竹内大輔の写真日記(~2009)
ピアニスト竹内大輔の、2009年までの日々を綴った日記です。
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夢輝のあ Blue Note Nagoya ライブ≪完成しました!≫
 遅くなりましたが、11月15日(日)、ボーカルの夢輝のあさん(本名の黒光由佳さんから、再度改名した形になりましたね)のライブ・サポートで、Blue Note Nagoya にて演奏をしてきました。名古屋でライブというのも、自分にとって珍しいですが、場所が Blue Note という大ステージに立てる事は光栄で、良い経験をさせて貰いました。この日は、夕方、夜と2回公演が予定されていて、それこそ1日がかりの行動になりましたが、順に振り返っていければと思います。

   11月15日(1日目)
 1日目…というか、1日しかライブは行っていないのですが、これは後に説明するとして、この日はまず、名古屋駅に朝10:40に着く…というところから始まっていました。自分は東海道新幹線で朝向かったのですが、どの便で行くかは自由に決められたので、何となく少し早めに家を出たのです。その時に少し考えました。名古屋に向かう場合、基本的に乗る列車は“のぞみ”だけど、たまには“ひかり”や“こだま”も良いな…と(笑)。しかし、この時点で“こだま”だと時間が掛かり過ぎる事に気付き、では、意外な感じで“ひかり”で行くとするか!…と思っていたのですが、乗車駅である品川駅に着くと、“のぞみ”は空席に余裕がある感じなのに、“ひかり”は全て満席との表示になっているではありませんか…。

   いい感じの雲のかかり具合   N700系も馴染んできましたね

 名古屋までの場合、“のぞみ”と“ひかり”の違いはと言うと、“ひかり”が静岡駅と、あともう1つぐらいの駅に停車して、後から来る“のぞみ”に抜かれる…という感じなのですが、この“ひかり”の人気っぷりは何なのでしょう。仕方が無いので(…というのも変ですが)至近の“のぞみ”を指定し、名古屋駅には予定より40分くらい早く着いてしまいました。他のメンバーからすると、いきなりヤル気満々な姿勢を見せた感じに(笑)なっていたのかもしれませんが、きっと、ここまでの事情は考えなかったに違いありません。さて、気持ちを切り替えて、お店に向かうとしましょう…。

 お店では既にステージのセッティングが進められていて、いきなり順調な滑り出しでした。ビルの地下のかなり深い所にお店は位置するという感じなのですが、ここまで階段で降りて行く時のワクワク感がたまりません。一種のアトラクションに向かうみたいな心境に似ていたのですが、どうでしょうか…。

   栄という、本当の街のど真ん中に位置します   リハーサルも入念に…

 今回の編成は、ボーカル、ピアノ、キーボード、ベース、パーカッションです。要するに、鍵盤関係が計2人いるという事ですが、自分は生ピアノ担当で、他の音色系(ストリングスやブラス・セクション…等)がキーボード担当という、完全な振り分けになっているので、自分としては生ピアノに集中出来る事もあり、凄く有難かったです。今回のキーボードの岩瀬さんという方は、更に動機モノまで担当してくれていて、ライブ中にある色々なパターンの曲を表現する事に成功していました。もうリハーサルから楽しかったですね。

 そして、ついに第1公演目の始まりです。…とは言え、まだ16:00という時間帯ですが、お客さんの中には、この Blue Note でアフタヌーンプレートのプランを頼まれた方もいたという事で(夜のグルメプランとはまた別なのだそうです)、また面白い時を過ごせるのではないかと思いました。
 今回は、曲的には約15曲ほど用意されており、その中にはオリジナルはもちろん、宝塚時代に御披露していた曲や、スタンダード・ナンバー系も歌いつつ、ゲストの椿火呂花さんを交えてのコーナーもあったりしたので、これは盛り沢山という意外に形容の仕方が無いくらい、本当に色々盛り込んできたライブになりました。音の雰囲気にしてもそうですが、照明も結構色々と駆使してくれていて、ステージングの奥深さを感じたりしましたね…。また、やはり Blue Note だけあって、ピアノは凄く手に馴染む感じがあって弾きやすく、より挑戦をもって演奏に臨めていたかもしれません。これは、今回の夢輝さんの新譜である“星の旅人”ような(CD発売前の初ライブ披露ともなりましたね)、雰囲気重視の曲に遺憾なく発揮できたような気がするのですが、如何だったでしょうか。

   ステージは大きくても、お客さんとの近さが魅力かも   2人で歌う場面もありました

 Blue Note の良いところに、大きなお店で、ステージも当然大きい感じで造られているものの、客席との距離をそんなに感じない…というところがあるように思います。特に自分のグランドピアノの場所は、一番下手側でもあるので、前だけでなく横にも客席は用意されていて、半分囲まれているみたいになっているのですが、窮屈な感じはまるでなかったです。何となく、客席もステージの一部のような、ある種の一体感を形成しているような感覚があって、それがお客さんとの“壁”を殆ど感じない理由なのかもしれませんね…。恐らく、ちょっとしたぐらいの会話なら、お客さんとステージの間とで出来てしまうという…、ある意味素敵な光景です(笑)。自分は個人的には好きな雰囲気でした♪

   かなり充実したラインナップ!   これは飲まずにいられません(笑)

 そして第1部が終わり、自分達は休憩且つ、賄いを御馳走になりました。これがまた素晴らしいラインナップで、飲み物も充実してたので、もうどうしようかという感じでした(右上写真参照…笑)。ただ、これで終わりではないのはもちろん分かっています。残りの第2部の為にも力を温存し、テンションを上げつつも、身体を休ませるように努めて時間を過ごしたものでした。

 そんな中、第2部は15分押しくらいで始まりましたが、お客さんも殆ど満席だったとの事でした。素晴らしい盛り上がりの中でやらせて貰えるのは本当に感謝です。こちらも最後まで一生懸命演奏しようと思ったものでした。

   ラルクの歌を披露したのは驚きでした…   アンコール時の写真でしょうか

 2部では、自分は更に色々なアプローチを込めて弾いていたように思います。もちろん、事前に決められた事はやっているのですが、それをもう一歩発展させたようなフレーズにしたり(前後の流れを考えたり…)、感情を更に強く込めてみたり、間を大切にしてみたり、、、。これらは第1部の発展形になるかもしれませんが、やはり第2部になって、気持ちに余裕が出てきた事は確かで、それが更なる発展を盛り込めた演奏に仕上げられた…という感じでしょうか。たまに、大丈夫だったかな…と思う時もあったのですが(笑)、やはり最後まで楽しく演奏出来たのは幸いでした。名古屋でのライブという大事な日を、多くのお客さんと一緒に過ごす事が出来て良かったです…。自分としても、夢輝さんのステージを手伝う事にとても遣り甲斐を感じられる事になりました。本当にどうもありがとうございました!

 そして、お楽しみの打ち上げです(笑)。夢輝さんのお酒も解禁?になり、こちらも皆で楽しい時間を過ごさせて頂きました。最初こそビールだったものの、最後はワインばかりになり、結構頭がガンガンになりましたが(笑)、打ち上げなのですから遠慮してはいけません。そして、長い1日だったからこそ、こういったお酒が美味しかったりするののです。

   乾杯が行えたのは、夜の22:30過ぎの事…   完璧に酒の席ですな…(笑)

 記憶では深夜の2:30頃に撤収した気がするのですが、どうだったんでしたっけ(笑)?…とにかく挨拶を済ませ、一路ホテルまで戻ります。その後はきっと即爆睡だったのでしょうけど(前日から殆ど寝てませんでしたから…)、この次の日からは自分の大事な予定が待っていて、長く眠るわけにもいきませんでした。…という事で、ライブは終わっても、旅がまだまだ続きます(笑)!

   11月16日(2日目)
 …次の日、朝7:00には起床、7:30にはホテルを後にしていました。ここからは、この日と次の日の2日間、自分の鉄道の旅に尽してしまいます(笑)。まず1日目である今日ですが、大まかに、名古屋周辺の第3セクター鉄道の乗り潰しを目指す事にしました。具体的な路線を挙げると、東海交通事業、長良川鉄道、明知鉄道です。さすがに地元の方でも無い限り、路線名すら聞いた事の無い鉄道会社かもしれませんが、自分も今回が初めての乗車となり、なかなか楽しみです。…というか、やはり名古屋でのツアーを生かした形になるのでしょうか…(笑)。
 ところで、この後者の2路線は、名古屋というか岐阜県にその路線を持っており、どちらも盲腸線(起点・終点のどちらかが、他の鉄道路線と接していない、行き止まりの路線)なので、数は少なくても意外に乗車には時間が掛かってしまいます。要するに終点まで乗ったら、今来た路線をもう一度戻ってくるしか無い為ですが、特に長良川鉄道は片道約2時間も掛かる長い路線で、何とか他のルートを考えてみたいところでした。
 すると、長良川鉄道の途中駅である、郡上八幡という駅の近くに、八幡バスターミナルという所があって、そこまで名古屋から高速バスが出ているとの事でした。そもそも長良川鉄道に乗るには、名古屋からは列車を相当乗り継いでいかないと辿り着けないのですが、これは時間的にも凄い短縮になりそうです。列車だけで郡上八幡駅まで行くと、恐らく3時間以上は掛かってしまいそうな道のりになるのですが、高速バスではなんと1時間10分程…という事でした。さすが高速道路でダイレクトに結んでいるだけありますが、本数の選択は少なく(そもそも、その後に乗る長良川鉄道の本数が少ないので…)、自分が決めたのは、名古屋(名鉄バスセンター)朝9:00発のバスでした。この時間だと朝が余裕そうですが、このバスの出発の前に、なんとか前述の東海交通事業にも乗っておきたいと思ったのです。東海交通事業は、名古屋市の北側を囲むように走っていて、乗り継ぎさえ良ければ、1時間強くらい見ておけば乗ってこれる路線でもあります。この日、朝7:30に出発したのはその為で、それがこの日のスタートでもあったのでした。

   名古屋の中心部、栄を象徴する光景です   これぞ朝ラッシュです…千種駅にて

 名古屋中心部は栄名物?繁華街内の観覧車を見つつ、地下鉄東山線で千種駅に行き、JR中央線に乗り換えました。この時間はもちろん朝ラッシュ時であり、名古屋での中央線も、例外無く怒涛の通勤路線でもあります。列車が駅に到着しては地下鉄に乗り換える…といった、恐らく平日の毎朝起きてるであろう光景を目にする事が出来ました。ここでの中央線は、確か昼間は6両編成ぐらいの列車が多かった気がするのですが、さすがにこの時間帯では殆どが10両編成の陣容です。あまり、東京以外でのラッシュ時の光景は見れる事もないので、なかなか面白かったですね。自分はこの後は都市部とは反対の方向に行く為に、混雑とは無縁でしたが…。

   JR中央線の勝川駅とは離れた場所にあります   東海交通事業の勝川駅から、中央線側を望みます

 さて、千種駅から約10分程で、勝川という駅に到着しました。ここで東海交通事業、城北線に乗り換えます。…と、乗り換えの案内はあるものの、肝心の路線が見えてきません。…実は、城北線と中央線の勝川駅は結構離れていて、歩くと5分くらいは掛かる場所に位置しているのです。いかにも城北線がローカル扱い…という感じがしなくもないですが、この東海交通事業というのは、JR東海の子会社でもあります。元は国鉄瀬戸線として、現在の愛知環状鉄道と合わせて路線が建設されていたのですが、財政難で工事は中断…。その後、JRが受け継いで(線路のみの保有です)、現在の姿になったようです。…開通が1991年なので新しく(全線開通は1993年)、殆どが複線、高架で線系も良いのですが、車両はディーゼルカー、つまり非電化で、基本的には1両編成での運転です。朝夕ラッシュ時以外は1時間毎にしか走っていません。
 この付近は宅地化も進んでいて、路線の半分くらいでは東名阪自動車道と並走しているので、結構都市感覚的な路線なのかなとも思ってしまうのですが、これは相当なローカル線でしょう…。周囲の風景を車両を照らし合わせると、何だかアンバランスな感じさえ思ってしまいます。

   列車は基本的に1両編成…   線形は非常に良いです

 城北線の路線延長は約11km。勝川駅から乗ると、終点の枇杷島という駅まで16分の旅で、この枇杷島駅は名古屋からJR東海道本線で1つ目の駅です。高架路線だったので眺めが良く、とても1時間に1本くらいしか走らない鉄道には見えないわけで、なんで現状のまま推移しているのかも分かりませんが、不思議な体験が出来たと思いました。時間にしては短かったですが、心には強く刻まれた鉄道路線だったかもしれませんね…。

 さて、東海道本線へと乗り継ぎ、名古屋駅到着は8:45頃になっていました。八幡方面へのバスの出発は9:00発ですが、名鉄バスセンターの場所がいまいちよく分かっていなかったので、もしかしたらタイトな乗り換えになるかもしれませんでした…。案の定、バスセンターそのものの場所はすぐに見付ける事が出来たのですが、乗り場が2階に分かれているようで、しかも自分が乗るバスをなかなか見つける事が出来なく、本当にギリギリの乗り換えになってしまいました。最初は八幡方面へのバス乗り場に向かったのですが、この時期、そのバスはその先の白川郷〔旅日記 28.(飛騨高山編…2009.2.24~2.25)参照〕行きに変更になっていて、バス乗り場も変更されていたのです。やはり、早めに行動する事は大事なんでしょうね。

   高速バスにて、名古屋バスターミナルを出発!   出発後、1時間足らずでこんな景色に…

 バスは快適そのものでした。バスセンターを出ると、間もなく都市高速に乗り、渋滞も無く軽やかに都市部を後にしてしまいます。城北線の高架を超えたのも発車15分後ぐらいでしたし、その10分後には、もう東海北陸自動車道に入っている感じでしたね。ちなみに、この道をそのまま行くと、1時間半くらいで白川郷には辿り着ける筈なのです。本当に、鉄道にとって高速バスは脅威ですね…。
 紅葉の中、バスはひたすら走り続け、途中でトイレ休憩を挟んだにも関わらず、自分の降りる場所である八幡バスターミナルには10:15頃に到着しました。ちょっと前までの名古屋の喧騒が嘘のような穏やかな場所ですが、ここから長良川鉄道の郡上八幡駅までは、約1,5kmの道のりです。どうせ次の列車も11:00過ぎにならないと来ないので、せっかくなので散歩がてら歩いて向かってみる事にしました。

   八幡バスターミナル駅に到着!   こちらが長良川鉄道の郡上八幡駅

 八幡バスターミナルの前には、長良川鉄道らしい線路が見えるのですが、ここから駅までは名古屋方面に少し戻る形になります。ここは町の中心部からは離れた場所で(これは鉄道の駅もです)、むしろ高速道路の出口に近いような場所でした。両側を山に挟まれた場所のようで、川の反対側には高速道路が山肌をそうように走っています…。あちらに比べると、目の前の長良川鉄道の線路が、何とも頼りなさそうな雰囲気を醸し出しているわけですが、これがローカル線の良さでもあるわけです。車通りはそれなりにあるものの、歩いている人は殆ど見かけない道を、自分は坦々と駅に向かっていきました。

   駅舎内には、こんなスペースも!   新(左)旧(右)の車両が行き違います…郡上八幡駅にて

 郡上八幡駅も、またローカルな雰囲気を醸し出している駅でした。国鉄から第3セクターに転換されてはいますが、駅舎は当時のままなのでしょう。また、駅舎内には“ふるさとの鉄道館”というスペースがあり、国鉄時代当時に実際にこの路線で使われていた鉄道用品などが展示されており、時間潰しの目的で立ち寄ったものの、なかなか面白くみてしまいました(笑)。さあ、当駅11:07発の列車に乗って、この路線終点の北濃駅を目指しましょう!

   自分が乗った車両(新しい方)の車内です   鉄道はローカルの風景そのものです

 …と、意気込んだ時ほど、眠気というのは襲ってくるものです。明らかに睡眠時間が足りていないので仕方無いですが(笑)、郡上八幡駅を出て1駅、2駅程は覚えていたものの、いつも間にか眠ってしまっていたようでした。そして目が覚めた時には、もう終点の北濃駅まであと1駅…というくらいの所で、完璧に車内でぐっすりだったようです。周りを見渡しても、車内には自分以外の乗客はいないようで(乗車時は3、4人はいたのですが…)、正に貸切状態だったわけですが、ある意味、最も贅沢な時間を過ごした…とも言えそうですね。ローカル線の醍醐味でもあります。

 さて、終点北濃駅には11:44に到着しました。このまま列車は12:19発の折り返し列車となり、自分もそれに乗る予定です。せっかくなので、時間まで駅周辺をぶらぶらしてみる事にしました。ところで、この長良川鉄道の路線は越美南線と呼ばれているのですが、皆さん、越美“北”線という路線を覚えていますでしょうか?この路線は、以前〔旅日記 30.(ブルートレイン編…2009.6.22~6.25)参照〕で取り上げた事があるのですが、北陸本線の福井駅を起点として南東に進み、九頭竜湖駅までを結ぶ、やはり盲腸線のローカル路線でもあります。実は、この越美北線と越美南線は、元々“越美線”として福井県と岐阜県を結ぶ鉄道として建設されていたもので、県境部分は完成せず、岐阜県側が長良川鉄道に転換されて、現在に至っているのです。実際、地図でこの付近を見てみると、越美北線の九頭竜湖駅と、こちらの北濃駅はそんなに離れた場所になく、直線距離にして約20km…、山を1つ超えれば届きそうな勢いなのです(昔は、北濃駅の手前の美濃白鳥駅という所から、九頭竜湖駅まで路線バスが1日に2本運行されていましたが、現在は無くなってしまいました…)。

   終点、北濃駅   特に周りには何も無い駅でした

 全通しなかったのは残念ですが、どこかこの北濃駅も、そんなに終着駅っぽくない雰囲気があるのはその為なのでしょうか…。特に周りには何もなく、言われなければ中間の駅そのものの佇まいです。今は折り返しの為に長く停まっている列車があるこそ、ここが終着駅という見方も出来るのですが、これは九頭竜湖駅の時と似たような雰囲気でしたね。確かに、元は同じ路線として建設されていたのですから、県は違えど性格的には同じなのかもしれませんが…。そして越美北線の時と同様、なかなか来にくい場所でもあるので、これらの光景を目に焼き付けつつ、その場を後にしたものです。

 ここから、再度浮上八幡駅を通って、美濃市駅、関駅を通り、終点(起点)の美濃太田駅に着いたのは14:11…。約2時間のローカル線の旅ですが、本当に乗り切った感が出ていましたね(笑)。基本的には長良川に沿っての旅でしたが、更には東海北陸自動車道に沿っての旅でもありました。明らかに、あちらに歩があり過ぎで、約2時間の旅をバスでやっていたら、今頃また名古屋駅に戻れている事でしょう…。しかし、ローカル線にはローカル線の楽しみ方があります。そもそも所要時間というのは、ここでは比べる対象になりません。…そんな、明らかに無理がある理由付けでもさせながら(笑)、次の目的路線である明知鉄道へと足を向かわせました。

   3つの路線が交わる美濃太田駅にて   色々と乗り継いで、恵那駅に到着

 JR太多線と中央線を乗り継いで、恵那という駅までやってきました。JR中央線の名古屋口は近郊路線の性格が強いですが、そろそろ山間も深くなり、木曽路が始まる入口のような場所とでも言いましょうか…。これから乗る明知鉄道は、元々国鉄明智線という路線を引き継いで営業している鉄道ですが、こちらも盲腸線で、今の今まで乗った事のない路線でした。
 路線自体は、全長25km程度と、そんなに長い路線ではないですが、この間には2つの峠を越え、実は急勾配と急曲線の連続する路線でもあり、全線を乗るのに50分は掛かってしまいます。列車はやはり基本的に1両編成で、見た目的には先程の長良川鉄道とあまり変わらない車両でしたが、路線の性格的には随分異なっているという事が分かったものでした。

   明智鉄道の列車がやってきました…恵那駅にて   本数が少ないので、乗客は1列車に集中します

 乗車したのは恵那駅15:57発の列車で、車内には普通のお客さんに交じり、学生が結構乗っている様子でした。確かに、そんな時間でもあると考えつつも、こういったローカル線は、このような学生達の通学によって成り立っている部分もあるので、感慨もひとしおだった様な気がします…。列車は出発すると、早速急勾配を上り始めます。辺りが暗くなりつつあるので、そんなに車窓が見えたわけではないのですが、いつの間に恵那の街並みが眼下に見えて、びっくりしたような記憶がありました。そして、途中の飯沼駅を野志駅では、日本で第1、第2位の急勾配駅(ケーブルカー等を除く)でもあるとの事…。勾配は33‰(1m進んで、3、3cmの高さが変わる勾配)ですが、これは数字以上に急な勾配のような感じがしたものでした。
 列車は、思ったよりもゆっくり進んでいます。勾配と曲線が続いているので仕方無いのかもしれませんが、これは急いでいる人にはネックかもしれませんね。終点の明智という町は、中央線でいう、恵那駅よりは、むしろもう少し名古屋に近い瑞浪駅の方が距離的には近く、そこまで路線バスも出ているので、毎日の通勤・通学でしたら、こちらを利用した方が早いのではないかと思いました。もちろん、鉄道独特の暖かみ?というのも無視できなくは無いですが、自分が初めて乗った今回でさえそう思ったのですから、油断できない鉄道かもしれませんね。また来れる事を望みます!

   明智鉄道の終点、明智駅   そろそろ陽も暮れてきました

 終点明智駅から折り返して、また同じ恵那駅に戻ってきたのは18:11でした。これから中央線で名古屋(金山駅)まで行き、東海道本線で、一路東へと進路を向けます。今まで基本的に山の中での鉄道の旅をしてきましたが、やはり金山まで戻ってくると、いきなりの大都市に戸惑いを隠せない感じになってしまいますね…(笑)。ちょうど名古屋の夕ラッシュ時と重ねっているせいもありましたが、そんな雰囲気も体験しつつ、豊橋、浜松へと抜けて行きました。

   旧塗装のJR117系です…金山駅にて   急に大都市に来た感じです…金山駅にて

 そして、そんな乗り継ぎの終着点となったのですが、今回は静岡県の掛川という所でした。東海道新幹線の停車駅でもありますが、そんなに急いでは無かったので、今回は在来線のみで移動してきました。時刻は21:20頃で、さすがに辺りは真っ暗になっていますが、今回はここで宿を予約しています。何故ここで1泊するかは後に説明するとして、どうやら今日は沢山眠れそうな感じです…。明日、ある意味ツアー?の最終日に向けて、目一杯身体を休める事にしておきました!

   今回の泊まる地域に選んだ、掛川駅   暗いですが(笑)、このホテルに泊まりました!

   11月17日(3日目)
 小雨が滴る次の日の朝、自分は空港バスの人となっていました。行き先は富士山静岡空港となっております。この空港は聞き覚えの方もいるかもしれませんが、開港は2009年の6月4日で、現在日本で一番新しい空港でもあります。開港にあたって、利用者が果たしているのか、立ち木の問題で滑走路が一部短縮された、そもそも環境破壊だ…等、色々と逆風が多かった印象が強いからだと思いますが、これは実際に行ってみなければなりません。そして、せっかく空港に行くのですから、見るだけではなくて、そこ発の飛行機にも是非乗ってみるべきでしょう…。もちろん対象エアラインは、鈴与グループによって展開される、静岡空港をベースとさせるフジドリームエアラインズです(初就航は、2009年7月23日)。

   バイキング(自分セレクト)の朝食!   浜松駅始発の空港バス…掛川駅前にて

 フジドリームエアラインズの就航地は現在3路線あって(今後増える予定です)、それぞれ小松、熊本、鹿児島です。この日自分は帰宅する予定になっていたので、近場の小松が良いと判断しました。これなら、帰りは鉄道を使う事も出来ます。飛行機は小さ目のものが用意されていて、機種はエンブラエル170という、ブラジル製の飛行機でした。日本ではあまり聞き慣れないメーカーですが、実はボーイングやエアバスに次いで世界第3位の旅客機のシェアを獲得しており、欧米では相当ポピュラーな機種でもあります。大型機は元々造っていなく、今回乗った飛行機のシリーズで、小型機のシェアをどんどん拡大していっているのです。ちなみに、日本航空も今後のリージョナル・ジェット部門として、何機か導入しています。個人的には、今から2年前のニューヨーク旅行で、カナダのトロント~ニューヨーク間〔旅日記 20.(アメリカ、ニューヨーク編…2008.3.5~3.14)参照〕でもお世話になった機種でした♪

   雨の静岡空港に到着   この撮影ポイントに来るのには苦労しました(笑)

 さて、自分の乗る小松行きの便は、静岡空港を朝8:35に発車するもので、これは朝8:00頃に空港に着いていないといけない計算になります。静岡空港へは、近隣の都市からバスが何本が出ているものの、さすがに静岡市や浜松市からでは朝が早い事になってしまい、故に割りと近めで、空港バスも運行している掛川駅で泊まったのでした(それでも掛川発は朝7:10でしたが…笑)。意外にも東名自動車道経由で、そのままバスに揺られる事、約30分。まだまだ新しい静岡空港に到着です。

 予想通り、ここは小ぢんまりとした空港でした。1階がチャックイン・カウンター、2階が搭乗口、3階が展望台とショップという、地方空港によくある配置になっていましたが、そのどれもが、すぐ行ける場所にあります。着いてすぐに、空港内の位置関係が把握出来る感じでしょうか。チェックインはネットで完了しているので、早々と搭乗口前にあるインターネット・ポイント(10分100円)で、メールのチェック等をしておきます。
 人も少ないし、やはり小さな空港だな…と思っていたのですが、気付くと、搭乗口の前には沢山の人だかりが出来ているではないですか!…一瞬面食らいましたが、どうやら、同じ時間帯に3便の飛行機が集中しており、その為の混雑だったようです。そう言えば、出発直前になるとゲートが大変混雑します…と、放送が繰り返し流れていたような気もしましたが、そう考えるとこの光景は日常茶飯事なのでしょうね。利用率が低下している中で混雑…とは、どうも上手く回らないものだなと思ってしまいました…。

   左と右の飛行機では塗装が違う事に注目!   意外にも広く見える機内

 小松行きの便は、塗装が赤く塗られている飛行機でした。実はこのフジドリームエアラインズは、日本では珍しく一機一機が異なる塗装を施されており、成程、確かに隣に見える熊本行きの便は、水色に塗られています…。まだこの会社は2機しか飛行機を保有していないので、他のパターンがどうなるのかは分かりませんが、どうやら3機目はピンクが基調になるのだとか…。これは、乗る度に楽しみが出来るとも言えそうですね。
 機内に足を踏み入れると、通路を挟んで2席ずつの座席配置になっていますが、意外にも狭い感じは全くしません。実は、この印象こそがエンブラエル・シリーズ機の強みであり、それがベストセラーにも繋がっているのだとか…。確かに、前に乗ったトロント~ニューヨークは、よく考えたら国際線ですしね。機内の持つ“印象”は、小型機以上の潜在能力があるような気がしたものです。

   ドリンクは静岡茶!…さすがです   あいにく天気でした…

 …そして、飛行機は力強く離陸していきました。新型の飛行機なので、騒音が少ないのにも関わらず、パワーを結構感じます。本来なら、そんな離陸中の飛行機からは富士山が…と言いたいところだったのですが、この日は生憎の雨で、すぐに雲の中へと入ってしまいました。次に雲を抜ける時は、もう小松空港に向けて下降している時で、日本横断という、なかなか興味深い航路を飛びそうなのですが、この景色はお預けに…という事になります。ただ、機内ではドリンクサービス(もちろん静岡茶です…笑)と、この時期限定か、アイスで有名なシャトレーゼとのタイアップで、フィナンシェが乗客に提供されており、なかなかの待遇を受ける事になりました。全体的な印象も良かったので、是非また乗ってみたい感じがしたものでした。…言うならば、羽田から乗れない事がネックとなりますが(笑)、これは静岡を拠点にする限り厳しいでしょうね(羽田~静岡線…は流石に無理そうなので…)。どこか違う路線でお目に掛かるとしましょう。

   小松空港は北陸を代表する空港です…左の梅の花の尾翼は、台湾のチャイナエアラインのチャーター便   小松空港に到着!…手前は全日空です

 さて、小松空港に到着しました。やはりこちらでも雨は止まずで、どうやらこの日は全国的に雨模様のようです。この空港は北陸地区の拠点となる空港で、羽田からはもちろん、日本各地、更には近隣の国からの便もそれなりにやってきます。この日は、台湾からのチャイナエアラインがチャーター便として乗り入れをしてきており、しかも機種は大型機であるボーイング747(ジャンボ)を投入していました。普段から見慣れているジャンボですが、小さい飛行機に乗ってきた自分にとって、ジャンボが動いているシーンは素直に感動してしまったくらいです…。最後にはフジドリームエアラインズを霞ませる発言になってしまいましたが(笑)、やはりあれは相当大きな飛行機なんでしょうね。何だか、更に色々な場所に行きたい気持ちが出てきてしまいました(笑)。

   JRの小松駅へはバスで…   北陸本線のローカル列車です

 さて、このまま自分は、JR北陸本線の小松駅までバスで移動しました。小松駅までのバスは20~30分間隔で運転しているので便利ですが、元々小松駅とはバスで10分程度の距離です。やはり、この空港からのメインの行き先は金沢や福井で、小松はその真ん中に位置している感じでしょうか…(一応、石川県に位置しています)。自分も今回は福井の“えちぜん鉄道”に乗る為に利用した部分が大きかったので、確かに北陸の空港…という利用価値は高いのでしょうね。ある意味で、金沢にも福井にも遠い空港…という見方もあるのですが、効率が良いという点では、今の位置がベストなのかもしれません。さて、小松から目指すは、福井県です!

