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竹内大輔の写真日記(~2009)
ピアニスト竹内大輔の、2009年までの日々を綴った日記です。
2006年大晦日
 何だかんだで今年も終わりです。自分にとって色々と身になった年でもありました。昨年の大晦日の記事では、この1年間のライブの本数を数えるという企画?がありましたが〔大晦日ですね参照〕、面白そうなので、今年もやってみようと思います。もちろん昨年同様(若干の変更は有り)、以下の基準を元に数えます。

 1、人前(お客さんの前)で演奏したものは必ず数える
 2、“飛び入りセッション”的なものは含めません
 3、同じ日に2回以上、違うバンド(グループ)でやったものは、その都度数える
 4、同じ日に2ステージ以上やっても、同じバンド(グループ)でなら1つと数える
 5、ただし、途中でお客さん入れ替えの場合はその都度数える。
 6、同じライブで2バンド以上参加した場合は、その都度数える(今回は該当無し)

   情報が沢山詰まっております(笑)

 こんな感じで、スケジュール帳を見ながら1つ1つ数えていきます。そして結果は…、

 173本

 …でした。またまたお疲れ様です(自分に)。

 月ごとの換算では12月が最も多く、26本でした(これも頑張ったな…)。昨年よりは少し減っていますが、昨年は20日間連続で演奏していた“東京モーターショー”と、いつでも弾きに来て良いという“キャバクラ演奏”というのがあったので、それが今年は無かったにしては、やはり多く演奏した方だと思います。
 173本のライブがあったということは、端的に言えば、173回もお客さんと接する機会があったということです。それらの出会い1つ1つを大切に感じ、来年も頑張っていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い致します。また、今年1年ありがとうございました!


 …そんなわけで、自分はこれから年末最後のライブに行ってきます♪
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テーマ:今年最後のご挨拶。 - ジャンル:日記

2006年を振り返る 3.
 今回書いている『2006年を振り返る』ですが、3回目の今日はやはり、自分名義のライブを行った…ということを書かなければならないとような気がします〔自分名義というライブ参照〕。
 “2006年を振り返る 1.”では、“柔軟”という言葉の大切さを、“2.”では人間関係の大事さを主題に挙げながら話していきましたが、この自分名義のライブというのは、それらを踏まえた上で成り立つ、最も大事なものを教えてくれたような気がしました。

 …この1、2年、自分はサポート的な仕事を色々とやらせてもらえるようになり、貴重な経験も沢山してきました。そこで学んだ事は数知れず、それはブログにも時折り載せていたりします。しかし、自分で組んだライブをやった時に、今までとは違う緊張感を感じることが出来たのです。
 ここで自分は、3歳から大学生の頃まで習っていたピアノの先生の言葉を思い出しました。それはピアノの発表会での出来事で、出番直前という状況で自分は凄く緊張をしており、そんな時に声を掛けられたものです。「緊張するって事は、練習をしてきた証なのよ」。…この一言で、自分はその時どれだけ救われたか…。
 あの時感じた緊張と、今回自分のライブで感じた緊張は、かなり近いものだと思います。確かにこのライブに向けて、自分は譜面やら作曲やら、色々と準備をしてきて、ライブ構成も含めてほとんど自分で(自分主導で)決めてきました。そして、それらをお客さんに披露するというこの状況…、とても重要な事ではないですか!本当に、自分名義のライブをやっておいて、良かったと思っています。

   結局笑いが堪えられなかった自分…

 ここで得たものというのは、他のどれよりも大きかったような気がします。自分のライブをする事によって、音楽に対する価値観みたいなものも分かってきますし、とにかく音楽は芸術ですから、自分でやらない分には追求もできない気がしたのです。常に音楽というものと向き合って考えてみる…。こういった日々の意識が大切なんだと思いましたね。
 次回は来年の1月19日(金)、同じく 千駄木 Django でやらせて頂きます。今度はどのようなライブにするか、今から考えるだけでも楽しくなってきてしまいますが、きっと、こうやって思える事が一番大事なのでしょうね。

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2006年を振り返る 2.
 2006年を振り返る…、2つ目として挙げるのは“『Tバンド』としての仕事”です。

 期間としては、8月後半から10月初めにかけてと、決して長いものでは無かったのですが、そこで経験させて頂いた事々は、自分にとって非常に大きいものとなりました。
 初めてのメジャー・アーティストのサポート、そして全国ツアー…。さらに自分はこのバンドのバンマスも務めていたので(大した仕事はしていなかったような気もしますが…)、この時期、“責任感”という3文字が大きく圧し掛かっていたのは事実です。初めから分かっていた事ですが、いつも自分がやっているようなライブとはまるで違いましたし、お客さんへの見せ方(魅せ方?)というのも大変勉強になった時期でもありました。
 しかし、一番衝撃的だったのは、コンサートツアー関わる方々の人数の多さでした。それらの方達はステージに直接上がることはないものの、ツアーを縁の下で支えてくれています。あまりにも人数が多くて、全ての業種を挙げるだけでも大変なものなのですが、とにかく色々な方達が関わってくれています。
 自分は、会場には朝の10:00入りとか、そんな感じで各地を回っていたのですが、いつも決まってスタッフの皆さんは暖かく迎えて下さっていました。もちろん、自分が会場に着いた時には、ステージ周りの設備は全て整った状態で通されるわけですが、よく考えてみると、いつこれらは組み立てられたのか…。
 ほんの1日前までは、別のアーティストさんコンサートだったりするわけで、組み立てに許された時間は、前の日の夜から自分が会場入りする前までの時間…という事になります。また、これらは1、2時間で組み立てられそうなものでもないので、やはり、徹夜に近い状況で作業は続けられているのではないかと思わずにはいられないのです。
 それでも、スタッフの皆さんは自分達に気を遣ってくれます。それらは言われなくても、“常に最良のコンディションでライブをしてもらいたい”…という意思が伝わってくるようでした。…この事は恐らく、ツアー関係者なら誰でも思っていることなのではないでしょうか。当たり前と言えば当たり前の事なのですけど、それを託された身としての“責任感”というものは、他とはまた違った印象を受けました。

 とにかく、沢山の方々のサポートがあったからこそコンサートは成功したと思うし、自分も役目を全うできたのだと思います。プレッシャーは大きかったですが、それを成し遂げた時の喜びもまた格別のものがありました。こういった世界で仕事が出来たことに、ただただ関係者の方々には感謝するばかりです。

   もう懐かしい感じがしますね…

 …本当に大きな経験でした。ここで得た経験を大事にし、自分の糧として今後もやっていきたいですね。そして、人と人との繋がりの大切さは、どこの現場に行っても忘れる事は無いでしょう。

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2006年を振り返る 1.
 昨年のこの時期に、『2005年を振り返る』…という記事を、1月編から12月編まで順に書いていたのですが、今年もそろそろ1年を振り返りたい時期になってきました。…とは言っても、昨年、12ヶ月全てを振り返ったのは、ブログを始めたのがその年の12月だったから…という背景がありました。つまり、“振り返る”=“新しい話題の記事”…になっていたわけです。そこで、今年に関しては“振り返る”…というのは、記事の重複に繋がってしまいかねないため、自分にとって特に印象に残った出来事を、幾つか挙げるに留めておきたいと思います。
 …ということで、“2006年を振り返る”の1発目…。これはやはり、ニューヨークに初めて行った事を挙げたいと思います〔旅日記 2.(アメリカ、ニューヨーク編…2006.3.8~3.17)参照〕。

 今年の3月8日~17日と、初めて自分はニューヨークに行ってきました。旅のお供はサックス奏者の郷原君で、今でも一緒にライブをやる度にニューヨークの情景が思い出されたりするものですが、もちろん風景云々だけではなく、自分にとって衝撃的な体験ばかりでした。

   ニューヨークに着陸する瞬間はワクワクものでした   クイーンズを歩くだけで楽しい気分になってました

 街を歩いただけで感じる文化の違い、音楽に対する考え方の現実、何よりも、ここを中心に世界は動いているという事を感じさせる街の空気…。当時何回も言いましたが、ホントもっと早く行っておけば良かったと思ってしまいました。ニューヨークの事は、今まで知人から色々聞いたりしてましたが、聞くのと実際行くのでは大違い…。
 自分は海外旅行はよく行っていて、少しくらいの文化の違いには多少慣れていたところがあったのですが、それ以上にニューヨークは衝撃的でした。…文化の違い云々ではないのです。ともかく、ここは世界から人種が集まってくる場所。それらの人が縦横無尽に行き交い、大きな街を形成しているという事に、ただただ凄いと思わざるをえない感じでした。…とにかく圧倒です。
 しかしこれらの状況も、しばらくすると心地よい気分に変わってきたのに気付かされました…。現地での滞在は9日間でしたが、まだまだ滞在できる気持ちはあったと思います。常にエネルギッシュで、常に前を向いているというニューヨークの街に、自分はすっかり魅了されたようでした。
 この時は色々ライブハウスにも顔を出し、ジャズのセッションにも参加してきましたが、現在のジャズの良いところ、悪いところを一様に見た気もしました。もちろん、捉え方は人それぞれなのでしょうけれど、自分にはそう映りました。具体的な内容についてはここでは控えるとして、“娯楽”と“学問”の狭間で揺れ動いているジャズ(もしかしたら、ジャンルは関係ないのかもしれませんが…)というものに対して、多角的な見方が出来るようになったのではないかと思います。何と言っても本場ですから…。

 自分は、音楽というものに対しての自分の姿勢として、“柔軟”という言葉を大切にしてきました(ある意味、人生にも応用可です…笑)。やはり、芸術というものは十人十色ですから、それらの多くを尊重するためにも、こういった考えは必要であると思っています。自分の考えを理解してもらうためには、まず相手の考えを理解しなくてはなりません。この“相手の理解”というのが特に大事で、だからこそ芸術は奥が深く、面白いのだとも思うのです。
 その意味では、ニューヨークに行く前と行った後では、自分の考えに違い(幅)が出てくるのも当然と言えます。もちろん、やるべき事は“ニューヨークそのものの理解”…でしょうね。これは、1回行っただけでは到底分かるものではありません。やはり何回も行ってこそ、理解を深めていくのだと思います。
 恐らく、自分はまたニューヨークに行くでしょう。そして、何度となく足を運んでいくことでしょう。それだけ行っても飽きる事が無く、むしろ、新たな発見が幾つも見つかってしまう…。ニューヨークとはそんな街です。

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ライブ後に語る
 昨日は六本木の Viper Club にて演奏の仕事だったのですが、今回はいつもと違い、ボーカルの桜井りこさんとやってきました。りこさんはここでやるのは初めてらしく、自分は何回もやってきたので、何だか不思議な気分です。今回の編成は3人で、ベースの鉄井孝司さんという方を加えて演奏しました。

   即席の写真が貼られています(笑)

 いつもの感じからいくと、そこまで時間に縛られてライブは行っていないのですが(お客さんの入り状況とかで判断しています)、今回は珍しく?時間に忠実にやっていたような気がします。やはり、りこさんや鉄井さんは初めてのメンバーということなので、そういった姿勢が大事なのかな…とも思いました(しかし、自分が初めての時はどうだったか…)。振り返ってみると、むしろここまでタイムスケジュール通りに進んだ Viper Club でのライブは初めてだったと思います(笑)
 4ステージという長丁場でしたが、初めてのメンバーながら、しっかりとした演奏が出来たと思います。今回はこのお店では珍しく、ジャズのナンバーを中心にお届けしたのですが、それもまた良いなと思いましたし、お客さんもジャズ好きの方が(偶然にも?)いらっしゃってくれたので、楽しんで頂けたようでした。

 そして帰りです。ここでのライブは夜の1:30頃に終了するのですが、もちろん終電の時間はとっくに過ぎてしまっています。いつも自分はメンバーさんの車で送ってもらっていたのですが、今日は皆電車とのこと(鉄井さんは何気に家が遠くなく、自力で帰っていきました)…。しかし、これは最初から予想済みで、自分とりこさんは朝まで飲みに行くコースで決定していました。
 夜の六本木は、あまり治安が良い状況とは言えないのですが、それらを掻き分け掻き分け、結局向かったのは駅近くの和民という有様でした(明朗会計ということで…笑)。
 お店に入ったのが2:00くらいで、始発が出る5:00くらいまでそこにいましたが、まあお互い喋る喋る…。基本的には馬鹿話なのですが、たまには自分達の音楽観についても話しましたし、将来の展望についても話していたような気がします。ただ、これらの話しについては、お互いO型という性格なので、どこまで真実味に即した話だったかは定かではありません(笑)。まあとにかく、楽しく飲めたから良かったかな…という事です。

   何かやらないと気が済まない性格…

 この写真を見れば、どこまで真面目な(…ではない)飲み会だったかが分かるというものです。…とりあえずは、今年もお疲れ様ということで、来年も頑張りましょうね。良いお年を!

