竹内大輔の写真日記(~2009)
ピアニスト竹内大輔の、2009年までの日々を綴った日記です。
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超変則的カユマニス
 今日は金曜日なので、銀座にあるカユマニスというレストランで演奏の日です。しかし、以前〔変則カユマニス〕で書いた通り、いつものボーカル Kien はまだハワイに帰国中…。なので、今日はまた別のボーカリストがやって来ました。それが、これから紹介する Ray Dorsey(レイ・ドロシー)という黒人の方です。
 レイは音楽事務所を介して今日の演奏に至ったわけですが、完璧なる外人のために、自分の英語力でやっていけるのかと、かなり前からビクビクしていました。一応通訳(兼マネージャー)の方もいて、この辺りは少し安心していたのですが、演奏の2日前、レイとディスカッションを行う日に、マネージャーの方は来れないという電話を受け、この時ばかりはさすがに泣きそうになりました(笑)。しかし、自分はストイックな環境が好きなのか、いつもの感じで電話を受け、淡々と話しを進めてしまうのです。
 ディスカッション云々の内容は措いとくとして、その日はとりあえず無事に終えられました。色々聞くと、レイはもう57歳(そうは見えない…)!…日本ではディナーショー等のボーカリストとして活躍されているそうです。出身はアメリカ・テキサス州のヒューストン。あのNASAから車で45分くらい南下した所に住んでたと教えてくれました。この時、昨年アメリカで起きたハリケーンの事が頭をよぎったのですが、それを質問するだけの英語力が自分にはなかったというのが悔やまれました…。

 そして今日に至るわけですが、今日は通訳の方もいらっしゃっていたので心強い気分です。編成はボーカルと自分だけの2人編成。いつもはベースもいるのですが、今日は“超”とも言える変則的なチーム?なので、演奏が柔軟にできるよう、2人の方が自分でも良いと考えます。
 ボーカルには色々なタイプの方がいて、ピアノはそれに合わせる役目も持っているため、相手のやり方を瞬時に察しなければならない(…と自分では思っている)のですが、レイの場合、2日前のディスカッション時の雰囲気だと、結構フィーリングで進めていくタイプのような気がしました。
 彼が話すに、ライブはショーだと言うのです。そして、自分はエンターテイナーだとも言います。また、一番印象に残ったのが、音楽はダンスしなければいけないんだ…という言葉です。
 …これはなかなか黒人らしい発想。確かにクラブとかでは有りなんでしょうけど、今日のカユマニスではどうなんでしょう…。先ほども言った通り、レイはいつもはディナーショーとかで歌っているタイプなので、それがこの静かなレストランでも通用するかどうかは難しいところです。
 アメリカ人(特に黒人)全般に言えますが、ノリが優先という考えは何かしらあるような気がします。日本人の場合だと、その場の雰囲気優先みたいな考えがあると思うのですけど、レイに言わせれば、自分の歌でその場の雰囲気を“静”→“動”に変えてみせる…ぐらいなことなんだと思います。
 また、フィーリング重視という考えですが、これが演奏者側にはなかなか厄介で、ついて行くのは非常に難しいことだと思われます。要するに、譜面通り進まないんですよね(笑)…。1番と2番との間に4小節の間があって…とかいう考えが(たぶん)ありません。この辺が、理論で捉える日本人と、感覚で捉える外人との差なんだと思いますが、今日はこういった状況においての対応にはかなり頭を使わせていただきました。例えばレイがサビを歌いだしたら、とっさに自分もサビのコード進行に変えたり…、サビを2回繰り返すはずなのに、1回ですぐに2番の歌に入ってしまったら自分もAメロに戻ったり…。とにかく気が抜けませんでした。レイの歌自体はかなり上手いんですけど、そういった感覚に慣れるまでは分かっていてもやはり大変でした(そして日本語通じないし…)。

 とにかく自分にとっては大変なライブでした。レイ自身、やはりディナーショーの演奏に慣れているためか、こういったBGM的な場(要するに、自分を見に来ている客は基本的にはいない)には少々不服そうでしたが、パフォーマンス的には良かったのではないかと思います。今日は、お客さん的にもなかなかノリが良かったので(それでもレイはまだ足りなさそうな感じでしたが…)、この場は乗り切れたような感じです。
 そして、レイには You Are Good Performer!と言われてしまいましたし(笑)…。嬉しかったです。とにかく、今日の自分の役目は全うした…そんな気分にさせてくれました。

   黒人には原色の服が似合います

 上の写真は、そんな色々あったライブ後のものです。今日はデジカメを忘れてしまったため、これは急遽自分の携帯で撮ったものなのですが、その旨をレイに伝えると、自宅に指を忘れないで良かったな!…と、バリバリのアメリカンジョークで返されてしまいました…。あはは…アメリカ万歳!

 ☆銀座カユマニスのHP…http://www.stillfoods.com/kayumanis/top.html

テーマ:ライヴレポ・感想 - ジャンル:音楽

この記事に対するコメント

服の色的に
二人でお笑いコンビみたい(o^o^o)
【2006/06/10 04:14】 URL | #- [ 編集]

何となく言われそうな気がした…。
まあ世の中平和だってことですな。
【2006/06/10 04:16】 URL | 竹内 #- [ 編集]


後ろの酒屋のケースもメンバーで、『信号機トリオ』。。

って、いうか、君、普通にいつも対応してくれてるよ。
『例えばレイがサビを歌いだしたら、とっさに自分もサビのコード進行に変えたり…、サビを2回繰り返すはずなのに、1回ですぐに2番の歌に入ってしまったら自分もAメロに戻ったり…。とにかく気が抜けませんでした。』

わざとじゃなくたま~に間違える人、いるじゃん~。
知らないうちに小出しに鍛えられててよかったねー。
【2006/06/10 17:40】 URL | りこ #- [ 編集]

そうですね
たまに間違える人って…どなたですか?(笑)

最近は、ここはこう間違えるんじゃないか…
っていう予測ができるようになってきました。
【2006/06/10 17:47】 URL | 竹内 #- [ 編集]


すげぇっ!
それでこそコンビ!!
【2006/06/12 14:19】 URL | りこ #- [ 編集]


はは…褒められた…。
【2006/06/12 14:21】 URL | 竹内 #- [ 編集]


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プロフィール

竹内

Author:竹内
1980年1月29日生まれのO型。
3歳からクラシックピアノを始め、
高校ではジャズに目覚め、大学では
バンドも経験する。現在は関東を
中心に、ライブハウスやホテルの
ラウンジ、レストラン等で演奏を
行っている。また、写真好きが興じて
簡単な写真撮影の仕事もしている。
…そんな29歳です。



次回のリーダーライブ

2010年2月7日(日)
外苑前 Z・imagine
Open…18:00~(予定)、
1st.…18:30~、2nd.…20:00~、
Charge…2700円(ドリンク別)
(Pf)竹内大輔
(B)池田暢夫
(Ds)佐々木俊之



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