 福井県への目的は、えちぜん鉄道という私鉄でした。この鉄道は元々、京福電鉄という、京都と福井に路線網を持つ会社だったのですが、それを福井県が引き継ぎ、いわゆる第3セクターとして運営しているものです。路線は三国芦原線、勝山永平寺線の2路線があり、どちらも福井駅を起点として運行されています。
 自分はこれから福井方面に向かうので、順当に福井駅で乗り換えて、それぞれの路線に乗っていけば良いのですが、実は三国芦原線の方は、芦原温泉駅(えちぜん鉄道側は、あわら湯のまち駅)~福井駅間では、北陸本線と3~4kmの間隔で並走しています。これはどういう事かと言うと、芦原温泉駅から、あわら湯のまち駅までをタクシー等で移動してしまえば、自分はわざわざ福井駅まで出向かなくても、効率良く三国芦原線に乗れる…という事なのです。路線図と地図が無いとややこしいですが、御理解下さいませ(笑)。とにかく、JRで芦原温泉駅に着いた自分はタクシーを使い、あわら湯のまち駅まで向かったのでした。

   えちぜん鉄道、あわら湯のまち駅   えちぜん鉄道のこの車両は、元愛知環状鉄道の車両です

 乗ったタクシーは、案の定「どちらからいらっしゃいました?」と聞かれ、「東京です」…と答えると、微妙な観光案内が始まってしまう始末でした。しかしこのタクシー、道の途中途中で、このカーブは危険でねえ…とか、この辺りは雪が降るとハンドルが効きにくくなって、スリップして事故を起こす車が後を絶たない…等など、やたら負のイメージを連想させる話ししかしてくれません。…そう言えば、この先はあの有名な東尋坊がある地域でもありますが、自分が1人この地にやってきているのは、何か感じさせるものがあるのでしょうか…。あわら湯のまち駅までの所要時間は10分強という感じでしたが、変に長く感じたものです(笑)。
 北陸本線利用で、芦原温泉駅~福井駅間は16~18分、えちぜん鉄道で福井駅~あわら湯のまち駅間を利用すると、普通に40分くらい掛かってしまいますから、この間(芦原温泉駅~あわら湯のまち駅)を10分強で移動できたタクシーは利用価値大だったと思います。三国芦原線も、あわら湯のまち駅側は他の路線と連絡しているわけではないので、ただ単に1往復する…という行程も避けられたわけです。そんなわけで、まずは福井駅とは反対側の終点、三国港駅を目指します。

   三国芦原線の終点、三国港駅にて   三国港駅周辺

 …とは言え、ここから三国港駅までは約10分ぐらいで着いてしまいます。列車は1両編成でしたが、常に30分毎にダイヤが設定されているので、今回乗ってきた鉄道の中では、比較的利用しやすい方だと思います。そして驚いたのですが、この鉄道は基本的にワンマン運転(車掌が乗務しない)となっているのですが、それとは別に、女性接客乗務員がいたという事です。この方達は、扉の扱いや出発合図など、列車の運行に関する業務は行わないのですが、その代わり、乗車券の販売・回収、接続案内のアナウンス、そしてお年寄り等の乗降のサポートをしてたりするのです。彼女達を、えちぜん鉄道では“アテンダント”と呼んでおり、昼間の列車を中心に乗務しているようですが、基本的に車内(車掌室とかではなくて)で案内をしているので、何だか不思議な光景でした。観光バスガイドのようでもありますが、地元の方々も利用する、普通に運行している列車ですし、なかなか他では見られないような気がします…。さすが第3セクター!という感じでもありますが、色々なメディアでも取り上げているらしく、話題作りに貢献しているようですね。

   えちぜん鉄道の車内は明るかったです   車内で買った切符

 さて、もう今朝からの雨は依然止まずだったので、三国港駅でも特に駅周辺を歩いただけで、すぐに折り返して戻ってきてしまいました。こんな時に、鉄道という移動手段は本当に有難いものです。車両は元愛知環状鉄道で使われていた車両で、もちろんリニューアルされてて車内は明るく、先程のアテンダントの方とも相まって、どこか華やかな?印象まで与えているような気がしました。京福電鉄時代は、車両も殆ど古いものばかりだったので、随分と雰囲気が変わったものだと思いましたね。

 再度あわら湯のまち駅を通り、平野部を坦々と走りながら、福井口という駅に着きます。福井駅の2つ手前の駅ですが、ここで勝山永平寺線に乗り換える事が出来るので、屋根が無い狭いホームを降りて乗り換えに向かいました。まだまだ雨は降り続いています。
 勝山永平寺線は、どちらかと言うと内陸部に向かう路線なので、景色も色々と変化が楽しめます。周りにも山々が見えてきて、カーブや勾配も多くなるので、乗っていて楽しいのがこちらの路線かもしれません。…の筈なのですが、ここで今回第2の眠気タイムがやってきました(笑)。せっかくの車窓風景なのでしょうが、こちらの路線は、どうせ終点まで行って、帰りはもう一度戻ってくるしかないので…という気持ちが先行したのかもしれません…。間の風景は殆ど寝て過ごし、終点の2つ手前くらいで起きれるという始末でした(笑)。

   勝山永平寺線の終点、勝山駅にて…   こちらは元阪神電鉄の車両です

 終点の勝山は小さな駅でした。駅の待合室を含め、何だか渋い感じが漂っていて、駅舎としては自分好みな感じです。駅のすぐ外には恐竜のモニュメントが置いてありましたが、そういえば、この近くを走っているJR越美北線の九頭竜湖駅前も同じ感じでしたね。約5ヶ月振りのこの地でしたが、意外と雰囲気って覚えているものだな…と思ったものでした。ここでの折り返し時間は約30分…。後は基本的に東京に向かう経路になるので、ゆっくりと今の時間を楽しみました。降り続いていた雨も、いつの間にか止んだようです。

   勝山駅にて…やはり恐竜のモニュメントが…   勝山駅近くには、九頭竜川が流れています

 また1時間かけて、今度はじっくりと勝山永平寺線からの景色を楽しみました。途中の永平寺駅までは乗客も少ない感じでしたが、徐々に福井市街に近付くに連れてお客さんは増えていき、ターミナル駅である福井駅に着く頃には、立っている人もチラホラ…という感じの乗車率でした。…とは言え、1つのボックス席には1、2人くらいしか座っていない計算ではあるのですが…(笑)。そして今回のえちぜん鉄道の完乗により、福井県下の鉄道はJR、私鉄を含め、全て乗った事になりました!…こうしてまた、全国の鉄道完全制覇?に向けて(いつの間にそんな目標を…笑)一歩近付きましたね(笑)。すっきりした気分で、JRの福井駅へ向かったものでした♪

 この後の行程は、JR北陸本線で敦賀、米原駅に出て、東海道本線で名古屋まで行き、そして新幹線で東京に帰るというものです。福井から東京に出るルートとしてはメジャーなものですが、北陸本線の鈍行列車には乗っておきたいと思いました。北陸本線は、特急列車こそ最新型がよく導入されているものの、鈍行列車には最新の521系という車両を除くと、全て昭和30年代~40年代の車両が使われており、リニューアル(…とは言え、このリニューアル施行も既に20年以上前くらい…)はされているものの、車齢を考えると今が現役というのは奇跡に近いものがありまして、本当に貴重な車両ばかりが使われているのです。

   JR北陸本線の古参車両、475系   このタイプのボックス席も、電車ではあまり見られなくなりました…

 福井駅から敦賀駅まで利用した475系という車両も、その1つです。この車両は、元々北陸本線の“急行型”(今やJRでは急行列車すら殆ど見なくなってしまいました…)として造られ、今から20~30年前に“普通列車”に格下げされて運行されているものです。扉付近はロングシート化されているものの、車内の中ほどにはボックスシートが整然と並び、往年の急行列車の風格を残しているようでもあります。そして、車両にもよるのかもしれませんが、ボックス席の窓の下には、未だに栓抜きを兼ねている部品が残っていまして、こんな所にも昭和の香りを色濃く残している車両でもあると言えるのです。

   475系車内…敦賀付近でデッド・セクション通過の為、車内の電灯が消灯されています   昔はここで、飲み物の瓶の栓を抜いたものでした

 そして、なかなか代替車両が出てこない理由として、この地区を走る列車には、交直両用の機能が求められている…という事も大きいと思います。電車は電気で走っているのはもちろんなのですが、その電気方式には直流と交流があり、北陸地区は基本的に交流なのですが、南今庄駅~敦賀駅より南や、糸魚川駅~梶屋敷駅より東は直流区間となっており、ここを通過する列車(必然的に、北陸地区を走る列車全て)は交直両用車両でないといけないのです。交直両用車両は構造的に複雑で、既存の直流車両を改造する等して対応するのは簡単ではないらしく、未だに車両の取り換えに至ってないのです。JR西日本は、大阪を中心とするネットワークに、どうしても力を注がなければいけないので、なかなか北陸地方には新型車が回ってこないのですが、先の521系の例もありますので、これからどういった変化が見られるのかは見ものかもしれません。逆に、今現在の車両はそれだけ希少価値の高い車両達…という事ですね。自分も、北陸地区を通る度に、1度くらいは鈍行列車に乗っておこうと思うくらいです…。

   こちらは最新型、特急しらさぎ用の683系です   快適で静かな車内でした

   今回、3回目の名古屋駅でした   1人祝杯です…携帯は充電中です(笑)♪

 さて、敦賀駅より先は、最新型特急列車のオンパレードで、米原駅経由の名古屋駅までは、JR西日本の特急の最新型、683系“しらさぎ”号で、名古屋からはもちろん、お馴染みN700系“のぞみ”号で東京までひとっ飛びです。ここで、ようやく個人的にはツアーが終了した感もあり(笑)、帰りの車内では、ビールやおつまみを買って、1人祝杯を行わせて頂きました。
 思い返すと、明らかに鉄道部門の方が長くなってしまいましたが(笑)、内容的には、最初から最後まで濃い道中だったと思っています。ブルーノートでの演奏、そして名古屋を起点とした旅は、経験的にも豊かなものにさせてくれました。更新が遅くなってしまった事が悔やまれますが、改めて、どうもありがとうございました!…またどこかでよろしくお願いします!

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 ☆フジドリームエアラインズのHP…http://www.fujidreamairlines.com/
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さばいばる伊藤、北陸・中部・関西ツアー(2009.8.12~8.24)≪まだ途中です!≫
 今年の夏、自分は久しぶりに長いツアーを敢行しました。それが、ギター・ボーカルのさばいばる伊藤さんの夏のツアーで、8月12日に東京を出てから12日間、8月23日まで連続でライブをするというツアーでした。つまりは12連荘ライブという、かなり無謀極まりないスケジュールがそこには記されてあったのですが、今思うと本当によくやり切ったと思います。あれからもう2カ月が経とうとしていますが、当時の事を振り返る意味でも、ツアー日記を書いてみようと思いますので、どうぞご覧下さいませ!


   8月12日(1日目)
 この日、東京を出たのは深夜の2:00という時間でした。8月のお盆に近い時期という事で、車の渋滞を考えての早さ…という事もありますが、この日にライブをやらせて頂く、長野県の飯田にある Space Tama にて、ライブ前にレコーディングをさせて頂く目的もあっての事でした。ライブは19:00とか20:00からという時間なので、昼過ぎにはレコーディングを始めたい気持ちもあり、その前に少々の休みを取りたいなら、やはりこの時間の出発になってしまう考えなのでしょうか…。早速無謀なスケジュールが周囲を賑わします(笑)。伊藤さんは、いつものように車で自分の家まで迎えに来てくれて、息子の樹明と共に(さすがにこの時点では眠ってましたが…笑)、さばいばるな12連荘ツアーが幕を開けました。
 …とは言え、運転するのは伊藤さんだけなので(昔から自分には運転をさせてくれないので…笑)、自分はただ後部座席で座っているだけなのですが、飯田という所まで、順調でも4時間弱は掛かる距離です。さすがに自分もずっと起きているわけにはいかず、中央自動車道に入って暫くして睡眠の人となってしまいました。

   澄み切った青空が印象的でした   飯田市までは、もう少しです

 起きたのは諏訪SAという所で、時間は7:00くらいだったでしょうか。もう長野県には入っていて、わりといい感じの所まで来ていますが、伊藤さんに聞くと、高速バスの事故があって20km弱くらい途中で渋滞していたらしく、途方に暮れてSAで休んでしまったとの事でした。全く自分は気付きませんでしたが、こうなると早く出発しておいて正解だったのかもしれません。
 暫くしてそこを出ると、もう渋滞は収まっているようで、その先は順調に走行を続けました。朝の長野県の景色は空気が澄んでいて気持ち良く、夏真っ盛りの季節という事もあって、空も山も畑も、いつもに増して色が濃いように感じられ、ツアーの最初の日としては良い雰囲気だなと思いました。もっとも、これがレコーディングの時点で現実に引き戻されてしまうのですが…(笑)。

 お店に着いたのは9:00くらいだったでしょうか。ここ飯田の Space Tama は、自分達では3回目の訪問となっていて、前回のツアー〔さばいばる伊藤、中部・関西ツアー(2009.5.2~5.5)参照〕でもお世話になったのでお馴染みの所でもありますが、いつもながら、こんな所に立派なライブハウス、そしてレコーディングが出来る環境まである場所を提供してくれるというのには驚かされます。更に言えば、早速朝ご飯まで頂いてしまいましたし、今夜の寝床まで提供してくれています。正に至れり尽くせりなのですが、こちらもこれからの長旅に備えて、今回は素直に甘える事にし(笑)、少しの休憩を経てレコーディングに取り掛かる事にしました。

   この賄いには本当に感謝してしまいますね   今年は受験生!…を感じさせる1コマ

 レコーディングはなかなかゴールが見えず、これまた録音する内の何曲かは新曲(つまり、この日初めて曲を聴いて演奏するという…笑)というのも大変な内容でしたが、伊藤さん的にOKが出たので、良しとしましょう(笑)。まだまだ練っても良い部分はあったような気がしたのですが、今後の時間的な都合を考えると仕方無いのかもしれません。そして、今回のツアーでそれらの曲を完成に持っていけば良いのかなとも感じました。そうです、まずはツアーの演奏が重要なのです。

 レコーディングが終わってホッと一息…というわけにはいかず、そしたら頭をライブに切り替えなくてはいけませんでした。本番まで若干の時間がある事と、お店の外に出れば自然の真っ只中にあり、休憩中の気分転換がしやすいのは救いでしたが、早速そのツアーのペースに、身体が追いつかなくなってきてしまいました(笑)。いや、この日の朝が早かったせいでしょう…。きっとこの日のライブを終えてぐっすり眠れば、体力は元に回復するような気がしていたのです。

   堂々とした歌いっぷりでした   今回も、樹明のジャンベソロからスタートです

 そして本番が始まりました。この日、オープニング・アクト的な感じで、地元の若いバンドの方達も出演されていたのですが、お陰で、客層も若干若かったのが今までに無い感じで新鮮でした。この方達を相手に、自分達もどこまで演奏が出来るのか…、そんな見所などを考えながら、自分達の出番となります。
 自分達のステージは、いつものように樹明のジャンベ・ソロから入りました。実は、今回レコーディングをする事にあたって、今までと違う、新?オープニング曲を予定してはいたのですが、やはり慣れている曲からのスタートとなったようです。これは、ツアーの初日という意味では正解で、皆の演奏の起爆剤にもなってくれますし、やはり樹明1人だけのジャンベというのは、嫌でも注目を浴びてしまいます。そうなったら、後は自分達に任せてくれという感じに、いつものように演奏するだけです。最初は、ただただ驚いていたお客さんも、後半の方は盛り上がって頂けたようで(大体、自分達を見てくれているお客さんの反応は、そんな感じなのですが…笑)、約1時間強(もう、どれだけやったか忘れましたが…笑)の、時間以上に?たっぷりなステージは終了しました。ツアー1日目にして新曲も放り込み、なかなか良い演奏だったのではないでしょうか?

   ナイスな瞬間ですね♪   地元のお客さんにも盛り上がって頂きました!

 この時、気持ち的には「やっと1日目が終わった!」という感じでもあり、何だか最初の峠を超えた感覚がもう宿ってきていました。あと11日もライブがあるのに、ちょっと気持ち的には早過ぎだろうとも思いましたが、毎回、本気で気合いを入れているからこその思いでもあったのでしょう。とにかく、飲んだり食べたり話したりで、楽しい時間に身体を任せる感じで時間は過ぎていきました。

   ライブ後は、関係者?で記念撮影   これぞ裸の付き合いです

 伊藤さんなんか、お店の外にあるジャグジーで、地元のバンドの方達と裸の交流をしていましたしね(笑)。この日の夜空もまた綺麗で、東京の何倍の数の星が見えた事か…(このずっと後に、自分と樹明とお店のマスターと夜中に入りました♪)。この後は本当によく寝れた事でしょう。ひとまずは第1日目の終了でございました!


   8月13日(2日目)
 …ぐっすり眠って、次の日は朝10:00くらいに目が覚めたでしょうか。またもやお店から食事の用意をして貰いまして、恐らく昨日から数えて3~4回目の賄いだった気もしますが、もう自分達は甘えるしかありません(笑)。こういった場所を後にするのは、本当に名残惜しいと思ってしまうのですが、まだツアーは始まったばかりです。次の目的地に向かうとしましょう!

   飯田を出発   1つ目の山越えに立ち向かいます

 次に向かうのは、同じ長野県の開田高原という所です。自分はあまり聞き慣れない土地だったのですが、ここ飯田からは北西の方向…という感じでしょうか。高原…というくらいですから、軽井沢のように、夏は避暑地としても有名で、更に言えば、今流行りのパワースポットとしても人気なのだそうです。これは、なかなか気になる場所な感じがしてきますね。
 飯田から開田高原に行くには、まず西側に聳え立つ木曽駒ケ岳の連邦を超えなくてはなりません。ただ、少し前までは大きな迂回をしなければ行きにくかった道も、新しい道・トンネルが完成したとかで、権兵衛峠という道を通って、わりと楽に越える事が出来ました。あまりに順調過ぎて、ちょっとしたドライブのような気分でもあったくらいです(笑)。
 そして、その峠を越えて木曽路に下りてきた所に、なんだか昔懐かしい感じの喫茶店と言うか、ドライブインみたいなお店がありました。ちょうど信号待ちをしている時に見付けたので、皆でこれは行ってみようという気持ちが高まったのか、珍しくメンバー3人、一致団結で(笑)そのお店へと足を運ばせてみました。

   山小屋のような喫茶店でした   何だか落ち着つけた店内でした

 雰囲気は、まあ写真のような感じで、特に何か凄かったわけではないのですが、何となく落ち着いた雰囲気と、今まで色々な旅人を受け入れてきたような店構えが印象的で、どこか程良い気分転換にもなった気がしました。旅の途中でのこういったお店って、何だか嬉しかったりするものなんですよね…。

 さて、更に車を進めます。ここから若干名古屋寄りに戻った後に、進行をほぼ180度変えて開田高原に向かう道があり、ここから更なる山越えの道が始まります。…とは言え、道はよく整備されているので、迷う事はまず無いのですが、辺りの山も深くなってきて、いよいよ高原に向かっているのだという雰囲気は漂ってきましたね。
 そして、そんな険しい道も、ある所から平坦な道のりになってきます。恐らく、その辺りが“高原”と呼ばれる場所の始まりなのでしょう。それでも所々に川が流れていると、道もそれに沿って高低差を伴ったりと、やはり、ただの平野部の道とはわけが違うと思いました。
 今回演奏させて頂くお店は、そんな幹線道路から、少しずれた所に位置していてるようでした。自分達はもちろん地図は持参してきているのですが、本当にここを曲がるので良いのかな…と思う程小さい道が多くなってきて、若干不安な気持ちも高まります…。しかし、そんな思いを余所に、この日のお店、“Cafe Kaze”は颯爽と現れてくれました!…ログハウス風の建物で、喫茶店と言うかレストランと言うか、高原によくありそうな感じのお店でしたが、開放的な雰囲気が心地良さそうなお店でもありました。

   高原に位置する、気持ちの良い場所でした♪   歩くだけで心地良い、お店の前の道

 早速お店のマスターに挨拶に行きましたが、この方は関西出身のとても気さくな方で、そして名字が伊藤さんと同じ“伊藤”で(笑)、何だかいきなり打ち解けてしまった感もありました。コーヒーやパンまで頂き、早速高原気分を満喫してしまいます。この時点でまだ15:00前くらいでしたが、演奏は20:00ぐらいを予定していたので、まだ随分時間に余裕があります。リハーサルをやるにしても、いったんお店を閉める17:00までは音出しが出来ない…という事で、とにかくお店で(たまに周りを散歩したり…)ゆっくりとする事にしました。
 皆の時間の過ごし方はそれぞれでしたが(樹明には数学のドリルをやらせておきましたが…笑)、それにしてもお客さんがよく入ります。回転が早いせいもあるのかもしれませんが、そしてマスターもお客さんの顔をよく覚えている事…。やはり今はオンシーズンなので、お客さんが多いのは分かると思うのですが、その中の多くは、1年振りにやってきたというお客さんです。それでもお店の方は丁寧に対応していて、時には色々な開田高原の情報等も教えたりして、もちろんお客さんの表情も満足そうな感じです。きっと、その方々は来年も足を運んでくれる事でしょう…。こうやってこのお店は成り立っているのだなと、ひしひしと感じましたね。

 さて、リハーサルを終え本番が始まるのを待っていると、もう辺りは真っ暗という感じになってきました。時間的にはまだ19:00過ぎですが、太陽が沈むと、本当に辺りを照らすものは無くなってしまうのですね。こんな時、月が異常に明るく見えたりするのものですが、生憎この日は天候が良くなく、時折小雨もぱらつく…という感じでした。それでも、お客さんは殆どが車ですので、意外にも店内は賑やかです。後で聞くと、マスターがこの日の集客にかなりの協力をして頂いていたという事で、本当に有難い話しでした。こちらは精一杯、演奏で恩返しをしなくてはいけませんね!

   何とも怪しい写真です(笑)   暖かい雰囲気が伝わりますかね

 ライブですが、写真を見てもお分かりのように、本当に狭い中でやらせて頂きました。いったん楽器をセットしてしまうと、自分なんかはステージに入るのがやっとで、もうこうなったら…という事で、お店の窓から侵入するという事を遣って退けましたが(笑)、この演出は盛り上がったのかどうか…微妙なところです…。
 まあ、最初こそお客さんも静かな感じでしたが、徐々にヒートアップしてきて、最後の方は結構盛り上がった感じになったのではないでしょうか。意外に若い人が多く、伊藤さんもその対応に苦労している感じでしたが、中には自分のCDも購入して頂いた方が何人かいた為、ライブとしては成功でしょう。こちらも楽しかったですし、本当に高原の中で、良い時間を過ごさせて貰ったという感じでした。どうもありがとうございました!
 そして、その後は恒例?の打ち上げが始まったのですが、お店の人やお客さんも交えながらの、なかなか楽しい会でした♪…こういった場所なので、夜は早いものかと勝手に思っていたのですが、これが結構いい時間まで続いていたのは驚きでした。お客さんの中には、確か夕方頃からこのお店で飲んでいるような人もいたような気がするのですが(笑)、皆さん楽しい時間を共有したいという感じで、自分も心地良い時間を過ごせました。伊藤さんなんか、途中から語り出してしまいましたからね(笑)。どうもお疲れ様でした。

   皆さん、相当飲んでおられます(笑)   とりあえず、寝る前にDS…っと(笑)♪

 そして、今夜の寝泊まりは、このお店のすぐ近くにある別荘…と言うか、空き家みたいなところでした。今は誰も使っていない建物(!)という事で、若干怖そうな感じは否めませんでしたが(笑)、ここでもぐっすりと眠らせて頂きました。そして、その頃にはもう雨も上がっていたのですが、ここでの星も綺麗でしたね。これこそ本当の星空だと思ったものです。

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さばいばる伊藤、中部・関西ツアー(2009.5.2~5.5)
 5月のゴールデンウイークの過ごし方…。それはここ数年、ボーカル・ギターのさばいばる伊藤さんのツアーに回ると決まっています。メンバーは自分と伊藤さんと、もちろん、もう1人は伊藤さんの息子であるジャンベの樹明です。樹明も今年でついに中学3年生となり(受験生です!)、さすがに学校を休んでのツアーは行かせるわけにはいきません。つまりゴールデンウイークというのは、伊藤さんにとって貴重なツアー可能期間というわけで、よりまとまった演奏を追求できるチャンスでもあるという事です。
 今回のライブは4日間(もちろん毎日)で、また色々と大きなものを得られました。これは自分だけではなく、皆そう思った事でしょう。それでは順に日程を追って見ていきたいと思います!

   5月2日(1日目)
 今回は中部・関西を回るという事で、もちろん車での移動となっていたのですが、ここで前から問題視されていたのが、高速道路における“渋滞”でした…。この日はゴールデンウイークのピーク時でもあり、折りしも土休日の高速料金はETC限定で割引(基本的に1000円!)されるという事で、いつも以上に車が混んでいる、又は意外な所で混む事が予想出来たのです。初日は長野県の飯田という所でのライブで、自分達のいる関東からは中央自動車道で向かうのですが、渋滞の名所である小仏トンネル付近(左下写真参照)はもちろん、意外にも甲府の先で14kmの渋滞…という洗礼に合ってしまいました…。

   ここは渋滞の名所です…中央道の小仏トンネル付近にて   中央道から八ヶ岳を臨みます

 また、これは自分達はそんなに影響は受けなかったのですが、現在は長野市の善光寺の御開帳期間にあたるようで、名古屋方面から来る上り線が、岡谷ジャンクションを先頭に10km以上も渋滞しているという光景を見かけてしまいました、本当に今回は気が抜けないツアーになりそうだと確信したものです。
 とりあえずこの日、自分達は10:00前に伊藤さん宅の最寄駅前に集合し、そのまま車で移動…、なんとか予定の14:00には目的地に着く事が出来ました。…後から考えれば、これは昨年の同じ区間の移動時間と殆ど変わっていなかったので〔さばいばる伊藤、中部・関西ツアー (2008.5.1~5.6)参照〕、実はETC割引の効果による渋滞は思ったほど影響は無かったわけなのですが(笑)、途中の道路の混雑状況(特に反対車線)は、そうは思えない自分達を構築するに十分な光景を展開してくれていたように思いました。さあ、とりあえずは今回1発目のライブ会場、飯田 Space Tama に到着です!