 ☆桜井りこのブログ…http://ricotone.blog11.fc2.com/

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クリスマス期間中はやはり…
 …前々から予想できていた事ですが、23日に2ヶ所、24日にも2ヶ所、25日には1ヶ所と、この3日間で5ヶ所もの現場で演奏をしてきました。確かにこの期間中は、ミュージシャンにとって最も忙しい時期…とも言えるのですが、ようやくブログを書く時間が出来たので、ちょっと振り返ってみたいと思います。


 23日はまず、春日部駅東口駅前にある“ぷらっと広場”という所で、Yes 春日部ミュージックフェスティバルというイベントに参加してきました。いつものさばいばる伊藤さんとの編成です。
 これは春日部市の活性化を目的に、ここ2年くらい、月1回のペースで行われているもの(今回で23回目にもなるとか…)らしいのですが、周囲はマンションに囲まれていたりして、音を出すのは難しいような状況に自分は映りました。それでも2年も続いているわけですから、やはり住民の理解があってこそなのでしょうね。

   やはりこの時期は寒いです   他のバンドの形態も様々でした

 いつも4、5組ほどのバンドが参加しているらしく、自分達の順番は1バンド目でした。これは、自分がこの後にもライブが控えているという事からの配慮だったのですが、ある意味イベントのオープニングアクト…ということで、会場の“掴み”も重要になってきました。
 まあそこは伊藤さんの腕で、良い方向になっていったということは、言うまでもありません。野外のイベントだったので寒かったのですが(ちょうどステージが日影になっていたので…)、会場を暖めるのには貢献できたようなライブだったと思います。

 ライブ後、自分は秩父に行かなければなりませんでした。この日自分は車で移動していて、この春日部駅で今夜のライブのボーカリスト、山崎寛子さんと落ち合う約束をしていたのですが、どうやら向こうは遅れている様子でした。秩父での会場は16:00入りで、駅での待ち合わせは14:00だったので、これでもギリギリだったのですが(春日部から秩父までは、高速道路を駆使しても最低2時間は掛かる…普通は2時間半くらい…)、まだ30分以上は掛かるとの連絡が…。まずいな…と思ったのですが、山崎さんは、それなら電車で秩父まで行くと言ってきました。成程、山崎さんは都区内の在住…。まだ春日部まで30分ぐらいの距離なら、直接電車で秩父の駅まで行って、そこで落ち合ったほうが時間の無駄にならなくて済むのかな…と思ったものです。
 …ということで、自分はそのまま秩父に向かいました。春日部からのルートは、国道16号線で川越へ、そこで関越自動車道に乗り花園インターまで、そこから国道140号線(途中、皆野寄居有料道路も使用)で秩父まで…という感じですが、最初の国道16号線が混んでて、皆野寄居有料道路を降りれたのが16:10頃でした(あと目的地まで、30分弱という感じです)。ここで、山崎さんに電話をして、今どの辺りにいるのかを聞いてみたのですが、驚くべき返事が返ってきました。

 「なんかね…いま群馬県にいるの…」

 …。


 群馬県!!??


 どこをどのように乗り継いだのか、群馬県に行ってしまったらしいのです(泣)。どうも山崎さんは、先程の春日部の先に秩父があるようなイメージだったらしく、そのまま電車で先に向かってしまったそうです。
 幸いにも、羽生という駅から秩父鉄道という電車が出ており、秩父方面に1本で来れると言えば来れるのですが、秩父鉄道というのはかなりのローカル線。本数も1時間に1、2本という鉄道です。…というより以前に、羽生から秩父は、最低1時間半は掛かるような距離で、うまくいったとしても、着くのは早くて18:00頃…と、頭を過ぎったものです(自分が電車に詳しくて良かった…笑)。
 しかし、この最寄り駅というのも曲者で、駅から会場は、バスで40分という距離にあるらしいのです。車なら20分くらいで行けますが、ある意味万事休すです…。自分は一足先に会場入りし、今日のライブ時間を確認したのですが、何とそれは18:00から(!)というものでした(勝手に19:00ぐらいからだと想像してました)…かなり際どい状況です。今日やらせてもらう場所は、秩父の小鹿野にある、夢鹿蔵という所でした。

   自分が着いた時には、もう日が暮れていました…

 …さて、山崎さんと連絡を取り合い、最寄り駅には17:55頃に到着との報告が入ってきました。そして、お店の人とも話して色々と知恵を振り絞り、出てきた案はこうです。

①ライブの始まりを15分ほど遅らせる。
②最初はインスト(ボーカル抜き)で2曲ほど演奏し、間を持たせる。
③その間に、お店の人に最寄り駅まで山崎さんを迎えに行ってもらう。

 ③とか、お店の人には本当に申し訳無かったのですが、このような手段を取った結果、何とか山崎さんは自分の出番までには間に合う事が出来たのです。インストを演奏している間はハラハラものでしたが、それが終わって客席を見ると、山崎さんがスタンバイしているのが見えたので、ホッとしたものです(またこれが赤いドレスを着ていたので、一目で分かりました…笑)。

   凄い状況でやっている感じがします   何だかんだで、また喋ってしまいました

 色々とトークでも間を繋げたりしたライブでしたが(笑)、結果無事に終わって良かったと思っています。しかし、それよりもやはり、秩父の方達の暖かさに敬服致しました。こちら側が遅れてしまっているにも関わらず、迎えに協力して頂いたり、本来賄いが出るのですが、山崎さんは遅くなっていたのでお弁当を用意してくれていたりと、本当に至れり尽くせりでした(何よりも山崎さんが感動していました)。お客さんも含めて、本当にありがとうございました。
 帰路については、自分の車で山崎さんを送って行ったのですが(電車だと帰れない時間帯のため)、夜だったこともあって、都区内には2時間弱で着いてしまいました。山崎さんが、「…車だと早いんだね…」と呟いた一言が、妙に印象に残ったものです(笑)。


 そして次の日、24日、クリスマスイブという日です。この日は、昼間は結婚式披露宴のパーティーで演奏、夜はライブというものでした。昼間はレストランでの演奏だったので、キーボードは持ち込みだったのですが、車ではなく電車で自力で担いで行きました。というのは、偶然にも昼も夜も同じ表参道で演奏という事だったため、駐車代がバカにならない…という懸念があったためです。
 昼間の方は、ロベルトという黒人ボーカリストと共に、披露宴の演奏を行っていきましたが、何ゆえ披露宴という状況なので、写真は撮れず仕舞いでした…残念。また、結構時間が押してしまったので、次の会場入りは自分は遅くなってしまったのですが、やはり同じ表参道で助かった気がしました。

 夜はアルトサックスの郷原君と共に、テアトロスンガリー青山というお店でライブでした。ライブスケジュールの記事にも書きましたが、ここは加藤登紀子さんの姉である、加藤幸子さんという方のお店で、昨年も自分達は出させて頂いた事のあるお店です。しかし、残念ながら今年一杯でここは閉店とのこと。新宿に本店があり、こちらは今まで通り営業を続けるらしいのですが、そこはライブが出来る場所ではないので、やはり惜しい感じがしてしまいます。
 そのような状況で、自分と郷原君のデュオでクリスマスイブにライブをやらせて頂くというのは光栄な事で、最後の場所となるライブ…という気持ちで演奏したものです。途中には、ユーフォニアムでジャズを弾くという珍しい方も飛び入り参加し、なかなか内容的にも面白いライブになったと思います。また、クリスマス系の曲を演奏した時には、自分的には特別な印象が残ったような気がしました。

   ユーフォニアムの方も飛び入り参加!   オーナー加藤幸子さんと記念撮影

 ここは本当に音の反響が良く、マイクは一切使っていないのですが、お互いの音が良く聞こえます。これは客席にいても同じなようで、どこにいても均等に音が聞こえてくる環境になっているらしいのです。恐らく、設計する段階で音の回りを厳格に考えられた配置にしていたのでしょうね。よく見ると、天井には色々な種類のカーブが施されているのですが、これも、計算し尽くされた考えの元に造られているのだと思わずにはいられません。それだけに、ここが無くなるのは本当に残念な事なんですよね…。
 いつかきっと、このお店が復活する事を願って、自分はお店を後にしました。


 最後に25日です。この日は夜だけで、少し時間には余裕があったのですが、場所が多摩地区にある唐木田という所なだけに、これまた自分の家からは遠い場所に位置し、結局はバタバタになってしまいました(笑)。
 お店は Cafe De Soeur というレストランで、クリスマスの特別ジャズライブ!…というような感じの雰囲気でした。お店はクリスマス一色で、色々な所にクリスマス関連の置物やイルミネーションが飾られています。お店の人もサンタの格好とかしていたので、今日が特別な日なのだと、今更ながら感じることが出来ました。

   イルミネーションはクリスマス仕様だそうです   村田君がいい表情してます(笑)

 ここではジャズのスタンダードナンバーを中心に、久しぶりに落ち着いてジャズを演奏した感じでしたが、やはり良いですね。お客さんも本当に楽しんで頂けて、3日間のクリスマス演奏に相応しいピリオドを打つ事が出来たと思います。今日のボーカルは新海さんという方で、自分は初めての顔合わせだったのですが、どうやら気に入っていただけた様子で良かったです。ベースの村田君とも久しぶりで面白かったし…、ある意味楽しいクリスマスを過ごせたかな…とも思いましたね♪


 …ということで、クリスマスの3日間を振り返ってみたのですが、場所によってクリスマス演奏の雰囲気は違っていて、何だか興味深い光景のようにも思えました。日にちは怒涛のように過ぎ去っていったので、自分的にはあっという間に終わってしまったクリスマスだったのですが、これも、ミュージシャンならではの過ごし方だ…というように受け止め、結果的には楽しくやっていけたので良かったと思っています。
 そして、何気に今日もこれからライブなのです(さすがにクリスマスの曲はやらないでしょうが…)。クリスマスは終わっても、自分はそのまま演奏を続けていきますよ!


 ☆Yes 春日部ミュージックフェスティバルのHP…http://yesmusic.exblog.jp/

 ☆小鹿野(秩父)夢鹿蔵のHP…http://r.gnavi.co.jp/g672300/(ぐるなびのHP)

 ☆テアトロスンガリー青山のHP…http://www.tokiko.com/sungari/index.htm

 ☆唐木田(多摩)Cafe De Soeur のHP…http://www.ai-net.gr.jp/cafedesoeur/

 ☆さばいばる伊藤のHP…http://su-zan.net/survival/

 ☆郷原繁利のHP…http://sgohara.com/

 ☆村田博のブログ…http://chabass.blog63.fc2.com/

テーマ:音楽のある生活 - ジャンル:音楽

中学バトン
 忘れた頃にバトンってやってきますね。自分、中学の思い出はどうも薄いのですが…やってみます。
 

 1、中学生時代のあだ名を教えてください

   …特に無しです。普通に「たけうち」って呼ばれてました。

 2、制服はどんなでしたか?

   学ラン。

 3、恋をしていましたか?

   残念ながらしていません。男子校だし…。先生も男ばかりだったし。

 4、告白はしましたか?

   恋してないですからね…。

 5、告白されたことはありますか?

