そして、今回は久しぶりの再会がありました。実は、昨日の Big Mouth でスケジュールを何気無く見ていると、今日の日付に“ヒラヲユミ”と書いてあったのを発見したのです。ヒラヲユミ(平尾由美)さんと言えば、昔よく一緒にやっていたボーカルの方で、その時はジャズのスタンダードを中心にやっていましたが、約2年前に一緒に演奏した日〔だから仕事中だっていうのに…参照〕を境に、今日まで全く会っていませんでした。 Big Mouth はスタンダードをやる感じのお店でもないので、何となく気になったのですが、それより驚いたのは、川上さんが由美さんと知り合いだと言うのです。成程、川上さんは Big Mouth のスタッフでもあったので、知り合いになるのも納得ですが、川上さんは更に、「私のバカの師匠です!」…と言うのです。一瞬、何を言ってるんだと思いましたが、徐々に何となく分かるかも…と思い始めてきた自分が面白かったです(笑)。 とにかく、同じ日にこんな近い場所でお互いがライブをするなんて、そうあるものではありません。話しが前後しますが、自分は本番前に川上さんと Big Mouth に出向き、由美さんと会ってきたのです。…そこで聞いた話しによると、どうやら由美さんは現在オリジナルのバンド(ユニット)で活動をしており、Big Mouth にもよく出演しているのだとか…。成程と思いましたが、この由美さんと川上さんの絡みがまあ賑やかで(笑)、お互いにモチベーションが上がっている感じがしましたね。 こんな感じで話していくうちに、お互いのライブの時間に少し差がある事が分かったので、ここはお互いにライブを見に行こう!という事になりました。この時、時間的に早かったのは自分達の方でしたが、440 に本当に来て頂いたのは嬉しかったです(その代わり、かなり飲兵衛のボーカリストを見せる感じにはなりましたが…笑)。そして今度は自分達が再度 Big Mouth に行き、由美さん達のライブを見させて頂く形になったのです。
ただ、個人的に嬉しかったのは『Rent』というミュージカルの挿入歌、“Seasons of Love”という曲を演奏できた事でした。このミュージカルは2、3年前に映画化されたので御存知の方も多いでしょうか、作品自体は1996年に発表されたもので、もう既に12年を迎えようとしています。 自分も映画化されるまで知らなかったのですが、この作品との出会いは突然でした。自分、今から約2年前にニューヨークに遊びに行きましたが〔旅日記 2.(アメリカ、ニューヨーク編…2006.3.8~3.17)参照〕、この時の帰りの飛行機で、機内映画として流れていたのが『Rent』だったのです。もちろん、この時はまだ作品を知る由もなかったのですが、映画のオープニングに流れていた映像・歌を見て、いきなりその虜となってしまいました(この時の飛行機は、座席のそれぞれに個人モニターが付いてるタイプだったので、2、3回は繰り返して見てしまったのを覚えています…笑)。 この時点ではまだ日本では放映されていなかったのですが、これは本場のブロードウェイにて、是非生で見てみたいと思う作品の1つになった事は確かです(ついでにこの作品、舞台がニューヨークなんですよね…)。また、これは後から知った事ですが、映画に出ている半分以上の人がミュージカル時代でもその役をやっていたという事で、どうりで映画でも歌が上手いはずだと思いました…。さらに、この作品の脚本とスコアを書いたジョナサン・ラーソンという人が、初演の前日に急逝してしまったことも有名な話なのだそうです。…という事で、その最初の歌“Seasons of Love”が You Tubu でも見れますので、せっかくのでご覧下さいませ。格好いいです。
ところで、ライブ後自分は別の所用の為に、イベントが終わる前にお店を出ざるを得なかったのですが、どうやらイベントの最後には、出演したバンドのほぼ全員で I Just Call To Say I Love You を熱唱したそうで、確かに Wonderlove Live に相応しい締め括りをしていたようですね!この模様はリハーサルでは見させて頂きましたが、本番の風景も見てみたかったですね。ただ、全体的に和やかムードで素敵なイベントだとも思ったので、機会があれば次回も是非…という感じでした。また、今回一緒にやったボーカル中村いづみさん、ギター平木宏隆君は、他にメンバーも加えて1月26日(土)に用賀キンのツボでライブをやるので、こちらも併せてチェックして頂ければと思います。…というわけで、皆様どうもお疲れ様でした!