 このお店は昨年の同じ時期に初めて伺わさせて貰って、今回で2回目の訪問となります。着いて早々昼ご飯を戴けまして(!)、その後に長めのリハーサル、そしてリハ後には昨年同様、少しまったりとした時間を過ごしたのですが、こういった自然の中に身を置くという時間は最高で、良い気分転換にもなっていたと思います。そして午後19:00を回り、ライブの時間がやってきました。

   腹ごしらえは重要なイベントです(笑)   こちらはリハ後の腹ごしらえ…爽快感満点です♪

 昨年にも言った通り、このお店は市街地の中にあるのではなく、少し山を登ったような場所に位置しています。なので、本当に人が集まるのかどうか、最初は結構心配になったりもするのですが、それでもライブの時間が近付いてくると、どこからともなく車が集まってきて、そのままお客さんがゾロゾロとお店に入っていくのですから驚きです。恐らく、事前にお店から相当な宣伝が行っているのかと思いますが、本当に感謝したいところでもありますね。自分達もこれに応えなければならないのは言うまでもありません!
 さて、昨年同様オープニング・アクトの方々もいまして、それは“きよし&こういち”というユニット名だったのですが、地元の方らしい、和やかな曲をやっていました。こちらの方からも自分達は歓迎を受けていて、これは演奏にも気合いが入るというものでした。ここは音響設備も完璧なので、照明やスモーク(!)まで付いているので、より迫力のあるステージがお届けできる事でしょう。

   ここは本当に照明が綺麗です   やはり親子だなぁ…と思う瞬間(笑)

 早速、今回は樹明のジャンベ・ソロからスタートしました。これは恒例のやり方でもあるのですが、ステージ設備が整っている分、より耳を傾けてしまいます。いつもより長めに叩いていた感じもありますが、こういった環境なら無理もないでしょう(笑)。お客さんも、昨年に比べると随分と足を運んでくれた方が多いようで、盛り上がる事必至な気もしました。…そして自分のキーボードも加わり、伊藤さんのギターも入って、3人全体での演奏が幕開けとなったのです。
 今回は1時間強ぐらいの、少し長めのステージを予定していました。ゆえに、選曲・曲順に関しては色々と緩急を付けてみたり、いきなり伊藤さんがカバー曲をやり始める等(これは予定外でしたが…笑)、お客さんを飽きさせないような工夫が随所に見られたのも何だか目新しかったです。そして、幾つか新曲も用意していたので、本当に盛り沢山のライブとなりました。
 出ている音にしても、本当にそれぞれの輪郭がはっきりと聴こえるので演奏がとてもしやすく、それは自分の出す音にも(良い方向に)影響が出ていたと思います。ツアー初日のライブというと、大体はまず、その場の雰囲気に慣れるまでの時間が結構掛かったりするものなのですが、今回はそんな事は無く、リラックスなムードと真剣さが溢れる時間が、良い具合にミックスされている感じでした。曲間のソロ回しにしても、それぞれが攻めに徹している部分もあり、凄く良いライブだったと思います。
 アンコールも起こり、そんなこんなで演奏した曲というのは全部で12~13曲ぐらいだったでしょうか。気付いたらライブを始めてから1時間半も経っていました…(笑)。これにはビックリでしたが、意外にもそんなに長く演奏していたという実感は湧きませんでした。やはり勢いのあるライブをやると、時間なんて忘れてしまうのでしょうね。何だかツアー初日にして、もうベストを尽くせたような、そんな感じもあったのですが(笑)、もちろんツアーはまだまだ続きます。体力を温存して、次に繋げられるように出来ればと思いました。

   なかなか暴れてくれました!   ライブ後にも腹ごしらえ(笑)!

 そして、結局夜ご飯もここで戴いていったのですが(昨年同様、今夜はここに泊らせて貰っています)、その時の伊藤さんはというと、とあるお客さん方の前でギター1本を持って、「何を歌いましょうか」…みたいになっているではありませんか(笑)。これは、いわゆる“流しギター”というやつですね。歌謡曲を中心に何曲か歌っていたようですが、これにもまたお客さんに喜んで頂けたようで…。飯田の夜は長くなりそうでした(笑)。良い初日を迎えられたと思います♪

   5月3日(2日目)
 朝9:00頃起きると、今度は朝ご飯が用意されていました。最後まで至れり尽くせりだと思ってしまいますが、本当にツアーをやる者にとっては有難い事でもあります。結局、昨日から今朝まで、3回も食事を戴いてしまった事になるわけですが、これからも良い関係を作っていきたいお店だと思いました。そして10:00過ぎには、次の目的地に向け出発を開始しました。

   ハナミズキを見て、飯田を後にします   朝食も!…真ん中の子は、ここのオーナーの子です!

 次の目的地は、一気に大阪です。しかし、飯田という場所は中央自動車道が通っている所なので、道順的にはそんなに大変ではありません。ただ今回は、伊藤さんのお姉さんが住んでいる三重県の四日市、伊藤さんの友人が住む大阪府の八尾(今夜はここに泊らせて頂きます)に寄りながら行ったので、少しのんびりとした足取りで向かっていった感じでした。
 飯田は、それこそ山の中という雰囲気の場所ですが、そこを抜け、名古屋、三重、奈良と通過していき、大阪が見えてくるとやはり、大都市という喧騒に突入していく…という感じはありましたね。この日演奏するお店の入り時間は18:00でしたが、今日の午前中には、あんなに自然の中に包まれていたのに…と思うと、日本の広さを痛感してしまいます。また、それだけ日本という国は、各地域の風土色が強いという事なんでしょうね…。こうしてツアーをやっていくと、普段では感じられないような事も思い起こさせてくれるので、そこが醍醐味でもあるように自分では思います。

   伊勢湾岸自動車道からナガシマスパーランドを望みます   最近、馴染みになってきた桃谷 Anie(笑)

 …さて、この日のお店は桃谷の Anie です。ここは大阪という場所にありながら、自分達にとっては昨年の12月〔さばいばる伊藤、中部・関西ツアー (2008.12.27~12.30)参照〕以来の訪問と、たっの5ヶ月振りの場所でもあるので、もうお馴染みと言っても良いお店かもしれません。お店のママとも挨拶を交わし、今回の対バン相手であるちあきさんとも既に3回目くらいの顔合わせです。自分の地元である東京からこんなにも離れた場所で、こうした知り合い同士のコミュニティに入れるというのは、何だかホッとしますよね…。ここ Anie も、そんな場所の1つというわけなのでしょう。今夜も良いライブを期待したいところです。

   ジャンベの皮を張る作業中の樹明   ここでも食事を戴いています(笑)

 そんな中、樹明は、自分のジャンベの音に不満を覚えていました。リハーサル中からそうだったのですが、どうも高音の抜けが悪くなっているようで、これはもしかしたら湿気にも関係があるのかもしれません。早速ジャンベの紐をきつく結び直し(これがまた、相当の力を必要とするのですが…)、なんとか満足のいく音色にまで修正する事が出来ました。樹明は、最近特に自分の音に拘りを見せ、やはり耳も確かなものになってきたのだと感心させられます。高音の抜けが元に戻ったジャンベを、「全然違くなった!」と嬉しそうに叩く様は、もうミュージシャンその物の表情でした。微笑ましい出来事でもあります(笑)。

 そして、ちょっと時間を押して始まった Anie ライブ…。1番手のちあきさんは、今回はコンガ奏者の方と一緒に出演をしており、また前回とは違った雰囲気で演奏をしていました。曲はオリジナルあり、そしてスタンダードを自分なりにアレンジした曲ありで、なかなか盛り沢山です。その歌声は艶っぽく、また歌謡曲とも違います。今回はコンガも入っているので、よりオリジナリティが垣間見えるようでした。

   ここでは何回も対バンしている、ちあきさん   音量に制限がありながらも、やり切りました!

 そして自分達です。このお店は実は、音量的に若干制限があるお店なのですが(付近は住宅街ですしね…)、そこは大人の自分達にかかれば大した問題ではありません(笑)。さすがに前日のライブのようにはいきませんでしたが、お店はお店なりに“合った”ライブというのがある筈です。その辺りは意識して演奏したつもりです。
 また、振り返ってみると、今日の出演者的には『コンガVSジャンベ』…的な見方も出来たように思います。要するに、“歌+民族打楽器”という事ですね。もちろん、似て非なる楽器なので、編成のポジション的には全然異なるとは思うのですが、お互いに興味津々だったのが見ていて面白かったです。そして、全体的な雰囲気で見れば、“VS”というより“共存”で、それこそが対バンの真髄でもありましょう!…今回のライブは綺麗にまとめたところがあり、飯田とは違った意味で良いライブだったように思いました。このまま次の日にも繋げていきたいですね!

 この日は、色々と懐かしい方にも出会えて、なかなか印象深い1日にもなったと思います…。ライブを終えると、そのまま前述した八尾の友人宅まで戻って就寝の準備をするまでなのですが、眠りにつくまで、何故か今までのツアーの事を沢山思い浮かべてしまい、何だか1人で楽しい時間を過ごしてしまいました(笑)。変なタイミングではありましたが、こういった時間も、時には人を穏やかにさせてくれますね。さあ、明日は京都でのライブです!

   5月4日(3日目)
 この日の演奏場所は京都は嵐山の音やで、ここも昨年の12月以来になるお馴染みの場所なのですが、とりあえずの入り時間は16:00に設定されていました。しかし、大阪から京都は車で1時間程の距離にあり、午前中には泊まらせて貰った場所から離れなければならなかったので、幾らかの余分な時間が生まれてしまいます。
 これは、、、自分の時間を作るしかありません!…と、つまりは自分は鉄道に乗りに行くわけですが(笑)、最近の大阪の鉄道は新線が目白押しという関係もあって、これらの路線を一通り乗ってみる事にしました。午前中にはスーパー銭湯に寄った事もあって、11:30ぐらいの遅めの出発になってしまいましたが、やはり自分の時間という有難味は感じられましたね。順に見ていく事に致しましょう…。

   新しい駅という感じがしますね   車両はJR関西線でも使われている103系でした

 まずはJR西日本の、おおさか東(ひがし)線です。これは、JR片町線(学研都市線)の貨物支線である城東貨物線というのを改良して誕生した路線で、現在は放出(はなてん)駅~久宝寺駅間を結んでいます。いずれは北側に延びて新大阪駅まで達する予定で、大阪外郭環状線としての役割も果たすのだそうです。
 2008年の3月15日に現在の旅客線が開業したので駅設備はさすがに新しく、完璧な新駅には喫煙コーナーが無かったり、ホームには柵が設けてある等、付近の鉄道路線とは完全に異なった新しい雰囲気がそこにはありました。反面、使用車両はJR関西本線(大和路線)で使われている103系と201系のみで(朝夕には、223系を使った“直通快速”という列車も走ります)、リニューアルはされているものの、新型車両!…という感じはありませんでした。
 路線は大部分が高架で、途中で放射状に延びてきている路線(近鉄等)と幾つか連絡できる等、新線らしい雰囲気は出ていたのですが、車両が車両だけに、ただ1つのJRの路線に乗っている…という感じもしなくはありませんでした(笑)。まだ1時間に4本ぐらいの運転と、本数もそんなに多くはない路線ですが、正にこれからの路線でしょうね!

   JR片町線との接続駅、放出にて…   こちらはJR関西線との接続駅、久宝寺駅にて…おおさか東線には、写真右の201系も使われています

 次に乗るのは、阪神電鉄の阪神なんば線です(“なんば線”ではなく、“阪神なんば線”が正式名称です)。これは2009年3月20日に西九条駅~大阪難波(旧近鉄難波)駅が開通して、既存の尼崎駅~西九条駅間の西大阪線を含めて、尼崎駅~大阪難波駅間として列車を走らせたもので、本当に新しい路線でもあります。
 この路線は、尼崎駅~大阪難波駅間こそ10km程度の路線でもありますが、これを介して、近鉄奈良線と阪神本線が直通運転を始めたのが特筆すべき所だと言えます。開通当初から“快速急行”が走り始め、それは阪神の三宮から近鉄の奈良までを結んでいるのです。従来、この区間はどうしても乗り換えが必要になった場所同士でしたが、阪神なんば線の開通により、直通で結ばれる事になったのです。阪神なんば線のダイヤは、近鉄奈良線のダイヤとほぼ一体化しており、車両の企画は結構違うものの(近鉄は20m4扉車、阪神は18m3扉車…)、直通はスムーズに行われているようです。
 実は、この路線は以前〔旅日記 29.(高野山、奈良編…2009.4.13~4.14)参照〕にも乗った事があるのですが、当日の天候等、色々とレポートにならない理由がありまして(笑)、今回改めての乗車となったものです。おおさか東線から乗り継いで、起点は近鉄の鶴橋駅にしました。

   近鉄の鶴橋駅で、阪神電鉄の車両が見れるのは新鮮!   とてもモダンな駅です…阪神なんば線ドーム前駅にて

 鶴橋駅は、JR大阪環状線とも乗り換えが出来る、近鉄の大阪側の玄関口駅ですが、ここで阪神の車両が見られるというのは新鮮でした。名古屋行きの近鉄特急アーバンライナー〔やらまいかミュージック・フェスティバル in Hamamatsu参照〕や、三重県の賢島行きの特急など、元々沢山の顔触れが見られる駅でもありましたが、今回更に新しい顔触れが加わった形になりました。左上の写真は阪神車両だけの写真ですが、粘れば近鉄車両と並走している写真も撮る事が出来ると思います。なかなか夢が広がる話しでもありますね(笑)。
 ここから西側へ向かう為に地下へと潜っていき、大阪難波駅を過ぎて、新線区間を通りつつ、西九条駅の手前側で地上に出ます。そして、休日の快速急行は、ここから尼崎駅までノンストップなので、後はひたすら快走!…という感じです。自分は、阪神なんば線の開通以前の尼崎駅~西九条駅間は乗った事が無かった為、その変化を体感する事は出来なかったのですが、以前は4両編成の普通列車が線内を往復運転していたに過ぎなかったので(それよりもっと以前には三宮から直通の“西大阪特急”という列車もありましたが)、今回の開通では、それこそ大変化だったでしょう。今では日中は6両編成の電車が、西は三宮、東は奈良まで直通で走り、ラッシュ時には10両編成も走る路線へと変化しているのです。

  阪神の尼崎駅で、阪神電車からの接続を受ける近鉄車両   阪神電鉄の線路で、近鉄車両と山陽電鉄の車両が顔を合わせました!…尼崎駅にて

 さて、そんなこんなで阪神本線との接続駅、尼崎駅に到着するわけですが、ここでは阪神本線とのホーム上での乗り換えが容易となっていて、例えそれぞれが尼崎駅止まりの列車でも、すぐにその駅の先に行く列車に乗り換える事が出来るのです(…というか、それを考慮したダイヤになっています)。これは利用者にとっては便利ではありますが、反面、ダイヤには余裕が無さそうにも見えてしまいます。実際、現在は朝ラッシュ時を中心に遅れが慢性化しており(尼崎駅で車両の増解決を行うので…)、従来とは違い、その遅れは他社線にも影響を与えてしまう事になるので、これからの問題ともなってくるでしょう。
 しかし、今回の阪神なんば線の開通で、近鉄の名古屋駅(又は賢島駅)から、阪神を経由して山陽電鉄の山陽姫路駅まで、1本のレールで結ばれたのは事実で(距離的には300kmを超えます!)、近鉄等は直通の特急列車を走らせようと意気込んでいますが、これが実現すれば、私鉄の特急としては最長の運転区間ともなります。姫路はまだしも、三宮までは結構需要がありそうな気もしますし、今後に期待したいところですね。
 このように夢が広がる路線(笑)ではありますが、実際尼崎駅で、近鉄車両と山陽電鉄車両(共に阪神に乗り入れいている鉄道です)が一同に介した光景を見た時(写真右上参照)、直通運転の効果はやはり凄いな…と思いました。少し前では考えられなかった光景です。今後はこれが“当たり前”になるのでしょうね。

   中之島駅付近は、新線的な雰囲気が漂います   駅の造りも、さすがに新しいですね

 さて、最後には京阪電鉄中之島線です。こちらは中之島駅から天満橋駅の3kmを結ぶ路線で、2008年10月19日に開業しました。従来、中之島という所は鉄道が通ってない所だったのですが(…とは言え、付近の駅から歩けない距離でもありませんでしたが…)、今回の開通により便利になった場所でもあるのでしょう。さすがに新しい路線!…という感じで、まだ駅設備は新品そのものという感じでした。
 基本的に全ての列車が京阪本線に直通しますが、30分に1本は京都の出町柳駅まで行く快速急行が運行されています。この列車は、中之島線が開通した時に登場した新車、3000系が基本的に使われ、従来の京阪車両には無い色使いが特徴ともなっており、なかなかインパクトのある車両でもありました。今回はこれに乗って、京都まで向かおうと思います。

   中之島線開業と同時にデビューした3000系   車内もシックにまとめてありました

 新路線部分は3kmだけなので、中之島線乗車は短く終わってしまいましたが、今回は新車の3000系の乗車体験にもなっていたので、たっぷりとその乗り心地を味わう事が出来ました!…京都に近付く頃には16:00が目前となってきて、この後は急いで嵐山に向かう事になるのですが、今回、新線である3路線を無事に乗り終える事が出来て良かったです。本当に、千差万別…という感じでした。それぞれ、各会社の特徴を受け継いでいて、その特徴は自分でも分かる部分があるので、乗っていて「成程」と思う感じなのです。…とまあ、このように心から楽しんでしまいましたが(笑)、そろそろ音やに向かわなくてはいけない時間です…。また気持ちを切り替えて、ライブに臨んでいきましょう!

 京阪沿線から嵐山に行くのは、実は結構大変です。自分は祇園でお土産を買っていこうと思い、四条駅で降りて阪急の河原町駅まで歩いたのですが(わりと至近の距離にあります…)、ゴールデンウイークという事もあり、かなりの人出になっていました。大袈裟では無く、人の身動きがとれない程です…。
 それでも頑張ってお土産は購入し、阪急に乗って進路を西へ向けます。…そして最後にはタクシーを駆使して、16:20くらいに音やに到着しました。若干の遅刻になってしまいましたが、お店の外では、また樹明がジャンベの皮を張らせる作業をしていて、何となくホッとします。今日は自分達を含めて3バンドの出演なので、時間のやり繰りはなんとかなっていたようですね…。

   ここでもジャンベの皮を張る作業を…   渡月橋に人が沢山いるのが分かるでしょうか?

 相変わらず、音やの周辺の景色は喉かで良いですね。来る度にそう思うのですが、今回は混雑期真っただ中でもある為に、お店から遠くの方に見える渡月橋が人で一杯なのが目に飛び込んできました。このまま、お店にもその賑やかさを頂きたいところですよね(笑)。

 そしてリハーサルが終わり、いよいよ本番が始まりました。まず1番手はギターの弾き語りで、鈴木康之さんという方でした。聴いた感じ、ジャンルで言えばフォークなのでしょうが、あの財津和夫さんの“チューリップ”を思わせるような(1人ですが…)、そんな雰囲気が漂っていました。わりと、この日のお客さんの好みにも合ったライブだったと思います。

   やはり、ここでも食事は戴きます!   いわゆる弾き語りの鈴木康之さん

 そして2番手は、かるあ&のうこさん…。最初は、かるあさんが1人で出てきて、ウクレレ1本で弾き語りを行っていました。基本的にオリジナルの曲を演奏していて、ちゃんと自分の世界の音楽を持っている感じでした。そして何曲か演奏してから、のうこさんが加わるわけですが、のうこさんが最初に取り出したのはリコーダーで、いわゆる小・中学生で習わされる“たて笛”です。これでどこまで音楽が表現出来るのか興味をそそられますが、やはり素朴な音色が広がっていて、かるあさんの歌、そしてオリジナル曲がよくマッチしている感じでもありました。その後はピアノに移り、一気に深みの増す音楽へと発展していき、順序良く、聴きやすいステージだったと思います。お客さんが喜んでいるのも、その表情を見れば一目瞭然でしたね。

   個性的な編成だった、かるあ&のうこさん   爽やかなジャンベ・ソロが始まります(笑)

 …さて、自分達です。実は今回の音やのスケジュールには、“爽やかに歌う”というタイトルが付けられていたのですが、“爽やか”とは180度違うのが我々の演奏もある中、一体どのようなライブになるのか(笑)。正に蓋を開けてみなければ分からない状態でもありました…。
 しかし、それは樹明がジャンベ・ソロを始める時に、「じゃあ、爽やかに…」と言って叩き出してから変わりました。明らかにいつもと違うソロです。自分でも驚きでしたが、これは面白いなと思いました。良い意味で力を抜いているのでしょうが、聴いている方もリラックスした感じで見る事が出来ます。そう言えば自分達のライブというのは、最初から全力投球という感じが無きにしも非ずでした。しかし今回のはそれとは全く違います…。この後は自分のピアノも入るわけですが、「そう来たか♪」とばかりに、自分もいつもとは違う感じで弾いていきます。もちろん最初のジャンベ・ソロを受け継いだ雰囲気にしているというのは、言うまでもありません。
 こうして、この日のライブの方向性は決まりました。そして実際に、その雰囲気は最後まで持続出来たと思っています。こういったライブの作り方というのは、実は自分達的には初めてだったのではないでしょうか…。最初に樹明が雰囲気を作り出し、後からその空間に合わせて音を重ねていく…。いつもとは違う、若干緩い感じではありますが、正にその場でしか出来ないライブをやっていったのだと思います。そしてその切っ掛けを作ったのが、他でも無い樹明というのがまた面白いではないですか!…これは、今後ますます面白いライブが出来そうですね。まだまだ将来の可能性を感じたライブでした。

 …さあ、最終日に向けて、もうひと頑張りやっていきましょう!

   5月6日(4日目)
 4日目となる最終日のライブは、静岡県の修善寺にてです。今まで関西系でライブをやってきて、最終日が静岡県とは面白いですが、要は帰路の途中に位置している場所でもあるので、移動的に効率が良いのでしょう。修善寺なら、東京からは日帰り圏内で、実際、今回も修善寺でライブを終えた後、そのまま帰宅する予定でもあるのです。

   まさかの渋滞!…亀山付近にて

 そして京都から修善寺への道のりですが、色々と渋滞が心配された為に、夜のうちに移動してしまおうという事になりました(宿をとってない理由もありますが…笑)。京都から名神高速道路に乗って、新名神高速道路経由で東へと進路を向けます…。ここは新しい道なので、それこそ順調な滑り出しだったのですが、東名阪自動車道に合流する亀山という所で、意味不明の渋滞に巻き込まれてしまいました(写真左上参照)。
 2つの道が合流する所でもあるのですが、何故こんな所で…という感じです…。恐らく事故渋滞だとは思うのですが、やはりゴールデンウイーク期間中は、こういった予期しない渋滞も付き物で(運転に慣れない人が多く出てくるので…)、これは目的地に着くまで気が抜けないと思いました。

   渋滞中なので、待機中です…

 これは東名高速道路に入ってからも同じで、どこかのサービスエリアで夜を明かし、次の日になってから車を走らせてはいたみたいですが、所々で事故渋滞が発生しており、なかなか先に進める見込みが無いので、敢えてパーキングエリアに入って一休み…という事も何回かありました。このように牛歩スタイルではありましたが(笑)、なんとかお昼過ぎには修善寺の入り口である、三島インターに到着しました。予想以上に長い道のりだったと思います…。

   懐かしい!   伊藤さんは、お気に召したのかどうか…

 そして小腹が空いたという事で、せっかくなのでスマル亭を自分は案内しました(偶然見付けたのですが、伊藤さんが毎回行こうとするガストやマック…よりは良いかと思いまして…笑)。ここは〔Generation Gap & The Linda カップリング・ツアー{さばいばる伊藤、松阪ツアー(2007.9.1)}、中部編(2007.8.31~9.2)〕以来なので相当久しぶりでしたが、やはり静岡に来た実感が湧きましたね。伊藤さんがどう思っていたかは不明ですが…(笑)。

 その後、国道136号線という道で、一路南下します。三島から修善寺への道のりというのは、基本的にはこの道を使う意外に方法は無いようで、片側1車線という設備からも、既に東京方面(つまり、修善寺方面とは逆方向)へは渋滞が発生しているようでした。ライブ後にはこの道を使って帰らなくてはならないので、何となく渋滞への恐怖を感じてしまいますが、とりあえず修善寺には順調に着く事が出来ました。あまり華やかな場所…とは言い難い雰囲気がありましたが、更に小雨もパラついてきて、変な寂しさを覚えてしまいます。
 この時、時間的には14:30頃だったのですが、今日伺うお店が開いている筈もなく、それは早くても16:00を過ぎるという事でした。とりあえずはお店の前で車を停め、伊藤さんは、とにかく車で寝たい…と言っています(笑)。しかしそうもいかない自分は、何かで時間を潰したいと考えるのですが、そこで思い付いたのが、ここ修善寺から三島を結ぶ、伊豆箱根鉄道駿豆線の存在です。確か三島までは30分強の道のりで、三島駅まで往復してくると時間的に丁度良く、まだ完乗していない路線でもあったので、これはチャンスでもありました。早速その旨を伊藤さんに伝え、お店から歩いて5分程の所にある修善寺駅まで向かったものです。

   修善寺温泉を川越しに望みます   修善寺駅を発車した、特急“踊り子”号

 この駅には、東京駅から特急“踊り子”号も乗り入れていて(本数は少ないですが…)、駿豆線内は“快速”として運転されているので、普通運賃のみで乗車する事も出来るのですが、敢えて自分は鈍行列車で往復する事にしました。やはり1駅1駅に停車して、お客さんの入れ替わり等を見ている方が、その沿線の性格が分かるというものです。列車は約15分毎に走っていて、地元の人にも結構利用されている印象はありましたね。

   西伊豆の玄関口ともなっています   元西武鉄道の101系です

 特に、伊豆長岡駅から北側は、本当に近郊路線という感じで、ローカル線にありがちな閑散としたイメージとは全く違うものがありました。普通列車は全て3両編成と、決して長い編成ではありませんが、運転本数もそれなりに多い事が、利用者の維持に繋がっているのかもしれません。また、車両的にも興味深い事柄が多く、最も主力の3000系は、登場年代によってアコモデーションが異なっていたり、設備が若干?豪華な7000系という車両があったり、元西武鉄道の新101系〔地下鉄副都心線開業、その後(西武線編)参照〕を譲渡された1300系という車両が走っていたり(写真右上参照)、距離は短いものの、なかなか面白い鉄道なのではないでしょうか。

   この昭和な感じがたまりません!   なかなかレトロな雰囲気だった三島広小路駅

 そして、三島駅から1つ目の、三島広小路という駅は、この時代において、何とも年代的な雰囲気を醸し出しており、ついつい自分は途中下車もしてしまいました(笑)。片側1面のホームで、所狭しと存在する駅ですが、決してローカルな風情はなく、本当に昔の街中の駅…という感じでした。乗降客もそれなりにいましたし、もちろん普通に現役として営業している駅なわけで、何となく雰囲気が良かったのでしょうね。こうした発見は、乗車中に突然起こったりするので(笑)、それがまた、鉄道の旅の魅力でもあるような気がします。

   所狭くして、主力の3000系がやってきました   ひと昔前の雰囲気の、3000系鋼製車の車内

 こうして16:00を若干過ぎた頃に、改めて自分は修善寺駅まで戻ってきました。先ほど小雨だった天気は、どうやら本格的に雨へと変わってしまい、客足の入り状況が心配されます…。時間的には少し遅れてしまいましたが、急いでお店まで戻ると、もう既にオーナーの方は来ていて、伊藤さんとお話しをされているようで、自分も中へと入っていきました。ここではコーヒーを出され、そして食事も(また…笑)戴きましたので、雰囲気的には落ち着きを取り戻してきた感じがありました。…というわけで、ここが今回のツアー最後の演奏場所となる、Cafe De Schiele(かふぇ・ど・しーれ)というお店です。

   修善寺駅近くにお店はあります   名物?納豆パスタを戴きます

 ここは、伊藤さんと樹明は2回目のお店で、もちろん自分は初めてでした。お店のオーナーの方は、自らも歌われるというミュージシャンで、もしかしたら伊藤さんと今後共演…なんて事もあるかもしれません。そんなわけで、リハーサルも終わって寛いでいたのですが、外を見ると、もう土砂降りとも言って良いくらいの雨になってきて、これは人自体が外に出たくなくなるような天気でもありました。
 そして、それはライブの時間になってもまだ人が来なかったので、徐に伊藤さんが、歌謡曲の弾き語りを始めてしまう始末です。恐らく、最近、伊藤さんはお客さんの歌の伴奏を頼まれる事が多いと言っていたので、その練習も兼ねているのかもしれません。しかし、それを聴いているのは、自分と樹明とオーナーのみ。なんともシュールな空間です(笑)。
 そんな中、お客さんが1人、2人とお越し頂いて、なんとかライブが出来る状況になってきました(この日は自分達のみの出演でした)。恐らく地元の方なのだとは思いますが、本当に有難かったです。そして、ライブはいつも通り、樹明のジャンベソロから始め、きっちり2ステージやり切り、4日間のツアーに終止符を打つ演奏が終了しました。本当にお疲れ様でした。

   恒例?伊藤さんの流しが始まりました(笑)   子の成長に、父は感激です…!?