   されたら事件に繋がってしまいます。

 6、中学生時代に仲良しだった人とは今も友達ですか?

   いや…全然。中高大と一貫でしたらね。今の知り合いは基本的には大学関係です。

 7、部活はしていましたか?

   写真をやってましたね。

 8、当時はまっていたものと言えば?

   この頃は関東圏の鉄道に乗ってた事が多かった…。

 9、誰かと大喧嘩したことはありますか?

   記憶にございません。

10、好きだった科目は?

   好きだと言われると難しいですね…。先生的には数学が面白かったですが…。

11、嫌いだった科目は?

   英語の授業は無法地帯(先生によりますが)だったな…。

12、塾には通っていましたか?

   夏期講習とか冬期講習にだけ行ってました。池袋の河合塾。
   でも、受験用の内容だったので、さっぱり分からなかった気が…。

13、「あイター」な思い出は?

   国語のテストで、50点以下がクラスで3人いる…と
   先生に言われ、誰だと思っていたら自分だった。

14、当時流行っていたテレビ・アニメは?

   なんだろ…ボキャブラ天国(笑)?

15、「ちゅうがくせい」の文字で携帯変換のトップに来るのは?

   ち → 近い
   ゆ → 幸男(たぶん、青島幸男さんが亡くなった事を親に教えてあげたから…)
   う → 動けない
   が → ガード
   く → くらいまで
   せ → 狭いです(きっと、前回の“くし屋”での話しですね…)
   い → 一番

16、実は不良でしたか?

   不良ではない。

17、異性を異性として意識していましたか?

   如何せん異性が近くにいなかったもので…。

18、中学生の頃の将来の夢は?

   まだ特に無かったような気がします。

19、一番クラスがまとまっていたのは何年生のとき?

   しいて言えば3年の時でしょうが、大したまとまりではないです…。

20、忘れがたい思い出は?

   先生が授業中、自分達のクラスで使っていたギャグを、全く同じタイミングで
   他のクラスでも使っていた事…。なんだか大人の世界を垣間見たような気がした。

21、中学生に戻っていただく5人は?

   ご自由にどうぞ~♪


 …やはり大した思い出も無い中学時代でした。普通に真面目でしたからね(笑)。真面目…というか、あまり前に出ないタイプだったように思います(揉め事を嫌う…みたいな)。

   言うまでもありませんが、左から3番目です

 上の写真は、中学1年の時の校外学習での写真です(確か行き先は軽井沢でした)。中学時の写真は何故か少ないので、ある意味貴重かもしれません…。自分あまり変わってないですねえ…。

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新橋“くし屋”にて演奏
 今回ライブをしてきたのは、新橋にある“くし屋”というお店です。ここはライブハウスでも何でもなく、普通に立ち飲み居酒屋…という感じなのですが、お馴染み、さばいばる伊藤さんと息子の樹明と共に行ってきました。

   新橋駅からすぐの場所(ガード下)にある“くし屋”

 場所は本当に新橋駅の近くで、なんと線路のガード下に位置していました。これでは上を通る電車の音で、お店がうるさくならないのかな…とも思ったのですが、常に流しているBGMもまた爆音であったので、これは心配ないと確信しました(笑)。それよりも、お店に入って驚いた事が…。



   狭い!!



 普通に細長い空間で、横にはカウンター席があって、壁側にも1人掛けの席が幾つかあって…それらの間には人が1人通れるくらい…幅はそれくらいです。ここにキーボードをセッティングして、PA機材を置いて、スピーカーも設置して…まあよくやったものです。前に、町田 Herbie という所でやったセッションライブも、こんな感じの苦労したセッティングだったのですが〔副田整歩クリスマスライブ!参照〕、詰め込む…という意味合いでは前回を越えていたかもしれません。
 譜面は自分の前にあった机の上に置き(置かざるを得なかった…という表現が正しいですが…)、キーボードもジャンベも、いつもより一回り小さい物を用意しました。しかし、何より驚いたのは、伊藤さんがインカムを使っていたことでした(笑)。マイクスタンドを置くスペースもろくに取れない…という配慮からでしたが、スポーツ中継の解説者みたいな感じで(いや…もっと適切な表現があるはず)…素直に面白かったです。

 そしてライブが始まりました。上記で説明したように、何とか場所が空けられた所に無理矢理セッティングした…という感じだったので、ステージも何もありません。というか、客席という概念も無い感じだったと思います。とにかく、音楽を奏でる者と聴く者…これだけの区別しか無かったような気がするのです。実際お店の中は、人を問わず(店員さんも♪)楽しんで頂けたような雰囲気もあったので、こちら側としても本当に楽しく演奏してしまうような内容になってしまいました。

   ここにはステージと客席の区別はありません♪

 そして何となく、笑顔が絶えなかった(もちろん、真面目に弾いている時はありますが)ライブにもなったのではないかと思います。店内は大変な盛り上がりで、さすが新橋とも思いましたが、このステージを仕切っていたのは間違いなく伊藤さんなので、その辺りは流石だと思ったものです。

 ライブの合間には、やはりお店お手製の串焼きやビールなんかも戴きまして、終始楽しい状態が続いてしまいましたが(生キャベツがまた美味しいんです♪)、お客さんと一緒に楽しめるという雰囲気が、やはり一番印象的でした。良いライブになったと思います。ありがとうございました!

 ☆さばいばる伊藤のHP…http://su-zan.net/survival/

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2006年12月のライブスケジュール(追加)
 今月は特に忙しいスケジュールだと思っていたのですが、まだまだライブの追加があります。…とは言っても、中には元から決まっていたライブもあり、それは一般の方も見に来れる…と最近分かったので、掲載しているものもあります。あと今年も残り10日間ですが、1つずつ大切に演奏していきたいですね!

   もうすぐ今年も終わりですね…


     ●12月23日(土・祝)春日部ぷらっと広場(春日部駅東口商業振興用広場)
Open…12:00~16:00、自分達は1バンド目、12:30~
Charge…野外なので無料
Member…(Vo,G)さばいばる伊藤、(Key)竹内大輔、(Ds,Perc)伊藤樹明

 突如決まった野外でのライブです。これは、 春日部市を音楽方面から盛り上げる…
 というコンセプトの元、今回で23回目にもなる Yes 春日部ミュージックフェスティバル
 というイベントでの演奏で、もちろん自分は今回初めての参加となっています。
 ツアーで鍛えられた一体感を伝えるべく、張り切って演奏したいと思います!


     ●12月23日(土・祝)小鹿野(秩父)夢鹿蔵(ぐるなびのHP)
Open…18:00~、Start…18:30~2ステージ
Charge…詳細不明
Member…(Vo)山崎寛子、(Pf)竹内大輔、(B)大林賢衣、(Ds)井田聡明、他?

 普段は観光スポットとなっている、秩父小鹿野(おがの)の夢鹿蔵ですが、
 この日の夜はジャズの生演奏を行うという事で、お呼ばれして行ってきます。
 見ての通り、春日部でのライブと同じ日なので、なかなかシビアな移動と
 なってしまいそうですが、慌てた気持ちが出ることのないよう?頑張ります!


     ●12月25日(月)唐木田(多摩)Cafe De Soeur
Start…19:00~、
Charge…3500円(ディナー付き…完全予約制)
Member…(Vo)新海香代子、(Pf)竹内大輔、(B)村田博

 なかなか自分の家からは遠い場所ですが、ここでクリスマスの演奏をやらせて頂きます。
 もちろんレストランなので、食事をしながら聴く感じになるのでしょうが、クリスマス
 という特別な日だけに、大事に演奏していかなくてはなりません。お店のHPを見ると、
 その日は完全予約制のような感じなので、一度確認された方が良いかと思われます。


 …と、追加は全部で3本です(そのうち、同じ日に2本という…笑)。まだまだ今年も頑張りますよ♪

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再度訪れた幕張にて…
 今日は演奏のお仕事で、またまた幕張まで行ってきました。そして、ちょうど1ヶ月振りという快挙?です(笑)〔久しぶりに訪れた幕張参照〕。今回は、とある企業の納会での余興演奏…という内容だったのですが、場所がまたホテルグリーンタワー幕張という、前回演奏を行ったホテルの真裏に位置するというもので、ほぼ1ヶ月前と同じ行動をしているようでした(笑)。

   本日の演奏場所、ホテルグリーンタワー幕張

 演奏相手はもちろん、二胡奏者である暁天さん。もうすっかり一緒に演奏するのに慣れてきた感じがあります。しかし、今回は余興という事で、そこまで前に出ない感じで演奏をしていきました(これもこれで、難しかったりするものなのですが…)。
 演奏の途中には、お互いのソロ曲も披露していったのですが、暁天さんはここで、お得意のカリンバを取り出しました。もちろん、自作の代物です(チューニングが難しいので、元々ピアノと一緒に演奏することは困難です)。カリンバの音色は美しく、本当に癒される思いでしたが、よく音を聴いてみると、音階の他にシャカシャカという音がしていました。注意深く見ると、そのカリンバには鈴みたいなものが付いていて、振るとそれらの音が鳴る仕組みになっていたのです。
 振りながら演奏…というのも難しそうなのですが、ここは暁天さんは軽く弾きこなしてしまいます。カリンバは両手の親指だけで弾く楽器なのですが、鍵盤楽器をやる自分にとっては、まだまだ未知の領域です。しかも、ピアノのように“ドレミ…”という順番の配列ではないため、どうも混乱してしまいます(真ん中が一番低く、両側に行くにつれ音階が上がっていく…)。

   表現の幅が広いカリンバだと思います

 演奏後に、少しだけ触らせて貰ったのですが、やはり始めは頭がこんがらがってしまい、上手く弾く事が出来ません。それでも、“涙そうそう”のメロディーラインを弾くまでは上達し、早速暁天さんにも披露してみせましたが、その後、暁天さんはリズム、伴奏付きで同じ曲を弾いてみせてくれました。親指2本だけで何故ここまで厚みのある音色になるのか…まだまだ自分には不思議でなりません。
 もっとも、暁天さんが言うには、ピアノの方が両手で5本ずつの指を使うのだから、頭が回らない…だそうです。うーん…そういうものなのですね…。少し学習した1日でした。

 ☆暁天さんのHP…http://www.gyouten007.com/

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美人ボーカル桜井りこ
 ギリギリまで今日のタイトルは悩んでいたのですが、苦心の末(笑)上記のタイトルにさせて頂きました。今日は高田馬場の Sunny Side というお店にて、ボーカルの桜井りこさんとライブで、“美人ボーカル週間”!…と銘打たれた期間でもあったため、今日は皆正装と、畏まってお店に伺ったものです。ベースはこのブログでもお馴染み、池田暢夫君でした。
 さて、美人ボーカル週間…と言っても、取り立てて何かあったわけではないのですが、りこさんはドレスっぽい服を着ていて、かなりの“やる気”?を見せてくれます。自分達もジャケット着用でステージに立ったのですが…、如何せん写真を撮り忘れてしまいました…。せっかくの特別な日だったのに…残念です。
 ライブ自体は、やはり季節柄クリスマスの曲を入れるなど、ある意味昨日のライブとは180度違うライブだったと言えそうな感じもしましたが、和気藹々とやっていった雰囲気だったでしょうか…。まあ、りこさんとは付き合いも長いので(…と言っても、まだ2年くらいか)、こういったリラックスした雰囲気が好みなのは分かるのですが、そろそろ欲が出てきたのか、何か物足りない部分も感じてきてしまいます。それが何か…というのは、まだよく分からないのですけど…。
 とにかく、まだまだ良くなる部分はあると思うのです。それを突き詰めていくのが、これからの作業になるのかもしれませんね。頑張りたいところです。

 …といった一連の話しを、帰りに寄ったラーメン屋(ばんがい…という高田馬場にあるお店)にて、池田君と2人で話していました。話しに夢中になっていたのか、味が美味しかったのか、気付いたらラーメンのスープまで全部頂いていました♪

   池田君は辛みそラーメンに挑戦!

