風館という所で行われるチャリティーのイベントに出演し、その足でそのまま帰路に着くという行程なのですが、朝起きると早速の雨…。新風館は、情報発信型商業施設と銘打っているところで、要するにショッピングモールみたいな雰囲気の場所なのですが、ステージに屋根はあるものの、野外的な感じのイベントにもなるため、客足が心配されます。
 しかし、いざその場所に出向いてみると、スタッフの皆さんの動きは生き生きとしていて、むしろ雨なんてなんのその!…という感じでした。今回のイベントは“地球愛祭り2007”という事で、その内容はベトナムやカンボジア等の難民孤児に焦点をあてたものだったのですが、ひとりひとりの力は小さくても、皆で一緒になれば素晴らしいものが生まれる…こういったコンセプトに恥じない表情が、会場内には窺えたように思います。

   雨は結構激しく降ってしまいました…   雨にも負けず…です!

 イベントの開場は11:30~、開演は12:00~でしたが、依然として雨は止む気配はありません。ステージは屋根があるので濡れる心配はないのですが、それよりも、昨日までの陽気が嘘のようにこの日は肌寒く、むしろそちらの方が自分的には心配でした。じっとしていると体温が奪われてしまうような感じです。
 それならば…と、出演者たちはステージで“動き”を強調していきます。今回は20組ぐらいの出演者がいるのですが、それは自分たちのようなバンド編成のスタイルだけではなく、弾き語りやダンス、中にはヒーリング・クリニックのような内容のものまでありました。本当にバラエティーに富んだステージと言え、お客さんも参加できるような時間も設けてあった為、そこまで寒さを気にする必要は無かったのかもしれません。自分達は3番目、Daddy さんは4番目の出演でしたが、これも、1番目の出演者から続くバトンを引き継いでいるような印象も受け、自分はこの“祭り”に参加をさせて頂いている…という事を、しみじみ感じたりもしてました。

 こうして、今回の中部・関西ツアーは全て終了しました。振り返ってみると、やはり周りの環境を考えるというのは大事だというか、どのような環境でも普段の演奏を見せるという技術はやはり必要なようですね。これはまた同じ例になるのか分かりませんが、やはり4日目からの Daddy さんから受けたパワーは大きく、より生き生きとした演奏が出来ていたようにも思うのです。この事と、先ほどの“愛地球祭り”のコンセプト…色々と考えさせられてしまいましたね。
 この勢い?で6月には北海道に行くことが決まっているのですが(3日間だけですが…)、このツアーで学んだ事を踏まえ、より良いライブを作っていこうと、改めて決心したものです。皆様お疲れ様でした!

   京都駅まで Daddy さんを送っていきました

 ☆さばいばる伊藤さんのHP…http://su-zan.net/survival/

 ☆Daddy 津田さんのHP…http://www.geocities.jp/studio0378/

 ☆浜松 Lucreaia のHP…http://members.aol.com/rockbarlucrezia/

 ☆桜山(名古屋)Hibiki=En の(e-boshuu!愛知の)HP
   …http://www.e-boshuu.com/aichi/maido/syosai.php?tidno=18368

 ☆大和高田 Scar Face のHP…http://m-space.jp/?scarface

 ☆京都 Le Depart のHP…http://www.tohhal.com/ledepart/index.html

 ☆京都新風館のHP…http://www.shin-puh-kan.com/

テーマ:ライヴレポ・感想 - ジャンル:音楽

この記事に対するコメント
パノラマ
なんだか、私には普通に当たり前に乗っていたので、
こういう事が普通ではないというのを改めて知りました(笑)
先頭車の一番前の席を子供の頃に取っていたのを思い出してしまいました(笑)。
【2007/05/09 08:47】 URL | まろん #- [ 編集]

なるほど
パノラマカーに初めて乗った時(もう10年以上も前ですが…)は
自分は衝撃的でしたけどね…。本当に無くなってしまうのは
惜しいです。…って、このコメントも旅日記みたいですね(笑)。
【2007/05/09 14:15】 URL | 竹内 #- [ 編集]

管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
【2007/05/11 05:45】 | # [ 編集]


貴重な?情報、また、ありがい意見もどうもです!
【2007/05/11 20:19】 URL | 竹内 #- [ 編集]


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プロフィール

竹内

Author:竹内
1980年1月29日生まれのO型。
3歳からクラシックピアノを始め、
高校ではジャズに目覚め、大学では
バンドも経験する。現在は関東を
中心に、ライブハウスやホテルの
ラウンジ、レストラン等で演奏を
行っている。また、写真好きが興じて
簡単な写真撮影の仕事もしている。
…そんな29歳です。



次回のリーダーライブ

2010年2月7日(日)
外苑前 Z・imagine
Open…18:00~(予定)、
1st.…18:30~、2nd.…20:00~、
Charge…2700円(ドリンク別)
(Pf)竹内大輔
(B)池田暢夫
(Ds)佐々木俊之



竹内大輔トリオCD発売中(試聴可)!

   cd-pictures-mini.jpg
       Pictures

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