 振り返ってみれば、今回のツアーは、樹明の成長が大きなポイントともなっていたような気がします。ジャンベという楽器を始めて、まだ3年くらいですが、ただ叩く…だけではなく、歌や伴奏との共存を図り、今では自らが工夫を凝らしながらライブを進めていけるレベルにまで達しました。彼は今中学3年生ですから、今年は受験があり、そして来年には高校生です(若干信じられません…笑)。これから、どう転がるのか分かりませんが、今の気持ちで演奏は続けていってほしい…。そう願わずにはいられない今回のツアーでした。
 修善寺からの帰路は思ったより空いていて、国道136号線は順調、そして、心配されていた東名自動車道も、殆ど渋滞が無く家路に着く事が出来ました。幾重にも連なった渋滞を覚悟していただけに、何だか拍子抜けな出来事ではありましたが、皆ゆっくりと休む時間が増えて良かったとは思います。さて、今度は自分達はどういった所に向かうのでしょうか…?

 ☆さばいばる伊藤さんのHP…http://su-zan.net/survival/

 ☆桃谷(大阪)Anie のHP…http://www5.plala.or.jp/livecafe-anie/

 ☆嵐山(京都)のHP…http://otoyalive.web.fc2.com/

 ☆修善寺(静岡)Cafe De Schiele のHP…http://blog.livedoor.jp/qx_ginga_xp/

テーマ:ライヴレポ・感想 - ジャンル:音楽

竹内大輔、北九州ツアー(2009.4.3~4.6)
 自分単独での演奏ツアー…。言葉にすれば簡単ですが、これを初めて経験したのが、自分としては昨年の6月の事〔竹内大輔、北九州ツアー(2008.6.5~6.9)参照〕でした。この時は本当に得た物が多く、それは今後の自分の音楽活動においても、とても大きな意味を持ったツアーになったのは言うまでもありませんが、今回、またこのチャンスに巡り合わせました。北九州のミュージシャンである Daddy 津田さん、ルージュさん等に協力して頂き、3日間の演奏ツアーが組まれる事になったのです。…もちろん、前回とはまた違った趣向を凝らしてあり、とても興味深い内容にもなっていました。また、今回は自分のオリジナルCDも持っていけますし、より多くの人に聴いて頂ける事になるかもしれません…。こうして、数的には第2回目となりますが、自分単独でのツアーが幕を開ける事になったのです。

   4月3日(1日目)
 前回もそうでしたが、東京から北九州に行く場合、安さと早さで考えて、スターフライヤーという航空会社で行くのがベストでしょう。今回も早めに航空券を揃え、11000円で購入出来ましたし、羽田空港を出て約1時間40分後には北九州空港に到着してしまいます。また、スターフライヤーの場合は、“安さ”と“早さ”に加え、“豪華さ”というのも挙げられるのではないでしょうか。座席1つ1つにディスプレイが付いていて、タッチパネル式で多様な音楽や映像が楽しめます。更に、定員を若干少なくする事で、前の座席との間隔は標準以上のものになっており、これは国内線で最も豪華な“エコノミー”かもしれません…。これから3日間、毎日ライブをしていく自分にとって、この設備は身体的にも本当にありがたいものだったのです。

   持ち込む荷物は結構あります!   スターフライヤーとも長い付き合いになりました…

 今回はCDを大量に?持っていくので、新しく購入したスーツケースでの移動となりました(更に紙袋でも持って行きました)。機内持ち込み(さすがに中身がCDなので、預け荷物は避けたいところでした)にしては大きな荷物ですが(写真左上参照)、恐らくこれがギリギリの範囲でしょう。実は、実際機内の座席に座るまで、この大きさの荷物で大丈夫かと思っていたのですが、何とか頭上の荷物入れに収める事が出来ました。さすが、ナローボディ飛行機(通路が真ん中に1本だけある飛行機)としては大きい部類に入る、エアバス320型飛行機です。
 スターフライヤーは、2006年の9月に初搭乗〔旅日記 6.(九州編…2006.9.12~9.13)参照〕して以来、自分は本当によく使わせて貰っているのですが、今回初めて機内誌が掲載されていました(写真右上参照)。最初の頃は無かったので、これは会社として順調に推移している証拠でしょう。中身にはやはり北九州(門司や小倉など)の事が紹介されていて、今回の演奏予定場所である、三井倶楽部という建物も掲載されていました。地元に密着した航空会社という事で、何だか嬉しくなってしまいますよね(笑)。

   長野県の飯田市上空です   赤石岳など、南アルプス上空を通過中です

 今回のフライトは概ね晴れていて、眼下には甲府盆地や、アルプス上空、そして飯田市や名古屋市上空などを見る事が出来ました(毎回気になる富士山は、ちょうど真上を通ったので確認できませんでした…)。前回は、途中までは雲の上という感じだったので、こんなルートを通っているのだと、改めて楽しむ事が出来ましたね。…というか、いつの間に自分でも楽しむ余裕が出来ている事に驚きでした。確かに、前回はそんな余裕等は無かった筈なのです…。
 …羽田空港は9:10発でしたので、北九州空港には10:50に到着予定です。若干遅れての到着でしたが、今回は本当に、「楽しもう!」という気持ちの上で足を踏み入れる事が出来ました。これまでは閑散としたイメージだった北九州空港でしたが、到着したゲートの隣にはJAL機が、そして更に向こうには韓国からの新規格安航空会社、チェジュ(済州)航空〔旅日記 24.(四国編…2008.9.16)でも見ましたね〕が翼を休めているところでした。つまりはターミナル内には韓国人と日本人の旅行客が大勢いて、何だか賑やかな感じです。自分も何だか、元気を貰った気分になったものでした♪

 北九州空港には、Daddy さんが車で迎えに来て下さっていました。…前回はそのまま門司港に行きましたが、本日はいきなり昼の演奏が入っているので、直接小倉に向かいます。その前に、何か食べに行こうかと聞かれたので、自分は迷わず「ジョイフルでミックスグリルを!」と答えました。
 ジョイフルというのは、安めの商品が充実しているファミレスの事で、どちらかというと関西や九州でよく見かけるお店です。その中のメニューの“ミックスグリル”は、実は Daddy さんのオリジナル曲のタイトルにもなっている、個人的には凄く著名な商品で(笑)、自分もよく聴かせて貰っている曲なだけに、北九州に足を踏み込んだ洗礼として?頼んでおこうと思ったのです(ちなみに税込で599円、ランチはライス又はパン付きです…笑)。

   今後も登場してくる事でしょう(笑)   確かに“ミックス”です(笑)

 これで身体を“北九州モード”に出来たかどうかは定かではありませんが(笑)、とりあえずはお腹も落ち着き、改めて小倉の市街地へと車を走らせていきます。…そして大きな観覧車が見えてくると、今日の演奏場所である小倉のチャチャタウンはもうすぐという感じでした!

 チャチャタウンは前回も演奏させて頂きました。もちろん、自分1人でのみの演奏となり、どんな曲をやろうかと直前まで悩んだものですが、ここは思い切って、その場で決めてみる策をとってみました。やはり不特定多数の方が見てくれる(見えてしまう)ステージであるので、その場の空気を読んで曲を決めた方が良いと思ったのです
 …とは言え、曲の方向性は決めるようにしています。今回は自分のCDを持っての演奏となるので、やはりその中にある曲も何曲か紹介したいものです。しかし、元々はトリオで演奏している曲を、自分1人のソロで弾くというのは予想以上に難しいものがあり、そこは今回のツアーで良くしていきたい部分でした。ゆっくりな曲は良いのですが、ある程度テンポの速い曲になると、どこかで冷静な自分がいなければいけなく、その上でリズミックに演奏しなくてはならないのです。これはまた繰り返しが必要だなとも思いましたね。

   チャチャタウン演奏は孤独との戦い(笑)   電子ピアノという形での演奏でした!

 そんなチャチャタウンでの演奏は、14:00~と16:00の2ステージ。それぞれ30分強程やらせて頂きました。この日は暖かく、天気も晴れていたので、正に野外演奏日和だと思いましたが、2ステージ目くらいになると徐々に風も出てきて、少し肌寒くもなってきました…。さすがに演奏に影響が出るほどではありませんでしたが、むしろ見ているお客さん達の方が大変な気もしてきました。こちらは鍵盤を弾いているので動いているので良いのですが、見ている方は基本的にジッとしているわけです。そんな流れからか、最後は勢いよく1人“Spain”をやらせて頂き、なかなか盛り上がって終了しました。CDも何枚か購入して頂き、チャチャタウンでの演奏は無事終了です。早速お疲れ様…という空気が漂っていましたね(笑)。

 そして、そのまま Dreams というお店に向かいます。もちろん、この日の夜のライブをする為です。ツアー初日から昼と夜でそれぞれライブとは、なかなかハードな感じもしますが、ここで一気にツアー・モードになっておきたい気もしました。もちろん Dreams は前回も来ており、お店の方々とは顔馴染みな感じです。早速セッティングを開始し、リハーサルをやっておきました。
 しかし、この時にトラブルが発生しました…。元々この日は、ブラインド・トランペッターの小倉久司さん、そしてベースの佐藤耕二さんと一緒に演奏をする予定にもなっていたのですが、佐藤さんが体調不良で来れなくなってしまったみたいなのです。楽しみにしていただけに残念でしたが、ここは落ち着かなければならないところだとも思いました。…まあ、やっている音楽は基本的にジャズなので、どうにかなると言えばどうにかなりますが(笑)、また次の機会をお願いしたいものです。
 ところで、今回使わせて貰っているキーボードは電子ピアノのタイプで、前回よりかなりピアノに近付いた感じがしました。どうやら Dreams の物だったらしいですが、やはり演奏の表現にも幅が出る事になるので、これは嬉しかったですね。やはり自分はピアノ系の方が合っているのかもしれません。

 そして Dreams でのライブが始まりました。ここも2ステージで、基本的に最初に自分のソロで3曲、そして小倉さんに入って貰って2曲、更にはマスターも加えて(歌うのです♪)1曲…という構成になっていたと思います。小倉さんとは、もちろん約1年振りの共演だったわけですが、やはり目が見えない分、凄く感覚的に音楽を捉えているようで、また1年前の夜が蘇った感じがしました。こうなったら、どんどん曲をやってみよう!…という気になってしまいます(笑)。リハーサルも一応してはいましたが、もうあまり関係無い感じでしたね。思い付いた曲を一緒にやり、即興的な音楽を楽しませて頂きました♪

   今回のライブのポスターも貼ってありました   3人でのコラボも実現です!

 そして、今回はアンコールも頂きました!…せっかくなので、小倉さんと一緒に出来る曲を…と色々吟味していたのですが、そんな時に「オリジナルやって、オリジナル!」という声が上がったのです。内心「えっ!?」と思いましたが、もちろん小倉さんと一緒にという希望だったわけです。
 これは自分は考えてしまいました。小倉さんは自分のオリジナル曲を知る由も無いですし、ましてや曲の説明をしようにも、譜面を持って小倉さんに説明するわけにもいきませんし。しかし、その場の空気といいますか(笑)、何だかやってしまう事になったのです。曲は、自分のCDにも入っている“On The Way Home”というもので、この曲のキーはEという、トランペットには難しいキーともなっているのですが、ついに始まってしまいました。
 最初はもちろんテーマを弾くわけですが、これは自分が弾いて、その間小倉さんは目を閉じ、静かに耳を傾けているようにも思いました。そして、いよいよソロのパートに移るわけですが、小倉さんにその旨を促すと、小さく「よっしゃ!」という声が聞こえたような気がしました。
 すると、まるで知っている曲かのようにアドリブを弾いてくれているではないですか…。コード進行なんて説明していませんし、むしろこれが初見(“見”というか“聴”ですかね)での演奏なのです。自分は驚きつつも伴奏を担当しますが、更にテーマに戻った時に、小倉さんは何とメロディーの一部を弾いてくれているではありませんか!…もう2重の驚きでした。正に一瞬の内に曲の輪郭を掴み、それを作品と仕上げたのです。
 これはもう、ただただ感動するばかりでした。ジャズはその場限りの演奏が大事だと言いますが、今夜の演奏は正にその教えに属するものだと思います…。これが2回目とかの演奏だったら、そんなに感動は生まない事でしょう。本当に初めて挑戦した曲だったからこそ、今回の“奇跡”は生まれたような気がしました。…良い時間を、本当にありがとうございました!

 こうして Dreams でのライブは終了したわけですが、ふと Daddy さんが、自分に合わせたい人がいると、また違うお店へと連れて行ってくれました。その人とは、ベーシストの井島正雄さんという方で、北九州を拠点として全国で活躍されているという、もうベテランとも言って良い方です。向かったのは、Dreams から歩いて5分くらいの所にある Dunhill Shot というお店で、何とこのお店は、オーナーがその井島さんの為に開店したというから驚きですが、とにかくそこまで出向きました(…とは言え、時間はもう23:00過ぎでしたが…笑)。
 そこはビルの地下に位置していましたが、なかなかお洒落なバーという感じで、確かにジャズが似合いそうな雰囲気ではありました。どうやら Daddy さんと井島さんは昔からの知り合いらしく、何だかその時の井島さんも若干酔っていた感じだったので、話が弾んでいる様子も窺えました(笑)。
 そして予想通り、セッションでもやろうか?…という事になりました。曲は井島さんの案で“I'll Close My Eyes”、ジャズのスタンダード・ナンバーです。自分がピアノで、井島さんがベースで、そしてドラムには、今日恐らくここで出演していたと思われる、出口成信さんという方にやって頂きました。
 これがまた…楽しかったですね。井島さんも(顔は位置的にあまり見えないのですが)笑顔で演奏している感じがして、また、音にもそんな雰囲気が出ているような気がして、音楽を一緒にやっている楽しさが全面に溢れている感じだったと思います。

   背後にはビル・エバンスの映像が…(笑)   良い雰囲気のお店でしたね

 しかしその後、井島さんは「あとは客として自分は見させて!…俺酔っちゃってるから…ごめん!!」と言って、ステージを自分に渡してしまいました。ここでも「え~~っ!!?」と思いましたが(笑)、何故かそこから2曲程、自分のステージが始まってしまったのです!…これは…、本日通算5ステージ目か、、、とか思いながらも(笑)、今日のライブに見に来て頂いていたギターの鈴木勇造さん(以下すぅさん)も交えて演奏していきました。…もう、夜中のセッション!…という感じでしたね。
 演奏後は、そこにいた皆さんでやはり飲みが始まったわけですが、井島さんの面白い話、為になる話と、本当に色々聴かせて下さいました。時に真面目に、そして時に子供のような笑顔で音楽の事を話してくれる様は聞いていて楽しく、そして共に音楽をやる者として、1つ勉強になった気がしました。そして、ステージ上にあるドラムの前に書かれている“Ijima World”の文字…。本当にここは、井島さんが理想とする世界感に溢れている場所なのだなと思いましたね。また良い出会いが出来て良かったです!

   床には“Ijima World”の文字が!   再度 Dreams で宴会を…(笑)

 そして、再度 Dreams に戻ってきましたが、この時既に時計は夜の1:30を回っていました(笑)。しかし、ここでは鍋が用意されていて、そのまま宴会モードに入ってしまいます。結局、お店を出たのは2:30過ぎ、自分の泊まる場所に着いたのは3:00過ぎという状況でした…。前日、自分は殆ど寝る事が出来なかったので、一体この日は何時間起きていたのやら…。考えるだけでも変になってきてしまいそうですが(笑)、とにかく長い1日が終わりました。また次の日に向けて、ゆっくり身体を休める事にしましょう。

   4月4日(2日目)
 この日は前日までの寝不足を解消するかのように、起きたのは昼の12:00過ぎ、色々と行動をし始めたのは昼の15:00以降と、かなりのんびりとしたものになりました。行動…とは言っても、シャワーを浴びに Daddy さんの家まで行ったくらいで(自分が泊めて貰った所はガスが止まっていて、お風呂には入れなかったのです…)、特に観光らしい事もせず、ただただ時間に身を任せたような感じでした。
 少々勿体無い?空き時間の使い方のような気もしましたが(笑)、お陰で十分身体を休める事ができ、また今日からのライブに備えられる事にもなったと思います(次の日もありますし…)。強いて言えば、ルージュさんお勧めのうどん屋に行った(写真下参照…“ふく”の天ぷら入りです!)…という行動が挙げられますが、これも今回の演奏場所のリハーサルと本番の間に出向いた形になったので、本当にこの日は、基本的にゆっくりの日となっていたのです。

   腹ごしらえに、うどん屋“千兵衛”へ…   ルージュさんお勧め、“ふくふくうどん”♪

 さて、この日演奏させて頂くお店は、門司港駅近くにある“プリンセスピピ”というカフェ・レストランでした。アジア系料理のお店ですが、特にカレーが名物らしいです。お店に入るなり、お姫様アイテムであるティアラを被らせられたのは面喰いましたが、確かにお店の名前にもなっていますから、ここはそういうルールなのでしょう(笑)。
 “プリンセスピピ”ですから、『ピピのお姫様』という意味になりますが、“ピピ”はアジア系料理の店と言っているくらいなので、恐らくタイのピピ島を指しているのだと思います。誰もがお姫様になれる店…というと伝わりにくいかもしれませんが、何気にテーブルには呼び鈴なんかも用意されていて、意外と細かい所も拘っている様子が窺えたものです(笑)。

   カレーが美味しいお店だとか…   CDも置かせて頂いております

 そんな可愛らしいお店でのライブですが、内容的には結構詰め込んだものとさせて頂きました。ライブ自体は、いつものように2ステージ構成で、やはり基本的には自分1人での演奏です。しかし、今回はゲストの方との演奏が豊富だったのです。
 ただ、最初に言っておきますが、実は当初はボーカルのルージュさんとのデュオだけが決まっていました。これは Daddy さんの出したCDに、ルージュさんが歌っている曲があり、そこに自分がピアノとして参加させて貰っているので〔1人レコーディング参照〕実現したもので、あともう1曲、事前に音源を送って貰ったりして、今回は2曲の共演となっていました。

   まずは1人で…   お次にルージュさんと♪

 そして、何となく謙虚?に共演する事になったのが、我らが Daddy 津田さんです(笑)。これは、まあせっかくだから…という意味合いが大きいような気もしたのですが、ふと考えてみると、Daddy さんとは2年ほど前にバンド的に共演した事はあるものの〔吉祥寺 Manda-la 2 にてライブ参照〕、デュオという形では今回初めての共演だったのではないでしょうか…。しかも曲は、一応知っている方は知っているという、あの Daddy さんの名曲(迷曲?)、“あっぷるぷるぷるぷるりんこ”です(笑)。Daddy さんはギターを弾かず、歌だけに集中をし、まあ貴重な夜の宴になったものでした…。楽しい感じでしたね♪

   ティアラを付けて Daddy さんと(笑)   そして、すぅさんとのコラボも実現!

 そして、最後にはギターのすぅさんにも参加して頂きました、これこそ、この日の前日(つまりツアーの1日目!)に決めたもので、前日はセッションも一緒にやりましたし、ライブにもずっと来て頂いたので、2日目は是非自分のオリジナル曲を一緒にやろうという話しになったのです!…曲は、ブルース曲が1曲と、自分のオリジナル曲である“Monte Fiesole”を演奏し、また新たな雰囲気を作る事が出来たと思いました。殆ど譜面的には初見だったとは思いますが、どうもお疲れ様でした!そして、このお店では本当に最初から最後まで暖かい雰囲気で演奏出来て、とても幸せな気持ちになっていました。どうもありがとうございました!
 ところで、このお店のママは何だか不思議な方で、人の前世が見えたり、占いとかをやっているらしいのですが、その方は世界をよく旅行している方でもあり、何と“Monte Fiesole”という曲の舞台ともなっている、イタリアのフィレンツェは Fiesole(フィエーゾレ)〔旅日記 15.(イタリア、ローマ・フィレンツェ編…2007.7.21~7.27)参照〕にも行った事があったらしいのです。そして、自分の“Monte Fiesole”を聴いた後に、正にその風景が見えた!…と言って下さいました。本音かどうかは別にして(笑)、景色を共感出来たのは嬉しかったですね。

   日本酒にパフェって…(笑)

 …というわけで、この後は再度ジョイフルにて(写真左上参照…笑)、プチ打ち上げをして帰るのですが、最後の1日に向けて良い時間が過ごせたような気がしました。…さあ、あと1日頑張りましょう!

   4月5日(3日目)
 前日のプチ打ち上げは結局深夜の2:30過ぎまで続き、やはり帰ってきたのも3:00過ぎ…、就寝は3:30頃となってしまいました。もちろんそのまま早く起きれる筈もなく、この日もお昼過ぎまで寝てしまいます…(笑)。今度こそ、少しは街中の観光を…と思ったのですが、どうも体を動かしたくなく、この日もあっという間にライブの入り時間が迫ってきてしまいました。…せめて、この日の演奏場所の周り(門司港駅周辺ですが…)を散策し、自分は門司港にいるのだと自覚させたいものですが、それにはやはり関門海峡を見るのが正解ですね。なんとか僅かながら、自分の時間を作れたと思いました。

   この景色を見る度に、門司港に来たなと思わせてくれます   門司港レトロ地域も、色々と発展してきましたね

 この日演奏する場所は、門司港駅の向かいにある三井倶楽部という建物で、大正10年に三井物産門司支店の社交場として造られたそうです(あのアインシュタインも、夫妻で泊まった事があるのだとか…)。現在の建物は元にあった場所から解体、移築して完成されたものなのですが、大正ロマンの香りを今に伝え、そして重要文化財に指定された建物として、とても貴重なものともなっているそうです。
 この建物の1階の一室にグランドピアノが置いてあって(しかもスタインウェイ♪)、そこで演奏させて貰えるというのは嬉しい限りですが、同時にプレッシャーも少し感じてはいました。今回のツアーでは一番広い空間ですし、この日の為に沢山宣伝もして頂いています〔2回目の北九州ソロツアー終了!参照〕。それは広告誌だけに留まらず、門司港レトロFMというラジオ番組でも宣伝させて頂いていました…。改めて、自分は多くの方々に協力して貰っている…という事実を噛み締め、そしてこの日のライブに向かおうと思ったものです。

   歴史を感じさせる三井倶楽部   ここでも自分のチラシを発見!

 そして開場の時間がやってきましたが、これがまた予想以上に沢山のお客さんにお越し頂きました。この何日間でも顔を合わせた方々から、お子さんを連れた御家族さん等、本当に顔触れは多彩です。メディアの強さと、皆さんの御協力に本当に感謝!…という感じでした。椅子は最初60脚ほど用意したのですが、急遽もう20脚ほど追加をして並べたぐらいです!…それでも開演までにはほぼ満席になってしまい、とても素晴らしい環境でのライブが始められた事は間違いありませんでした…。

 そして、まず自分の前座?として、Daddy さんとすぅさんのライブが始まるのです。今回はちょっと大人風に衣装を着こなしていた2人でしたが、いつも以上に盛り上がって演奏している感じでした。やはり地元のパワーは強いのか、これまたいつも以上にお客さんと絡んでいる節がありましたね(笑)。もちろん、例の“あっぷるぷるぷるぷるりんこ”もやってましたよ♪…ただ、このライブ後に、小さな女の子が楽しくそれを歌っているのが若干気にはなりましたが…(笑)。

   会場は満員御礼の状態!   スタインウェイのピアノは弾き心地も抜群でした!

 …そして自分の出番です…。今回は司会の方がいて、その方に紹介を受けてから演奏を始めました。この日は1ステージのみの演奏だったので、やはりどんな曲をやろうか楽しく悩ませて頂きました。結果的には、前半に主にスタンダード、ポップス曲、後半に主に自分のオリジナル曲…という感じでしたが、良い雰囲気で演奏出来たと思います。この3日間の集大成ともなる為に、わりと今回のツアーで弾いてきた曲を多く取り上げた傾向にあると思いますが、やはりグランドピアノで弾くそれは、自分としても一味違うものがありました。本当に思い通りの表現が出来る…という感じです。
 そして、ラスト・ナンバーとして“Spain”を取り上げ、ここで久しぶりの『プレイ&レスポンス』のソロ・バージョンをやってみました!…これは昨年の11月に行ったピアノトリオのライブでもやりましたが〔自分名義ライブ16回目、2周年!!参照〕、ピアノソロではもちろん初めての試みです。今回も突然思い付いたので、やはり最初は自分が上手く弾けていない感じがありましたが、そんな事はすぐに慣れ、後はお客さんとの掛け合いを楽しめたら…という感じでした。
 曲をストップさせないまま趣向?を説明し、自分が即興のメロディを弾き、お客さんがその後を追って、同じように口ずさんで貰います。もちろん、最初は簡単なフレーズを、そして徐々にリズムを出していき、最後の方は早口のようなフレーズを弾いていきます…。これがまた予想以上にお客さんが付いて来てくれたので、自分は調子に乗って(笑)もっと難しいフレーズにも挑戦させてみたりするのですが、これらのお客さんとの駆け引き…本当に楽しかったですね。正に会場一体となって曲を作り上げた感じがありました!
 そのままアンコールも頂きましたが、ここでなんと司会の方からのリクエストがあり(笑)、自分のオリジナル曲であり、今ツアーでも何回も弾かせて頂いた“On The Way Home”をやらせて貰い、今回のライブは終了となりました。その時は会場の雰囲気といい、とても場にあった音楽の空間になっていたような気がします…。何だか自分の曲にお礼を言いたいくらいでしたね…。

 さて、改めて、自分1人では今回のツアーは成り立たなかった事の証明が出来ました。それもこれも、今回の為に沢山の協力をして頂いた皆さん、そして見に来て頂いたお客さん方のお陰です。今回も色々な事を吸収できましたが、結局はそれが今ツアーの一番の収穫だったような気がしました。このように、自分の演奏を見て、そして聴いて下さる方が沢山いるという事は、本当に幸せな事なんですよね。その思いを胸に、また北九州を訪れたいと思いました。本当にありがとうございました!

   そして、宴会は夜な夜な続く…(笑)   出ました、ふぐ刺し!

 …そして、本格的な打ち上げが夜な夜な続くのです(笑)。ふぐ刺しを食べたり、鍋を作ったり…。もちろんお酒もたっぷりと頂きまして、、、。皆さんどうもお疲れ様でした!