 ☆高田馬場 Sunny Side のHP…http://www.sunny-side.jp/

 ☆桜井りこのブログ…http://ricotone.blog11.fc2.com/

 ☆池田暢夫のブログ…http://nobuike.exblog.jp/

 ☆ばんがいのHP(一応…笑)…http://r.gnavi.co.jp/b610500/(ぐるなびのHP)

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副田整歩クリスマスライブ!
 ライブスケジュールにも書きましたが、今月は何かと Generation Gap のメンバーにお世話になっています…。今回は、サックスの副田君企画のクリスマスライブに参加という事で、副田君の地元でもある町田まで行ってきました!
 向かったお店は Herbie というお店で、普段はカウンターやテーブル席のある Jazz Bar なのですが、今回はそれらを全て取っ払い、総立ち見でライブを見れるようにセッティングされていました。このライブは毎年これくらいの時期になると行っているらしく、今年で3回目を迎えるらしいのですが、自分は今年初めての参加となりました。他のメンバーは昨年、人によっては3回とも参加していたみたいですから、自分は新参者な感じでしょうか…。
 新参者に相応しく、お店に入ると、まずその狭さに驚きました。確かに、Jazz Bar の大きさとはこれくらいのものが普通なのですが、この部屋にドラムをセッティングして、ベースアンプを置いて、キーボードを置いて、さらにはスピーカーも置いて…、そう、全て持ち込みでライブをやらなければいけないのです。他のメンバーはやはり慣れているようで、すぐさま楽器のセッティングに取り掛かっていましたが、自分も遅れないように作業を始めます…。しかし、やはり狭いのは否めず、キーボードに至っては、お客さんと垂直になる感じで設置し、既存のキーボードスタンドだと場所を取るという事で、スピーカーとギターアンプの上に置く事にしました(笑)。モニター兼スタンド…とかいって…効率良い配置の究極です…。

   あまりの狭さに発狂する2人…(笑)   お替りも頂いてしまった、賄いに出たカレー

 楽器をセッティングしたものの、何より驚いたのは、今日はお客さんが50名以上来る!…という事でした。立ち見とは言え、そこまでは流石に入らないのではないかと心配したものですが、他のメンバーに言わせると、昨年入ったから大丈夫…とのこと。さすが、経験者は違いますね(笑)。

 ということで、ライブは始まりました。ライブ直前まで、自分達は外のお店でコーヒーを飲んでいて、始まる時間と同時にお店に入ったのですが、成程、お店には人がわんさかいて、後ろからではステージが全く見えない状況でした…。その中を掻き分け掻き分け、ステージに進んでいく感じです。
 所定の位置に付くのも一苦労だったわけですが、今日のライブはとにかく…凄かったです…。もう、盛り上げる盛り上がる…。実際盛り上がる曲を多く取り上げていたし(曲タイトルが“世界最速 Spain”…でしたからね…笑)、メンバー一同ガンガンに攻めたライブになっていたので、少しは予想出来ていた事ではあるのですが、それ以上に喜んで頂けていたような感じがして、とても嬉しかったです。
   
   お客さんの場所から演奏者は…近いです!   隅っこでも頑張ります!

 とにかく、お客さん喜ぶ、手を叩く、叫ぶ、踊る!(笑)…と、逆にこっちが煽られているような感覚にも陥っていたような気がします。また、歓声のタイミングが絶妙なんです(笑)。そういった雰囲気が、会場を連鎖的に盛り上げてくれる要因にもなっていて、正にお客さんと演奏者が一体となっていたライブに仕立て上げられていたのです。もちろん、自分的にも凄く楽しく演奏できたと思います。
 今回はラテン系の曲が多かったのも、良かった要因かもしれません。どれもスピードが速く、ソロの時には常に全力!…という感じでしたが、それ故に、終わった後はヘトヘト…という状態でした(笑)。まあ、力の全てを出し尽くせた感はあったため、壮快感はあったような気がします。お店のマスターの希望であった「ゴリったライブ」には達成できていたでしょうか?(ついでに、“クリスマスライブ”と銘打っているにも関わらず、クリスマスの曲を取り上げていないのも、マスターの要望らしいです…そんなヌルい曲やるな!…って感じで…笑)

 帰りの車では、今日のライブの音源を聴きながら走っていたのですが、やはり、ライブ中のお客さんの声は凄いの一言です!…自分的には、今日の主役は、良い意味でお客さんだったような気がしてなりません。演奏者側とお客さん側で、良い関係が作れたライブになっていたというのは、かなり理想の形のような気がします。だからこそ、本当に楽しい気分で家路に着くことが出来たのかもしれません。皆さんお疲れ様でした♪…そして、ありがとうございました!

   もう、皆で交ざって記念撮影です!

 ☆副田整歩のブログ…http://soeda.blog29.fc2.com/

 ☆町田 Herbie のHP…http://homepage2.nifty.com/herbie/

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祝、300回目!
 ついにこのブログの記事も、300回目を数える事になりました!…約1年間で300回…というのは、1日2回以上の記事を載せないのがポリシーの自分にとっては、かなり書いた方だと思います。…というか、ここまで続けられた事に感謝したいです。

   結構でかいです…

 自分への祝いに、特大のポップコーンなんぞを買ってしまいましたが(6袋入りらしいです)、これではクリスマスの雰囲気みたいですね(笑)…やれやれ。
 とにかく、まだまだ続けられるように頑張りますので、よろしくお願いします!

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父親のライブを見に行く
 少し前の話しになるのですが、先週の日曜日、自分は父親がライブをやるというので、北千住にある Dandelion というライブハウスに行ってきました。
 父親がライブ…といっても、特に音楽経験がある人ではありません。世代的にフォークソングの世代なために、アコースティック・ギターは少々やっていたのですが、いつの間にかエレキ・ギターをアンプ込みで購入しており、これまたいつの間にか、会社の同業者達とバンドを組んだと言うのです。いつしか家には FAX で譜面が届けられており、「ここはどうやて弾いたらいい?」と聞かれることもしばしばでした。
 なので、ライブをやるのは時間の問題とも思っていたのですが、それは予想以上に早くやってきました。人前に出て楽器を奏でるなんて、大丈夫か?…と自分は即座に思ったものですが、激励の意味も込めて(笑)そのライブハウスに向かったものです。

 そのバンドは“Rop's”という名前が付いていました。MCでも言っていましたが、五臓六腑のロップ…というのと、メンバーが6人いるから…という事らしいです。…まあ由来はどうこうより、ちゃんとバンド名を付けたという誠意を買いたいところです。
 お客さんはかなりの数で、このライブハウスはそう広い所でも無かったのですが、立ち見の人もかなりいた様子です。一応この日は対バン形式で(…と言っても、知り合いの方達らしいですが)、お互いバンドのメンバーも多いので、ある程度の客数は見込めていた感じでしたが、正に大盛況に相応しい状況でした。
 さて、ライブが始まりましたが、我が“Rop's”は1バンド目といういことで、早速ステージに上がりました。自分は写真も撮っていたので、一部始終ステージをじっと見ていましたが、やはりある程度の緊張感は漂わせています。しかし、この緊張感が逆に微笑ましいというか、そういった雰囲気はありましたね。ボーカルの方のMCでも、「多少お聴き苦しい部分はありますが…」とか、「たまに音が途切れる事がありますが、それはアンプ類の故障ではありません」…など、場を和ませるステージング?も冴えています(笑)。
 自分の父親の担当はサイドギター。メインのギターとは違って、そんなに表に出てくる場面はなく、どちらかというと地味なポジションですが、きっちりとバンドを支える役割でもあり、確かな実力が求められる役割でもあるのです。ある意味オイシイ役割と言っても良いでしょう。曲はベンチャーズ等を取り上げているのですが、あの有名な『テケテケテケ…』というフレーズも頑張ってやっていましたしね。

   ある意味ベストポジションでもあるサイドギター   ライブは大盛況でした!

 ライブ中、結構自分は注意深く見ていたのですが、細かい間違いや「?」な部分はさておき、予想以上に楽しめたライブだったと思います。もちろん、テクニック的に於いては見送りする部分もありますが、ライブはそういった事ではない!…ということを思わせてくれたような気もするのです。
 最後の曲が終わった時には、お客さんからも溢れんばかりの拍手でしたが、きっとその事がお客さんにも伝わっていたからこそでしょうね。何よりも、ライブとしてちゃんと成立っていたというのが、自分にとっては嬉しかったような気がします。とにかく…お疲れ様でした♪

 ☆北千住 Dandelioe のHP…http://3w.to/dandelion

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Feeg というバンドに参加!
 今日は Feeg というバンドのライブをサポートすべく、蒲田の Top's という所まで行ってきました。ここは地下にあるライブハウスで、恐らくロック系のお店だと思いますが、最近自分はこういった雰囲気のお店には殆ど行ってなかったため、何となく久しぶりな感じもしました。

   こういったライブハウスは久しぶりです

 今日のライブに誘われたのは、このブログではお馴染み Generation Gap(以下GG)というバンドのメンバーでもある、宮里陽太(Sax)君からです。GGはホーンメインのバンドですが、この Feeg はボーカルの方がいて、楽器はやはり土台的な役割になっている感じかな…と最初は思っていました。しかし、いざ曲を聴いてみると(殆どオリジナルのようです)、ファンキーなナンバーが続き、どの楽器もサポートに留まらず、1人1人の個性をじっくりと出せるバンドだなとも思いましたね。サックスにもエフェクトを効かせて、より幅広い音色を多用するなど、“本当に求めているもの”…というものをテーマに音楽をやっているという事がよく分かったというものです。Feeg というのは“Feel Good !!”という事らしいのですが、なるほど、納得です。

   自分は首にキラキラしたものを巻いてます

 そういえば、本格的なファンクをやるのも、自分にとっては久しぶりだったような気がします。こういったジャンルは特にリズムが重要になってくるのですが、そのグルーブ感も楽しむことができ、何よりもお客さんもノっててくれていたのが嬉しかったですね。やはり全体(演奏者側も、お客さん側も)が楽しめるライブというのは、もう無条件で良くなってしまいます。サポートキーボードとしても、そういった時間に参加できて本当に良かったですね。

 とりあえず、 Feeg としてのライブは、次回はまだ決まってないようですが、どうやらこれからCDの制作期間に入るようで…。どんな音楽になっていくのか楽しみじゃないですか!…これからもよろしくお願いします。

 ☆Feeg のHP…http://www.feegweb.com/

 ☆蒲田 Top's のHP…http://www.tops-live.net/kamata/index.html

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黄門御一行様です♪
 もう改めて説明する必要は無い“黄門トリオ”ですが、今日そのライブをやってきました。しかし、今回はいつもと一味違います。12月ということで、色々と目出度い月でもあるために、ギターとドラムを加え、バンド形式でやってみようという試みがなされました。つまり、黄門トリオは“黄門御一行様バンド”になったのです(笑)。場所はもちろん五反田の“R”Soul Summit Cafe にてです。
 新しく加わったメンバーとは、ギターが“風車の弥七”役こと、坂上真一さん。ドラムが“うっかり八兵衛”役こと、中村昇一さんです(笑)。どちらも、黄門様(ボーカル、白石恭子さん)や、格さん(ベース、植木宏之さん)の昔からのミュージシャン仲間で、演奏的には全く問題無く進める事が出来ました。

   お客さん…そろそろ踊りだしてしまいます

 …で、せっかくのバンドスタイルなので、お客さんも一緒になって盛り上がれる曲(黄門トリオは編成が編成なだけに、選曲はアコースティック系というか、しっとり系が多いのです)を中心に、今回は選んでみました。盛り上がれる…というか、踊れる…ですかね。ディスコ系のナンバーなんかも取り上げてみたりして、お客さんも途中からノリノリ?な感じになってきていました(笑)。
 というか、恭子さん界隈の方達はどちらかというと、普段からこういった感じの音楽をやる事の方が多い気もするので、慣れていた感じも受けました。聞くと、植木さんはショウさんとは20年来の付き合いだそうですから、一緒に演奏するのに慣れを感じさせるのは、当たり前なわけでもあるのです。
 むしろ、長年一緒にやってる“勘”…とでも言うのでしょうか…。きっと、何十回(何百回かな…)も一緒に演奏している曲もあるわけで、お決まりの“キメ”みたいな部分が(リハーサル時に云々…とかではなく、半ば当たり前のように…)幾つかあったりしたのです。それを自分は反応できなかったのは心残りではありますが、そういうのって羨ましいですよね。ライブ時での自分は、何とか追いつくのに必死な絵になっていたと思いますが…(笑)。

 今回は客席もかなりの盛り上がりを見せていたと思うのですが、その甲斐あってか、次回もこの“黄門御一行様”でやらせて頂けることになりました!…日にちは、来年の3月8日(木)とかなり先の話しなのですが、その時は今日よりは理解できるよう、頑張りたいと思う次第であります。今日は沢山のお客さんに来て頂き、ありがとうございました!

