竹内大輔の写真日記(~2009)
ピアニスト竹内大輔の、2009年までの日々を綴った日記です。
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リアル24時間耐久レース…
 昨日はハードでした…。仕事の内容的には、この前の横浜で行ったものと同じで、サックスの川島さんのライブサポートというもの〔Smooth Jazz!参照〕だったのですが、今回の会場の場所はそれまでの一味も二味も違く、群馬県の菅沼キャンプ村…という所でした。
 菅沼…と聞いてもピンと来ないかもしれませんが、端的に説明すると、東京から一番遠い群馬県の場所…ということになるかもしれません。栃木県との県境付近に位置し、その場合は日光の湯ノ湖の先になります。
 要は、横浜とは比べ物にならないほど遠い場所だということです。それなのに、入り時間は何と午前10時!…この仕事がハードであるという意味が、徐々に分かっていただけたかと思います。

 今回はそういった実情を踏まえ、川島さんは後輩のドライバー(その方はワゴン車を所有してます)を雇い、その車1つで全員(スタッフ、ドライバー含め5人)で移動するという手段を取りました(取らざるを得なかったという意見もありますが…)。朝、全員の家に寄っていって、そして改めて菅沼に向かうというものです。ドライバーにとっては大変ですが、我々にとっては本当にありがたい事でした。
 …そんなこんなで、自分の家に迎えが来たのは朝の5時…(笑)。これでも、ピックアップの順番としては最後だったのですが、なかなか厳しい時間でした…。しかし、何とか時間通りに出発して、とりあえずは関越自動車道に向かいます。土曜日だったせいか、朝6時代でも車通りは多く、世間は早起きだな…と、痛感してしまいます。

   朝6時過ぎの赤城高原SA…爽やかです   会場は、相当山奥に位置します

 順調に高速道路を駆け抜け、7時前には沼田インターに到着できました。しかし、ここから地道で1時間以上は車を走らせねばなりません。一応、目的地は自分でも地図で下調べしてきたのですが、標高を見てみると、なんと約1700mとの記述…。これは相当坂を上るなと、初めから覚悟してきたものです。
 そして午前8時、辺りの草木は高原植物に変わり、雲が目線より下にも見えてきたりして、目的地菅沼キャンプ村に到着しました。近くに菅沼湖があり、車窓からもチラッと見えたのですが、なかなか幻想的な風景で、ここで演奏するというのが不思議な感じにも思えてきました。
 車から降りると、まず空気が美味しい!…そして、涼しい!(ついでに言うと、虫も多い)…車に付いていた温度計を見てみると、どうやら18℃とのこと。最近は東京では30℃を越えている日々が続いていたために、この涼しさには一時の安らぎを覚えました。しかし、現地によく来る人に言わせると、今日は暖かい方なのだそうです。いつもは長袖が必要で、一泊するなら毛布が必要なくらいとか…。なるほど、さすが1700m以上の標高なだけはありますね。
 …ところで、午前8時到着と書きましたが、先ほど言った入り時間より2時間以上も早いですね(笑)。これには自分たちもびっくりでしたが、もう音響さん達は到着してて、ステージや会場造りの準備が既に行われている所でした。何事も余裕を持って行動するということは、とても良い事ですね。おかげで、気持ちを落ち着かす事もできましたし。

 さて、リハーサルが行われます。基本的にはこの前の横浜のものと同じなので(曲順は違いますが)、自分達にとってはそんなに難しいものではありません。しかし、川島さんに限っては“MC”というものがあり、それは既に言うセリフが決まっていて、それを覚えなければいけないという、結構大きな課題が立ちはだかっていました。
 また、今回は2回も通しリハ(それだけ入念にチェックしなければならないのです)が行われたのですが、最後のほうは川島さんは辛そうでした…。なにしろ、ここは標高が1700mの世界。空気の薄さが下界とは明らかに違うのです。サックスは管楽器なために、空気の薄さというのは無視できることではないのだと思います。
 それでも何とかリハは終えられましたが、まだセリフの暗記が残っています。急遽、言う内容が変更になった箇所も多く、自分メインのライブというのは大変なんだなと、つくづく思い知らされた出来事でした。
 この時点で午後1時くらいになってましたが、さすがに自分たちは疲れていて、とりあえず楽屋に戻り、ゆっくりと身体を休めることが先決だと思いました。本番は5時頃からと聞いていたので、30分前くらいに元の場所に戻れば大丈夫でしょう。出されていたお弁当も頂き、やっと束の間の休息です。
 通された部屋には何もありませんでしたが、横になって目を閉じていると“自然”を感じる事ができます。本当に静かで、自分が自然の一部になってしまったかのような…微妙に言い過ぎですが、何となくそんな感じです。もしかしたら、本当の自然の音…というのは“無音”のことを言うのかもしれません。

