自分はホテルやレストランでの演奏をしている傍ら色々なバンドのサポートも行っているのですが、その中でも“ちびっ子ギャング”というバンドはかなり個性の強いバンドといえるでしょう。
それはメンバーなのですが、まず、さばいばる伊藤(本名…伊藤道秋、54歳)さんという方がバンドの主導者で、ベースを弾きつつボーカルを担当しています(以前はギターでしたが…)。名前からしてすごい感じを受けると思いますが、実はこの人の息子(伊藤樹明、小学5年生)がドラムを担当しているのです。 小学5年生だからと言って、侮ってはいけません。ドラムの腕はなかなかのもので(そこらへんの高校生よりは上手いと思います)、尊敬するドラマーはスティーブ・ガットだそうです(スティックに至ってはガットモデルを使っています)。こんな意見を言う小学生を自分は他に知りません。 一体どんな生活を送ったらこんな考えになるんだと思ってましたが、今日このバンドのリハーサルのため初めて伊藤家に伺ったところ、判明しました。家に伺う?…そう、この自宅にスタジオがあるのです。 伊藤さんの自宅は埼玉県の日高市という所にあるのですが、一戸建ての家のすぐ横には何やら怪しいプレハブの建物が…。中に入ると、まあ狭い中にもミキサーやらアンプやらキーボードやら、そしてもちろんドラムセットまで!なるほど、これは確かにドラムがやれる環境だなと…。

自宅をスタジオにしたと言えば、このブログに何度も登場している Dixie Pork です。しかし、部屋の一部をスタジオに見立てた Dixie Pork とは違い、離れのひとつの建物を完全にスタジオ化したという点では、“生活”と“音楽”に一線置いているという意味で、こちらのほうが良いのかもしれません(生活に密着していたほうが良いという意見もありますが、こちらは家族がいる家ですから)。 この伊藤さん一家と知り合ったのは Dixie Pork での活動を通じてなのですが、自分の家をスタジオにしている者同士、何となく惹かれるところがあったのでしょう。色々ライブに呼んでもらったり、イベントにも薦めて下さったりと、結構お世話になってしまいました。 そして、自分は伊藤さんに個人的に色々なバンドに誘われてしまいます。冒頭の“ちびっ子ギャング”はその一環です。まだ自分が加入してから半年ぐらいしか経ってないですが、その間に西武デパートとアサヒビールが企画した『親父バンドコンテスト』なるものに参加し、見事優勝。テレビにも放送されてしまいました。 また、このさばいばる伊藤さん、個人でも結構活躍しており、地元ラジオ番組のパーソナリティーを務めていたり、番組の企画で沖縄に行ったりと、かなりバイタリティーのあふれるお方で、その事については本当に尊敬すべき人なんだと思います。
こういった個性の強いメンバーに、伊藤さんの知り合いのギターリスト hiro さん、伊藤さんが mixi で知り合った(mixi 経由でバンドに加入させる時代になったんですね)アルトサックスの内野るみちゃん、そしてキーボードで私竹内大輔が加わって、出会いも経歴もバラバラの5人が集結?したわけです。 先行きが見えない…という点では微妙に不安は残りますが、逆にこれから先どうやって進んでいくんだろう…という点では、本当に興味深いバンドであると思います。決して上手いバンドではないですが、それ以外の何かを感じに一度見て来てはいかがでしょうか?
☆さばいばる伊藤さんのHP…http://mpd2002.net/survival/
☆hiro さんのHP…http://mpd2002.net/hiro/
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