竹内大輔の写真日記(~2009)
ピアニスト竹内大輔の、2009年までの日々を綴った日記です。
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クラシックを練習する
 今年の自分の仕事始めは、ライブではなくレッスンでした。ここには殆んど書かなかったので、何となくひっそりと行ってきた感じになっていますが、実は自分はピアノを教えてたりもします(と言っても、生徒は知人の少年1人だけですが…)。
 彼はまだピアノをやり始めて1年半くらいですが、なかなか順調に進んでいっていると思います(ギターは少し弾けるらしく、せっかくなのでピアノも…という事らしいです…)。ピアノのやり始めというのは、まずは指が動かなければ話しにならないですから、長い目で見るならばやはり、クラシックを基本に進めていくのがベストです。自分もそうであり、自分が今まで習ってきた事を参考に教えるようにしています。

 そんな時、ふと1人でクラシックの譜面を読み返してみました。普段、自分はジャズ系やバンド系の譜面で演奏をする事が多いので、クラシックの譜面はあまり目にする事がありません。しかし、自分は大学生の頃までは普通にクラシックを習っていましたから、そういった譜面は家に結構置いてあるのです。
 クラシックの譜面と、バンド系の譜面…。何か差なんかあるのかと思うかもしれませんが、見た目もそうですし、内容的(どういう意図で書かれているか)にも全然違うものです。せっかくなので、例を挙げておきます。

   ペダルの位置も指定してあります   ノクターンは映画にも使われていました

 左がクラシックの譜面で、右がポピュラーやジャズ、バンド系等でよく使われる“一段譜(メロディーとコードのみの譜面のこと)”というものです。ここでは比較しやすくするため、どちらも曲は同じものを取り上げてあります(曲はショパンで有名な“ノクターン”です)。
 小さい頃からピアノをやっている人には左の譜面が身近で、バンド系をやっている人は右の譜面がお馴染みだと思います。見比べて頂ければ分かるとおり、クラシック譜面は全て弾くものが決まっています。では右の譜面はというと、“決まり”は一応あるものの、それはメロディーとコードネーム(ハーモニー…譜面に書いてあるFmとかB♭7という記号のこと)だけで、ある程度自由な奏法が可能です。
 あまり細かい説明は控えますが、要するに、自分が最近見ている譜面は右のもので、どちらかというと自由に演奏してきた風潮があります(だからこそ個性が出しやすい…とも言いますが…)。しかし、久しぶりにクラシックの譜面を弾いてみて思いました。…これも全然自由じゃないか…と。
 確かに、音譜の指定通りに弾くという規則はありますが、それさえ守れば、自由に表現できる世界がそこにはあるのです。一段譜の場合、コード内では自由に動き回れる世界がありますが、その中での“正解”は実は難しく、理想を追求していくとあまり自由になれない状況がそこにはある気がします。昨年ライブを見に行かせて頂いた、ジャズピアニストの小曽根真さん〔小曽根真&塩谷哲デュオライブ参照〕も昔同じ事を言っていて、深く共感したものです(ジャズピアニストの方が言った…というのが尚更深いのかもしれません)。
 別に、どちらが大事で…とかいう話しではありません。ただ、自分がピアノを練習していく上で、クラシックはやはり外せない存在だと思ったのは事実です。自分がジャズを始めたきっかけとして、クラシックだと譜面に縛られているから、コードだけ書いてあるジャズの譜面の方が楽だ…という考えがあったことも無くはありません。
 しかし、考えは変わるものです。今ではクラシックの方が、ある意味自由とまで思っているのです。不思議なものですが、これまで何回も言っている通り、自分の音楽のルーツはやはりクラシックなのでしょう。この何日間はクラシックの曲ばかり弾いてましたが、懐かしい気持ちもあったものの、やはり素直に楽しかったです。それらは小さい頃から何度も弾いている曲なのですけど、今でも、ここはこういう感じに弾こう…と思った事がそのまま表現できる時の喜びはひとしおです。
 まだまだ練習において、自分では足りない部分もありますが、一歩一歩進めたら…と思いますね。今年はクラシック曲も精力的にやっていきたいものです。ライブでやるかどうかは分かりませんが…(笑)。

テーマ:ピアノ - ジャンル:音楽

この記事に対するコメント
ありがとう♪
すごい感激しました・・・

譜面の比較、判り易く載せてくれて納得、というか
ちょっと目が開けた気がします。
クラシックで極めている人って、規則の中で
如何に自分の個性としての自由な遊びをしていってるか!なんだね。
聴く耳をもらった感じです。

大輔君のクラシックは前々から聴いてみたいと思っていました。
いつか、入れてくださいな!♪
【2007/01/07 12:49】 URL | ハナコ #- [ 編集]


教えてください師範
【2007/01/07 14:57】 URL | jonio #- [ 編集]


そうよね。そうよね。
納得納得。

クラシックも本当に自由だとうわ。
私もクラシックを教えていて、”あーーー、こういう弾き方、表現の仕方もあるのねーー”ってよく教えられるよ。

クラシックも、ジャズも、どっちも楽しいよね♪
【2007/01/07 18:56】 URL | もっち #- [ 編集]

結構反響がありましたね
>ハナコさん
 これについては、自分でも分かりにくいところがあるため、
 少しでも伝わっていたら幸いです。
 クラシック演奏もそうですね…頑張りたいですね。

>jonio さん
 いえいえ、こちらこそ、先輩。

>もっち
 教えていながら、逆に教わる事ってあるよね。
 音楽ってホント芸術だと思う瞬間です。
 もちろん、クラシックもジャズも楽しいよ♪
【2007/01/09 05:53】 URL | 竹内 #- [ 編集]


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プロフィール

竹内

Author:竹内
1980年1月29日生まれのO型。
3歳からクラシックピアノを始め、
高校ではジャズに目覚め、大学では
バンドも経験する。現在は関東を
中心に、ライブハウスやホテルの
ラウンジ、レストラン等で演奏を
行っている。また、写真好きが興じて
簡単な写真撮影の仕事もしている。
…そんな29歳です。



次回のリーダーライブ

2010年2月7日(日)
外苑前 Z・imagine
Open…18:00~(予定)、
1st.…18:30~、2nd.…20:00~、
Charge…2700円(ドリンク別)
(Pf)竹内大輔
(B)池田暢夫
(Ds)佐々木俊之



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