 さて、少し日も傾きかけてきて、時計は午後5時過ぎ、いよいよ本番が始まろうとしていました。

   幻想的な雰囲気で車も展示されてあります

 会場に向かうと、そこにはお客さん達に交じって、何台かの車が展示されていました。そう、今回のイベントは、とある車企業のものだったので、そこの新車が会場に堂々と置かれていたのです。このような光景を見ると、昨年行われた東京モーターショーを思い出しますが〔2005年を振り返る(10月)参照〕、ここが大自然の真っ只中ということを考えると、なかなか面白い光景だったように思います。
 そんな中ライブはスタートしました。演奏曲はもちろん、80年代に大ヒットしたJポップの曲を、Sommth Jazz 風にアレンジしたものばかりです。例えば“モンキーマジック”であったり、“いとしのエリー”であったり、極めつけは“赤いスイトピー”であったりです。
 どの曲も、原曲とはかなり違うイメージの楽曲に仕上がってはいますが、Smooth Jazz というのはメロディーラインが基本…。どのお客さんにも親しみやすい雰囲気を持ちつつ、ジャズの持つ格好良さも残っている…。こう考えると、総合的に可能性のある音楽なのだと自分では思っています。
 ところが実際のところ、今回のライブ前の雰囲気では、来てくれたお客さん達を満足させる自身というのが、あまり持ててなかったような気がします。しかし、ここで成功すれば自分たちは必ず一回り大きくなれると信じ、とにかくライブ中はお客さんとの一体感を求めました。結構リズム的にはノれるものばかりなので、手拍子をしてお客さんの動きを煽ってみたり、極力会場の方に目線を注いでみたり…。
 川島さんは、最後の曲でステージから飛び降り、お客さんの本当に目の前でサックスを吹いてみせたりしていました。このような事もあってか、こちらとしては予想もしなかったアンコールを受け、また、ライブ後に川島さんのCDも販売したのですが、それも目標を大きく上回る売り上げが達成でき、なんとか成功に導けたのではないかと思います。
 嬉しかったのは、お客さんの中で「こういうジャンルを待っていた」…という意見があったことです。そのお客さんは何も、Smooth Jazz というジャンルを知っているわけではありません。お客さんに受け入れてもらえるか分からない状態で、こういった生の意見が聞けるというのは、本当に素晴らしい事だと思います。色々と音楽の仕事はしていますが、やはりお客さんに喜んで頂けるというのが、素直に一番嬉しいです。

   とにかく演奏面で頑張ります!   自分たちの次に行われた、ホルン奏者による演奏

 この後はホルン奏者による演奏が行われていて(普通のフレンチ・ホルンの他、アルペン・ホルンによる演奏も行われていました)、その頃には日がすっかりと暮れてしまったので、キャンプファイヤーも焚かれ、一層幻想的な雰囲気が漂っていました。
 自分たちは…というと、その会場内で軽く打ち上げです(笑)。ドライバーさんには申し訳ないですが、ビールを飲ませていただき、良い気分で会場内の雰囲気を楽しみます。また、ここで食事もとったのですが、バイキング形式という感じで、色々なものを食べさせていただきました。特に美味しかったのがトウモロコシ…。焼いても茹でても口の中には甘い味覚が広がり、これがトウモロコシ本来の味なのでしょうか…。現地の人に聞くと、今年のトウモロコシは良い味に仕上がっていると言います…。確かに、自分的には今まで食べたトウモロコシの中で、ベストの味かもしれません。

   忘れられない味でした

 自分は高原にいるということ思い起こさせてくれた出来事でした。

 そして、とうとう帰りの時間が近づいてきてしまいました。PAさんの片付けも少し手伝ったために、現地を離れたのは午後10時少し前…。行きに3時間かかったので、これより少ない時間で帰れるのは難しそうです。また、帰りは自分は2番目に送ってもらったこともあって、家に着いたのは午前2時前でした(笑)。
 ある意味、ほぼ24時間後に自宅に戻ってきたということになります。しかし、ドライバーさんはもっと大変で、これからまた何人かを家まで送り、そして帰路に着かねばなりません。聞くと、その方の自宅は横浜にあるとのこと…。ということは、1日前の朝2、3時頃には家を出てたという計算になり、恐らく帰りは今朝の4時頃になってしまうはず…。24時間どころか、26時間耐久レースですね。本当にお疲れ様でした!

 そして、自分は帰ってすぐブログの更新に取り掛かったのですが、睡魔に勝てず1度就寝…、そして再度記事を書き上げましたが、どうやら腕が筋肉痛の様子…。恐らく、昨日のPA機材の片付け中にやられたものだと思います。体力を付けなければならないのは自分かも…と思いましたね(笑)。

 かわ島崇文さんのHP…http://home.t00.itscom.net/smooth/

テーマ:ライヴレポ・感想 - ジャンル:音楽

この記事に対するコメント

まいどですー!
かーしま君、客席乱入バンザーイ!とうことで、早速トラバ&リンクさせて頂きました。

取り急ぎ、ご報告までにて失礼いたします。
【2006/08/21 18:37】 URL | shocolatte #teg7q4qg [ 編集]

乱入万歳です!
吹っ切れた感じで客席に向かって行ったのが印象的でした(笑)。
またライブでお会いできるのを楽しみにしています!
【2006/08/21 18:43】 URL | 竹内 #- [ 編集]


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客席乱入いえーい

Pfの竹内大輔さんのBlogによれば、この度、かーしま君がめでたく客席乱入を果たしたそうな。いえーい今年はなかなか見なかいなぁ、客席乱入。去年は夏場だけで5-6回は見た気がするけど(笑)。あ、かーしま君のデビューアルバム、8月18日に発売になりま... Gotta find a way【2006/08/21 13:08】

プロフィール

竹内

Author:竹内
1980年1月29日生まれのO型。
3歳からクラシックピアノを始め、
高校ではジャズに目覚め、大学では
バンドも経験する。現在は関東を
中心に、ライブハウスやホテルの
ラウンジ、レストラン等で演奏を
行っている。また、写真好きが興じて
簡単な写真撮影の仕事もしている。
…そんな29歳です。



次回のリーダーライブ

2010年2月7日(日)
外苑前 Z・imagine
Open…18:00~(予定)、
1st.…18:30~、2nd.…20:00~、
Charge…2700円(ドリンク別)
(Pf)竹内大輔
(B)池田暢夫
(Ds)佐々木俊之



竹内大輔トリオCD発売中(試聴可)!

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