   4月6日(4日目)
 いつの間にか寝てしまっていた自分でしたが、この日は朝6:30には起き、普通に昨日の残りの材料から雑炊を頂き、そして8:00前にはもう出発していました。…どこへ?…と思うかもしれませんが(もう思わないですか…笑)、やはり九州に久しぶりに足を運んできたのですから、この帰路に着く1日で、まだ未開拓の鉄道に乗っておかないと気が済まなかったのです。
 帰りは福岡空港を20:35に出発する飛行機を予約してたので、とりあえずゴールを福岡空港に設定し、その間、自由に鉄道を乗り回して良いというように組ませて頂きました。なので、わりとフレキシブルにそのルートは決めて良かったのですが、そう頻繁に列車が来るわけでもない区間も通ろうとしているので、少しは予定を組み立ててもみました。今回の目的地は、ずばり『福岡県を走るJR』で、特に筑豊地区に注目してみました。

   もう今にも列車が来そうではないですか!   門司港駅はやはり風格があります

 まず門司港駅に向かいますが、途中に新しく出来た線路を通る事が出来ました。これは今年4月26日に開業する“門司港レトロ観光線”の線路で、元々貨物支線だったのものや、廃線となった跡地を使い、観光列車として復活させるというものです。もちろんこの日はまだ列車は走ってはいませんでしたが、これから列車に乗りに行く自分としては、何だかワクワクさせる光景に映ったのは言うまでもありません。朝という雰囲気もまた良かったのかもしれません。

 最初に乗るのは日田彦山線です。これは小倉駅から出ている路線ですが、これで田川後藤寺という駅まで向かおうと思います。早速2両編成のディーゼルカーが駅で待ち構えていて、ローカル風情を漂わせてくれます。
 全国時刻表の九州の路線図を見ると分かるのですが、以外と福岡県のJRの路線網は複雑で、やはり石炭や石灰石の輸送により発展した地区というのが窺えます。しかし、現代ではその需要も限られてきたので、これらは殆どがローカル線のような存在になってしまい、メインの本線以外では、日中は1両~2両編成の列車が、1時間に1~3本程度運転されているにすぎません。ここがまた筑豊地区の鉄道の魅力でもあるのでしょうが、今まで自分が乗ったの事が無い地区でもありました。
 筑豊地区は、小倉側から入っても、福岡側から入っても、ちょっとした山を越えないと入れない場所でもあるのですが、その雰囲気もまた良いのもがありました…。大都市に近いのに、どこか昔っぽい風景が残り、それでも石灰石の採掘場みたいな場所は沢山あるので、機械的な風景とも思えてしまいます。そんなアンバランスな魅力がここにはあるのではないでしょうか。個人的に、炭鉱で発展した街…という雰囲気は好きなので、なかなか味のある旅が出来たと思います。特に、日田彦山線の次に乗った後藤寺線の風景は、ずばりそんな感じでしたね。

   長いホームから2両編成の列車が出発です   ローカル度満点ですね…田川後藤寺駅にて

 後藤寺線に乗って、新飯塚駅までやってきました。ここから筑豊本線で北に向かい、鹿児島本線との連絡駅である折尾駅を通り越して、終点(厳密には起点…)の若松駅まで向かいます。この路線は運転系統が特徴的で、筑豊本線自体は若松~折尾~直方~桂川~原田(はるだ)というルートなのですが、これを直通する列車は走っていません。実際、若松~折尾間は“若松線”、鹿児島本線の黒崎駅~折尾~直方~桂川~(篠栗線経由)~博多を“福北ゆたか線”、そして桂川~原田間を“原田線”というように愛称を付けられ、運転系統もそれに属したように走っています。
 このうち福北ゆたか線系統は電化(それでも2001年の事です…)され、博多への通勤路線としての性格も強くなってきて本数もそれなりに多いのですが、他はまだ非電化で、それこそ昔のままで走っているという感じです。特に原田線は1日に8往復しか走っていなく、ここを上手く乗り継げるように今回の列車旅は設定したものですが(乗車は後述します)、なかなか頭を使わせる旅にもなりましたね(笑)。
 さて、先述したように、筑豊本線はこういった事情があるので、新飯塚駅から若松駅に行くには、途中の折尾駅で乗り換えをしなくてはならないのですが、折尾駅は、鹿児島本線と、福北ゆたか線用の駅が離れており、乗り換えにはいったん改札を出なくてはなりません(若松線と鹿児島本線は改札内乗り換えです)。同じJR同士でこのパターンは珍しいですが、これも先の事情と絡んでいるのでしょうか…。いずれにしても、これらの事が体験出来たのは良かったです(笑)。

   福北ゆたか線の駅舎は、大体が新しい感じです   折尾駅舎もなかなか風格があります

 若松線は、別に人口の少ない場所を走っているわけではないのですが、やはり地方の感じがしましたね。これは電化と非電化の違いなのか、それとも盲腸線(終点で他の路線との接続が無い路線)だからなのか…。乗っている側としては、いわゆる列車旅をしているという気分にさせてくれる路線ではありましたね。

   終点に向かう風情が漂ってますね…   筑豊本線の起点、若松駅にて

 さて、今度は折尾駅まで戻り、鹿児島本線で香椎駅に向かいます。ここで香椎線という路線に乗り換えますが、これは前回の北九州ツアーの時に乗った路線でもあり、今回は香椎駅より北側を乗ってしまおうという趣向です。こちらの終点は西戸崎(さいとざき)という駅ですが、ここは海の中道という場所を通って行く所で、線路の北側が玄界灘、南側が博多湾と、どちらも海という状況の中を走っていく区間でもあります。さすがに車窓の両側で海が見える…という事はありませんが、何となく雰囲気は伝わってきたものです。同じ福岡県でも、本当に色々な風景が存在していると思いましたね。

   駅のすぐ向こうは海です   香椎線専用の塗装車に合う風景です…西戸崎駅にて

 さて、西戸崎駅から香椎駅まで戻ってきて、そのまま篠栗線(福北ゆたか線)との連絡駅、長者原駅にやってきました。これは前回の逆ルートでもあるのですが、ここから福北ゆたか線で、博多とは逆方向の、いわゆるまた筑豊地区に向かっていきます。いったん新飯塚駅まで出て、少し戻って桂川駅へ…。ここで先述した原田線に乗るわけですが、その前に福北ゆたか線も完乗(前回と合わせて)した事になりました。なかなかマニアックな辿り方をしているとも思います(笑)。

   福北ゆたか線の主力、817系…篠栗駅にて   桂川駅にて…右の福北ゆたか線用の813系は、わりとレアな存在です(笑)

 さて、この原田線は予想通り1両編成という陣容で(笑)、さすが1日に8往復しか走っていない路線です。それでも夕方くらいの時間だった為か、7割方の座席は埋まっていた感じだったでしょうか。ただ、日中には5時間以上も列車が来ない時間帯があるというこの路線…。利用したくても出来ない状態であるのは確かです。
 この路線は、途中に冷水峠という峠があり、同じ県内ながら人の流れは薄いという事なのでしょう。ただ、峠付近の線路付近には国道が走っており、そちらはトラック等の車が軽快に走っているのを見ると、やはりメインは車移動という事ですね。地方における共通の風景でもありますが、ローカル線の良さもアピールしていきたいところでもありますね。

   筑豊本線の原田線と呼ばれる部分は、ローカル度満点です   冷水峠を越えたところでう

 風景にしても、この日一番の喉かなものが広がっていましたし、他の路線とは時間の進み方が違う感じさえしたものです。しかし、終点の原田駅というのは既に博多の通勤圏内で、鹿児島本線の快速で、博多駅まで20分程度で行けてしまいます。また、原田線に乗り換えた桂川駅にしても、福北ゆたか線の快速で博多駅まで25分くらいですから、やはり原田線は特殊な路線なのかもしれませんね…。筑豊地区の列車旅の持つ魅力を、昔のまま自分に見せてくれているような気がしました。実際、この後博多駅まで向かったのですが、ちょうど夕ラッシュ時に差し掛かっていて、駅構内は混雑状態…。ほんの30分前までに見た風景とは別のものがそこには広がっていました。結果的には、これも併せて福岡県のJR線の色々な風景を見る事になったと思います。なかなか有意義な旅となりました(せっかくなので、博多駅で見た特急車両の写真を少々…)♪

   『つばめ』としては今後見れなくなるかもしれません…   こちらは『かもめ』型の『SONIC』ですが、この時は『かもめ』号に使われていました…複雑ですね(笑)…博多駅にて

   博多駅の地下街にありました   敢えて味噌ラーメンを選ぶこの男気(笑)

 さて、この時点で時刻は18:00を過ぎており、腹ごしらえと記念の意味?でラーメン(何故か味噌…上写真参照)を食べ終えると、そろそろ空港に向かわなくてはいけない時間になってしまいました。そろそろ“空港”というゴールが見えてきて、それはこのツアーの終わりをも意味する事になるのですが、実は自分は、最後の最後に楽しみを1つ作ってもいたのです。
 それは、これから乗る飛行機に関してです。いつものように全日空で予約したのですが、何ヶ月か前にどの便を予約しようとか思って飛行機の座席表をネットで見ていると、いつものパターンとは違う配置がそこには載っていたのが目に入りました。そうか、これは国際線用の機材だと自分は気付きました。機材はボーイング777-200ER(ERは長距離用という意味合いがあります)というものなのですが、全日空ではこの機材を、国内線用では横に10列の座席配置に設定しています。しかし、そこに載っていたのは横9列配置…。つまりは定員が少ない分、広々としている(若干ですが…)という事です。
 国際線用の機材が国内線に入るというのは、機材繰りの関係で珍しい事ではないのですが、それでもそう簡単に出会えるものではありません。そんな事があって、今回の帰りの便は20:35発のものに決めたのですが、これがまた国際線気分を醸し出していて、なかなか楽しかったです。

   見た目は普通と変わらない全日空の機材ですが…   機内は国際線らしい設備が整っています!

 特に注目したいのは機内誌でしょう。国際線らしく、英語版のもそのまま掲載していました(これは国内線では見られません)。また、スターフライヤーと同じように、個人モニターも国際線機材では完備されているのですが、これは国内線運用の時には使用しないようです…残念。…それでも、明らかに国内線用の777-200より座席は広いと感じました。さすがに飛行機に詳しくないとこの情報は伝わりにくいですが(笑)、自分なりに楽しめたので良かったと思っています。

 …というわけで、無事に東京に帰ってきました。さすがに自宅到着は24:00近くになってしまいましたが、以前より充実した気持ちがそこにはありました。そして更に一回り、自分に自信が持てたツアーになったと改めて思いましたね。重ね重ねの言葉になってしまいますが、本当に色々な方の協力があってのツアーでした。これからも1人でピアノを弾くたびに、今回の事は思い出されるかもしれません。またいつか、、、どうぞよろしくお願いします!

 ☆Daddy 津田さんのHP…http://www.geocities.jp/studio0378/

 ☆小倉チャチャタウンのHP…http://www.chachatown.com/

 ☆門司港プリンセスピピの(ぐるなびの)HP…http://r.gnavi.co.jp/f302300/

 ☆門司港三井倶楽部のHP…http://www.mitsui-club.com/

テーマ:ライヴレポ・感想 - ジャンル:音楽

さばいばる伊藤、中部・関西ツアー (2008.12.27~12.30)
 これもまた時間が経ってしまいましたが、昨年の月末に行われた、さばいばる伊藤さんの中部・関西ツアーについて書いていきたいと思います。今回は自分達の他に、お馴染みの Daddy 津田さんを交えてのツアーとなっていましたが、Daddy さんはこのツアーの約1週間前には関東入りしていて、伊藤さんと関東を一緒に回っていたのです。その一環が昨年の木更津でのライブ〔木更津 Mick ライブ参照〕でもあり、今回のツアーはその続きとも言えるようなものでした。


   12月27日(1日目)
 さて、伊藤さん達の遠征一発目のライブは、12月26日(金)から始める事になっていたのですが、自分は日程が合わず、次の日である27日(土)から現地で合流する…という流れになっていました。26日は浜松でライブを行ってきたようですが、27日はそこからは割りと近めの、愛知県は刈谷の Sundance というお店にてでした。
 もちろん自分は当日に、新幹線で現地入りしたのですが、12月27日という日は帰省ラッシュ真っただ中という感じで、東海道新幹線“のぞみ”、“ひかり”の指定席はほぼ満席になっていました。出発地である東京駅は始発駅なので、自由席でも待てば座れる…という感じでしたが、ほぼ確実に座るには30分ぐらい並んでいないと無理という、なかなか厳しい状況がそこにはありました。それでも何とか座れたのですが、さすがに窓側の席は確保できず、名古屋までの約1時間40分、自分にしては珍しく?殆ど寝ながらの移動となってしまいました…。これではなかなかテンションを上げる事が出来ません…(笑)。

   たまに○表示が…と思ったら“こだま”です…   この日は快晴の東京駅でした

 道中、天気が良かったのが救いですが、お店には17:30入りくらいだったので、もう着いた頃には辺りは真っ暗という感じでした。最寄り駅(東海道本線刈谷駅…最寄と言っても、車でないと無理な距離なので、鉄道利用の方は名古屋鉄道の一ツ木駅利用をお勧めします)まで伊藤さんに車で迎えに来て貰い、久々の Sundance へと足を踏みいれ、Daddy さん、そしてジャンベの樹明とも合流する事が出来ました。さあ、そろそろテンションを上げていかないといけません!

 この後、リハーサルも滞りなく終える事が出来るのですが、どうもお腹が空いてきてしまいました。成程、もしかしたらこの元気の無さは、空腹によるものだったのかもしれません(笑)。
 しかし Sundance では、この願いを一気に解決してくれました!…多国籍に富むビールはもちろんですが、このお店の名物だというハンバーガーは、何事にも代えがたい魅力を提供してくれました。その大きさと、その食べ方(これがなかなか面白く、写真のように沢山具が詰まって出されるのですが、これを上から一気に押し潰して食べるのです!)は、みるみる自分達のテンションを上げてくれたものです(単純ですね…笑)。これはハンバーガーと一言で括るより、“料理”と言った方が納得という感じでしたが、確かに名物になるのも分かります…。きっとこの日は良いライブが出来ると思ったものです(笑)。

   Sundance 名物のハンバーガーです!   Daddy さん節は、ここでも健在です!

 …そんなこんなで、この日の最初は Daddy さんから始まりました(一応、その前にも伊藤さんのユニットで演奏をしたのですが、とりあえずここでは省略で…笑)。Daddy さんと、遠出のツアーを共にするのは久しぶりでしたが、いつもの雰囲気から始めてくれており、それは会場を安心感へと導いてくれます。もっとも、安心感が得られているのは自分達だけであって、初めて見るお客さんは「何だろうこの人は…」という“不安感”?が生まれているのかもしれませんが(笑)、それはそれで Daddy さんの魅力でもあると思います。
 この日の Daddy さんは調子が良く、初めて出会うお客さんでも、執拗に絡んでいきますが、それでも会場の空気が暖かい感じになっているのは、Daddy さんの人柄による所が大きいでしょう。そして、それはその場の空気に馴染ますように進行させているので、楽しい以上に“ライブ”になっているのだと思います。やはり Daddy さんの歌は健在!…と言わんばかりのステージでした。

 そして自分達です。いつものように樹明のジャンベソロから始まり、徐々にメンバーが加わっていって曲を演奏していきます。ここ Sundance のステージは、L字型に模られた客席の角に作られているのですが、言うならば演奏者からは、右斜め前にも左斜め前にも客席が広がっているという環境になります。ある意味面白い配置ではありますが、どこに向けて演奏して良いかも考えなければならず、なかなか良い勉強にもなりました。もちろん演奏は全てに向けて発信しなければなりませんが、お客さんからの視線も四方から受け止めなければいけないという事で、結構為になりましたね。樹明の演奏も上々だったと思いますし、(自分にとって)ツアー1回目の演奏としても、とても気持ち良いものが得られたと思いました!
 そして最後のほうには、お店のマスターにもパーカッション(カホンを使っていました)で加わって頂いて、なかなかの盛り上げをみせて終了しました。樹明がジャンベなので、打楽器系が2人いるという変則の陣容になっていましたが、お互い間を狙っての演奏となってましたから、音楽に対して真面目に取り組んでいる…という側面も見えて良かったというものです。今後が楽しみな演奏でもありましたね!

   ブルースの曲を軽快にこなしました!   ここに大人4人が寝泊まりしました(笑)

 ライブ後は、恒例の?CD販売をさせて頂きましたが、ここでは自分のCDも売って頂き、これまた沢山の方に購入して頂いて嬉しかったです。遠く名古屋で、しかもこの時は自分のバンドとして演奏したわけではなかったわけですが、自分の演奏自体を気に入って頂いたという事で、遣り甲斐のあった日となりましたね。この先も改めて頑張っていきたいものです。

 さて、気になっていたのは今日の宿について…でした。また予想通り、伊藤さんはどこの宿もとっていなかったようなのですが(笑)、なんと Sundance のマスターが、このお店に泊まっていって良いとのお声を掛けて下さいました。もちろんマスター自身は自宅に戻って、このお店には常駐しませんが、明日の朝のオープンまで使って良いとの事でした。お店の2階には、ちょっとした部屋があり、色々と物が置いてありましたが、なんとか4人が寝れるくらいのスペースは作れました。
 これで野宿は避けられます(笑)。聞けば、伊藤さん達は昨夜は車の中で夜を明かしたそうで…。本当にタフな人達だと思いますが、今回もいつものように?さばいばるなツアーは続くという事を予感させてくれたものでした。さて、明日以降はどうなるやら…(笑)。

   12月28日(2日目)
 朝の6:00頃だったでしょうか…。なんだかカチャカチャと音がするので目を開けてみると、なんと樹明が、どこから持ってきたのかPS3をやっているではないですか!…このPS3は家から持ってきたそうですが、注目すべきはテレビで、これは今回のツアー途中に寄った中古屋で、2000円で購入したとの事。…つまり、完全にゲームのディスプレイ用として手に入れたというわけで、樹明のゲーム欲の強さを改めて垣間見た気がしました。…自分はまだ寝たりないので、もう一眠りします…。

   朝の Sundance にて…。コーヒーを頂きました

 そんな感じで朝9:00頃、お店のマスターが戻ってきて、コーヒーを淹れて下さいました。どこまでも気を遣ってくれますが、これで朝の目覚めもばっちりです。…またここでライブをやっていきましょう!…とマスターと声を交わせながら、いざ関西方面へと向かう事にしました。
 その往路の途中ですが、昨日のお客さんから“健康センター”の招待券みたいなものを戴いていた事を思い出しました。これは名古屋市内にあるようなのですが、ここは身体的にもスッキリしたいところであり、こちらにも寄る事にしてみました。慣れない道を行く感じではありましたが、身と心の浄化?は大事にしたいものです。

   リフレッシュ出来たような、出来なかったような…?   名古屋名物、味噌カツを少しだけ堪能…

 そして、そのお店に到着…。かなり年齢層の高い場所(“漢方の湯”に初めて入りました…)でしたが、なんとか身体をスッキリさせます。…この時、心までスッキリしたかどうかは微妙でしたが、この後に入ったレストランでは、珍しく皆でその土地の物を頂く事が出来たので、総合的にはオーケーだったという事にしておきましょう(笑)。さあ、この後に目指すのは大阪です。

 車は、東名阪経由で大阪に向かって走っていったようですが、自分はこの間、殆ど眠っていたと言っても過言ではありません…(笑)。この時期は12月の末でもあったので今まで自分は忙しく、心をどこか落ち着けたいところだったのだと思います。ただ、この時の樹明というと、これまた別に持ってきたニンテンドーDSと、PSPのソフトを交互にやりまくる…という偉業?を成し遂げていました。さすがです(笑)。

 途中、色々と寄るところもあったので、今回の演奏場所である桃谷 Anie に着いたのは夕方17:00くらいになりました…。ここで、本当は明日からの参戦予定だった、ギターのすぅさんと落ち合いました。すぅさんは今回、明日の嵐山(京都)でのみ、Daddy さんのライブに加わる予定だったのですが、1日予定が早まって今日からになったという事です。なかなか楽しみにではありませんか。
 このお店は昨年の夏にもライブをやらせて貰った所で〔さばいばる伊藤、関西ツアー(2008.8.21~8.25)参照〕、喫茶店みたいな感じなのですが雰囲気は良く、おそらく今後も何度なく訪れる機会があるのではないかと思っています。知り合いのミュージシャンも交え、今回は合計4バンドが出演との事でした。これは、いよいよ盛り上がりそうな気がしてきましたね。

   男の“泣き”を聴かせる、まっちゃんのステージ   異なった視点から歌い続ける、やらっぺさんのステージ

 お店の雰囲気…というのもあるので、全て(自分達は例外として…)バンドによる演奏…ではなく、弾き語り系が中心となっていました。まずは“まっちゃん”、そして“やらっぺ”さんと、なかなか個性豊かな方達が続きますが、この方達も全て伊藤さんと顔馴染みというのですから、やはり知らないところで伊藤さんは色々とやっているのですね。また、ただ単にミュージシャン同士という知り合いでは終わらなく、自分とは運命共同体…という感じで接していくのが、伊藤さんの付き合い方の特徴でしょうか。このお店での会話を聞いてみると、何となくそんな感じがしたのです。

   ここからは Daddy さんは、すぅさんと共に出演

 そして3番目には、すぅさんを加えた Daddy さんのステージでした。この組み合わせのライブを見るのは、もしかしたら自分は初めてだったかもしれませんが、また違った雰囲気が出ていました。今までは、Daddy さん発信だけのステージを見せていたわけですが、今度はステージ上で人と絡む Daddy さんを沢山見れる事になっていたのです。実は Daddy さんは、ステージ以外でもその魅力は余すところがあるくらい面白いのですが(まあ想像できますよね…笑)、このユニットは、それらの側面も見る事が出来る…という感じでしょうか。すぅさんも意外にも Daddy さんに会話で絡んでいくので、どちらかというと、今まで見た事がなかった感じで、自分は随分と新鮮な印象を受けたものです。

   最近の自分の趣味…樹明のジャンべ・ソロを遠くから眺める(そして時間的には長めに…笑)…です   小さいお店ながらも、白熱させてました

 そして最後には自分達です。もう4番目という順番ですから、お客さんも疲れてしまったのではないかと思いましたが、あともうひと頑張り見せたいところでもありました。この気持ちはお客さんも察しているのか、もうひと花咲かせて!…的な雰囲気も漂っている感じではありましたが…(笑)。
 もちろん、この時もライブもそれにお答え出来た形になったと思います。白熱に次ぐ白熱という感じで、熱気の籠った演奏が繰り広げられたと思いました。また、ノリの良い大阪(笑)らしく、正にお店の中が1つになった感じも見られ、これは演奏して本当に楽しかったですね。改めて、自分は関西に来たのだと思いました(笑)。また、この雰囲気に Daddy さんも一言一言絡んできたりするので、更に異様な空気が辺りを支配もしていました。これはもう見事でしたね(笑)。

 ただ、樹明自身に関しては、あまり自分の納得出来る演奏ではなかったようです。これは自分も何となく気付いていて、その理由も明確でした。つまりは、樹明はこの日のライブでは、自分のやれるフレーズを事前に決めていて、そしてライブに取り掛かったのです。それはそれで悪い事ではないのですが、うまくそれが表現できるわけもなく、何となく消化不良だった雰囲気が出ていました。
 これは個人的な思いですが、伊藤さんのライブは即興性を出していった方が良いので、自分はライブ前に敢えて何も決めずに演奏しています。この事をそのまま樹明に伝えるのは難しいですが、要は自分の叩くフレーズに自信を持つ事なのだと思いますね。そしたら、ライブ中の空気を読んだ演奏も、もっと鋭く、もっと存在感があるものになるような気がします。随分と端的なアドバイスをしてしまいましたが、とりあえずツアーはあともう1日あるので、それを自分は楽しみにする事にしましょう。こうして、2日目の夜も無事に過ぎていく事が出来ました…。

   12月29日(3日目)
 この日は、伊藤さんの知り合いの方の事務所に寝泊まりさせて貰い(寝袋持参で…笑)、朝早くに出発という感じになりました。…とは言え、この日の演奏場所は京都の嵐山なので、距離的にもそう遠くはありません。ご飯を食べて(安さの殿堂、サイゼリアにてでしたが…笑)ゆっくりしても、昼頃には着いてしまうという感じでしょう。
 無論、その予想に狂いはなく、本当に昼頃にお店に着いてしまったのですが、この日の演奏場所である“音や”は昼の営業もやっているので、いつものママさんが暖かく迎えて下さいました。また、奥の控室(左下写真参照)も開放して下さったので、のんびりと体を休ませる事も出来ました。ここを訪れるのは3回目ですが(演奏するのは2回目)、いつ来ても落ち着ける場所だと思います。

   音やにて…。皆、思い思いの時間を過ごしてます…

 この時点で、まだまだリハーサルまでには時間があったので、伊藤さんは、ビールを飲んで眠る…と言い出し、樹明は車から例のテレビを持ってきてPS3に没頭し、Daddy さんは自分のノートパソコンを取り出して mixi 等のチェックをし(これは自分もでしたが…笑)、すぅさんは周りを観光してくる…等、皆でそれぞれの時間を過ごしていました(笑)。自分も観光したい気持ちは山々だったのですが、どうも体が言う事を聞きません。やはり、ちゃんと寝てないせいか疲れが溜まっていたのでしょう。ここは伊藤さんと同じく、ずっと横になっている事にしました…。京都まで来て、勿体無い行動だとは思ったのですが…。

 しかし、この休憩は吉と出た気がしました。ライブは19:30からで、今回もゲストの方を入れれば全部で4バンドの出演となっていたので、長丁場にはやはり体力作りは大事だったのです。自分達の出番まで力を抑える事ができ、正に出番直前に一番良い状態に持っていけたと思ったのです。
 そして、この日の自分達のライブは…間違い無く今年最高の、そして楽しいライブになった気がしたのです。前日に自分が樹明に言った言葉を覚えていてくれたのでしょうか。音が出て、その音に飾りを付ける感じでジャンベを叩いていく…。そして、それは明らかに、今この瞬間に音が出たからこうしてる…という、即興の音楽が表現されていたのです。もう迷いは無い感じでした。こうなれば、自分も更に音の飾りを重ねていく事が出来ます。そして、樹明は更にその上を感じさせるフレーズを生み出し、、、これこそライブでした。おそらく、見て頂いたお客さんが楽しんでいる以上に、自分達が楽しんでいたような気がします。この日で2008年最後の伊藤さんとの演奏になりましたが、確かな手応えを持って締め括れたのは本当に良かったと思いました。

   樹明のジャンベ・ソロにも味が出てきましたね   ピアノはありますが、自分はキーボードを使用しています

 そして、この日はお客さんともよく話しました。それには樹明も加わっていたのですが、中には相当今日の演奏について感動された方がいて、その方の話しを熱心に聞いている樹明が印象的でしたね。…ライブは何のためにやっているか…という問いかけに、今の樹明なら「来てくれるお客さんの為」と言う事が出来るでしょう。この考えが中学2年生で会得できたというのは、並大抵の事ではありません。しかも樹明は、それを人づてに聞いたわけではなく、実体験から感じる事が出来ました。本当に、このままなら良いミュージシャンになるのでは…と思ってしまいます(笑)。音の会話以上に、そんな樹明の成長が印象に残ったライブでもありました。そしてそれは、そのまま今回のツアーの総評に繋がるかもしれません。これは2009年になった今でも思い返してしまいますね…。これからどうなっていくのか、本当に楽しみです!

   12月30日(4日目)
 さて、あとは東京に戻るだけです。…と思いきや、伊藤さんと樹明は、あともう1つライブを残していると言うではありませんか(すぅさんと Daddy さんは、この嵐山でのライブが千秋楽で、ここでお別れとなりました。お疲れ様でした)。自分はこの日は夕方に東京で用事があったので、それまでに帰らなければなりませんが、伊藤さん達はこの日、静岡県は修善寺にてライブをブッキングしていたのです。本当にタフな一面を最後まで見せつけてくれますよね(笑)。
 さて、音やでのライブを終えると、そのまま自分達は車でまずは名古屋へと向かいました。ここで、初日の刈谷でのライブに戴いた“健康センター”の招待券を使い切るべく(笑)、わざわざ高速を降りてまでの休憩となったわけです…。ここに着いたのは深夜2:30くらいでしたが、このまま車で先へ進んでしまうか、それとも健康センターで一夜を明かすか、非常に悩みどころではありました。結局、健康センターが意外にも混んでいて、それでいて体の疲労も無くは無かった為、健康センターの地下駐車場に停めてある車の中で1泊する…という事になりました。やはりこのツアーは、さばいばるな側面とは切っても切れない関係にあるのですね(笑)。

 そして翌朝、改めて車は東へと進路を向け、走り始めました。浜名湖、茶畑、富士山と、どんどん目的地が近くなっていくのが分かります。そして、おそらく自分と伊藤さん達との分岐点である、静岡県の三島駅に到着し、ここでお別れとなりました。まだ昼の13:00頃だった為、このあと自分は東海道本線(新幹線ではないです)でゆっくりと東京に向かうわけです。

   富士インター付近で見えた富士山   東海道本線ではレアな存在のE217系…熱海駅にて

 2008年も押し迫った渦中での出来事でしたが、こうして“さばいばる”なツアーは無事終了しました。この年も本当に色々な場所でライブをやらせて頂きましたが、やはり今回の成長っぷりは見事の一言でした。しかしその成長も、今までの積み重ねがあったからこそ…なのだと思います。だからこそ、これまで行ってきたライブ、耳を傾けてきてくれた方々の事を振り返るのも、改めて大切な事だと思いましたね。そして、これを今後の糧にしていければと思います。
 今後もまた、色々な場所に出没するのでしょうが(笑)、今回経験した事を忘れずに、1つ1つ演奏していければと思います、皆様どうもありがとうございました!

