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竹内大輔の写真日記(~2009)
ピアニスト竹内大輔の、2009年までの日々を綴った日記です。
成田空港飛行機撮影 1.(おまけ編)
 まだ続くのか!…などと言わずに、もう少しだけお付き合い下さいませ(笑)。

 前編~後編まで、3回に亘ってお送りした〔成田空港飛行機撮影 1.〕ですが、それらで掲載した、飛行機の離陸シーンの写真をもう一度見返してみて下さい。大小異なる飛行機はともかくとして、それぞれ上昇角度が微妙に違うのがお分かりでしょうか?
 これは別に、飛行機によって撮影場所を変えているわけではありません。少々の移動はしたものの、飛行機の上昇角度が異なって見えるくらい変えているわけではないので、これは飛行機そのものの上昇角度が異なっているのです。

 ある時、こんな話しがありました。休日の成田空港にて、家族で展望デッキにて飛行機を見学していたところ、ちょうど大韓航空機が離陸していったのですが、そんな時にお父さんが息子に、こう話しかけました。

 「ほらごらん。大韓航空のパイロットは元軍人が多いから、あんなに急角度で離陸していくんだよ。」

 …そしてその後、ブリティッシュ・エアウェイズ機が離陸していきましたが、

 「やっぱりイギリスの航空会社だけに紳士が多いから、あんなに浅い角度でゆっくりと離陸していくんだね。」

 …こんな感じですが、はい、これは全くのデタラメです(笑)。パイロットの性格云々で、飛行機の上昇角度が変えられるほど、飛行機操縦は簡単ではないのです。ではこれは何によって変わるかというと、ずばり離陸開始時の飛行機の“重さ”です。
 重さ…とういと、やはり機体の大きさの事を考えてしまいますが、実はそれよりも注目したいのが、搭載する燃料の重さです。ボーイング747-400型は、21万~24万リットルもの燃料を積む事が出来るのですが、これは重さにすると160~180トンぐらいですので、これはジャンボ機自体の重量と同じくらいなのです。

 少し話題が逸れますが、つまりはジャンボ機が燃料をほぼ満載にした時の総重量は約360トンくらいになっているわけで(もちろん、乗客や搭載する荷物なども加わってきますが)、この重さで離陸に挑むわけですが、この数字は果たして軽いのか重いのか…。
 実は前者で“軽い”のです!…まさか?…と思うかもしれませんが、身近にある飛行機として、折り紙で作った紙飛行機を思い出してみて下さい。あれは全長10cmで、重さが3gくらい…という感じです…。対するジャンボ機は全長が70mもありますが、その大きさまで紙飛行機を拡大して考えてみましょう。つまりは長さが約700倍の大きさとなるわけですが、重さというのは長さの3乗に比例しますので、3g×700×700×700=、、、

 …1029000000g…。


 1029トン!です。


 つまり、ジャンボ機はこれの約3分の1の重量でしかないのです。相当軽く造られているわけですね。
 
   日本航空のソウル行きです   ガルーダ・インドネシア航空の、デンパサール経由のバリ行きです

 そして話しは戻りますが、このように燃料の搭載量の差で、離陸時の飛行機の重量は相当異なる事になるわけです。そうなると、少ない燃料で飛ぶ便というのは、飛行機が軽いので早く浮き上がり、そして上昇角度もキツくなりますが、反対に、燃料満載で飛ぶ便というのは、滑走路を目一杯使って飛行機を浮き上がらせ、そして徐々に徐々に上空に上昇していくのです。
 この理論でいくと、少ない燃料の便…というのは、いわゆる韓国や中国などの近距離便で、燃料満載の便…というのは、やはりヨーロッパ諸国やアメリカ本土への路線になるわけです。…前述の、大韓航空が向かったのは恐らくソウルで、そしてブリティッシュ・エアウェイズが向かったのはロンドンですから、そういった違いが出たのでしょう。ちなみに、左上写真は日本航空のソウル行きの便で、もう自分の目の前に来た時には、かなり上空に上がっていました(車輪も格納されてますしね)。そして、右上写真はインドネシアのデンパサール行きですが、それなりの距離に位置するためか、まあまあくらいの高さで浮き上がっていました。

   ブリティッシュ・エアウェイズのロンドン行きです   ルフトハンザ・ドイツ航空のフランクフルト行きです

 そうなると、やはり長距離便の離陸写真も見たくなりますが、それが上の写真になります。左上のものは、正に話題に上がったブリティッシュ・エアウェイズのロンドン行きで、自分の目の前でやっと浮きあがれた感じでした。そして、右上のものはルフトハンザ・ドイツ航空のフランクフルト行きでしたが、これも相当滑走路の距離を稼いでいる感じでしたね。このように、飛行機の離陸シーンの1つを切り取っても、なかなか面白い事が起きていたりするのです(笑)。
 ちなみに、上昇角度は飛行機の“重さ”と関係があるので、燃料をあまり積んでいなくても、貨物便のように相当な重さの貨物を積んでいたりとかしたら、近距離でも、やはり欧米便のように浅い角度で離陸していく筈です。

 このように、貨物便の例外はあるものの、『走距離が長く、上昇角度が浅い=重い機体=燃料を多く搭載し、遠くまで飛ぶ便』という公式が成り立つわけですが、この知識が深い人になると、離陸する飛行機を見ただけで、大体どの辺りまで飛んでいくか分かる…のだそうです。流石にそこまでは自分は無理ですかね…(笑)。
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テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用



プロフィール

竹内

Author:竹内
1980年1月29日生まれのO型。
3歳からクラシックピアノを始め、
高校ではジャズに目覚め、大学では
バンドも経験する。現在は関東を
中心に、ライブハウスやホテルの
ラウンジ、レストラン等で演奏を
行っている。また、写真好きが興じて
簡単な写真撮影の仕事もしている。
…そんな29歳です。



次回のリーダーライブ

2010年2月7日(日)
外苑前 Z・imagine
Open…18:00~(予定)、
1st.…18:30~、2nd.…20:00~、
Charge…2700円(ドリンク別)
(Pf)竹内大輔
(B)池田暢夫
(Ds)佐々木俊之



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