   さらに“水キムチ”なる物も頂きました♪

 …そうだ、忘れてました!…今日の賄い、“五目焼きそば”です。いつもお世話になっております♪

 ☆五反田“R”Soul Summit Cafe のHP…http://cafe-r.soulsummit.jp/

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個性的なメンバーのセッションライブ
 このブログのカテゴリーにある“仕事時の出来事(音楽編)”ですが、ついに100件目を数える事になりました。本当は、カテゴリーの件数は平均的な数字にしたいのですが、どうやらそれは難しい状況のようです。さて、そんな記念すべき“音楽編”の内容は、横浜 Hey-Joe で行われたセッションライブでした。
 これは、よく一緒にやるミュージシャン、上杉雄一君と立山秋航の共同?企画によるもので、今回が2回目だったらしいのですが、前回は自分は参加できなかったため、今回は楽しみにしてきました。
 何と言っても、メンバーが豪華です。バンマスの上杉雄一(Sax)君、立山秋航(Ds)を始め、阿部剛(Sax)さん、小出儀嗣(Tp)さん、森竹忠太郎(G)さん、鮫島秀樹(B)さん、そしてゲストボーカルに大友ジュンさんと、個性的というか、よく集まったというか…、これらの方達と一緒に音楽が出来るというのは、とても光栄な事ですよね。
   
   自分の指がいい感じにブレてますね(笑)

 そのせいか?この日は自分は演奏が楽しくて、色々とノせられてしまうような場面もありましたが、その裏では、ちゃんと冷静な自分でもいられたような気がします。
 やはり、色々なタイプの人と演奏するのは良いことですよね。皆、音に特徴があって、それは実際に一緒に音を出してみるまで分からない事なのですが、それがセッションの楽しさでもあるのです。
 やはり鮫島さんや阿部さんのファンは多く、その方々のソロ時には大いに盛り上がったものですが、それに応えられるソロを必ずとる…というのも凄い事だと思います。音楽には答えがない分、常にお客さんに求められている演奏をするというのは至難の業だと思うのですが、堂々としたソロを見ていると(いや、自分もその時には弾いているのですが…)、やはり凄い人は凄いな…と思ってしまいます。
 勉強にもなったし、楽しくも出来た…。実は、当日のリハーサルでは、一体どのような感じになるのか、ちょっと想像できない部分が少なからずあったのですけれど、結果としては良い時間を過ごせたライブになったのではないでしょうか。やはりセッションライブは、音楽生活に於いて必要な存在ですね!

 ☆横浜 Hey-Joe のHP…http://www.ne.jp/asahi/hey-joe/yokohama/

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今日は何の日?
 …といって簡単に答えられた方、凄いです。本来は、『ユニセフ創立記念日』、『百円玉記念日』、『タンゴの日』、『胃腸の日』…と、色々あるらしいのですが(調べたら結構出てくるものですね…)、ここで言いたいのはそれらではありません。
 実は今日は、自分がブログを始めてからちょうど“1年”経った日なのです(笑)。

   月日が経つのは早い…

 写真は当時(2005年12月11日)の記事のものですが〔ついに…参照〕、こうして見てみると、ブログを始めた当時は昔のパソコンで、OSも Windows98 だったのですね…。思えば苦労したものです。また、写真のサイズも今より小さい感じですね(写真をクリックすれば同じ大きさで見れますが…)。何だかんだで成長を続けているんだなと、自分ながら感慨深いものがありました。

 しかし、“~~思う存分HPを作ってやろうじゃないだろうか…~~”という一文にハッとさせられました。当時は、近日中にHPを作ろうと意気込んでいたのです(今でもその気持ちはあるのですが…)。それが、このままだと年を超えてしまい、今年どころか2007年になってしまいそうな勢いです。
 この時期はまとまった時間が取れないのが悩みどころなのですが、何はともあれ、早いところ完成させたいものですね…。それでもマイペースで頑張ります(笑)。

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さばいばる伊藤、西日本・九州ツアー(2006.12.2~12.9)
 改めて言いますが、今月の12月2日(土)~8日(金)まで、さばいばる伊藤さんの西日本・九州ツアーに参加してきました。そして、実は今日9日(土)には周囲の方達のオフ会があり、そこでも演奏してきました。なので、実質は今日までがツアーの一貫だったということにもなります。
 色々な出会いがあり、また、バンドにとっても良いツアーだったと言えると思います。道中は車のみだったので、それはそれは大変なものでしたが、だからこそ、九州という遠い場所での演奏も、感慨深いものが生まれてきたのだと思います。それでは、日にちを追って振り返ってみることにしましょう。

   12月2日(1日目)
 時間的には、この日に日付が変わって夜の1時頃だったでしょうか。前日の夜に仕事を終えた自分は自宅に戻り、これから約1週間のツアーを迎えるにあたって、出る直前に10分でブログの記事を書き上げ、既に家の下まで来ていた伊藤さんの車に乗り込みました〔…というわけで参照〕。メンバーは伊藤さん(ボーカル、ギター)、その息子の樹明(ドラム、ジャンベ)、そして自分(キーボード)と、付き添いとして伊藤さんの奥さんの計4名です。
 1日目は大阪の関目という所でライブだったので、夜の内に関西方面に向かうという作戦です。使う高速道路はもちろん東名高速ですが、やはり何回か睡眠休憩は取らざるをえない感じでした。深夜…といっても、東名は大型トラックの往来が多く、パーキングエリア内でもそれは例外ではなくて、それらに挟まれるように駐車している自分達の車は、さながら大人達に交じった子供のようでした。

   周りは大型トラックばかり…

 名古屋を過ぎ、大阪圏に入ったのは朝の9:00頃だったでしょうか。伊藤さんの知り合いの方が京都の宇治に住んでいるらしく、ここでいったん休憩を取らせてもらえることになっていました。お店の入り時間は夕方の18:00ぐらいだったため、ここは16:30くらいまでいても大丈夫のようでした。
 宇治…というと、思い浮かぶのはやはり宇治平等院鳳凰堂でしょう。実はその知り合いの方の家は、そこまでが徒歩10分くらいという距離にあり、自分はまだ平等院には行った事が無かったため、午前中のうちに行っておこうということになりました。すぐ側には宇治川が流れていて、何となく関西に来たことを実感させてくれます。

   宇治では紫式部の像もありました   どちらも綺麗に写すのは難しい…

 ツアー中のこういった観光は自分は好きで、今回も楽しませていただきました。宇治平等院鳳凰堂は10円硬貨の表のデザインなのでよく知られていますが、こうやっていざ間近に見てみると、実物は凄く渋い建物で、重厚な雰囲気が漂っていました(何せ、1000年の歴史がありますしね…)。それに周りの景色が合わさって、何とも言えない空間を作り出していました。夜通しで移動してきた自分達にとっては良い気分転換にもなり、ライブに心機一転で臨めそうな感じでした。

 …そして、午後には先ほど話した伊藤さんの知り合いの家で、3時間ぐらいの仮眠をとったのですが、その時の樹明ときたらゲームに入りこんでしまい、仮眠なんて何のその(笑)。彼はなんと家から、購入したばかりのプレイステーション3を持ってきっていたのです(ついでに言うと、車内でやるためにテレビも持ってきていました…実現は不可でしたが…)。暇な時のために…とは言え、大したものです。自分はその真横で寝ていたため、あまり深く眠れたとは言えないものでした…。

   樹明にゲームは欠かせないようです

 さて、仮眠も済み、一路大阪は関目へと向かいました。途中の吹田ジャンクションでは渋滞に巻き込まれたものの、何とか無事に Flex というお店に着きました。ここは大阪の京橋に程近い、京阪電鉄の関目駅から徒歩1分も掛からない場所で、ビルの2階にお店は位置していました。お店のマスターとは伊藤さんはミクシイで知り合ったらしく、それでライブをやらせてもらうと言うのもすごい話しですが、マスターはとても気さくな方で(大阪弁がまた心地良かったです)、やりやすい感じだったと思います。
 ステージは、お店に入ってから少し横に奥まった感じに造られていたのですが、何とかお客さんにも見えるように楽器を配置し、早速ツアー1回目のライブが始まりました。
 ここはライブハウス…というよりはバーという感じで、もちろん自分達ワンマンのライブです。ステージは40分×2ステージという設定で、割りとたっぷりと演奏させて頂きました。樹明はジャンベとドラム(ただし、バスドラは設置していません)を使い分け、曲を進めていきます。

   建物の2階がお店でした   樹明はドラムセットを組んでますが、バスドラは省略しています

 この3日前にも、上野で同じ編成でライブを行っているため〔上野 Chess にて、ツアー直前ライブ参照〕、ライブは難なくこなせたような感じがします。ツアー一発目ということで、良いスタートを切る事ができました!
 お客さんも、伊藤さんの高校の同級生の方などが来て頂いていて、ほのぼのとした雰囲気になっていたことを覚えています。本来、このお店は夜遅い時間にライブをやっているようなのですが、自分達はこれから九州に向かわなくてはならないため、今回は早めにやらせて頂きました。また機会があったら、今度はゆっくり伸び伸びと演奏できたら…と思いましたね。そんな思いを胸に、車は九州へと走り出しました。

   12月3日(2日目)
 今日は夜に福岡の天神でライブの予定ですが、実はその昼間には、地元のラジオに出演する事になっていました。そのため、ここ大阪から九州までは夜の移動が必須になるわけですが、東京を深夜に出てきたのはそのためだったのです。早いうちから、身体を深夜モードにしておく…というわけですね。
 しかし、大阪から九州までの山陽自動車道という高速道路は単調で(深夜だったからかもしれませんが)、運転する側にはかなりの負担を求められる道のりだったような気がします(これでも、お隣の中国自動車道よりはマシらしいのですが…)。基本的には山の中を走っていて、トンネルや緩いカーブの連続…。インターチェンジ付近では少し明かりが見えるものの、またすぐ山の中に入ってしまう…。殆どこの繰り返しで、いかにも眠気を誘ってくれそうな道路なのです。皆この道路を通るのは初めてだったというのも、精神的にきつくさせられる要因になっていたのかもしれません。自分もなるべく起きてうと心掛けていたのですが、あと九州まで100kmぐらいの地点でダウンしてしまいました。時間は朝の6:30ぐらいでした…。

 …声を掛けられて目を覚ますと、目の前には大きな橋が飛び込んできました。関門海峡です。ついに九州までやってきたのです。寝ぼけ眼で時計を見ると、朝の8:00を過ぎたくらいでした。大阪は昨日の23:00頃に出てきたのですが…長かった…。
 橋を渡り九州に入ると、そこは門司の街です。ここで、今日から3日間お世話になる、Daddy 津田さんという方と落ち合うため、長かった高速道路を降り、市街地に入りました。

   関門トンネル前に到着!