 ☆さばいばる伊藤さんのHP…http://su-zan.net/survival/

 ☆Daddy 津田さんのHP…http://www.geocities.jp/studio0378/

 ☆刈谷(愛知)Sundance のHP…http://sundy.jp/

 ☆桃谷(大阪)Anie のHP…http://www5.plala.or.jp/livecafe-anie/

 ☆嵐山(京都)Live restaurant 音やのHP…http://www.k2.dion.ne.jp/~otoya/

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やらまいかミュージック・フェスティバル in Hamamatsu
 これは、日にち的に前回〔黒光由佳アコースティックライブ in Kanasai〕の続きになります。武庫之荘でのライブを終え、大阪での打ち上げも終え、体力的にギリギリになってしまっていた自分ですが、ホテルに戻って熟睡の後、この日は朝7:30に目覚めました。同じ部屋だったトシさんは、まだ目覚める様子がない感じでしたが、自分はそれを振り切り、8:00前にはホテルを後にしたのです。
 …というのは、この日は静岡県の浜松駅周辺で行われる“第2回やらまいかミュージック・フェスティバル”というものに、ボーカル・ギターのさばいばる伊藤さんのユニットで出演する事になっていて、自分はそこに直接行こうと考えていたからです。このイベントは昼間から行われていて、浜松駅周辺の16カ所にブースが設けられ、そこで同時に入れ替わりでバンドが出演するというものなのですが、自分達の出番は14:00からというものでした。
 しかし、前日泊まったホテルは、新幹線の新大阪駅付近にあるホテルだった為、浜松入りを、とりあえず13:00に設定(リハーサルは最初から出来ないと分かっていた為)したとしても、朝8:00にホテルを出るのは早過ぎます。
 …と、勘の良い方はここで気付くかもしれませんが、またまた自分なりのルートで浜松まで行かせて頂いたのです(笑)。新幹線で直接行けば、ここを11:00までに出れば間に合いますが、自分は、大阪の難波から近畿日本鉄道(以下近鉄)の特急で名古屋に出て、そこから在来線で浜松まで向かう事を考えました。前日はわりとタイトなスケジュールだったので、こういった時間の作り方は、自分にとって非常に重要だったりするものなのです。
 新大阪からは地下鉄御堂筋線で1本で難波まで行けますが、新大阪駅まで歩いている途中、上空の近い所を全日空の機体が通過していきました。ここは伊丹空港への着陸ルートの真下になっている為、こういった光景をよく見る事が出来るのですが、その機体をよく見ると、前日にも乗ったスターアライアンス塗装機の飛行機ではないですか。時刻は現在8:00で、そんなにある塗装でもないので、機体の大きさからして正に羽田空港を朝7:00に出発した飛行機だったのではないかと思われます。小さな事でしたが、何だか丸1日経った事に感動してしまいました。さあ、気持ちを切り替えて浜松に向かいましょう(とりあえずは難波に向かいますが…笑)。

   尾翼がスターアライアンスのマークになっています   新旧2種類の車両が並びました!

 難波に着いたのは8:30頃でした。ここで近鉄に乗り換えるわけですが、自分は名古屋行きの特急券を購入し、そしてホームへと向かいました。もちろん、車内でのお弁当も購入しておきます。大阪から名古屋への行き方というのは、東京の方はやはり新幹線が第1に思い付くかもしれませんが、安さと快適さで言えば、大阪の方は近鉄が思い付きます。
 新大阪~名古屋間は、新幹線『のぞみ』で約50分、約6200円。これに対し、難波~名古屋間になりますが、近鉄特急では約2時間、約4000円というものです。実際、大阪の中心は新大阪より難波なので、新大阪から難波までの所要時間を15分として、乗り換え時間も換算すると、意外にも新幹線と近鉄は良い勝負だったりするのです。もちろん、本数で言えば新幹線の方が断トツにありますが、少し変化を付けた行き方として、近鉄特急はお勧めしたいルートでもあるのです。…かく言う自分も、近鉄には何度も乗った事がありますが、まだ名阪ルートを特急で乗り通した事がなかったので、今回その実現に至ったというわけです。車両は、基本的に名阪特急に使用される『アーバンライナー』というもので、登場は1988年ですが、まだまだ近鉄のリーダーシップとして君臨している車両でもあります。なかなか旅も盛り上がってきましたね(笑)。

   登場してから20年も経っているとは思えません!   ここでホッと一息(笑)

 近鉄特急には“甲”特急と“乙”特急というものがあり、前者が速達タイプの括りのものなのですが、名阪甲特急の凄い所は、基本的には大阪~名古屋がノンストップというものです。大阪側は、難波を出て、上本町、そしてJR大阪環状線との乗り換え駅でもある鶴橋に停まりますが、その次はもう近鉄名古屋なのです!…たまに、途中の大和八木という駅にも停まりますが(自分が乗った列車もそうでした)、これが速達という使命を追った特急なのだと思いますね。ゆえに、基本的に乗客の入れ替えも殆ど無く、その意味でも快適な特急ではあるのです。
 この列車に乗っていると、大阪からまずは南東に向かい、生駒山地を避けるように奈良県に進みます。そして、そのまま更に東に抜け、長い長い山がちな路線を通り抜けると三重県です。ここからは名古屋に向かって北東に進むという感じで、所要時間は約2時間ですが、車窓風景は結構変化に富んであり、それぞれの地域性が見え隠れする感じで面白いのです。しかし、こちらはノンストップの特急なので、車窓から見える風景というのは窓を隔てて…なんですよね。この感覚が独特なもので、車窓のダイジェスト感が更に増すと言うか、これは新幹線では味わえないものだと思います。アーバンライナーが通過する地域は個性が強い所ばかりなのも、車窓風景に華を添えているのかもしれません。…そして、難波駅を出てから約2時間、JRのツインタワーが見えてくると、近鉄名古屋駅に到着です。

 ここからは、もう何度もよく通っているルートです…。新幹線で行けば40分足らずでしょうが、そんなに急いでもしょうがないと自分に言い聞かせ(笑)、在来線(JR東海道本線)で西へと方向を進めました。それでも約1時間半で到着できますし、慣れている路線なので、ここでは自分は殆ど寝ていたように思います。良いリフレッシュになりましたね。

   313系(左)と211系(右)、共にJR東海を代表する車両です   浜松駅に着いた瞬間、こんな感じでした

 そして浜松駅には、自分的には予定通りの13:00に到着しました。早速、駅前にはビックバンドが演奏している感じでしょうか…。人だかりも多く出ていて、第2回目にしては盛り上がっているイベントだなと思いました。さすが、祭り好きの浜松ですね(例によって、この前夜祭も行われたらしいですし…笑)。
 色々な場所で演奏がなされているようですが、自分は伊藤さんの待つ、“ガレリアモール”という所まで歩いて行きました。駅からは若干離れていますが、ショッピング・モールの建物の2階の広場…という感じの所でしょうか。ここが今回の演奏場所となります。
 ライブは12:00から始まっていて、もう3バンド目が演奏をしているというところでした。ここで伊藤さんと落ち合いましたが、何故か本人はこのイベントの服を着ています…。聞くと、このイベントのボランティア・スタッフとして動いているらしく、ステージの転換やセッティング等も手伝っているのだとか…。それ故、この日は朝9:30頃に浜松に着いたらしく、大変らしさが伝わってくるようでした。しかし、連れて来られた樹明は可哀想ですね…(笑)。

 そんなこんなで、殆ど時間が無いまま本番に突入です。しかも、今回は“新曲”というか、伊藤さんが25年くらい前に作った曲を、焼き直して今日やる…という段取りになってしまっていました。これはどういう事かというと、前に伊藤さん達と京都に行った際〔さばいばる伊藤ライブ3days参照〕に、移動中の車中で、どこから見付けたのか、伊藤さんが昔やっていたバンドの音源を掛けていたのです。これがなかなか新鮮で格好良く、これをやってみたら良いんじゃないですか?と提案はしてみたのですが、それが突然この日実現する事になったのです。あまりにも段取りが早くてビックリですが(笑)、一応事前に音源は渡され、「よろしく」的な感じではありました…。そして、この日の本番の直前に、伊藤さんの採ってきたコード譜と自分の採ってきたものとを見比べてもみたのですが、それが半分くらい違っていて、本当に直前に書き直しとかしていたのです。本当に大丈夫なのでしょうか(笑)。

   新曲に挑戦しているところでしょうか…(笑)   多くのお客さんに見て頂けました!

 それでも、まあ頑張っていけました。さすがに全ての曲がそれらでは無かった為、まずは既存の曲でペースを掴んで…という感じでしたね。新曲(…というのかどうか)も、音源ではドラムとかベースとかが入っている編成でしたが、なんとかこの3人でやり遂げた感じもありました。それにしても、よくジャンベとキーボードだけでいけましたよね…。ある意味そこが感心するポイントです。少々のミスなんて、気にしてはいけません(笑)!
 お客さん方は、もちろんこんな状況を知る由もありませんが、それでも盛り上がってくれたようで、人出も多かったように思います。やはり伊藤さんは見た目にもインパクトがありますし、歩行者いれば、そこで立ち止まる…という感じでしょうか。慌ただしく時間は過ぎていったようにも感じましたが、楽しいライブだったと思います。

   浜松駅を通過している700系を捉えました!   現在は殆ど『こだま』号に充当されている300系…浜松駅にて

 そして、自分はまた夜に用事があるため、このまま新幹線で帰らなくてはなりませんでした。伊藤さんはこの後もスタッフとして動き回り、恐らく自宅に着くのは深夜になってしまうのでしょうが、本当にお疲れ様です…。浜松を自分は16:00過ぎには出た為、滞在時間は約3時間というものでしたが、良いものを見せて貰った気がしました(浜松駅で新幹線の写真も撮れたし…笑)。
 こうして、前日の武庫之荘ライブからこの日に掛けて、長い長い2日間が終わりを告げたのです。あまりにも盛り沢山で、最後の方は余韻を感じている暇がありませんでしたが、こういった経験(どんな経験なのやら…)をまた今後に生かせればと思いましたね。皆さんどうもありがとうございました!

 ☆さばいばる伊藤さんのHP…http://su-zan.net/survival/
 
 ☆第2回やらまいかミュージック・フェスティバルのHP…http://www.yaramaika-mfes.com/

 ☆近畿日本鉄道のHP…http://www.kintetsu.co.jp/

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黒光由佳アコースティックライブ in Kanasai
 今月の11日(土)、ボーカルの黒光由佳さんのライブに参加すべく、兵庫県の武庫之荘という所まで行ってきました。これは、今年の8月31日(日)に行われた〔黒光由佳アコースティックライブ in Tokyo〕の“関西版”…という事なのですが、やはり元宝塚という黒光さんの経歴的に、関西でのライブは必須だったのでしょう(今年の6月にCDを発売して以降、関西でのライブは今回が初めてだったと思います)。…なので、東京で行われたライブをそのまま関西に持ち込んで…という感じかと思っていたのですが、これがまた東京とは全く異なる雰囲気、全く異なるサウンドのライブになりました。関西ライブは昼夜2回の公演で、本当に丸一日掛けての行程となりましたが、順に振り返っていきたいと思います。

 この日、ライブをやるお店での入り時間というのは、朝9:00というものでした。これは東京でやる時すらビックリするような数字ですが、まずはこの時間までに武庫之荘に着かなくてはならないという事です。今回の移動は飛行機で、羽田空港発朝7:00の便が用意されていましたが、それなら羽田空港集合は6:00という感じでしょう。自分は前日の夜に友人と遅くまで飲んでいて、これは寝たら起きれないと思い(笑)そのまま寝ずに来たのですが、他のメンバーも同じような境遇があったかもしれません…。
 しかし、集合は思ったより順調もでした…。ここで集合したのはミュージシャン・メンバーで、自分と、バイオリンの Tsumuzi 君、ベースの大森さん、そしてドラムの佐々木俊之さん(以下トシさん)でしたが、6:30頃までには皆、それぞれ飛行機の荷物預かりも済ませられた感じで集合する事が出来ました。ところで、黒光さん側の方達は、既に関西に入っているようなので、まずは自分達だけでの行動となっていたのですが、ここでドラムにトシさんがいた事が大きな変化でしょうか。いつもはパーカッショニストとして、佐藤直子さんが参加して下さっているのですが、今回はスケジュールの都合で出演できず、誰か打楽器系の方を…という時に、自分がトシさんに白羽の矢を立てたのです。
 トシさんは、このバンドで参加するのはもちろん初めてで、やる曲も全てと言って良いくらい初めて演奏するものばかりです。しかし、バンド全体でのリハーサルというのがこれまで設けられなかったので、それでも乗り越えられる人材と言えば…自分と何回も一緒にライブをしている彼しかいなかったのです(笑)。やる曲は事前にある程度分かっていたので、今月頭に行った自分のピアノトリオのリハーサルの合間に、トシさんと自分の2人で1時間だけみっちり仕込んでおき、そして大丈夫だと確信するまでに至らせたのです。
 つまりは、Tsumuzi 君や大森さんとは今日が初めての顔合わせという事で、それも何だか不思議な感じがしましたが、これから長い1日の行動を共にするわけで、ある種の連帯感が生まれていたようにも思いました。よく考えたら、この時点で今までとは違う何かがあったように思ったものです。

   相変わらず、飛行機に近付けない撮影環境が歯がゆいです   まずは一時の一休み…という感じでしょうか

 この日は3連休の初日という事もあって羽田空港は凄く混んでいて、荷物検査を済ませて飛行機の前まで着けたのは、出発する約10分前というものでした。航空会社は全日空(ANA)で、この朝7:00発の伊丹空港行きは自分は何度も利用させて貰った事がありますが〔夢輝のあソングショー at 宝塚ホテル参照〕、いつものボーイング777ー300という機体ではなく、それより少しだけ長さが短い777ー200というものでした。つまりは定員が少なくなっていて、それ故この便は満席となっていたのですが、混雑している日だけに、恐らく、更に混む他の便の機材と取り替えられていたのでしょう。混雑期を象徴するような出来事でもありましたが、今回のその機体をよく見るとスターアライアンス塗装という、特別塗装の機体だったわけで、自分は俄に喜んでその説明を他のメンバーにしてしまいます。しかし、どうも反応がよくないのは、外が雨だったからでしょうか…、それとも朝が早くて辛かったからだったのでしょうか…(笑)。
 飛行機は5分程遅れて出発しました。この日の天気はあまりよくなく、着陸する直前まで雲に囲まれたフライトとなっていて、予想通り機内はよく揺れました。そして、そのせいかドリンク・サービスが冷たいもの限定となっていたのは残念です…。自分はスープを、トシさんはホット・コーヒーを注文する気満々でいたのですが、呆気無くその希望は打ち砕かれました。まあ1時間強ほどのフライトなので、大したショックではありませんでしたが(笑)、朝早い時間だっただけに、少しの気持ちの動きが精神を大きく揺らす要因であるという事も、自分達は学んだ気はしたものです。

 そして、飛行機は定刻より約10分ほど遅れて、大阪伊丹空港に到着しました。ここからライブハウスのある場所までは電車で移動するのですが、急いで行ってもギリギリだった為にこの10分は大きく、案の定お店にて着いたのは9:20過ぎという感じでした。しかし、まだ音響のセッティングも終わっていない感じだったので、とりあえずは間に合ったと言って良いのかもしれません。ホッと一安心でした。

   建物の外観全体を掴めなかったのが残念

 この日のお店であるLive Spot Arrow は、ビックバンド等をやるように出来ているお店で、アコースティックの雰囲気が大きく出ている感じでしたが、その分、ステージのスペース配分には頭を使いました。ドラムは端に寄せ、グランドピアノもステージの下に置いてあり、いつものセッティングとはまるで異なる配置になっていました。また、モニター関連も最小限に留めているようで、確かに楽器の真の部分を生かすといったセッティングなのかもしれません。実際お互いの音はよく聴こえたので大丈夫でしたが、最初は冷や冷やしたものです。
 そしてリハーサルが始まりました。ここでトシさんは、初めて皆と音を一緒に出したわけですが、まるで問題無い感じでさすがでしたね。ただ、一応全ての曲をさらっておいたので、それは開場10分前くらいまで続いてしまいました。この時点でお昼の12:00くらいだったのですが、一気に疲れがきてしまった事を覚えています…。
 1回目の本番は13:30からだったので、まだまだ時間はありました。ここで腹ごしらえを兼ねて、お店の外に出て周囲を探索してみたのですが、これがまた難航しました。付近は住宅地のど真ん中という感じで、気軽に入れるような雰囲気のお店をなかなか見付けられなかったのです。
 そんな時、お店のすぐ近くに『ハピネス』という、何とも興味をそそられるようなネーミングのお店を発見しました。プチレストランと銘打っており、ランチもやっているようです。もちろん、ここで皆ご飯を頼んだのですが(自分はこのお店のお勧めである“ステーキ丼”を注文しました!)、やはりトシさんとライブに来たからには、ステージ前のビールは欠かせません。他のメンバーにも「いる?」と聞いたのですが、「いや、飲むと寝てしまうので」等の理由で却下されてしまいました。そこで、とりあえずトシさんと自分とでビールを2本頼んだのですが、出されたビールが瓶ビールで、そしてグラスが4つ…(笑)。これはもう皆で飲めって事ですよ!…という流れにし、結局皆で杯を交わす事になりました♪
 そして、もちろん4人で2本なんてすぐ終わってしまうわけで…、もう2本追加し、そしてもう2本、、、と、結局合計で7本空けてしまいました(笑)。自分も含めて皆眠かった筈ですが、ここでテンションは一気に上がり、なんだか今日は良い演奏が出来そうな気がする…と確信まで得た気がしたものです。勢いって大事です(笑)。

   豪華絢爛?なテーブルです(笑)

 そして、本番はとても良いものに仕上がりました。変に冷静でいられたというか、お互いの音を聴きながら、その身体の動きまで見えるくらいで、そして遊び心も忘れなかった感じです。静かなところは静かに、そして熱いところは極限まで熱く!…というのはもちろんで、一体感もこれまで以上(…って、そこまで皆と一緒には合わせてないのですが…)にあった気がしました。
 トシさんと自分の場所は、それぞれステージの上手と下手という感じで、言わばメンバーの中では一番離れた場所に位置していたわけですが、逆にお互いの表情がよく見えたというか、遠かったからこそ意識が働いたのかもしれません。ベースの大森さんも、ビールが入って良い意味でくだけた演奏になったのか、リハーサルではやらなかったようなフレーズまで繰り出してくれて、それが出る度にトシさんと自分は目が合い(笑)、さらにサウンドを盛り上げていくような形が作り出されていたと思います。また、Tsumuzi 君のバイオリンも綺麗な音を聞かせてくれて、ステージに華を添えてくれてました。もちろん、ボーカルの黒光さんの歌があって、このようなステージが繰り出されていたわけですが、バックもバックで良いバランスで演奏できているなと思っていたのです。

 このように、1回目を無事終え、今度は2回目の公演を待つ事になっていたのですが、ここが変に時間が空いてしまっていました。特にやる事もなく、自分以外のメンバーは横になったり眠ったりしていましたが、何故か自分はそうはなりませんでした…。今思えば、ここで休んでおけば良かったと思っています…。

   これぞ元気の源(笑)!!

 そして17:00になって開場し、開演の18:30までまたどこかのお店に行こうという事になりました。もしかして、再度ハピネス!?…となりそうな予感もあったのですが、無難?に近くのコーヒー屋で寛ぐ事にしました…。実際、少しメンバーの表情には疲れが見えていて、もはや気力で乗り切りたいところでもあったのです。
 しかし、ライブハウスに戻る途中にビールの自動販売機を発見し、ここでトシさんと自分は1本ずつ購入し、本番前に楽屋でこそこそ飲んでいました(上写真参照…笑)。そしてテンションも上げていきました。
 ここまでの写真だけ見ると、ホントに何しに来たか分からない感じになってしまいますので(笑)、ここで2回目の公演の写真を載せておきますね。雰囲気が伝わればと思います。

   恐らく“Spain”ソロ中です   全体でまとまっていましたね!

 こんな感じで2回目の公演もやり終えました。昼と夜では、選曲が少しだけ違ったのですが、わりと演奏側としては、同じ曲でも違う雰囲気をもって演奏していたと思います。昼夜2回とも見てくれる方もいらっしゃたので、その配慮もありつつ、自分的にも全く同じ演奏は面白くないと思いつつ…それにしても楽しい時間を過ごせたと思います。皆よく動き、よく聴き、そしてよく飲んだライブでした(笑)。さすがに全ての演奏を終えた時の達成感といったらありませんでしたが、自分に自分で御褒美をあげたい感じでしたね。皆さんどうもお疲れ様でした!

 さて、演奏が終わったら、次はお楽しみの打ち上げです。ただ、バイオリンの Tsumuzi 君だけ、次の日の朝早くから予定が入っているという事で、最終の新幹線で帰ってしまったのですが、それでも、とにかく打ち上げを心から楽しもうという気持ちは変わりませんでした。ライブも本気なら、打ち上げも本気というわけです。
 ここは兵庫県の武庫之荘という所ですが、どうやら黒光さんの知り合いの方が、大阪の中心部のあたりでお店をやっているという事で、今日の打ち上げ場所はそこに決まり、そこまで移動する事になりました。車は限られた台数しかなかったので、自分とトシさんと大森さんの3人で電車で移動しましたが、遠くない距離の場所にしては電車の乗り換えが多く、楽器を持っている2人には大変な行程だったと思います。乗り換えをする度に、自分が色々な電車に乗りたいが故、敢えて回り道してのではないかという疑いを持たれましたが(笑)、いやいや、最短経路で行かせて頂いたつもりです。そして、やっとの事で打ち上げ開場に着きました。

   2人とも、ナイスポーズです…阪急梅田駅にて   後ろの建物に注目です!

 そして、そのお店を前にして驚愕しました…。そこには何とも派手な構えのお店が自分達を待ち構えていたからです(右上写真参照)。これは絶対に中も凄い筈だと思いましたが、やはり期待を裏切りませんでしたね。ここはよく、披露宴の2次会等にも使われるような場所でもあるようですが、今回は個室を取ってくれていて、そこに案内されて更にビックリです。
 何ともお洒落な空間なのですが、一言で言えば“シンプル”なもので、スタイリッシュなスピーカーからはモダンなジャズが流れています。黒光さん達はまだ着いていなく、先に3人で飲んでいていいよ!…とは言われていたのですが、それよりもまず、どうも部屋を物色せざるを得なかったというのは自分の悲しい性でしょうか…。これはビールも美味しい違いないと思い、ある程度時間が経ってから先に3人で乾杯をしたのですが、その味といったらもう…。敢えて言う必要はありませんね。そして、トシさんと大森さんがビールを飲んでいるところを写真に撮ってみると、著名人同士の対談みたいになってしまいました(笑)。この空間は、自分達の雰囲気すら変えてしまう力があるようです。

   佐々木俊之×大森輝作…みたいな(笑)

 そして、何分かして黒光さん達も到着…。やはり自分達と同じように、この部屋のあまりの凄さに驚いているようです。そして、やはり現状把握に数分を要して(笑)、やっと皆で乾杯が出来るに至りました。ここではシャンパンが注がれたのですが、このシャンパンもまた、いつまで泡が出るんだというくらい勢いの良いもので、もう全ての物に対して拘りを見せてくれましたね…。恐れ入りました(笑)。
 飲み物もそうですが、更には食べ物まで用意して下さって(こちらも美味しかったです…)、もう至れり尽くせりでした。ところで、お店のスタッフの方の何人かは、この日のライブ(昼のほう)にも足を運んで下さっていたようで、逆にお礼を言われてしまいました。いやいや、こちらこそ…ですよね。とても良い思い出を作らせて頂き、本当にありがとうございました!

   皆で乾杯して…これからが長かった…   食べ物も…美味し過ぎました♪

 乾杯をしたのは、結局遅くなって22:30ぐらいからだったのですが、よく考えたら、自分は一体何時間寝てない事になっているのでしょうか。これは大森さんも似たような境遇で、前日に目覚めたのが自分より早かったため、夜の24:30ぐらいでダウンしてしまいました(もうこの時は、発する言葉全てが面白い事になっていました…笑)。そして大森さんをタクシーで先にホテルに帰らせ、やれやれと思いながら続けて飲んでいたのですが、今度は気付くと自分がトシさんに起こされている状況になってました(笑)。
 時計を見ると夜の1:30過ぎ…。いつの間に寝ていたのでしょう(本当に眠った事に気付きませんでした)。そしてついにトシさんと自分も皆と別れ、タクシーでホテルに行き、長かった1日がこれで終わったのです。結局眠れたのは2:30過ぎくらいだったでしょうか。それでも、妙に満足感を持てた1日だった気がします。改めて、皆さんお疲れ様でした!…というか、今回の記事はトシさんをフィーチャーし過ぎましたね…。

 そして、これは次回のブログに続きます!

 ☆ゴールデンバード・レコーズのHP…http://www.goldenbird.jp/

 ☆佐々木俊之のHP…http://www.toshiyuki-sasaki.com/

 ☆武庫之荘 Live Spot Arrow のHP…http://www.arrow-jazz.co.jp/LSA/index.html

 ☆武庫之荘ハピネスのHP(笑)…http://www3.plala.or.jp/Happiness/

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さばいばる伊藤ライブ3days
 こんなタイトルを前にも書いたような気がしますが〔さばいばる伊藤ライブ2days参照〕、9月の26日から28日にかけて、ボーカル、ギターのさばいばる伊藤さんと、3日間付き添ってライブをやってきました。ただし、前のように、それぞれのライブハウスで音を出して…という感じではなくて、それぞれの“会”で演奏させて貰う…という側面の強いライブでした。最終日には京都にまで足を運んだので、これはある意味ツアーに分類されるものなのかもしれませんが、今回は自分達で組んだ演奏ツアーとは異なるものが多々あった為、こういった形で記事を書かせて頂きます。順に振り返ってみる事にしましょう。

   9月26日(1日目)
 この日は普通に…というか、伊藤さんのお姉さんが経営している、千葉県松戸市の五香にある慎也というお店でライブをやってきました。ここは今年の2月にもやっていて〔“慎家”という店参照〕、自分は2回目の出演という事になるわけですが、伊藤さん達はその間にも何度か出ているようで、このお店ではお馴染みの人と化しているようでした。

   狭いながらも頑張っています!