 待ち合わせ場所は国道2号線の関門トンネル前。ここもまた、九州に来た事を実感させてくれる場所です。…と、小さな軽自動車にギリギリ入っているかのような、大きな人が現れました。Daddy 津田さんです。この方は門司港在住のシンガーソングライターで、ツアーを基本に活動しているらしく(やはり、伊藤さんとはミクシイで知り合い、Daddy さんが関東ツアーの拠点のために、伊藤さんの家にお世話になったこともあるみたいです)、伊藤さんとはほぼ同い年。とても元気な方でした。
 とりあえず家に行き、荷物を置いて少し休憩しました。ラジオ収録は福岡で14:00からのため、ここは12:00ぐらいに出れば間に合いそうな感じでした。Daddy さんの家は広く、ついつい寛いでしまいましたね。また、久しぶりのお風呂も気持ち良かったです。

 そしてお昼になり、福岡へ向け出発しました。門司の隣り街である小倉から福岡(博多)は新幹線で1駅。ということは、そんなに時間はかからないかな…とも思っていました。そんな中、途中で御飯休憩を兼ね、ファミレスにも寄ってしまいます。
 しかし、これが誤算でした…。後で聞くと、門司港から福岡までは、約80kmくらいあったらしいのです。高速道路は使わず(北九州と福岡の都市高速だけ使いましたが)、極力下の道(国道3号線)で行ったのですが、2時間で着けるわけもなく、時間には遅れることは必至でした。
 途中で自分は寝てしまったのですが、ふと目を覚ますと、どうやら目的地に着いたようです。辺りを見ると、遠くに福岡ドームが見えるではありませんか。何と、ここは3ヶ月前に〔刺激的だった福岡ツアー〕でライブを行った Zepp 福岡のすぐ近く。博多湾の目の前の所でした。
 ところで、時計を見ると、何と既に14:30!…完全に間に合っていませんが、大丈夫なのでしょうか。しかし当の伊藤さんを見てみると、あまり慌てている様子がありません。ラジオ収録はビルの1階で行われているらしく、2人のパーソナリティーが番組を務めていました。
 その2人とは、華月祥さんという方と、トミー富岡さんという方でした。華月さんはシンガーソングライターとして、トミーさんはお笑いミュージシャン?として、その名を知られているようです。この番組は、華月さんのレギュラー番組らしいですが、今日やるライブでは、トミーさんと共に出演、自分達とは対バンの関係にあるわけです。…というか、その前にお2人とも昔からの伊藤さんの知り合いで、やはり関東にツアーに来た際には、伊藤さんの所にお世話になっていたようです。改めて、伊藤さんの顔の広さを窺わせてくれます。
 この番組は14:00~15:00の時間枠があって、今日の天神で行われるライブに出演するアーティストを紹介するような内容になっていました。自分達が着いた時には、前のアーティストさん(お笑いの方達らしいのですが)の紹介をしており、結果、自分達はギリギリで間に合ったような形になっていました(果たしてそれで良いのか…)。

   ラジオ終了直後の写真です

 …と、ここまで背景を語れるのは今だからこそで、ラジオ収録中は何が何だか分からないまま自分は出演させられているような感じでした(笑)。まあ番組自体は、何故か伊藤さんが終始仕切ったような形になっていたので良かったのですが、とりあえずは面白い経験だったかもしれません。

 収録は無事?終わり、今度はライブハウスへと向かいました。今日やるお店は天神の徒楽夢(ドラム)Festa という所で、西鉄福岡駅近くにあるお店でした。月のスケジュールを見てみると、今日は『トミー富岡 Presents』と銘打っており、先程のラジオの感じだと、とても面白そうな内容のイベントには間違い無さそうな気がしてきました。

   天神に位置していたライブハウス“徒楽夢  Festa”

 さて、お店に着きリハーサルをしていると、先程の華月さんやトミーさん達も到着。自分的にはやっと、落ち着きを取り戻してきた感じでしょうか…。もちろん、樹明もこの2人の事はよく知っていて、「華月の姉ちゃん」…と呼んでいたりします。ついでに、自分は樹明から「大輔兄ちゃん」と呼ばれていますので、その光景はごくごく自然なものでした。
 この華月さん、トミーさんを始め、初恋プロダクションというお笑いの方達による漫才、シャビィーというバンドの皆さん、そして Daddy 津田さんも出演するなど、本当に今日はバラエティーに富んだライブとなっていたのですが、その中でも最もインパクトがあったのは、幻一郎さんという方でした。この方は、民族楽器風な物だけを使って(中には“やかん”…とかもありましたけど)歌を歌うのですが、その内容はかなりきわどい(いや…直球か…)ものばかり。社会批判から下ネタまで(笑)、ある意味一種のポエトリー・リーディングなのかもしれませんが、ここまでインパクトが強すぎると、面白くてしょうがありません。うまく説明できないので、これはもう…見て下さいと言うしかありませんね。樹明は終始喜んでおりました。

   短くても、内容の濃いライブでした   幻一郎さんのパフォーマンスは半端じゃなかったです(笑)

 …というわけで、かなりお腹一杯な一日でしたね。色々ありすぎて、どこから一日だったか分からなかったぐらいです。ライブの後は軽い打ち上げにも参加して、遅くならないうちに Daddy さんの家へと向かいました。しかし、先程にも説明したとおり、 Daddy さんの家はここから80kmも先の場所…。結局、就寝できたのは夜中の2:00を過ぎたあたりでした。本当にお疲れ様です(笑)。

   12月4日(3日目)
 まだ3日目…と思ってしまうほど濃い内容の日々には驚くばかりなのですが、今日は昼、夜共にライブと、今回のツアーの中では一番要になるような日だったように思います。特に昼間は、2回ステージという内容のもので、それは小倉にあるチャチャタウンというショッピングモールみたいな場所での演奏というものでした。
 前にも言ったとおり、小倉は門司の隣りの市なのですけど、やはり車で20分ぐらいと(これは下の道ですが)、どうもイメージより遠い場所に門司港は位置しているみたいです。

   荷物を積むにも一苦労です

 門司は、山肌が近くまで迫っていて、Daddy さんの自宅もそういった斜面に立つような場所にあったのですが、小倉という街は辺りは開けていて、新幹線も乗り入れているなど、正に北九州中心の街という感じでした。ゆえにショッピングモールなんかも造られたりするわけで、人々の往来は明らかに小倉の方が上でした。
 さて、チャチャタウンの駐車場に着き、楽器を降ろして中に入ると、中央には広場みたいなものがあって、その周りを囲むようにして、色々なお店が建ち並んでいるような場所がありました。どうやら、これが今日のステージのようです。中は吹き抜けで、いわゆる野外ステージというやつですね。背後にはクリスマスツリーの装飾などがなされていましたが、それよりもステージの前方上には観覧車が聳え立つのが新鮮な光景でした(笑)。
 以前の海ほたるでの演奏に続いて〔Bellvo 海ほたるへ行く参照〕、冬の野外でのライブですが、ここは防寒対策をきっちりとしなければいけませんね。どうも、九州に入ってから急に気温が冷えてきているような気がしていたのですが、これはたまたまそういう日が続いているからなのでしょうか…。それとも、北九州という場所は日本海側に面しているから、そういう気候にある土地なのでしょうか…。

   ステージからは観覧車が見えました   上から見下ろすとこんな感じです

 とにかくライブです。時間的には13:00~と15:00~の2ステージで、それぞれ30分枠という感じでした。外の気温に負けないくらい、この回は熱いステージが出来たと思うのですが、やはり辺りの気温は低いですよね…。目の前で座って見てくれていた方というのは疎らだったような気がします。
 しかし、周囲をよく見てみると、座っていなくても、壁際に立ちながら聴いていてくれている人や、2階の方から覗き込むようにして見ている人など、実はステージを見ている…という人は案外多かったのかもしれません。その証拠に、CD〔さばいばるでもトリオ編成参照〕の売れ行きもなかなか好調だったそうなので…。結果的には良かったのだとも思います。
   
   サイン書きも行っております(笑)

 そう、今回のツアーは、ただライブして回っているだけではなく、以前発売したCDのプロモーション活動も兼ねているのです。こういった色々な土地で、とにかくその名前を知ってもらうというだけでも、来た甲斐があったという事になるわけです。
 しかし、このCDについては裏話があります。それは、東京を出発して大阪に着いた時点で、売る分のCDを家に忘れてきてしまった事に気付いたというものです(笑)。この時には5、6枚程持っていたので、何とかその場で売る分には大丈夫だったのですが、今日みたいな日は大変です。もちろん、気づいたその日には Daddy さん宅に宅急便で届けてもらいようにし、この日は一命を取り止めたのですが、プロモーション用のCDを家に忘れるとは何とも滑稽で、ある意味伊藤さんらしい…とも思えたのが不思議でした。

 チャチャタウンでの演奏を終えると、今度はすぐに古賀という場所に向かいました。古賀は、博多からJRで小倉寄りに7つ目の駅で、まあまあ福岡に近い場所とも言えるので、また長い時間掛けて向かったわけですが、案の定、お店に着いたのは18:00過ぎ頃でした(小倉を出たのは16:00くらい)。向かった先は、その古賀という駅のすぐ近くに位置する、“ふれあい館”というお店でした。

   JR古賀駅のすぐ近くにあった“ふれあい館”

 ここは、ライブハウスというより居酒屋…いや、普通に飲み屋な感じの雰囲気が漂うお店でした。ステージというものはなく、機材は全て持ち込み(スピーカーやミキサー類も)で、客席を少しどかしてスペースを作ったところに楽器が入る…という感じです。店の外では焼き鳥などを作っており、飲みながら演奏するこそが正しいやり方…と言わんばかりの状況なのです(笑)。変に気取ってない感じが良いですよね。早速自分はビールを1杯(2杯だったかな…)戴きました。
 この日は色々知り合いの人を集めて、一種パーティーのような感じでライブは進められていきましたが、そんな出演者は、自分達と Daddy 津田さん、そして“けんちゃん&すぅ~さん”という方達でした。皆アコースティック系のギターを基本に、オリジナルのフォークからロックまで、ノリノリに歌っていきます。お酒の力もあってか、お陰でお客さんも含め、店内はかなりの盛り上がりをみせていました。

   “けんちゃん&すぅ~さん”のステージもいい感じでした♪   まとまりを感じさせてくれるライブになりました

 九州の人達の特徴なのかもしれませんが、初対面なのに、何故か親近感を覚えてしまいそうな壁の低さが、そこにはあったように思います。自分にとって、このお店ももちろん初めてなわけなのですが、もう何回か、ここに来ているお客さんと一緒に来たのではないかと思うくらい、妙に落ち着いて過ごしてしまいましたね。居心地の良さというのも、良い演奏が出来る要因にもなったりしますので、今日もまた一味違った面白いライブが出来たのではないかと思います。場所柄、樹明はこの日はジャンベのみでしたが、それでも叩き方が本当に力強くなってきて、なかなか頼もしいリズムを生み出してくれます。このツアーだけを見ても、成長しているのは明らかで、ホントこれからが楽しみな感じですね。
 この日は、前日に御一緒したトミー富岡さんや、華月祥さんも足を運んで頂いていて、店の中はさながら昨日の打ち上げのような感じでした。樹明はまだお酒は飲めませんが(当たり前…)、それでも楽しくお店で過ごすことが出来たようで、良かったです。
 この日までの3日間、怒涛のように過ぎた日々でしたが、得たものは大きかったように思えてきました。明日が九州の最終日なので、後半戦は明後日以降…とも考えたいのですが、自分的にはこの日が区切りなような気もするんですよね。とにかく印象に残った1日(いや、3日間…かな)でした。

   12月5日(4日目)
 今日は久しぶりに?夜にライブがあるだけの日です。しかも、場所は門司港にあるお店にてと、Daddy さんの家から近いのも嬉しいことです。せっかくなので、昼間には何をしてようかと話し合っていたのですが、ここは Daddy さんが温泉に連れていってくれることになりました。
 なるほど、確かにこういった気分転換の時間は作るというのは良いかもしれません。しかも、露天風呂がある、ちゃんとした温泉(スーパー銭湯とかではなくて)だということで、ここは Daddy さんをナビに、車でその温泉へと向かいました。
 Daddy さんは実は、アメリカで8年間程、現地のツアーコンダクターをしているという経歴をお持ちで、その癖が抜けないのか、行く先々(車の中でも)で辺りの風景を説明してくれます。これがまた、よく隅々まで知ってるなあと思うことばかりで、会話が途切れません(笑)。また、ツアーコンダクターの裏話も教えてくれたりして(現地のお土産屋に行くと、自分は何%のキックバックを貰える…等)、旅行好きの自分にとっては、興味を惹かれる話ばかりでしたね。
 そんなこんなで目的地の温泉に着いたのですが、何と、家を出発してから2時間以上経っているではありませんか…。休み休み来たものの、かなりの移動をしてきたことになります。後で地図を見てみると、向かった場所というのは『卜泉の郷』という所で、大分県まであと少しぐらいの距離にある場所でした。ついでに、求菩提温泉という温泉地らしいです。確かに露天風呂もあり、気分もリフレッシュしたものの、往復の移動による疲れは否めませんでした(笑)。

   身も心もすっきり?

 さて、今度は門司港に戻るべく車を走らせます。この時点で夕方の16:30ぐらいでしたが、段々と辺りは暗くなってきてしまい、今日演奏するお店に着いたのは18:30頃でした。もちろん、もう外は暗くなっています。
 今日の場所は天秤座というお店で、何とパン屋さんにてです。Daddy さんにより今日のライブの場所は実現した模様で、パン屋の営業が終了後、店を演奏する場所として開放させて戴くように、働きかけていたみたいです。もちろん、昨日と同じく機材は全て持ち込みです。ステージは、いつもはパンが並んでいるような所に設置させ、このお店は中で食事するスペースがあるので、そこを客席に設定させました。また、座席が足らなくなるといけないので、追加で椅子を置いておきました。

   Daddy 津田さんのステージは本当に面白いですね   樹明もジャンベを叩く姿が様になってきていますね

 このように、手作り感満載のライブになったわけですが、意外にもお客さんは沢山入っていて(Daddy さんが結構呼んでいてくれたみたいです)、終始楽しいライブとなりました。また、ここでも伊藤さんの高校時代の同級生の方がお見えになっていて、アットホームな雰囲気にもなっていました。
 ここでの演奏は本当に良かったですね。自分的には、この時点で“形になった”…とも思っております。バンド…とまではいかないメンバー構成ですが、何回も連続して演奏してたら、それはバンドのような考えを無視するわけにはいきません。個人個人の音が分かり、どのようにライブを進めていけば良いか…というのが、このライブで見えてきたような気がするのです。
 樹明はもちろんのこと、伊藤さんのやり方も少しずつ変わってきました。ある時にはギターを弾くのをやめ、さながらアカペラのような状態で歌う事も(薄くピアノは弾いていますが)…。これは、少し前のライブだったから考えられなかった事です。必ずしも、器用とはいえない面々ではありますが、こうした試みは本当に素晴らしい事です。お客さんにも満足していただいたようで、九州最後のライブに相応しい演奏にもなったように思います。

 そしてライブ後には、先程話した伊藤さんの同級生という方に、食事を奢って頂く事になりました。ここで真っ先に思い浮かんだのが“ふく”です(この地域では“ふぐ”…ではなくて“ふく”)。行ったお店はチェーン店的な居酒屋でしたが(夜が遅くて、それくらいのお店しか開いていませんでした…)、ここで“ふく刺し”と“ふく茶漬け”等、ついに門司を堪能したという感じでした(ふくは下関で有名なのですが、まあ海峡を挟んだ場所…ということで…)。

   やっと地方の味を堪能できました!

 ここで自分はビールの他にも日本酒(やはり熱燗!)を注文。九州最後の夜を満喫させて頂きました。この夜は久しぶりに、かなりの酔っ払いになってしまいましたが、楽しく過ごせたので良かったとしましょう。Daddy さんの家では、着いた途端に寝てしまいました(笑)。

   12月6日(5日目)
 ついに九州とはお別れの日です。あと広島と名古屋が残っていますが、何だか感慨深いものがあります。もちろん土産探しは欠かせなく、現地の香りを自宅にも持って帰ろうと、皆真剣に選んで(悩んで)ました(笑)。

   九州にお別れを告げるべく土産探し   土産探し後には Daddy さんも交えて記念撮影

 そして、3日間お世話になった(印象的にはもっと長い間一緒にいたような気がしますが) Daddy 津田さんにも別れを告げ、車は今日の演奏地、広島へと走り始めました。ここは門司港なので、高速道路に乗ってしまうとすぐに関門橋へ入り、本州へとあっけなく渡ってしまいます。この時、一気に周りの風景が変わったような気もしたのですが、やはり本州と九州では雰囲気が違うものなのでしょうか…。

   関門橋を渡り、本州に戻ります

 この先通った区間は、来る時に最も辛かった区間で(深夜でしたしね…)、自分も寝てしまった区間だけに今回は起きていようと思ったのですが、意外にも車窓に飽きる事はありませんでした。確かに、基本的には山の中なのですが、ちょうど紅葉の季節ということもあり、風光明媚に富んでいるとも言えました。細かく見ていくと、周囲には膨大な竹林があったり、有名な秋吉台も付近にあるなど、何だかんだで見所はあるようです。やはり移動は昼間に限りますよね。
 車は順調に広島に近付いてきたので、少し手前のインターチェンジで降りてみることにしました。せっかくなので日本三景の宮島でも眺めてみるか!ということになったのです(船で渡っている時間までは無さそうですが…)。山陽自動車道は山の中なのですが、下の道(国道2号線)は海沿いを走っていて、久しぶりに広い海を見た気がしました(門司で見ていた海は海峡だったので、すぐ向こうに陸が見え、どちらかというと川みたいな印象だったのです)。また、広島といえば牡蠣で有名ですが、今が一番の時期だったようで、海沿いのお店には陸揚げされた新鮮な牡蠣が並んでいるようでした(今回はスルーでした)。

   途中、宮島が見えるポイントにも行きました   宮島口にあったパン屋の人形と戯れます

 宮島口では車から降りて少し周りを散策し、厳島神社の鳥居を海沿いに眺めるなど、一応足跡を残す形にはしておいて(笑)、そのまま下の道で広島市街へと向かいました。途中には、今年の10月1日にツアーで行かせて頂いた〔ファイナル名古屋、広島ツアー!参照〕広島厚生年金会館を横目に見ながら、広島市の中心部へと向かいます。今日は広島の駅前に宿をとってあり、そこでまず荷物を置いてから、改めて、今日のライブハウスである Sumatra Tiger へ向かう…という手順を取りました。
 今日演奏するお店は広島市の繁華街のど真ん中にあって、何となく新宿の歌舞伎町や名古屋の栄などと被りましたが、ライブハウスは結構モダンな造りで、正に、こんな所に!…という感じでした。
 ここも確か、伊藤さんのミクシイ繋がりだったと思います。お店の人に挨拶を済ませてから、リハーサルへと入ります。もちろん、ここ毎日ライブをしているために、ほとんどサウンドチェックのみで終了という感じでした。樹明は久しぶりにドラムも使ってましたが、やはりジャンベに慣れてしまったのか(どんな小学生だ…)、若干リズムのずれが生じてきてしまっています…。
 それもまあ、やっていけば直るだろう…ということで、気分を改めて広島名物、お好み焼きを食べに行きました。お店の人に教えてもらった店は、広島では結構有名な『へんくつや』。東京にも支店があり、広島市内にも10店舗近くあるそうです。自分達は小さめなお店に入ったのですが、その味は格別でした。御存知かもしれませんが、広島風お好み焼きは、焼きそばと一緒に作るのが特徴で、自分的には結構好きなスタイルなのです。

   許可を得て撮影してますので…   広島の味は堪能しましたね♪

 自分はモチ入りをチョイスしたのですが、かなりお腹一杯になりましたね。炭水化物ばかりを摂っているような気もしますが、美味しかったので良しです。また、普通に地元の人がやってきて、広島風お好み焼きを注文しているところが良かったですね。地元の人にもちゃんと認められているという事なのでしょう。

 お腹一杯になって、気分的には満足してしまったのですが、ライブはまだ残っています。広島には伊藤さん的にも知り合いは皆無で、全くの知らない人達の前で演奏を披露する事になったのですが、やはり伊藤さんは慣れていますね。いつもな感じでライブを進めていっています。
 しかし、今回の対バンの方は若い人ばかりで、もちろんそのお客さんも若い世代ばかり…。10代ぐらいの人も多かったのですが、いきなり出てきた元気な親父に皆びっくりしていた感じでした(笑)。お店の人には喜んで頂けたみたいですが、まあそれはそれで面白いライブでしたね。演奏的にも良かったと思いますし…。

   繁華街のど真ん中にあった Sumatra Tiger   お客さんはびっくりしていたでしょうね…

 そんなこんなで、ライブハウスには結構夜遅くまで居てしまいました。それもそのはずで、ライブ自体が始まったのが21:00頃だったのですから、お店を出たのが23:40過ぎだったのも納得出来るというものです。
 今日予約した宿は門限が24:00までだっため、本当に帰りは冷や冷やモノでしたが、何とか間に合うことが出来ました。色々と苦労が多いツアーでしたが、とりあえずそれも次の名古屋で最後です。明日も長い移動が待っているので、それに備えられるよう、この日は十分寝ておきました。

   12月7日(6日目)
 この日は朝8:00に起床し、9:00には泊まった旅館を出れたでしょうか。ツアー最後の場所、名古屋に向かうべく、なるべく早めに広島を出たい気持ちがあったからです。外は小雨が降っていて、何となく嫌な感じもしましたが、名古屋では晴れていることを祈りたいものでした。
 途中、高速道路の入り口で交通事故直後の現場を見てしまい(反対車線だったのが良かったです…)、一気に身が引き締まる思いでしたが、車は順調に東に向け進んで行きました。

   小雨がどうも気になります(福山PAにて)

 そういえば、先程から樹明が何かそわそわしていている感じがありました。何かと聞くと、今日は前々から楽しみにしていた“メタルギアソリッド・ポータブル OPS(オプス)”の発売日だと言うのです。雰囲気から察するに、どうやらそれを買って貰うのが、樹明のこのツアーへの参加条件だったらしく、本当に買って貰えるのかどうかを、朝からしきりに気にしていたのです。さすが小学生…と思わずにはいられませんが、そのソフトはPSP用で、成程、確かに移動中の車の中でも出来るゲームです。つまり、長い長い車移動の中で如何に過ごすか…という計画に、最初からこのゲームは組み込まれていたわけですね。小学生ながら尊敬してしまいます(笑)。

 移動は相変わらず順調で、このまま行っても早く着き過ぎるような感じもあったので、伊藤さんが昔住んでいたこともあるという神戸に、ちょっと寄ってみる事にしました。樹明は先程から「ここでゲームを買うの?」と言ってきています。かなりテンション高いです。
 ご飯も食べ、ちょっとしたお店にも寄り(楽器屋で結構時間を潰してしまった…)、もちろんゲーム屋にも寄りましたが、ここで大変な事実が発覚します。何と、そのお目当てのソフトは、12月21日発売だと店員に言われてしまうのです。樹明は、信じられないといった表情で、「関西だから違うのかな…」と、なかなか認めようとはしません。しかし、やはり店員の方が正しく(当たり前だ…)、今日は発売日ではなかったようでした。
 何だかんだで、「思い込み」…という結果に終わってしまいましたが、その後の樹明のテンションの下がりっぷりといったらもう…。相当楽しみにしていたんだと思います。結局、それについてのゲーム雑誌を買うことで(何故かDVD付きで…)合意しまして、何とかその場はやり過ごせたのですが、小学生って結構大変なんだな…と思わずにはいられませんでしたね。そんなこんなで神戸を後にしました。