 ここでは40分くらいのステージを2回行い、伊藤さんの饒舌?なトークも交えながら、盛り上がって終えられたと思います。もちろんその背景には、伊藤さんのお姉さんの力もあるのかと思いますが(笑)、ライブ後(ライブ間にも?)お客さんとも交えて色々な話しが出来たりして、暖かな雰囲気はまだまだ健在でした。ライブをやっていない時はカラオケ等で盛り上がるようなお店なので、たまに面白い雰囲気になる時もありましたが、また来たいと思います。お寿司まで奢って貰いまして、どうもありがとうございました。

 そしてこの次の日には、同じく千葉県の柏という所に行く予定だったのですが、自分はこの五香の近くに祖母の家があるので、そこに泊まる事にしました。何も泊まるまでしなくても…とお思いでしょうが、次の日の集合時刻は朝9:00(!)というものだったので、やはり何かと泊まっていく方が便利だったのです…。伊藤さん達は、そのままお姉さんの家に泊まっていったそうで、ここで取り合えず、3daysのうちの1日目を終える事になりました。そしてこれから2日間が大変だったのです…。

   9月27日(2日目)
 2日目、朝7:30には起きて、8:30には伊藤さんと合流、そしてそのまま今日の演奏場所へと向かいました。この日の演奏場所というのは“麗澤”という学校にてで、これは伊藤さんの高校時代の母校でもあります。この日は第60回目を迎える麗澤の同期会が行われるのだそうで、その一環で自分達も演奏をここで行う事になっているのでした。…というのは、この60回目を記念して、参加者には学校の昔の映像などを納めたDVDが渡されるのですが、そこに伊藤さんは作曲・作詞として歌を何曲か提供しており、それらの背景で今回演奏が実現したというわけです。第60回目を迎えているだけに参加者人数は多く、軽く1000人くらいは来訪者がいるでしょうか…。ここは頑張って演奏したいところです。

   今回の会場となった体育館   樹明もなんだか、大人になったのだと思います(笑)

 会場は大き目の体育館で行われましたが、中には丸テーブルが並べられ、その中央には“第○○期生”という札が掲げられています。伊藤さんは第33回卒生なのですが、もちろん同期の方達がこの日の為に集まってきていて、その方達は伊藤さんが地方にツアーに行く度にお客さんとして見る人でもあったので、自分もすんなりとその輪に入る事が出来たのは良かったです。改めて、色々な人達にお世話になっているというのを感じずにはいられませんでした。

   会場は溢れんばかりの人でした!   第“33”回期生をイメージしています

 テーブルには飲み物、食べ物が置かれ、立食パーティーみたいな感じだったので、自分は色々と口にし過ぎてしまいましたが(笑)、そんなこんなで本番です。自分達はこの会の締めの部分に使われているようで、正に一斉に注目を浴びてしまう感じでした。それでも、ステージが割りとしっかりとした造りだったので(残念ながら、演奏中の写真は無いです…)、伸び伸びと演奏する事が出来たと思います。ただ、若干緊張が見えてしまったのが惜しい感じだったでしょうか…。それでも、伊藤さんが司会の方に紹介されると、第33回期生のテーブルからは歓声が起きたりして、何だか嬉しかったですね。
 ここではいつも演奏している曲から、前述したDVDに納められている曲等、確かにいつもとは違う感じのライブではありました。慣れていない曲に挑戦していた部分も否定しませんが、これらも良い経験になったと思います。やはり、なかなかこういった大勢の前で演奏する機会はありませんから、今回のような状況下での演奏というものについて、今後に生かせればと思いましたね。もちろん、演奏後のCDの販売にも余念が無く(まだまだ売りたいところでしたが…)、こうして2日目も幕を閉じた感じでした。

 ただ、2日目はこれで終わりではありませんでした。実は3日目の演奏というのが(しかも昼)、ここから遠く離れた京都で行わなければいけないのです。この日にもお会いした、伊藤さんの先輩にあたる方がいらっしゃるのですが、その方の会社でパーティーが行われ、そこで演奏を担当するのです…。聞くと、この日に京都でホテルを取って下さっているようなのですが、これはゆっくりしているわけにはいきません。この日の演奏が終わって、学校を出たのは16:00過ぎくらいだったのですが、これでもその日中に着けるか…という感じではありました。

   まだまだ先は長いのか…   自分は名古屋らしく、味噌カツ丼を注文…

 これはなかなか良い読みで、やはり都心部を抜けるのに時間が掛かってしまい、首都高から東名高速に乗れたのが夕方の18:00過ぎという感じで、写真上の浜名湖SAに着いたのが夜の21:00過ぎ…。そして京都のホテルに着いたのが、その日ギリギリとも言える23:50着というものでした。これは…伊藤さんは運転で、相当お疲れだった事でしょう。いや、ただ移動しているだけでも、十分疲労に値するものです。

   これが本場のオーラです!

 しかし、そんなお疲れムードの漂う中でも、自分は何か京都に来た証がほしいと思ってしまい、何か食べられるお店を探して、そのままホテルを出ていってしまったのです(笑)。そして探し当てたのが、京都発のラーメン屋である“天下一品”でした。これは東京にも沢山あるお店なので有名だとは思いますが、本家は京都なので、一度現地で食べてみたいと思っていたのです。もちろん、味は殆ど東京と変わらない感じでしたが(一応チェーン店ですしね…)、お会計の時に店員が、「おおきに!」と言ってくれた事が、なんか嬉しかったです(笑)。こうして、束の間の京都の夜は更けていきました。

   9月28日(3日目)
 一応この日が最終日という事になるのでしょうか。まだまだ移動時間の方が長い(演奏時間に比べて)ような気がしてならないのですが(笑)、この日はパーティー内での演奏という事で、気合いを入れて臨みたいものでした。しかも、場所は由緒正しき京都ホテルオークラという事で、気合いと同時に、凛とした態勢も調えていきたいところだったのは言うまでもありません…。

   ホテル地下の駐車場で着替えます   演奏直前に、何故か記念写真(笑)

 …かと言って、着替えは実はホテルの駐車場で行うという、何ともいえない事実があったのですが(笑)、それは置いとくにしても、楽屋を用意してくれたり、軽食まで用意してくれたりと至れり尽くせりで、これは演奏をもってお応えしないといけません…。実は、この日は伊藤さんユニットとしての演奏の前に、歓談中のBGMとして自分のソロ演奏も用意されており、どう弾いていこうかという思いもあったのです。
 もちろん歓談中ですから、基本的に「あ、何かやってるな…」ぐらいに思って頂ければ良いのですが、せっかくですから、何か印象付けたい…という気持ちもありました。なので、普通のジャズ・スタンダードも演奏しましたが、どちらかというポピュラー系や、邦楽も何曲かやらせて頂きました。それにしても、こういう時に強いのはやはり、ビートルズやカーペンターズの曲ですね…。主催者の方の好みも反映させまして、BGMながら拍手まで頂けるなど、とても嬉しかったです。うまく次の演奏に繋げられたのでは…と思いました。
 そして、いよいよ伊藤さんユニットでの演奏です。ここはもう、BGMではなくライブなので、思い切って弾けても良いような感じがしました。ただ、今回来て頂いた方の年齢層が高いかもしれない…という事で、わりと落ち着いた曲から入っていったのですが、2、3曲やっていく内にもうその縛りは忘れてしまったのか、いつもの伊藤さんの姿を取り戻したような感じがありました。会場も、最初は静かにじっと聴いていただけの感じもあったのですが、徐々に身を乗り出してくれた場面もあり、やはり、自分達の良さが一番生かせる状態にする…というのが大事なのだと思いましたね。もちろん、この場所でもCDを売らさせて頂きまして、伊藤さんの名を残す事が出来たのではと思います…。どうもお疲れ様でした。

   大きな、そして豪華な会場でした   またまた…違いは分かりますでしょうか(笑)…京都駅にて

 この後、自分は車で一緒に帰るのではなく、夜に用事があったので、新幹線で先に帰らせて頂きました。本来であれば?また色々な所に寄りながら帰りたいところなのですが、この時ばかりは時間が無かったので真っ直ぐ帰るしか無かったのです(まあ、それが当たり前なのですが…笑)。日曜の夕方という事もあって、直近の『のぞみ』号の指定席は取れなく、京都駅で何本かやり過ごしていたのですが、その間にはやはり写真を撮っていたのは言うまでもありません。ちょうど、700系とN700系の横並びを抑える事も出来ましたし、ここでも満足感を得られて東京に帰れたのが良かったです(笑)。

 そういえば、今回新しく出来上がったCDですが、帰り際にを伊藤さんに戴いてきました(自分がキーボードを担当してますしね)。ジャケットの桜は、2日目に訪れた麗澤キャンパスの写真らしいが、春らしい爽やかな感じが良いのではないでしょうか。こちらもどうぞよろしくお願いします!

   桜はいい感じですけどね…

 そのタイトルですが、ジャケットを見ると、『Legent of R'』と…。


 ……。


 ……。


 …え、“Legen t ”…??(笑)。

 ☆さばいばる伊藤さんのHP…http://su-zan.net/survival/

 ☆麗澤(中学・大学)のHP…http://www.hs.reitaku-u.ac.jp/

 ☆京都ホテルオークラのHP…http://www.kyotohotel.co.jp/khokura/

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観月の宴 at 松島円通院(2008.9.5~9.8)
 オカリナ・サックス奏者であり、自分の学生時代の先輩である高木さんから、今回の演奏の依頼を受けたのは今年の5月頃でした。それは、松島の瑞巌寺という、国宝のお寺の山内にある円通院というところで演奏するので手伝って欲しいというものでした。その時は何となく引き受けましたが、よく考えてみると、その瑞巌寺というものについて、自分は殆ど知識がありませんでした。
 改めて調べてみると、伊達政宗ゆかりの寺でもあり、そして円通院は、二代目藩主忠宗の次男光宗の廟所でもある事が分かりました。なかなか歴史を感じさせてくれる場所でもありますが、そこで演奏というのは興味深いところです。どうやらイベント自体は毎年行われているようで、以前は二胡のライブ等もやっていたのだとか…。そして今年はオカリナとサックスを目玉としたのだそうです。
 この主催は円通院内にある“雲外”という料亭が行っているもので、お客さんからすると、円通院内を見学した後に雲外で食事、そしてその後に音楽鑑賞…という進行にしているのだそうです。つまりは、自分達はこの企画の上でとても大事な位置を任せられていると言っても良く、その下準備も大変なものがあったのですが、2日間の演奏に向け、いざ松島へと向かう手筈になりました。今回のメンバーは、高木さん、自分、そしてベースの池田暢夫君の3人です。

   9月5日(1日目)
 今回は池田君が車を出してくれ、朝9:30頃に自宅まで迎えに来てくれました。現地は15:00入りという事になっていたので、これが果たして余裕のある時間なのかどうかは分かりませんでしたが、まずは荷物積みをしなければなりません。今回の演奏場所は、全くと言って良いほど音響機材が無く、しいて言うなら、電源だけはある…という感じでしょうか(笑)。その為、PAからスピーカーから、全て自分達で持ち込まなければならず、この車は必須のアイテムでもあったのです。
 高木さんは後から新幹線で向かうという事で、この車には乗っていませんでしたが、それでも車の空きスペースは残り僅かといった感じでした。確かに、ウッドベースやアンプも積んでますからね…。そこに自分はキーボードも載せたわけですが、この時点で車の重量はかなりのものがあったように思います。それでいて、池田君の車は軽自動車…。とにかく、頑張って向かうしかありません!

   まだまだ笑顔の池田君   栃木県の上河内SAにて、小休止…

 車は外環道を抜け、東北自動車道に入りました。軽自動車なので、時速100km/時を出すのがやっとという感じでしたが、それでも頑張って北に向かってくれています。また、関東地方では芳しくなかった天気も、福島県に入る頃には晴れていたのが、前向きに考える気持ちの後押しにもなりましたね(しかし、それは宮城県に入ると雨になってしまいます…)。
 そして、入り時間予定の15:00になってしまいましたが、まだ自分達は仙台の手前という辺りを走っているところでした。松島の場所は、仙台よりもう少し北東に進まなければいけないので、遅れてしまう事は必至です。しかし、それは新幹線で来た高木さんも同じ感じになっており、どうやら電車がやや遅れているとの事でした…。まあよく考えたら、何も15:00に入ってなくても…という感じではあったので(笑)、とりあえずは安全運転で、そのまま松島に向かったものです。

   松島らしい風景が見えてきました!   円通院に到着後、何故か自分達が待つ羽目に…(笑)

 現地の松島円通院に到着できたのは15:30頃でした。更に10分遅れて高木さんも到着しましたが、ここで休んでいる暇はありません。会場の下見と、機材の搬入が必要です。この時には雨は止んでいましたが、またいつ降るか分からないのです。迅速に行動したいところでした。

   これが、円通院内の大悲亭という建物です   この日のリハーサルは大悲亭内にて…

 この日はリハーサルだけで、本番は明日以降の6日と7日という流れです。しかし、この日のリハーサルに費やした時間はかなりのものでした。機材設置にしても、もちろん自分達でやらなければいけないわけですが、その配置決めになかなか手間取ります。企画側の希望が、必ずしも音響的に良いような状況になるとは言えないので、それらの調整が大変なのです。また、本来はリハーサルも、大悲亭という建物の前にあるスペースでやる予定だったのですが、天候が悪かったので急遽大悲亭内でやる事にもなりました。これは、天気が悪かった時の本番でも同様の処置になるそうですが、なかなか思い通りに事が運ばす、精神的にはキツい時間が続きましたね。それでいて、リハーサルも2時間半くらいはやってましたから、疲れるのも当然です…。そして、リハーサル後にはもちろん片付けもしなくてはなりません。ここは明日の朝になれば、また観光客が普通に見学に来るのですから…。
 そんなこんなで、20:00近くになってやっと、食事にあり付けることが出来ました…。ここは、こちらの方自ら招待してくれたのですが、ここの御飯が、今までの苦労が一気に吹き飛ぶほどの豪華且つ美味しい食事で、自分も含め皆のテンションの上がったこと上がったこと(笑)。食べ物の力は凄いですね。完璧な海の幸を頂いたと断言して良いと思いました。

   もう、これ以上無いくらいに海の幸がいっぱい!   牡蠣と俺!

 そしてそのままホテルに案内され、長い1日がやっと終えようとしていました。今回泊まらせて貰ったのは、松島センチュリーホテルという、なかなか大きなホテルだったのですが、今月の1日(つまり、つい最近の出来事だったわけで、本当にラッキーだと思いました)に温泉が湧き出たという事で、早速皆で入りに行きました。ここで裸の男同士の会話がなされていたのかは分かりませんが、池田君と高木さんは、共に2時間近く入っていたのが驚きでした。その間、自分はマッサージ・チェアに腰掛けながら寛いでましたが…(笑)。

   池田君、やっとビールにありつけます   自分も、まだまだ飲んでいます♪

 そして部屋に戻り、改めて皆で飲み直しました。実は、先程食事をした所からこのホテルまでも、池田君の運転で車で移動したので、池田君はこの時初めて酒にありつけたわけです。さぞかし美味しかった事でしょう。そして、彼は今朝の7:00前には家を出ている筈ですから、体力的にも今がギリギリなのではないでしょうか…。この日はゆっくりと休むべく、ひとまず早めに眠ったように思います。あまり記憶は確かではありませんが…(笑)。

   9月6日(2日目)
 この日はいよいよ本番ですが、リハーサルの時間を考慮しても、まだ時間は余り過ぎです。やはり、ここは丁寧に松島を観光する事にしましょう。幸い瑞巌寺へは、円通院の方が招待という形を取って下さり、スムーズに回る事が出来ました。また、円通院自体も回る事ができ、今日の演奏に良い影響を与えてくれそうです。
 実はここ円通院は、江戸時代に存在した厳しいキリスト教禁教下にあって、 密かに信仰を守り続けたという隠れキリシタンの地としても重要な場所なのだそうで、それを思わせる遺物や、庭園に咲くバラの花などが、それらを物語っているようでした。

   松島に来たら、ここ瑞巌寺は見ておくべきです   この参道も必見ですが、池田君の表情も必見です

 また、今回演奏する大悲亭ですが、光宗が江戸で納涼を楽しんだ建物を、そのまま海路で解体移築したものなのだそうで、調べれば調べるほど、驚かされる事ばかりでした。そこで演奏出来るというのは、本当に光栄な事なのでしょうね…。

   円通院の石庭も必見ですが、池田君のポーズも必見です   同じくバラ園も必見ですが、やはり池田君と高木さんの…(笑)

 さて、これらの観光が終わってお昼になり食事をとったものの、まだ時間は若干余っていました。では、今度は遊覧船に乗って、松島湾見物と行きましょう。すぐ目の前から1時間毎に遊覧船は運航されていて、1周約50分の気楽な船旅です。この頃にはもう青空が広がっていて、これは気持ち良い航海になりそうだと思いました。

   さあ、仁王丸出港の時です   画面左半分の建物が、今回泊まらせてくれたホテルです

 ただし、船の中はほぼ満員という感じで、のんびり…というものには程遠いものがありました…。船は2階構造になっていて、2階席は特別席でまた別料金という、何だか変なシステムがあったのですが、もちろん自分達は1階席に留まりました。やはりここは有名な観光地なのですね…。
 そして船が出港して沖に進むと、カモメだかウミネコだかが、船と同じスピードで大勢でこちらに並行して飛んできます。そして、乗客はそれらに餌をあげているではないですか…。そう、つまり彼らは餌を貰えると思って、こちらに近付いて来ていたのです。その数たるや、半端ではありませんでしたが、この光景に池田君はげんなりしていました。観光地特有の洗礼を受けた感じでしょうか…。自分も若干疲れてしまいましたね。とりあえずは松島の奇岩(奇島?)と言われる仁王島を見てから、後は座席で眠らさせて頂きました(笑)。

   いやあ、船に群がる群がる…   松島の奇岩の1つ、仁王島です…補強してるかも…

 睡眠不足も解消でき、いよいよ演奏の準備をしに円通院へと向かいました。まずは見学しているお客さんが出るのを待ち、そして機材のセッティングを開始します。空は抜けるような天気で、この時点で野外で演奏する事が決定されました。このイベントは『観月の宴』と題されているので、やはり外で、そして月夜空の下でやりたいものですが、この天気なら心配は無用でしょう。ただし、自分達はまだ外での音出しを行っていないので、そこは入念にリハーサルをやっておきました。

 そして、いよいよ本番です。時間は19:30を回ったところだったので、もう日は暮れ、円通院の庭を照らし出す照明と相まって、ステージ上は幻想的な雰囲気が作られていました。ここでまず高木さんが、この広い庭を利用し、池の向こうの小さい丘からオカリナを吹きながら登場します。曲も“Amazing Grace”で、何とも壮大な登場の仕方でしたが、お客さんも興味を惹きつけられたのではないかと思います。
 その後自分と池田君が加わり、本格的にライブが始まりました。今回は本当に色々な曲を用意していて、それはジャンルにしてもクラシック、ジャズ、民謡、カンツォーネ、アニメソング、ポップスと様々です。またリクエストも多かったのが特徴で、今回は2日間の演奏となっていましたが、それらはどちらの日も演奏するように、極力配慮したものです。

   バックのライトアップも美しいですね   演奏中、火には気を付けて…とも言われました(笑)

 女将さんのリクエストが、ドビュッシーの“月の光”、そして、副住職のリクエストが、映画『火垂るの墓』(!)から“ふたり”(エンドロールで流れる曲です…)でした。また、スタンダード・ジャズも何曲かリクエストがありましたが、やはりこの前者2曲の演奏が今回は一番大変でしたね…。
 “月の光”は3人で演奏できるように自分が譜面を作り直しましたし、“ふたり”はサウンドトラックに合わせて演奏したのですが、これもまたタイミングが掴みにくい曲でもありました。しかし苦労の甲斐あってか、概ね皆さんに好評だったと思います。そして、殆どのお客さんが熱心に耳を傾けているのが、こちらにも伝わってきたのが何より嬉しかったです。
 そんなこんなで無事終了しました。本当に多くのお客さんに見て頂けて有難かったのですが、高木さんは早速お客さんとの会話に参加していましたね。向こうからわざわざ声を掛けてきて下さったようなのですが、実はそういった事はこのイベントでは珍しい事なのだとか…。ここの女将さんも驚いていた様子を見ると、どうやら本当のようですね。確かに、高木さんのMCは聞きやすいですし(笑)、そして話しやすそうですからね…。自分も何人かのお客さんと話させて頂きましたが、色々とお褒めの言葉を頂いて嬉しかったです。また明日に生かしたいと思いました。

   これまた御馳走が並んでおります   住職、女将さん、副住職と記念撮影♪

 そして、片付けが若干遅くなってしまいましたが、そのまま無事食事の時間となりました。この日は、実際雲外でお客さんに出しているものを、そのまま自分達に用意して下さったもので、これはもう会席料理と呼んで間違い無いものでした。実は昨晩の料理を出された時に、「こんな物しかなくてすみませんね、明日はもっと良い物を出しますので」…と言われており、これ以上の物がこの世にあるのか!と思っていたのですが(笑)、この日の料理もまた素晴らしいものでした。感激です…。池田君はこの時点で、円通院の駐車場に車を置いておく事を決意し、皆で飲み会へと発展していきました(まあ、ホテルまでは歩いて行ける距離ですので…)。非常に楽しく、そして、あっという間に時間は過ぎていったような気がしました。この後ホテルに戻り、自分はとりあえず…という感覚で横になるのですが、そのまま眠りについてしまった事は内緒です(笑)。さあ、この勢いで明日も頑張りましょう!

   9月7日(3日目)
 前日は夜12:00前には眠ってしまった自分でしたが、この日は朝6:00前に起床し、朝風呂も爽やかに済ませて、そのまま7:00過ぎには一人でホテルを後にしました。そう、この日の本番までの間を利用し、ちょっと鉄道でも乗りに行ってやるかと思ったのです(笑)。

   朝7:30の松島海岸駅からスタートです   仙石線の車両は、東京地区で走っているJRの通勤型車両とほぼ同じです…ついでに、205系という車両です

 ここの最寄り駅は、JR仙石線の松島海岸という駅になります。ここからまずは仙台に抜け、仙台から仙山線という路線に乗り換え山形まで抜け、更に奥羽本線(山形線とも言いますが…)に乗り換えて…、そして米沢という駅に着いたのが10:30ぐらいだったでしょうか。結構乗り継いできましたが、実はここから出ている米坂線(つまり、また乗り換えるんですけど…笑)という路線が、今回の目的の列車でもありました。

   標準軌の線路を走る、奥羽本線701系…山形駅にて   味がある車両です…米沢駅にて

 米坂線というのは、山形県の米沢から西に本州を横断するように線路が延びており、新潟県の坂町という駅までを結んでいる路線です。いわゆる典型的なローカル線で、人口の少ない県境の山を越える区間などは1日の本数は上下それぞれ6本ずつという、ローカル線の中でもまた、極めてローカル度も強い路線とみて間違いないでしょう。
 ここを走っている車両は、旧国鉄時台からの車両ばかりで、形式的に言えばキハ52、キハ28、キハ58、そしてキハ47という感じなのですが、分からないと思うのでその説明は省略します(笑)。ただ、前者3形式の車両においては、現在のJRではかなりの希少度の高い車両と言って良く、経年も40年を超えるものばかりです。更にキハ52という車両については、現在現役で走っているのはここ米坂線(米坂線は他の路線と直通運転を行っているので、羽越本線等の路線も含まれますが、やはりその数は僅かです…)と、JR西日本区間の大糸線のみとなっているのです。
 そして重要なのは、この秋でこれら米坂線系統の車両は、全部新型車に置き換わるという事です…。これは今まで国鉄風情が残されていた路線がまた1つ消える事を意味し、だからこそ今回乗っておきたかったという気持ちがあったのです。もちろん?米坂線は初めて乗る路線ではありませんが、あの頃はまだまだこれらの車両は全国に沢山走っていました(…とは言っても10年くらい前の話しですが…)。そして、今では希少価値の高い車両…いや、希少価値の高い路線と言って良いでしょう。今回松島にツアーに来れたというのは、ある意味米坂線に乗れるチャンスが来たと言っても良かったわけです(笑)。

   国鉄塗装車に乗れたのは、運が良かったとしか言えません   時代を感じさせるキハ52型の車内

 ただ、米坂線を走る車両は、これまでに紹介した車両が入り交じって運用されている為、自分は最も希少価値の高いキハ52に乗りたかったのですが、今回の乗車にあたってその車両に当たるかどうかは、運を天に任せるしかありませんでした。しかし、米坂線の発車ホームに停車している車両を見て安心しました。これから乗る列車は、キハ47+キハ52+キハ47という3両編成で、目的のキハ52はちゃんと連結されていたのです。しかも驚いた事に、旧国鉄塗装車ではありませんか!…現在JR線を走っている旧国鉄車両というのは、昔のイメージを覆したかったのか、それぞれ地域にあった塗装が施されている事が多く、ここ米坂線も、“新潟色”と言われる白に青と赤いラインが入っている車両が主流です。しかし、最近になって旧国鉄時代への回帰というか、昔を懐かしむという考えをする人も増えてきていて、沢山あるうちの1車両だけ、旧国鉄塗装に塗り替えるというパターンも多くなってきたのです。ここもその一環の1つで、この地域でこの塗装になっているのは今目の前にある車両のみなので、本当に運が良かったと言えます。これが先頭車両になっていないのが惜しいところですが、この際わがままは言ってられません。早速車両に乗り込みました。もちろんキハ52にです。
 車内も、今となっては懐かしい感じでした。冷房は付いていなく、窓を開けて走りますが、最近では窓を下から上に開けられるという車両も少なくなってきました。ディーゼル車なので、窓を開けると若干外の排気エンジンが車内に入ってくるのですが、これもまた旧車両の醍醐味でもあります…。最近の車両にはない騒音の大きさや、そこまで良いとは思えない乗り心地もまた懐かしい感じでもあります。これがあと少しの光景かと思うと惜しい気もしてしまいますが、まあ、こうやって思うのはここに“観光”としてやってくる人達だけであって、毎日利用している人にとっては苦痛でしかないのかもしれません。


   3両とも塗装が異なるのが分かります…先頭はキハ47   喉かとしか言いようがない、米坂線の犬川駅にて…

途中、犬川駅という、これまた“超”が付く程のローカルな無人駅で降り(笑)、そして別の列車で折り返して米沢駅に戻ってきた際に、こちらの編成に連結されていたキハ52とキハ47の乗り心地を比べてみたのですが、特に今では新しいとも思えないキハ47の方が断然静かでしたし、こちらは冷房化もされていたので、やはり快適度に差があったのは否めません。むしろ、キハ52はよく現代まで生き残れたものだとも思ってしまいました。キハ52は(当時の他の気動車に比べたら)力持ちで、単行(1両編成)でも走れる事が長寿の秘訣だったとも言われていますが(要するに代わりになる車両が無かったのです)、どうやら現役もここまでのようです。この秋からは、ますます貴重になってしまうキハ52ですが、今回乗車体験が出来て、本当に良かったと思いました。

   この車両も、近い将来廃車されます   新幹線の連結風景は、子供達にも人気です!…福島駅にて

 そして、戻ってきた米沢駅からは、山形新幹線で福島まで行き、そして東北新幹線に乗り換えて仙台まで戻りました。行きのように山形経由でも帰れたのですが、実は福島経由のほうが時間的に短く行けるのです。新幹線の速さを痛感したルートでもありましたが、米坂線に乗ってきた直後だっただけに、路線に何十年もの時代の差を感じてしまいましたね。時間にしては短かったですが、記憶に留めておきたい列車の旅になったと思います。

 さて、そんなこんなで仙台駅に自分が着いたのは13:00過ぎ頃でしたが、ここで松島観光を終えた?高木さんや池田君と落ち合い、昼食をとりに3人で街へと繰り出しました。仙台と言えば、、、もちろん牛タンです!…ここで、円通寺の方から教えて貰った牛タン屋さんがあったのですが、生憎この日は休みだったという事で、ベタながら“利休”というお店に行かせて頂きました(笑)。しかし、味はもちろん完璧としか言いようが無い代物で、池田君はこれが初めての仙台の牛タンだったようですが、えらく感動していたのを憶えています。また仙台に来たくなってしまいますよね…(笑)。

   バックは関係ありません(笑)   仙台、来て良かったの図…

 そして昼食後、池田君達は車で来ていたので、さすがに自分もその車に乗り込み、3人で再度松島へと車を走らせたのですが、その途中でついに雨が降ってきてしまいました。この日は天候が怪しく、いつ崩れてもおかしくなかった…というか、自分が山形経由で米沢へ向かっていた際には、既に途中で降っている地域もあったくらいでしたが、ここ松島での本降りの雨がやってきてしまいました…。そして、それは大雨へと発展してしまい、さすがにこの雨は野外では演奏できないと思ったものです。
 しかし、これが逆に新鮮だったというか、結局この日の演奏は大悲亭内で行われたのですが、また違った雰囲気を醸し出していて、新たな側面を作り出すことが出来ました。建物内に照明を入れ、そしてお客さんと近い距離で演奏するその場は、自分達との更なる一体感を強めてくれたように思いました。
 もちろん、この日も高木さんは冴え渡るMCをしていましたが(笑)、お客さんの反応の良さと言ったら、こんなにやりやすい状況は無いように思ったほどです。雨降って地固まると言いますが、正にこの日は、雨が降ったからこその演奏会が実現できたように思いました。この日も楽しい時間を過ごす事が出来たように思います。

   これもこれで、格別の雰囲気があります   大悲亭で演奏中、外から中を望む…

 そして、前日も演奏した曲ではありましたが、ここで特筆しておきたい曲があります。高木さんのオリジナル曲である、その名も“大悲亭”という曲です。これは、この日の為に高木さんがメロディーを考えてきて、そして自分と池田君とでハーモニーを付けていったバラード曲なのですが、これがまた好評だったのが嬉しかったです。大悲亭をイメージして作曲した…とは言え、実物を見たのは今回が初めてだったわけですから、何回もお越し頂いているお客さん、そして何よりもここのスタッフさん達にどう聴こえたのかが気になるところでした。
 しかし先ほど言ったように反応は上々で、特に女将さんには大好評でした!…これなら本当に、この円通院大悲亭のテーマ曲になっとしても大丈夫でしょう(笑)。そんな日が来る事を夢見て、今回全ての演奏を終わらせて頂きました。この日は本当にお客さんの反応と一緒に演奏を盛り上げる事が出来たので、遣り甲斐も尚更だった気がします。本当に皆さんありがとうございました♪

 実は、この後が大変でした。…とは言っても、まずは高木さんだけだったのですが、どうやら明日の仕事が朝早いという事で、この日の最終新幹線で帰らなければならなかったのです。その為には、ここを20:50台に出る列車に乗る事が必須だったわけですが、演奏が終わったのが20:00少し前で、片付けやその他諸々の作業等をしていると、かなりタイトなスケジュールがそこにはあったように思います。結果的には間に合ったようですが、こっちはもうハラハラものでした…。まあ、その時は自分達と一緒に深夜の車帰宅コースだったわけですが…(笑)。

   9月8日(4日目)
 …という事で、自分と池田君も円通院の方とお別れをし、長い長い深夜のドライブを乗り越え、自宅に着いたのは次の日の朝5:00前という感じでした。池田君が自分の家まで送ってくれて、更に彼はここからまだ道のりがありますから、本当に何時に着いた事やら…。

   福島県、安達太良SAにて休憩中です…深夜0:30くらいです   出発の時と同じ構図に注目(笑)!