   神戸の三宮で小休止

 実はこの時、かなりの時間が経っていて、神戸を出れたのは15:00くらい。今日やる名古屋のお店には17:00ぐらいには着きたい…と最初は言っていたような気がしたのですが、それはまず無理だろうと思ったものです。名古屋の…とは言っても、お店は都市部からは離れており、しかも方角的には南西側。関西から見た場合、一番遠くにあるような場所です。加えて、名古屋の都市高速では渋滞にも掛かってしまい、結局お店に着いたのは18:40過ぎでした。もちろん辺りは真っ暗で、ここがどこなのかもあまり分かっていない状況です。雨はやはり小雨が降っていて、雨の天気と共に西からやってきた感じでした。

 ここは Allan Poohsan というお店で、名古屋市の緑区という所に位置するみたいです。一瞬洒落たカフェみたいな印象も受けましたが、中に入ればアメリカンなライブハウス。しかし店員の方は丁寧で、さり気なくアットホームな雰囲気がある…そんなお店のような気がしました。
 この日も伊藤さんの高校時代の同級生が来て下さいましたが、それは4、5人にも上っていました。その人達も別のお客さんを連れてきていたため、地方で自分の力だけでブッキングした割りには、結構お客さんは来てくれていたと思います。これは嬉しい限りですね。

   名古屋郊外に位置していた Allan Poohsan   思えば長い道のりでした…

 この日も樹明は、ジャンベの他にドラムを使いましたが、やはりドラムの扱いはまだまだ完璧とはいえません。それでも、何とか頑張って叩いている姿は微笑ましいものでした。
 伊藤さんのやる曲には、必ずそれぞれのソロパートが割り振られてあるのですが、それはドラムも例外ではありません。しかし、ここ毎日ライブをやっているので、樹明のドラムソロのパターンは同じものになりつつありました。そこで自分は本番前にこっそり、いつもと違う事やってみて、お父さんを驚かしてやりな♪…と耳打ちをしておきます。そして、彼をそれを実演させてくれました。いつもはただ我武者羅に叩いているドラムソロですが、今回は少し空間を感じたパターンになっていたのです。さすが!…それでこそドラマーですよ。昼前のテンションの低さもどこへやら…。この一連の流れに伊藤さんは気付いたのかどうか分かりませんが、とにかく思い出に残る、良いライブになったと思いました。

   12月8日(7日目)
 ライブ後、朝まで休む…という手もあったのですが、やはりこのまま東京に戻る事にしました。自分はこの日の夜に別の仕事があり、移動は早いに越した事は無い…という考えのもとです。
 しかし、このまま車を運転するというのはやはり厳しかったらしく(確かに、通算すると広島からずっと走りっ放しですからね…)、途中で小まめに休憩を取らざるを得ない状況に…。夜が明けて朝になっても、まだ静岡県を抜けられない感じでした。この時で既に朝の9:00…。名古屋もやはり遠い場所なのです。

 この後渋滞も少しあり、また、東名高速を降りてからの環八がまた混んでいたので、家に着けたのは昼の12:00を過ぎた頃でした。本当にお疲れ様という感じでしたが、実はこの次の日、自分達はまた演奏の場が用意されているので、また明日もよろしくという雰囲気の方が大きかった気がします。ツアーの移動は終わったけど、実質はまだ終わっていない…そんな感じの7日目でしたね。

   12月9日(一応8日目)
 これをツアーの一環として捉えるかどうかは難しいところですが、この日、知り合いのオフ会が池袋で行われていて、自分達はこれに演奏者として参加する事で、ツアーを締め括る感じになっておりました。
 知り合い…と言っても、ただの知り合いではありません。伊藤さんがCDを作るきっかけになった〔さばいばるでもトリオ編成参照〕、ヒーリングの会…みたいな集まりの場での演奏なのです。つまり、お客さんからすれば、満を持しての伊藤さんの生演奏…ということになるでしょう。
 …というと少々大袈裟な感じもありますが、内容的には確かにオフ会!…という感じでした。皆飲んで食べて、思い思いにその場の雰囲気を楽しんでいる様子です。こちらも、ツアーで演奏した3人に加え、ドラムにもう1人、DJに1人を加えた感じで、豪華にライブを行いました。
 しかし、後から加わった2人にとっては(…とは言っても、昔からよく一緒に演奏していましたが…)、もう半ば完成されてしまった編成に加わるのは、容易な事では無いはず…という思いが、少なからずあったはずです。自分も正直そう思いましたし、ツアーによって形成された編成…という側面も見逃せないため、今ここで新たに加わっても、混乱するだけなのではないかと…。

   これもこれで賑やかで良いものです

 それでも、ライブというのもは続くもので、何とか終えられた感じもありましたが、違和感があったのは最初だけで、じきに皆リラックスして演奏が出来るようになっていきました。やはり、まずはやってみようという精神が大事なのかもしれません。お客さんにも喜んで頂けたようでした。


 このように、色々とあったツアーでしたが、ここで幕を閉じる事になります。最後にはCDに関わった人達の前で演奏…というのも、なんだか集大成な感じで良かったと思います。そして、5人という編成で演奏することの難しさも、改めて学んだような気もしました。しかし、これは逆に言えば、ツアーでの3人での演奏が、良い意味でまとまってきているから…という見方も出来るのです。ある程度完成されているからこそ、後から人が加わるのは難しくなってくるのです。これから色々な方向性が考えられますが、どう進んでいくのか…。
 この日、伊藤さんの奥さんから、樹明が「ライブが楽しみになってきた」と言っていたという話しを聞かせてもらいました。こう思えることになったのも、ある意味ツアーは無駄では無かった…と思うんですよね。この先も暖かく見守っていきたいと思います。長い長い記事でしたが、最後まで読んで頂いてありがとうございました!

 追伸…門司港で買った“粒うに”についてですが、正直、あまり違わないだろうと、
      高をくくっていました。しかし…明らかに値段の高い方が美味しかったです。
      それは素人目的にも、安いほうはアルコール臭いし、何となく水っぽい感じも受けました。
      高い方は本当に美味しかったので、我が家ではこれは正月用になったほどです(笑)。
      皆さんにも是非2000円の方をお勧めしたいのですが、なにぶん高いので、
      1000円という中くらいの物をお勧めしたいと思います(味は未確認ですが…)!

 ☆さばいばる伊藤さんのHP…http://su-zan.net/survival/

 ☆関目(大阪)Flex のHP…http://www2.odn.ne.jp/flex-oniten/flex/welcome.html

 ☆天神(福岡)徒楽夢 Festa のHP…http://www.live-drum.com/index1.shtml

 ☆チャチャタウン小倉のHP…http://www.chachatown.com/

 ☆門司港パン工房「天秤座」のHP…http://homepage.mac.com/oec/tenbinza.html

 ☆広島 Sumatra Tiger のHP…http://www.sumatratiger.com/

 ☆鳴海(名古屋)Allan Poohsan のHP…http://sound.jp/allanpoohsan/index.html

 ☆Daddy 津田さんのHP…http://www.geocities.jp/studio0378/

 ☆トミー富岡さんのHP…http://hp.kutikomi.net/owaraidoujou/

 ☆華月祥さんのHP…http://www.freepe.com/ii.cgi?dollalls

 ☆けんちゃん&すぅ~さんのHP…http://kenchan.suusan.jp/

 ツアーというものは、やはり大勢の方達との関わりが大事だということを痛感しました。ここで挙げた方達はもちろん、ここで紹介しきれない方々も数多くいらっしゃいますが、その方達も含め、とにかく感謝の思いで一杯です。ありがとうございました!

テーマ:ライヴレポ・感想 - ジャンル:音楽

さばいばる九州ツアーから帰宅
 時間的には今日のお昼過ぎ、無事自宅へと戻ってまいりました。昨日が名古屋でのライブで、特に泊まる場所も無かったため、そのまま車を走らせ夜通しの帰郷となってしまいました(もちろん休み休みですが…)。

 約1週間に渡るツアーでしたが、旅先では色々な出会いがあり、とても有意義な時間を過ごす事が出来たと思います。そして何より、各地での人の暖かみに触れる事ができました。毎日がライブで、そして全行程を車で…というのもあるのかもしれませんが、正に巡業の旅…という感じでした。日本は広いのですね。

   関門橋を九州側から見たところです   今すぐ食べられないのが惜しまれます…

 左上の写真は関門海峡で、右上はそこで土産に買った“粒うに”の写真です(自宅にて…です)。お酒にも合いそうなこの土産ですが、赤い方が2000円、黒い方が600円と、全然違う値段設定でした。恐らく、赤い方が美味しい…という事なのでしょうが、真実を確かめるべく両方買ってきた次第です(笑)。
 しかし、自分はこれから仕事に行かなくてはならないため、それを確かめるのは少し後のことになりそうです…。ツアー詳細もまたその時に載せるとして、とりあえず…、お疲れ様でした!

テーマ:いま想うこと - ジャンル:日記

…というわけで
 先程赤坂での演奏の仕事を終え、自宅に戻ってきたのですが、今日はこのまま九州ツアーに向かいます!…そう、夜中の出発というスケジュールなのです。既に伊藤さんの車が自分の家の近くで待機しており、正に今向かうというところなのです。

   持っているキーボードは撮影用(笑)

 まだ詳細も知らないまま行かされるという、名前の通りさばいばるなツアーとなりそうですが(笑)、旅先での色々な方との出会いを楽しみにしております。

 …というわけで、行ってきます!

テーマ:いま想うこと - ジャンル:日記

初の賄いメニュー
 今日は五反田にある“R”Soul Summit Cafe にて、お馴染み?黄門トリオ〔黄門トリオ!参照〕でライブでした。このバンドで初めて演奏したのは6月の事なので、もう半年近くの月日が過ぎようとしているのですが、早いものですね。やはりバンド名にインパクトがあるのか、新たに来て下さるお客さんには、その都度バンド名の成り立ちを説明せざるを得ない状況になっていますが、それはそれで面白い…という日々が続いております(笑)。

 今日の驚きは、何と言っても賄いに尽きます。いつもここでの賄いは、リハーサルと本番との合間に頂いているのですが、そのリハーサル時に何故か、メンバー内でラーメンが好きだという話しになりました。そのせいかどうかは分からないのですが、何と賄いにラーメンが出てきたのです!

   大変堪能させて頂きました

 味は味噌をベースにしたもので、写真を見ても分かるように、ちょっと本格的な雰囲気です!…このラーメンが出された直後、かなりメンバー的にテンションが高くなっていたのが思い出されます。
 今まで色々な賄いを経験してきましたが、こういった場所でラーメンが出てきたのは初めてでした。それはそうですよね…。普通はラーメン屋で生演奏は行われないですものね…(笑)。味も非常に美味しく、これで店が開けるのではないかとメンバーで話していたくらいです。恐らく店のメニューにはない代物だと思いますので、幻の味…という感じでしょうか?

 さて、今日は最初のステージこそ人が少なかったものの、最後のほうには沢山のお客さんに来て頂きました。どうもありがとうございました!…次回ここでは12月14日(木)に演奏させて頂きますが、その時は今回のトリオ編成にベースとドラムを加え、れっきとしたバンド編成でのライブをお送りする予定です。曲もディスコ・ナンバーなんかを加えたりして、いつもとは少し違う感じのライブになるかもしれません。どんな雰囲気になるのか非常に楽しみなので、皆さんよろしくお願いしますね!

 ☆五反田“R”Soul Summit Cafe のHP…http://cafe-r.soulsummit.jp/

テーマ:ひとりごと - ジャンル:日記



プロフィール

竹内

Author:竹内
1980年1月29日生まれのO型。
3歳からクラシックピアノを始め、
高校ではジャズに目覚め、大学では
バンドも経験する。現在は関東を
中心に、ライブハウスやホテルの
ラウンジ、レストラン等で演奏を
行っている。また、写真好きが興じて
簡単な写真撮影の仕事もしている。
…そんな29歳です。



次回のリーダーライブ

2010年2月7日(日)
外苑前 Z・imagine
Open…18:00~(予定)、
1st.…18:30~、2nd.…20:00~、
Charge…2700円(ドリンク別)
(Pf)竹内大輔
(B)池田暢夫
(Ds)佐々木俊之



竹内大輔トリオCD発売中(試聴可)!

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