 色々とありましたが、全てに対し精一杯やってきて良かったと思います。そして、円通院の歴史に何かを残せたというのが良かったのではないでしょうか。それこそが、このツアーの何よりの醍醐味だと思いましたね。

 ☆高木陽光さんのHP…http://www7b.biglobe.ne.jp/~leoworldmusic/

 ☆池田暢夫のブログ…http://nobuike.exblog.jp/

 ☆瑞厳寺のHP…http://www.zuiganji.or.jp/

 ☆円通院のHP…http://www.entuuin.or.jp/

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さばいばる伊藤、関西ツアー(2008.8.21~8.25)
 やっと(…と言いますか…)、8月の後半に行ってきた、さばいばる伊藤さんの関西ツアーの記事に取り掛かる事が出来ました。今回は関西“だけ”のツアーで、いつも何だかんだで他の地域と組み合わせていたので、すぐに終わってしまうかなと思ったのですが、今回改めて、ツアーというのは期間云々ではないという事が分かりましたね。短い期間ながらも天候も色々と変化が多かった為、期間以上の長さを感じていたのかもしれませんが(笑)、順に振り返ってみる事にしましょう。

   8月21日(1日目)
 今ツアーの1日目は、神戸の三ノ宮でライブをやる事になっていました。もちろん伊藤さんの車で東京から向かうのですが、その所要時間は約8時間を見込んでいました。ゆえに、自分の家には朝の6:00頃に迎えに来て貰うという、とてつもない酷な時間だったのですが(実際、伊藤さんは6:30頃来ましたが…笑)、なんとか無事に自宅を出て、関越道、圏央道、中央道というルートで西に向かいます。
 もちろん自分は前の日から殆ど眠っていなく、まずは迎えに来てくれた車に乗れさえすれば良いというスタンスだった為に、中央道に入った辺りから眠気が襲ってきました。それでもテンションは高かったので(大体、遠くに行く時の自分はテンションが高めです…笑)、途中の諏訪湖SAまでは起きていたのですが、さすがにその後は車の後部座席でぶっ倒れていました(笑)。

   まだまだ圏央道の、狭山SAにて   同じ構図ですが、こちらはもう神戸の三ノ宮駅北口です

 そして、目が覚めて驚きでした。なんと、既に三ノ宮の街に到着していたのです!…途中の道中の記憶などは殆ど無く、あったとしても体は起こしていないので、車窓としては完全に諏訪湖から三宮にワープした感じでした。ここまで寝続けた事はなかなか無かったと思いますが、一気に目が覚めてしまう思いでもありました。ぶっ続けの伊藤さんの運転には、本当に感謝ですね…。

   このビルの地下にお店は位置します   樹明も、こういう店が似合う時代がやってくるのでしょうか(笑)

 さて、この日の演奏場所は、ここ三ノ宮にある Laguna Beach というお店でした。あの有名な生田神社の近くにあるのですが、自分はもちろん、伊藤さんも初めてのお店でした(この日の自分達の対バンの方が、お店を紹介して下さったというパターンですね)。ライブハウスというよりはバーという雰囲気が強めで、それでもステージのスペースが確保されているのには感心でしたが、実はPA関係もしっかりしていて、ちゃんとライブが出来る状態を作り出していました。本当に音楽好きが集まってきている…、そんな環境が心地良い空間でもありましたね。

   まずは景気良く!   早速、樹明はセッションにも加わっていました

 リハーサルをやって本番をやって…(その間に少し三ノ宮、元町の観光をして…笑)、ライブ内容を振り返ると、ツアー初日ではありましたが、何とか勢いに乗れたと…いう感じだったでしょうか。いつもに比べたらまだまだでしたが、4日間あるうちのツアーの日程の、自分達のペースを守った…という見方も出来るかもしれません。それでも素直な音表現は出来ていたように思います。この調子でやっていけば、まだまだ面白いライブは続けられそうな手応えも感じられましたし、まず1日目は無事に終えられたと言って良かったと思いました。
 この後、飛び入りで三線を持って演奏を行った方がいたのですが、樹明は早速その演奏に加わったりしていましたからね(笑)。そして、楽しそうに演奏してましたから、その意味でも幸先は良いのではないでしょうか。今後が楽しみな1日になったとも思います。
 そして、この日の宿は、ちゃんとしたビジネスホテルにてでした。…後々に振り返れば、この日が一番豪華な日だったかもしれません…。まずは1日の移動の疲れを癒し、2日目以降に備える事にしましょう。

   8月22日(2日目)
 この日は朝9:30にはホテルを出て、2日目の演奏場所である京都の方に早々と向かってしまいました…。まだ神戸という地を堪能できたとは言えませんが、基本的に、早めのうちに当日の演奏場所である地域に向かうのが“伊藤さん流”でもあります。ここは従うしかありません(笑)。
 そして向かった先は、〔さばいばる伊藤、中部・関西ツアー(2008.5.1~5.6)〕でも寄らせて貰った(自分達は演奏はしていませんが)、京都の嵐山にある“音や”というお店でした。ここは、今年の5月に伊藤ユニットで中部・関西ツアーを行った時に、ボーカルの、Daddy 津田さんが演奏したお店もあるのですが、その時の Daddy さんの送迎を、何故か自分達がやってまして(笑)、更にその時に今回のブッキングまで取り付けてしまったのです。なので自分達はお馴染みのお店でもあるのですが、お店のママさんの暖かさも相まって、「ただいま」とでも言いたくなるような…、そんな落ち着きを感じさせる魅力は健在でした。

   以前とは反対側から撮った“音や”…左は桂川です

 この時点でまだお昼前だったので、リハーサルまでどうしてようかと思いましたが(まあ、そういう思いになるのは予想できましたが…)、せっかくなので周辺観光をしてくる事にしました。自分も嵐山を歩くのは大学生以来の事ですし、樹明にとっても夏休み気分を味わえる時間になるかもしれません。当の伊藤さんはというと、ビールを飲んで、お店の奥の方で横になってしまいましたが(笑)、まあ伊藤さんに“観光”という文字も似つかわしくないので、あとは樹明のお母さんと自分の3人で街?に繰り出しました。

   これが嵐山の風景でもあります   木材風の面影が残る鳥居に注目です

 最初は嵐山の中心街を…と思ったのですが、さすが夏休みで、人の多さが自分達には堪えます…。あまり人の多いところを嫌う自分達は、早々と街中は通り過ぎ、近くの竹薮の道の方に歩いていきました。その先には、縁結びの神様としても有名な野宮神社がありましたが、進学の神様としても重要なのだそうで、これは樹明の今後の為にも…と、足を運ばせて頂きました。樹明自身はどういった思いでお祈りをしていたのでしょうか。

   小さな…では無いんですよね(笑)   どこかで見たような絵もありますね…(笑)

 そして更に歩くと、“日本一ちいちゃな美術館”と書かれた建物がありました。第一印象では民家にしか見えない感じでしたが、これは気になるばかりか、入場料が100円というのも特筆ものです。興味本位で中に入ってしまいましたが、確かに展示場所は小さく、そこは一部屋に数枚の絵が飾ってあるだけというものでした。基本的には、ゴッホやシャガールなどの有名な作品の模写が置いてあり、なかなか見て楽しいものでした。今回は戴きませんでしたが、コーヒー等の飲み物も注文できるそうで、お店の方との会話を楽しみながら、雰囲気を楽しむ事が出来るのではないかと思います。

 さて、ここまで嵐山を回ってきたわけですが、先ほどから樹明が「金閣寺に行きたい!」と豪語しております…。金閣寺のある場所はここから近くはなく、行って帰って2時間は見ておきたいのですが、自分も中学以来、久しぶりの訪問でもあったので、ついついそちらに足を運んでしまいました。
 嵐山からは京福電鉄(“嵐山線”という路線なので、愛称として“らんでん”と呼ばれています)という、路面電車みたいな鉄道で向かったのですが、この路線がまた自分には楽しくも感じました。特に、支線となる北野線には今回初めて乗った事になったので、その点でも充実した時間でもありました。振り返って考えてみてみると、自分は金閣寺より、この鉄道の方を楽しんでいたように思います(笑)。

   なかなか風情がある京福電鉄   意外と山の中っぽい所も走ります

 そして、北野線の終点である北野白梅町駅から歩くと約20分、金閣寺の入口に到着しました。普通は京都市のバスとかで訪れるのでしょうが、こういった行き方もなかなかオツではありました(帰りは若干大変でしたが…)。入口の向こうにそびえる山には“大文字”も見る事ができ、改めて京都に来たんだなと感じさせてくれます。そしていよいよ金閣寺との、樹明に限っては初めてのご対面です。

   金閣寺の入口付近です   定番の構図です


 樹明「おお~!」


 一同「……。」


 樹明「……。」


 一同「…で、その先は…?」


 樹明「……?」


 …という事で、樹明はとても感動していた…という事にしておきましょう(笑)。この後、足早に嵐山に戻ったという事は言うまでもありません。

 さて、音やに戻れたのが16:00過ぎだったでしょうか。リハーサルも行い、他の対バンのメンバーとも合流し、いよいよ本番を迎えます。
 …と、その前に、ツアー恒例?樹明の家庭教師をする時間がやってきました(笑)。いつから恒例になったかは分かりませんが、樹明はとにかく数学が苦手で(特に関数!)、このツアーを利用して、自分が少しだけ数学を教える事になっていたのです。実は問題集も、1日前の三ノ宮で購入しており、これは復習というものになりますが、せめて夏休みが終わる直前までには理解してほしいとの思いを込め、全力で先生になりきりました。…とは言え、自分の片手にはビールが仕込んでありますが…(笑)、もしかしたら目の錯覚かもしれません。

   こんな先生で良いのでしょうか…(笑)   いい意味で、京都っぽくない感じかもしれません

 この日の対バンでは、以前〔第1回?平和を願うコンサート in 埼玉〕に参加して頂いた、長野友美さんも出演して下さっていました。長野さんは長崎県出身ですが、今は京都を活動の拠点とするシンガー・ソングライターで、ギター1本で歌を歌い続けている方でもあります。以前、伊藤さんと Daddy さんの2人が合同ツアーを行っていた時に知り合った方らしいのですが、その縁から、伊藤さんは埼玉の入間にも呼んだり、そして今回のように京都でライブをやる時に対バンとして呼んだりと、ホント人と人の出会いは分からないものですね…。長野さんの歌声は特徴あるもので、ささやく様に、それでいて空気感を大切にするというか、一気に自分の空間を作ってしまうという魅力があるように思います。以前聴いた時は狭山の、あの暑い暑い最中での空間でしたが、こちらはホームである京都の空気感と言いますか、それでもどこか夏らしい雰囲気を感じた自分がいましたね。また一緒にライブをやっていきたいものです。

 そして、この日のライブのトリが自分達でした。今までお洒落な雰囲気を作ってきた中で、自分達の音楽を披露するというのはどうなんだろうかとも思いましたが(笑)、ここは自分達らしい音楽をやっていきたいものでした…。実は最初の選曲の段階では、他の対バンの音楽にあわせて静か目の曲をやろうと言っていたのですが、そんな遠慮は必要無いと、自分が修正させたのです。
 確かに、その方が自分達らしさを素直に出せ、そしてお客さん的にも印象深くも残るのです。この日は皆調子が良かったのか、大変楽しい時間が過ごせたように思いました。皆パワフル且つ、演奏的にも攻めの姿勢が目立ちます。そんな時、樹明を見ると、大変な事態が起こっていました。


 鼻血です(笑)。


 …どうしたのでしょうか、興奮し過ぎたのでしょうか!…途中からティッシュを鼻に詰め込んで、そのまま演奏は継続しましたが、若さ溢れるパフォーマンスを見たような気がしましたね。これで一気に、場の雰囲気も和らいだような気がします。緊張と緩和が同居したライブでした。なかなかに面白かったですね♪

   元気な若者ですな(笑)   この家族は、どこでも生きていけるような気がします…

 そしてこの日の宿泊場所は、1人1泊2000円以下のゲストハウスにてでした。辺りは暗く、一瞬大丈夫なのかとも思いましたが、ある意味京都らしい宿泊施設だとも思いました。また明日に向けて、頑張っていきましょう!

   8月23日(3日目)
 この日も、朝10:00には宿を出発しました。どうやら天気は雨のようで、昨日までの暑さが嘘のように、何だか肌寒い朝でした…。この日はまた大阪方面に逆戻りして、天王寺近くの桃谷という所でライブをやります。ところで今回のツアーでは、三ノ宮ではホテル、京都ではゲストハウス的な所に泊まってきましたが、この日は伊藤さんの知り合いの家に泊めて貰える事になっていました(だんだん値段が安くなっていく事に注目です…笑)。それは大阪の八尾という所でしたが、まずこの日はそこに向かう事にしました。宿を出て、初めて明るい中で宿の全景を見ましたが、成程…という思う以外に言葉は出ませんでした(笑)。

   右の建物がそうです

 八尾までは高速道路でずっと行けるので、朝ご飯を食べてもお昼前には着く事が出来ました。伊藤さんの知り合い…とは言っても、伊藤さんのライブに何回か見に来てくれた関係で自分の事も覚えて下さっていて、そこは気さくに接してくれました。ここにはその方の事務所があり、そこに寝泊りしてOKという事だったのですが、本当に綱渡りのように自分達は寝泊りを繰り返していますよね(実際、京都での宿泊場所は、当日に調べて予約したのですから…)。
 さて、この日のお店の入り時間は17:00頃だったので、まだまだ時間がある…という感じだったのですが、自分はせっかくなので、この空き時間を利用して大阪市内に繰り出しました。こちらに自分の知り合いがいて、その人に会う目的もありましたが、更には大阪市内の鉄道に乗る目的も有りでした(笑)。自分は13:00頃に出かけたので、用意された時間はたったの4時間だったわけですが、それでも、現在の東京では見る事のできない車両の数々に乗る事ができ(普通の人には分からないかもしれませんんが…)、ここでも大阪に来た感触を得る事が出来ました。自分にとっては、これは大事な時間でもあるのです。

   中央線ではなく…大阪環状線です   この201系のこの塗装車は、関西でしか見られません

   こちらは阪和線です…以上3枚とも天王寺駅にて   車両は、大阪環状線に乗り入れる関空快速223系

 東京でも見れるのでは?…とか言わないで下さいね(笑)。そんなこんなで電車で巡る事数時間…、そのまま向かった先は、桃谷 Anie というお店でした(右上の写真が、最寄り駅の桃谷駅です)。
 ここでは、前に伊藤さんがソロで出演した事があったそうですが、もちろんこのユニット編成では初めての出演となります。ステージの後ろの壁には、これまでに出演してきたアーティストさんの写真が、散りばめるように貼ってあり、その中には伊藤さんの姿もありました。その瞬間瞬間を大事にしているというお店の意向が伝わり、自分達も頑張ろうという思いが生まれてきたものです。

   喫茶店みたいな雰囲気もありますね   後ろの壁に貼ってある写真が、出会いの大切さを感じさせます

 さて、本番が始まったのは20:00を過ぎてからでした。お店は多くのお客さんに来て頂き、なかなか盛り上がっております。自分達は2バンド目(この日はツーマンだったので、必然的にトリですね)の出演で21:00頃からでしたが、まだまだお客さんの盛り上がりが冷める事はありませんでした。
 この時点で外は大雨になってしまっていたのですが、そこに感化されてはいけません。自分も伊藤さんを盛り上げるべく、いつも以上に熱を入れた演奏を披露していきました。そこは樹明も同じだったようで、最初から飛ばしていったような感じもありました。しかし嬉しかったのは、ここでお客さん方も自分達に付いてきてくれて、一緒に盛り上げる事が出来た点でした。関西だから?…と考えるのは些か短絡的過ぎますが、演奏していて、客席から後押しが伝わってくるのが分かるのです…。この熱さは独特のものを感じましたが、とにかく楽しいライブになりました。約1時間の演奏時間でしたが、何だかあっという間という感じでしたね。
 お店からしたら、自分達は今回初めて出演したユニットになるわけですが、是非次回も出演して下さいという声が掛かったのは嬉しかったです。ただ、場所が大阪だけに、しょっちゅう…というわけにはいかないのですが、とりあえずは12月の年末間近くらいに来る事を約束しました。もちろん、この為には自分達も頑張らなければいけませんが、そんな思いを胸にお店を後にした感じです。また気持ち良い思いでライブをやりたいですね!

   ラーメンというか、“帯広豚丼”に注目!   やはり豚丼に注目して間違い無かったです

 八尾の事務所に戻って、もう皆疲れて寝ようかという感じでしたが、自分はそこを抜け出し、帰る途中に目に付いたラーメン屋に出向いてしまいました。ラーメンそのものは別に良かったのですが、何に目がいったかというと、お店に書いてあった“帯広豚丼”というものでした。見た瞬間に、一気に6月に行った帯広の事が頭を過ぎったのは言うまでもありません〔黒光由佳、北海道ツアー(2008.6.28~7.2)参照〕…。そして予想通り、豚丼は最高でした(ラーメンは…まあ普通でした…笑)。ここで帯広の思い出が蘇ってくるのはどうかと思いましたが、印象深い夜になったのは確かでした。さて、あと1日、頑張ってやっていきましょう!

   8月24日(4日目)
 この日は泊まらせてくれた家の方の都合で、朝8:30には事務所を後にしなければならなかったのですが、とにかく今一番したい事と言えば、風呂に入りたい…。ただそれだけでした。…というのは京都ではゲストハウスでの宿泊だったので、風呂が付いているわけでもなく、ここ八尾では事務所での宿泊という関係上、シャワールームも付いているわけがなく…、とにかく身体の汚れを落としたい気持ちで一杯だったのです。ここ八尾にスーパー銭湯があるというのは聞いていたのですが、この時間からやっている筈もなく、とりあえずは移動するしかありませんでした。しかし、この日は滋賀県の甲賀という所で演奏する予定で、道中は名阪国道という道路を通っていく事になったのですが、途中の伊賀上野という所でスーパー銭湯があるのをネットで発見し、まずはそこに向かう事になりました。営業は朝10:00からでしたので、これなら丁度良い時間に着けるかもしれません。

   アップダウンが激しいのが、東名阪国道の特徴です   この左の路肩こそが、苦い思い出の場所です…

 そんなわけで、名阪国道を通って伊賀上野に向かったのですが、この名阪国道は、自分達にとって、苦い思い出のある道と言わざるを得ません。…というのは、昨年の夏に同じく伊藤さんのツアーでこの道を通っていた時、走行中の車がオーバーヒートを起こしてしまい、その場で修理をしなければならなくなったからです(そしてそのまま電車で次の演奏場所に向かいました)〔さばいばる伊藤、日本海・九州ツアー(2007.8.6~2007.8.17)参照〕。そんな過去があった為に、この日も道中はドキドキものだったのですが(笑)、何とか無事に伊賀上野に辿り着く事は出来ました。確かに、名阪国道は山を越えるように道が造ってあるので、車には酷な経路だと改めて思いましたが、とにかく伊賀上野に着いてホッとした事を覚えています。

   立派な建物です   これも実は、伊藤さんツアーのお馴染み光景でもあるのです

 そして、2日振りのお風呂…、気持ち良い事この上ありません。標高の高いところなのか、露天風呂では涼しい空気に包まれるのも良かったです。最高のリフレッシュになりましたね。伊藤さん夫妻は、建物の横に売っていた直売の野菜、果物などを購入していました。平和な光景ではございませんか(笑)。

 そして更に車を走らせる事約40分、この日の演奏場所に到着しました。先程まで曇りがちだった天気も、この時にはお日様が顔を覗かせ、青空が見えてくるようになったのも嬉しい出来事でした。ところで、演奏場所というのは今回は特殊なのか、駐車場の横のスペースを使っているという感じの所でした。僅かばかりのスペースでしたが、そこには座席やステージが設置され、幾つかのテントも張られ、何だか小さいお祭りの始まりを見ているような気分でした。
 今回は野外のイベントなのだそうで、甲賀にある“竹の音”というお店が主催になっているのだそうです。今回はお店での演奏ではありませんが、ここのスペースを貸し切り、5、6組のアーティストがステージに立つのだとか。その一環として、自分達も演奏をするというわけなのですね。成程成程、今始めて理解しました(笑)。

   正に“夏”という感じですね   車でちょっと行くと、周囲はこんな感じです

 しかし、周囲は“町”と呼べるような場所ではなく、どちらかというと“集落”という感じだったでしょうか。向かいには小学校があったのですが、それ以外に目立つ建物はなく、本当にここに人が集まるのだろうかと思わざるを得ない状況でした。
 それでも、順調にリハーサルは行われていきました。やはり自分達は今回のトリを務めるようで、リハーサルは逆に一番初めだったのですが、またまた本番まで、かなりの時間が空いてしまう事になりました。しかし、嬉しい事に楽屋が用意されていて、そこにビールを持ち込んでは自分達は横になってしまったのです。そのまま数時間寝てしまいましたが、よく考えたら、ここは出演する皆さんの楽屋だったのではないでしょうか。たまに楽屋の前を通る方に、その旨を伝えたりはしたのですが、誰もが「あ、使ってて良いですよ」…と言ってくださるのです。何だか気を遣われてしまってますね…。申し訳なかったです。

 さて、ステージのほうに戻ると、先程までの静かな状況が一変で、多くのお客さんが集まってきているではありませんか。一種の村興しみたいな感じがしましたが、遠くは京都、大阪から訪れてきている人もいて、人の繋がりの凄さを感じざるを得ませんでしたね…。出演するアーティストもバラエティー豊かで、歌う人はもちろんですが、ダンスや自転車パフォーマンス、更には場所を提供してくれた蕎麦屋の店長の包丁さばき?も見れる等、本当に変化があって面白かったです。その間には辺りの日も暮れてきて、より祭りらしい雰囲気にもなってきました。

   企画者の方のライブ中です…面白かったです(笑)   なんだか目出度い雰囲気がありますね(笑)

 そして、20:00を回って自分達の出番となりました。今ツアー最後の演奏です。気合を入れて臨まなければいけません。お客さんはまだまだ沢山残って頂いて、空には星空が瞬き、なかなか良い環境で演奏が出来るのではないでしょうか。
 それでいて、音がよく聞こえるのも特筆ものでした。大抵、こういった野外のイベントというのは、音の環境があまり良くなく、自分の音を聞くのがやっとという感じなのですが、この日はPAの方が優秀なのか、本当にやりやすい状況で演奏する事が出来ました。最高の状態を作って下さった皆さんに感謝ですね。
 この日も初めから飛ばしていきました。野外ですので、静かな曲を多くやってしまうと、どうも状況的にしんみりとしてしまいます。ここは景気良く演奏したいところであり、元気な自分達を見せるのも大事なポイントだと思ったのです。実際、それらを見てくれたお客さんにも喜んで頂いて、その光景から更に熱を込めて演奏し、相乗効果というか、このステージだからこその演奏が出来たように思いました。お世辞ではなく、4日間の集大成のライブになったと思います。どうもお疲れ様でした!

 演奏が終わって、何だか気が抜けた感じになってしまいましたが(笑)、横の駐車場のスペースに、望遠鏡で星を見れるブースがいつの間にか造られており、そこでは何と木星を見る事が出来ました。あの独特の横の縞模様がはっきりと分かるほど綺麗に見え、星空の下での演奏後に、何だか神秘的なものを感じてしまいましたね…。これも、良き夏の思い出になった気がしました…。ここで出会った方々は皆暖かく、その思いも大事にしまっておきたい感じです。皆さんありがとうございました!

   深夜のような雰囲気ですが、まだ21:30ぐらいです   左上のモニターに注目です!

 そして、この日はこのまま夜通しで東京に帰る事になります…。このライブ会場を後にしたのは21:00過ぎくらいだったでしょうか。辺りは真っ暗で、もう深夜のような雰囲気でしたが、これもこれで味のある最後の日だなと思いましたね。若干道に迷いましたし…(笑)
 ところで、途中の高速道路のSAに寄ると、そこには北京オリンピックの閉会式が行われているのを見る事が出来ました。こちらも祭りの後…といった状況でしょうか。規模は全く違いますが、それでもどこか、思いを重ねてしまったところはあるかもしれません。何を言っているんだと思うでしょうが、ツアーの最終日くらいは感慨に耽っていたいものなのです。また気持ちを新たに、今後も頑張っていきたいと思いましたね。

   8月25日(5日目)
 そのまま夜通し、夜通しで、自宅に着いたのは朝の5:30過ぎくらいでしたか…。さすがに心身共に疲れてしまいましたが、夏の最後のツアーという事で、どこか満足感が自分を包んでいましたね。遠出は大変ですが、この充実した気持ちは他には変え難いものがあります。これからも大変な事は続いていくのでしょうが、それでも自分の挑戦は終わらない…というのは、改めて言うまでもありませんね!どうもお疲れ様でした♪

 ☆さばいばる伊藤さんのHP…http://su-zan.net/survival/

 ☆三ノ宮(神戸)Laguna Beach のHP…http://sound.jp/laguna-beach/

 ☆嵐山(京都)Live restaurant 音やのHP…http://www.k2.dion.ne.jp/~otoya/

 ☆桃谷(大阪)Anie のHP…http://www5.plala.or.jp/livecafe-anie/

 ☆甲賀(滋賀)竹の音のHP…http://www.takenone.net/

 ☆京福電気鉄道のHP…http://www.keifuku.co.jp/

テーマ:音楽のある生活 - ジャンル:音楽



プロフィール

竹内

Author:竹内
1980年1月29日生まれのO型。
3歳からクラシックピアノを始め、
高校ではジャズに目覚め、大学では
バンドも経験する。現在は関東を
中心に、ライブハウスやホテルの
ラウンジ、レストラン等で演奏を
行っている。また、写真好きが興じて
簡単な写真撮影の仕事もしている。
…そんな29歳です。



次回のリーダーライブ

2010年2月7日(日)
外苑前 Z・imagine
Open…18:00~(予定)、
1st.…18:30~、2nd.…20:00~、
Charge…2700円(ドリンク別)
(Pf)竹内大輔
(B)池田暢夫
(Ds)佐々木俊之



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